ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/11/25

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

「モンナカ」の愛称で呼ばれるエリア。江戸時代に門前町として商店が出来た。今も江戸情緒あふれるエリアは下町の雰囲気と色々な出店、飲食店があって、一日中ぶらぶらしても飽きのこないエリア。

 

伊能忠敬も住んでいたそうで、そんな人を思い浮かべてポタポタ散歩するとなんだか江戸時代に繋がっている気になる。

 

 

今日はたまに食べたくなる絶品粕漬け魚を食べに深川不動尊近くへ奥様に付き合ってポタポタ散歩。

 

 

「近為 深川一号店」

門前仲町駅から徒歩5分。11時半に店の前に到着するも、すでに満員。店は11時オープン。

 

大人気で外に並んでいる人は既に10人を超え、外の長椅子で待つこと20分(ちょっと寒いワン)、店内に入って目の前にお漬物が置かれながら、奥様待つこと10分経過。お漬物だけ食べ始めても良いのだが、やっぱりご飯を待ちたいみたいだワン。

 

お茶を飲んで着膳を待つ。結局店の外と中で35分待ちで食事スタート。

 

オーダーしたのは「京合わせ(税込1590円)」。

 

 

鮭の粕漬け、さわらの粕漬けの半身セット。

ひと口食べると、発酵食を食べてる事をキッチリ気づかされる。旨味たっぷり、魚の皮まで美味しくなっている。

 

その上のセット「3点盛合せ(1790円)」は若鳥の味噌漬けが付くが、今日は肉を食べる気分にならなかったのでパスしたみたいだワン。

 

 

お新香は「赤カブ、きゅうり、大根」。これがさすがにお漬物専門店だけあって美味しくて主役級。

味噌汁も美味しく、具には千切り大根と油あげ。

 

 

あと、小皿に「ちりめんじゃこ」。これも食のアクセントとしていい役割をする。

炊きたてご飯に乗せて食べると、これまた立派なご馳走になる。

 

 

テーブル上にたっぷりお茶の入った急須が置かれていて、グループごとに自由に飲める形。

 

 

甘味にわらび餅もついて満足セット。

 

 

その後深川不動尊にポタポタ散歩。

 

 

深川不動尊は成田山新勝寺の東京別院。関東大震災や東京大空襲などで何度も火災にあったが、本尊は守られ続けている。

 

小一時間散歩して疲れたので奥様は甘いもの補給に。

 

 

SW 「いり江」へ。

この店、元々、蒟蒻・寒天の製造をしていたが諸処の事情で昭和45年に「甘味処 いり江」としてオープン。

 

ホームページによれば、店名の「いり江」とは、外に出ていた船が戻ってきた時にホッと出来る場所の意味合いだそう。

 

 

 

この日オーダーしたのは「クリームあんみつ」、「ところてん」、そして何故か懐かしくなって「ソーダ水(360円)」。奥様よく食べるワン。

 

ところてんは弾力もあり、風味もあって辛子と和えて食べると美味しい。

 

「クリームあんみつ」は掛ける蜜を白蜜か黒蜜か選ぶ。中に入るアンコはこれ以上甘いと食べにくいが、自家製の寒天と合わせて食べるとなんともバランスの良い甘味となる。

この寒天は「神津島産」と「大島産」の天草を7対3の割合で作った物。海にちなんだ「いり江」と言う店名のごとく磯の香りのする寒天。癒される味で、味わいも香りも喉ごしも良い。

豆は北海道富良野産の赤えんどう豆。

餡は、北海道十勝産の小豆。きめ細かく練り上げられている。

 

ソーダ水はあの時のあのままの味。みんなで集まって飲んでいた昭和ののんびりした時代を思い出す。確かに食べて帰る頃には、気分がほっと落ち着いていたワン。

 

 

お腹もいっぱいになったので散歩しながらパンを買いに向かう。

 

 

B 「トリュフベーカリー」

去年2017年末にオープンしたそのパン屋はワタシの鼻にビンビン来る。

門前仲町にある「Truffle BAKERY(トリュフ ベーカリー)」。

 

おシャレな空間のパン屋さん。

所狭しとかなりの種類のハード系、ソフト系、惣菜系、甘い系が並んでいる。

 

折角だからトリュフ風味の強い「トリュフの卵サンド(580円)」、「白トリュフの塩パン(150円)」、甘い系の「シナモンロール」を購入。

 

 

「トリュフの卵サンド」は封を開けるとトリュフの匂いがどっと出てくる。そしてその匂いが半熟玉子にまとわって、単なるサンドイッチを食べてる気分とは全く違うアガリ方。

 

「白トリュフの塩パン」はこれまた特別感。

トリュフオイルとトリュフ塩を感じつつバターと白トリュフの香りにやられる。

もうワタシは興奮しっぱなしだワン。

 

「シナモンロール」はクリームがたっぷりで、なんだか食べててワクワクする。

 

 

ここで坊ちゃん登場。なんと近くのお寿司屋さんで飲みながら食事することにしていたんだそう。iPhoneで近くにいます、と出たので、「あっ、いるね」と奥様がつぶやいた。

 

 

坊ちゃんが今日行くのは「鮨 あおき」

 

 

門前仲町の地元人気のお寿司屋さん。カウンター満席で座敷にて食事することに。

 

ツマミをアラカルトでいただき、後半にお任せの握り12貫をオーダーした。

 

ツマミ、美味しい。

 

 

まずは「白魚」のお通しから。

 

 

「シシャモのオス」…身が大きいシシャモ。オスは卵持ちのメスに比べあのプチプチ感もないので安いらしいが、旨味は十分ある。

 

 

「真鯛の白子焼き」…唐辛子を少し振ってピリ辛ぷちの食感と甘味が美味い。マストアイテム。

 

 

「銀鱈の西京焼き」…脂が乗った銀鱈、とても美味しい。オーダーマストアイテム。

 

 

「サザエの壺焼き」…普通に美味しい。醤油の出汁の濃さはちょうど良い。

 

 

「サザエの壺焼きの残った出汁で、壺の中にご飯を入れた焼きおにぎり」は15分後くらいに出てきた。これはたいそう美味しかったと、坊ちゃんは帰宅してから言っていた。

次来ても絶対オーダーマストメニュー。

 

ここから握り。

 

 

「マグロ赤身、中とろ、鯵、イカ、海老」等、9貫。…実はこの中盤あたりで満腹。

 

 

「あさりの味噌汁」…箸休めにちょうどよし。

 

 

「ヒモきゅう巻き、鉄火巻き」、軍艦巻きは「うに、いくら」そして握りの「穴子」、「玉子」で〆。

 

とても、見た目もいいし、ネタも良くて、サイズも小ぶりでちょうど良いのだが、坊ちゃんにはすし飯が酢も塩もちょっと弱かったんだとか。まあ、血圧のためには良いと思うワン。

 

 

一方奥様の方は友人のトンさんと待ち合わせして、3年ぶりに「みかわ是山居」へ。

 

 

天ぷらの神様と呼ばれる亭主の早乙女哲哉の天ぷらを食べに来た。

 

カウンター席、横から揚げるところが見える特等席へ。

早乙女さんの仕草のひとつひとつがじっくり見れる。

 

 

お通しの「枝豆・おぼろ豆腐」、「いくら」といただいたあと、いよいよ天ぷら「海老2尾」からスタート。

 

 

そして「海老頭2ケ」、「キス」と続く。

 

 

昔、早乙女さんが茅場町のみかわで揚げていた時に、イカってこんなにあげる人によって味が変わるのか?と感度すら覚えた「スミイカ」が出てきた。あの時ほどの感動はないが、確かに柔らかく絶妙に揚げられたイカは甘〜い味がじんわり伝わりたまらない。

 

 

ここで箸休めの

「焼き湯葉と海老真薯のお椀」…良いお出汁が出てホッとひと息。

 

 

「ウニの大葉巻き」…半生のウニをカラッと揚がった大葉と一緒にいただく。技の活きる一品。

 

 

「銀杏」…青々とした銀杏。

 

 

ここで、立派な松茸の天ぷらが出た!半分に分けて、ひとつはそのまま、もうひとつは酢橘と塩で…。匂いは強いわけではないが美味であることは確か。

早乙女さんの松茸の天ぷら食べられただけで、かなり満足。

 

 

続いて「メゴチ」。少しずつ塩と天つゆでいただく。

 

 

「穴子」…衣はサクサクに、中身はふっくらと揚げる。尻尾側は塩で、脂の乗ったお腹は天つゆで。

 

 

 

最後に野菜、

5種(椎茸、茄子、アスパラ、サツマイモ、シシトウ)の中から2種を選ぶ方式。英語も中国語にも対応メニュー。この日のカウンター10席のうち奥様たちともうひと組以外6名はアジア系の方々。

 

一緒に行ったトンさんが野菜でアスパラ、茄子をチョイス。奥様は椎茸とサツマイモもチョイスし、それぞれをシェアし合うことに。

 

 

〆は天茶で、これが山葵もいい具合に効いてスッキリ美味しい。

 

 

甘味は「花豆」…上品に甘く美味しい。

 

美味しい天ぷら屋さんがいっぱい出て来ている昨今、天ぷらの神様の揚げた品々は美味しいのは当たり前かもしれないがそれとは別に格別に有り難いものをいただいた感じがした。

 

揚げる時は真剣なので話しにくいが、揚げ終わってひと息ついている時に早乙女さんと共通の知り合いの話になった。かなり笑える話。

 

出る頃には次の回転のお客さんが待合室とともに外でも待機していた。すごい人気だワン。

 

 

さらにこの日はもう一軒、一杯飲みに。門前仲町にはいくつかステキなバーがある。

 

 

B&SBar C

少し早めに食事が終わって、バーでひと息しようとトンさんと奥様。

最近二次会もやらずに食事だけで帰るパターンが多いので、久しぶりに豊かな時間。

 

 

内観もオトナの雰囲気でシック。

 

 

 

お通しに「オニオングラタンスープ」が出て来る。続いて「いぶりがっこにマスカルポーネチーズ」。

ついでに煎餅やらナッツなど乾き物もオーダー。あれだけ食べてお腹はもはやいっぱいだと思うのだが。

 

奥様は癖のある「ラフロイグ」やら「ボーモア」を昔を懐かしむように飲みつつ、一緒に行ったトンさんはダークラム中心に数杯を楽しむ。ここのダークラム、エクアドルのものやら、パナマのカカオベースのラムまである。

 

奥様もトンさんもタバコを吸わないけれど、世の流れはあるもののこう言うバーまで禁煙にする必要はないと思う。かっこよく吸うタバコのシーンはそれだけで絵になるし、かっこよく吸える人はイイなぁと思うワン。

 

店は21時過ぎにはほぼ満席。人気なんだな。

ふらっと寄って、ワンショットだけ飲んで帰るも良し。

 

さあ、これから自宅に戻るが、さっき買ったトリュフパンの匂いがかなりしていて、この香りにまみれて帰るのも、ちょっと楽しい。

 

さて、門前仲町はまた数週間後に散歩しに来る予定らしい。

来週は奥様、映画が観たいらしい。ということはあのエリアだなぁ。と言うことは公園が近くあって嬉しいワン。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Swはスイーツ、Cはカフェ、B&Sはバー&スナック、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

* この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

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