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更新日:2023.02.10
登録日:2022.10.20
マンションの3LDKで人気の間取り3選!部屋選びで注意するポイントも紹介
3LDKは、その広さや部屋数の多さからマンションの間取りの中でもとくに人気がある間取りです。マンション3LDKの間取りには、特徴的な多くの間取りが存在します。
マンションの間取りを選ぶ際は、自分に合った間取りを選ぶのが一番です。しかし、どのような間取りがあるのか、それぞれの特徴を知らなければ選ぶのは難しいでしょう。
本記事では、マンション3LDKの代表的な間取りと、人気がある3つの間取りについて詳しく解説します。部屋を選ぶ際に注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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3LDKとは
3LDKとは
3LDKとは、3部屋+リビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchen)で構成された物件です。それぞれの頭文字を取って「3LDK」と呼んでいます。
部屋の配置に関しては、物件によってさまざまです。リビングを中心として3つの部屋が配置されている物件や、それぞれの部屋が独立した配置の物件などがあります。購入や賃貸を考える際は、部屋の間取りや価格だけでなく部屋の配置についても注目してください。
なお、マンションの間取りの基礎知識については、こちらの記事でもご紹介。3LDK以外の間取りも気になる方はぜひ読んでみてください。
3LDKはファミリー層向けの物件
3LDKはファミリー層向けの物件
3LDKは、専有面積の広さからファミリー層向けで、3人〜4人で暮らす方におすすめの物件です。
3つの部屋は寝室や子ども部屋、書斎などとして、リビングは家族で団欒するスペースとして使えます。ただ、広さに関しては人によって感じ方が違いますので、3LDKに2人で暮らしたいと感じる方もいるでしょうし、4人家族で4LDKや5LDKのほうが良いと考える方もいるでしょう。
また、リビングの広さを求めないのであれば3DKにする選択肢もあります。いずれにしても部屋ごとの用途や求める広さを明確にしていくと、適切な部屋数や部屋の広さが見えてくるはずです。具体的には以下のことを検討しましょう。
・書斎は必要か
・寝室は1つで良いか
・家族の人数が増える予定があるか
・リビングに広さを求めるか
こういったことを一緒に住む方とよく相談しながら適切な物件選びをしていきましょう。
マンションの専有面積について知りたい方は、以下記事も読んでみてください。
専有面積とは?ベランダやロフトは含まれる?計算方法も詳しく解説!
マンション3LDKの代表的な間取り3種類
マンション3LDKの代表的な間取り3種類
ひとえにマンション3LDKといっても、さまざまな間取りが存在します。間取りによって、同じマンション3LDKでも体感の広さや部屋の雰囲気は変わってくるでしょう。
マンション3LDKの中で代表的な間取りは、下記3種類の間取りです。
・田の字型
・ワイドスパン型
・センターイン型
間取りごとの特徴について、詳しく解説します。
田の字型
田の字型は、マンション3LDKの中でもとくに多い間取りです。外廊下型のマンションでよく見られる間取りであり、各部屋の独立性が高いという特徴があります。
中央を廊下が通り、廊下の中心付近には垂直に洗面所やお風呂、トイレなどの水回りの線が配置されていることが多いです。廊下と水回り、そしてその線を隔てて設置された4つの部屋の形から田の字に見えることから田の字型と呼ばれます。
廊下があるため採光が一部だけになることや、玄関側の部屋が外廊下と隣接しているため窓を開けにくいなどのデメリットもあるので注意しましょう。
ワイドスパン型
ワイドスパン型とは、一般的にバルコニー側の開口部が7m以上の間取りです。部屋全体がワイドなため、奥行きが短く採光が取れます。
また、玄関から各室の動線が短く、長い廊下を必要としません。そのため、間取りの自由度が高く、各室の面積を広く取れます。
ワイドスパン型の間取りは、リビングを中心とした間取りになることが多いです。家族間のコミュニケーションが取りやすい一方で、来客時は部屋を移動する際に顔を合わせる機会が多くなるでしょう。
センターイン型
センターイン型とは、部屋の中央に玄関が設置されているタイプの間取りです。玄関から左右にエリアが分かれているため、リビングと寝室などが離れている間取りが可能となります。
来客時にリビングを使用する際も、寝室などを見られることがありません。各室が独立している部屋を選ぶ際は、センターイン型がもっとも確実でしょう。
しかし、価格が割高になることや人の出入りがわかりにくいというデメリットもあります。
鑑定士コメント
3LDKマンションを選ぶ際は以下のポイントをチェックしましょう。
・最も多くの時間を過ごす部屋はどこか(寝室、リビング、キッチンなど)
・出入りの激しい部屋はどこか
・リビングの日当たりや風通しはよいか
・家族全員がプライベートをしっかり確保できるか
・キッチン、浴室、洗面所の広さ
住む人の年齢層や家族構成によって、どのような点が重要になるのか確認しておくことも大切です。
マンション3LDKの人気の間取り3選
マンション3LDKの人気の間取り3選
マンションによってさまざまな間取りの3LDKがありますが、どのような間取りが人気なのでしょうか。ここでは、とくに人気が高い下記3つの間取りをご紹介します。
・ルーフバルコニーがある間取り
・アイランドキッチンがある間取り
・全室が横並びの間取り
それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
ルーフバルコニーがある間取り
ルーフバルコニーとは、階下の屋根部分を利用したバルコニーのことを言い、ルーフテラスとも表現されます。室内と同程度の面積がある場合もあり、ルーフバルコニーに憧れを持つ方もいるのではないでしょうか。
マンションの管理規約などにもよりますが、ガーデニングやバーベキュー、アウトドア用品の洗浄、遊びの場など、さまざまな使用用途があります。リビングと部屋がバルコニーでつながっている間取りもあり、家族のコミュニケーションの場としても活用できるでしょう。
ただし、メンテナンスには気をつけなければいけません。ルーフバルコニーには屋根がないため、雨風にさらされる場所です。定期的に掃除を行わなければ、汚れや排水管の詰まりなどのトラブルが生じる恐れがあります。
アイランドキッチンがある間取り
アイランドキッチンがある3LDKは、リビングの開放感が魅力的な人気の間取りです。壁面ではなく独立した場所に設置されたアイランドキッチンは、リビングの中心として空間デザインに大きく関係しています。
複数人で調理できるため、家族で料理をしたり子どもにお手伝いの習慣をつけたりするのにピッタリなキッチンです。視界が開けておりリビング全体を見渡せるため、家族とコミュニケーションを取りながら料理できるでしょう。
しかし、アイランドキッチンを設置するスペースやその周りの通路が必要なため、間取り図以上にリビングが狭く感じる可能性があります。また、水や油はねでキッチンやリビングが汚れやすいため、こまめな掃除が必要です。
全室が横並びの間取り
全室が横並びの間取りで多いのは、ワイドスパン型やセンターイン型の間取りです。全室が横並びなため部屋ごとの日当たりの差がなく、どの部屋も同じ明るさを確保できます。
部屋が広く感じられたり、部屋が独立しているためプライバシーを確保できたりと、ワイドスパン型やセンターイン型のメリットを兼ね備えていることが特徴です。
間取りによっては、バルコニーも設置されています。
日当たりを良くするために、必然的にすべての部屋の窓が同じ向きに設置されているため、間取りによっては空気の流れが悪い場合があることに注意が必要です。
鑑定士コメント
間取り情報を集めるときは以下がおすすめです。
インターネット
新聞広告
折り込みチラシ
パンフレット
モデルルーム
手軽さならインターネット、間取りの全体的なイメージをつかむなら、モデルルームが向いています。お住まいの地域でマンションをお探しならば、新聞の折込みやポスティングされるチラシ広告にも注目しましょう。
3LDKの部屋選びで注意するポイント3つ
3LDKの部屋選びで注意するポイント3つ
使い勝手が良く、人気の3間取りである3LDKですが部屋選びでは注意するポイントもあります。とくに、将来の家族構成や家事動線、近隣とのトラブル防止の観点で注意すべき3つのポイントについて、その理由を解説します。
将来家族が増える予定があるか
3LDKは部屋数が多いため、比較的面積が広いです。夫婦2人だけなど、人数によっては部屋を持て余してしまうかもしれません。
広い間取りの3LDKは、その分家賃も高いです。将来家族が増える予定があれば良いかもしれませんが、広いという理由だけで選んだ場合は無駄に高い家賃を払わなければいけなくなります。
掃除など、日頃のメンテナンスの手間もかかるでしょう。本当に3LDKの間取りである必要があるか、ニーズに合わせて間取りを選びましょう。
家事動線を意識した間取りになっているか
人によっては、部屋の広さよりも重要になるのが家事動線です。一連の家事がスムーズにできるような間取りは、ストレスなく生活する上で欠かせません。
例えば、洗濯の一連の流れである「洗濯する・干す・しまう」が1箇所で完結すると、スムーズに洗濯できます。また、バルコニーに干す場合は洗濯機からバルコニーまでの距離が遠くないかなどを考える必要があります。
部屋選びの際は、実際に家事しているところをイメージして、家事動線に問題がないか確認しましょう。
防音対策ができているか
マンション3LDKはファミリー層が多い可能性があるため、防音対策ができているか確認する必要があります。防音対策ができていないと、近隣の生活音が聞こえることがあるかもしれません。
また、自分の生活音が近隣に聞こえないように気を使う必要もあります。ある程度の防音対策が施されている場合、生活音を防音して騒音トラブルを回避できるでしょう。
とはいえ、すべての生活音を遮断できるわけではありません。ファミリー層が多い可能性があることを把握しておき、理解した上で選ぶようにしましょう。
まとめ:3LDKマンション選びは間取りと注意点を理解しておこう
まとめ:3LDKマンション選びは間取りと注意点を理解しておこう
3LDKの間取りは、ニーズに合わせてさまざまな間取りがあります。自分の生活サイクルやこだわりなど、重視するポイントに合わせて間取りを選びましょう。
また、間取りを選ぶ際は、家事動線や住む人数、防音対策などに注意が必要です。広さだけではなく、さまざまな要素を総合的に判断して間取りを選びましょう。
マンション3LDKは、ファミリー層が比較的多い間取りです。とくに騒音トラブルには注意しなければいけません。ぜひ、自分に合ったマンション3LDKの間取りを見つけてください。
不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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