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2024.03.22

住宅ローンの借入可能額の目安を年収別に紹介!年収が低くても審査に通るコツ

住宅ローンの借入可能額の目安を年収別に紹介!年収が低くても審査に通るコツ

住宅ローンの借入可能額は年収によって左右されます。より確実に返済するためには、いくら借りられるのか目安を把握しておくことが重要です。

一方で「自分の年収の借入可能額がわからない」「返済できるか心配」など、悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。無理のない資金計画を立てるために、基本的な知識をチェックしておきましょう。

本記事では、住宅ローンの借入限度額の目安を年収別にまとめました。住宅の種類別に必要な資金額や年収が低くても審査を通過する方法とあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

住宅の種類別に必要な資金額

住宅の種類別に必要な資金額

住宅の種類別に必要な資金額

実際にローンを利用して家を買った人々が、どれほどの額の住宅を購入してその金額は年収のどれくらいなのかを調査したデータは以下のとおりです。

 

住宅の種類

所要資金

年収倍率

マンション

4,848万円

7.2倍

中古マンション

3,157万円

5.9倍

土地付注文住宅

4,694万円

7.7倍

注文住宅

3,717万円

6.9倍

建売住宅

3,719万円

6.9倍

中古戸建て

2,704万円

5.7倍

※参照:2022年度フラット35利用者調査

 

注文住宅は「予定建築費+土地取得費」が、新築住宅や中古住宅の購入は「購入価格」が所要資金となります。

 

表の所要資金が住宅の購入に必要な資金の目安となります。所要資金はここ数年で全体的に上昇しており、この傾向はまだ続くと考えられるでしょう。

 

また、年収倍率とは所要資金を世帯年収で割った数値のことです。所要金額が年収の何倍に相当するのか比率で表しています。住宅ローンで借り入れる際に判断基準の一つとなるので、自分の年収から算出して事前に確認しておくと安心です。

 

※参照:住宅金融支援機構

住宅ローンの借入限度額は年収の何倍必要か

住宅ローンの借入限度額は年収の何倍必要か

住宅ローンの借入限度額は年収の何倍必要か

一般的に無理なく返済できる住宅ローンの借入額は、額面年収の5〜6倍以内(※1)とされています。たとえば年収が500万円のケースでは、2,500〜3,000万円が目安です。

 

年収倍率を計算することで、5〜6倍以内に収まっているか確認できます。ただし、年収倍率はあくまで参考値であるため、「返済負担率(返済比率)」をあわせてチェックしておきましょう。返済負担率とは、年間の返済額が額面年収を占める割合を指します。

 

住宅金融支援機構による金利のタイプ別(「変動型」「固定金利選択型」「全期間固定型」)返済負担率の調査(※2)が参考になります。

 

「変動型」「全期間固定型」は15%超〜20%以内、20%超〜25%以内の順で多く、「固定金利選択型」は20%超〜25%以内、次点が15%超〜20%以内との結果がでています。

 

以上のことから、返済負担率が20%前後なら、無理なく返済できると考えられるでしょう。

 

 

年収倍率

返済負担率

概要

所要資金を世帯年収で割った数値

年間の返済額が額面年収を占める割合

借入の目安

額面年収の5~6倍以内

額面年収で返済負担率20%前後

計算式

住宅ローン総額÷額面年収=年収倍率

額面年収×返済負担率(%)=年間返済額

年間返済額÷額面年収×100=返済負担率

 

金融機関では、住宅ローン審査をおこなう際の指標として返済負担率を用いています。金融機関や住宅ローンの種類、年収によって異なりますが、30〜35%を上限とするのが一般的です。(※3)

 

※1 参照:みずほ銀行

※2 参照:住宅金融支援機構

※3 参照:SBI新生銀行

住宅ローンの年収別・借入限度額の目安

住宅ローンの年収別・借入限度額の目安

住宅ローンの年収別・借入限度額の目安

住宅ローンの年収別に借入限度額の目安として住宅金融支援機構のシミュレーターを用いてシミュレーションを行いました。シミュレーション条件は以下のとおりです。

 

【シミュレーション条件】

 

・返済期間:35年

・返済方法:元利金等返済

・金利:1.44%(全期間固定金利)

・ボーナス返済なし

・諸費用はローンに組み入れない

・1万円以下は四捨五入

 

住宅ローンの借入を検討する際に、ぜひ参考にしてください。

年収300万円

返済負担率

借入可能額

月々の返済額

年間返済額

25%

2,060万円

6万

75万円

30%

2,400万円

7万

87万

 

年収が300万円の場合は月々の手取りは20万円ほど(※)でしょう。返済負担率が高いと、生活費が不足するリスクがあるので注意が必要です。

 

※参照:オリックス銀行

年収400万円

返済負担率

借入可能額

月々の返済額

年間返済額

25%

2,736万円

8万

100万円

35%

3,800万円

11万

138万

 

年収400万円のケースでは、月々の手取りは26万円ほど(※)と考えられます。返済負担率25%以下なら、無理なく返済できるでしょう。

 

※参照:オリックス銀行

年収500万円

年収500万円

年収500万円

返済負担率

借入可能額

月々の返済額

年間返済額

25%

3,429万円

10万

125万円

35%

4,800万円

14万

174万

 

年収が500万円では月々の手取りは33万円(※)が目安です。住宅ローンの返済に使える金額を計算したうえで、返済額を決めてください。

 

※参照:オリックス銀行

年収600万円

返済負担率

借入可能額

月々の返済額

年間返済額

20%

3,297万円

10万円

120万円

25%

4,121万円

12万

150万円

35%

5,700万円

17万

207万

 

年収600万円の月々の手取りは、38万円を目安(※)に考えましょう。ライフプランや家族構成をふまえたうえで、借入金額を検討することが大事です。

 

※参照:オリックス銀行

年収700万円

返済負担率

借入可能額

月々の返済額

年間返済額

20%

3,825万円

11万

140万円

25%

4,781万円

14万

175万円

35%

6,700万円

20万

243万

 

年収700万円なら月々の手取りは44万円が目安(※)です。返済にあてられる金額は多くなりますが、月々の返済額によっては生活を圧迫することがあるので注意しましょう。

 

※参照:オリックス銀行

鑑定士コメント

年収は手取りと額面どちらで考えたらよいのでしょうか?金融機関が借入可能額を計算する際に基準とするのは額面年収です。しかし、ローン返済者にとって、実際に手元に受け取れる金額は、額面から税金や社会保険料などを差し引いた金額となります。額面から20〜30%を引いた金額が手取りと考えましょう。額面年収だけで計算した場合、返済金額が大きな負担となるので注意。手取り収入を踏まえたうえで、返済計画を立てることが重要です。

住宅ローンの審査に年収が低くても通過するには

住宅ローンの審査に年収が低くても通過するには

住宅ローンの審査に年収が低くても通過するには

年収が低い場合でも、住宅ローンの審査を通過する方法はあります。

 

・物件の価格を抑える

・連帯保証人を配偶者にする

・自己資金を多めに用意する

 

3つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

物件の価格を抑える

購入する物件の価格を抑えることで、住宅ローンの審査に通過しやすくなります。年収が低い場合は、借入金額をなるべく減らすことが重要です。

 

中古物件など安い物件を中心にチェックしましょう。ただし、有担保ローンを利用する場合、物件の担保価値が低いと審査に通らなかったり融資額が減額されたりする可能性があります。

 

旧耐震基準のマンションや、築年数が経過した戸建て住宅は物件の担保価値が低い傾向があるので注意。住宅ローンを利用するなら、物件の価格とあわて担保価値を確認しておくことが重要です。

連帯保証人を配偶者にする

年収が低いことで住宅ローンを借りられない場合は、配偶者を連帯保証人にすれば借入可能額を増やせます。連帯保証人とは、契約者の返済が滞った際に支払い義務を負う人のことです。

 

配偶者と収入合算したうえで審査されるため、住宅ローンに通過しやすくなります。配偶者を連帯保証人とする「連帯保証型」のほかに、2人が連名で住宅ローンを契約する「連帯債務型」でも収入合算が可能です。

 

また、住宅ローンを夫婦で借りるペアローンという選択肢があります。2人で住宅ローンの契約者になることで、それぞれが収入に応じた借入が可能です。

 

契約が2本になることで印紙代・手数料が別々にかかり、団体信用生命保険もそれぞれ加入する必要があります。住宅ローン控除は2人分が適用されるため、節税効果が期待できるでしょう。

自己資金を多めに用意する

自己資金を多めに用意する

自己資金を多めに用意する

自己資金を多めに用意して頭金として支払えば、借入金額を減らせます。返済能力を高められるため、住宅ローン審査に通りやすくなるでしょう。

 

さらに頭金を多く支払えば総返済額は少なくなります。返済期間が短くなり、利息も抑えられるので、返済負担を軽減することが可能です。

鑑定士コメント

年収が高くても審査に落ちる人はいるのでしょうか?住宅ローンの審査は、返済負担率を基準におこなわれます。奨学金やカードローン、キャッシングを含めて計算されるので注意が必要です。借入額が大きい場合、年収が高くても審査に落ちる可能性があります。住宅ローンを申し込む前に、借り入れているローンを返済する必要があるでしょう。ほかにも「勤続年数が短い」「自営業や非正規雇用である」「信用用法に問題がある」といった理由で、審査に落ちるケースがあります。

住宅ローンはシミュレーションをしっかり行ってから申し込もう

住宅ローンはシミュレーションをしっかり行ってから申し込もう

住宅ローンはシミュレーションをしっかり行ってから申し込もう

住宅ローンを無理なく返済するためには、年収にそった返済計画を立てることが重要です。額面年収の5〜6倍以内、返済負担率は20〜25%以内が目安になります。

 

年収別に借入限度額の目安を紹介したのでチェックしておきましょう。年収が低くても審査を通過する方法もあわせて参考にしてください。

 

ただし、借入期間や金利、住宅ローンの種類、ボーナス返済の有無によって、借入可能額は異なります。金融機関のシミュレーションをおこなったうえで、申込みを検討することが大事です。

石川 勝

不動産鑑定士/マンションマイスター

石川 勝

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。

本記事で学んだことをおさらいしよう!

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住宅ローンのメリットとして、正しいものを下記より選びなさい。

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