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LIFE IS BEAUTIFUL!!! 山田英幸のもの・ものがたり2017/11/27

好きなものだけに囲まれて暮らしたい。

毎日の暮らしを、わがままに、自分好みに美しく整えたい。

そのために必要なのはたっぷりのお金!!

ではありません。

ちょっとしたアイディアや工夫、少しの手間、そして何より一番大切なのはどれだけそのものを愛せるか、ということ。

 

身のまわりのものを愛する、ということは、暮らしを愛する、ということ。

それはつまり、人生を、自分を愛する、ということだと思います。

ちょっとしたことで、暮らしはもっと美しくなる。

人生も、もっと美しくなるのではないでしょうか。

 

 

 

この夏の初めに買ったKEENの靴。まず、昔よく行った上総一ノ宮の海岸に行きました。シーズン前で人もまばら。

 

「素敵な靴は、女の子を素敵な場所に連れてってくれるのよ!」

こう言ったのは、キャリー・ブラッドショーでしたっけ?

今調べたら、イタリアなどヨーロッパで昔から言われている言葉だそうです。

 

その言葉を実感したのはこの夏。

美容院で美容師さんと話していて、彼が褒めていた「KEEN」のサンダルシューズを買ってみたのです。

ナイロンのヒモで編んであり、サンダルっぽいのですが、新作はカカトがちゃんとあるのでカジュアルなら靴としても履けそうです。

これが大正解。

軽くて履きやすいし、白を選んだので何にでも合う。ひと夏本当に毎日履きました。

 

足元が軽いと、心も軽くなるのか、夏のはじめ、まず海に行きたくなりました。

海なんて、母と行った10年前のハワイ以来です。何しろ日焼けは嫌いだわ、砂も嫌い。休みの日に早起きするなんてもってのほか。だから昔から夏でも海に行くことはめったにありませんでした。

それが結局、この夏は、千葉に3回、神奈川に3回、伊勢志摩にも一回行きました。SUPなんかも始めちゃって、、、、。

日焼けすると半ズボンもはきたくなります。着たい洋服も変わり、新しい友人も出来ました。

 

これも、夏のはじめに買った一足のKEENのおかげ。

そう、新しい靴は、僕を新しい場所に連れて行ってくれたのです。

 

この夏のハイライト。志摩の「AMANEMU」にて。

 

これまで、僕は自分のことをあまりスポーティな人間ではない、と思っていました。

スポーツっぽいブランドのカジュアル服もほとんど持ってませんでした。

靴もしかり。

昔は仕事でファッショナブルなクライアントを担当していたので、服もそれなりに。靴もモードっぽいものばかり履いていました。

スニーカーも、ジムで履く以外はディオールの銀色やプラダやグッチなどなど、、、。

(昔マンションの給湯器が故障し、お風呂が沸かせなくて銭湯に行ったとき、履いてく靴(サンダルなど?)が無いのには困りました。)

モードな物はトラッドと違い流行があります。

服と同様、次々に新しい靴が欲しくなり、それこそ次々に買っていました。

すると、、、どんどん、、、溜まりますよね、、、。

 

最近の都会生活では、道はほぼ舗装されてるし、気まぐれに洋服に合わせて靴も毎日履き分けるので、そんなに傷むこともありません。

そもそもわりに高い値段で買っているので、そうそう簡単に処分する気にもなれないし。

そんな靴が我が家にはうずたかく積み上がっているのです。

 

うちの玄関。このシューラックのおかげでかなりの圧迫感が。でも、一目で見渡せて便利です。

 

とはいえ、いい状態をキープするためには手入れも必要です。

新しい靴を買うとまず、、、

革底の場合は底に革底用のニスみたいなものを塗ります。

そもそもヨーロッパやイギリスと違い、日本は高温多湿。そのままだと革底は特に傷みやすいと思います。こうすれば多少傷みが少なくなるみたい。

ものによっては、底にゴムのソールを貼ってもらうことも。

そして、履いたらしまう時は必ずシューキーパーを入れておきます。

型くずれを防ぐだけでなく、木製のものなどは湿気も吸ってくれるそうです。

 

 

エレガント系、モード系の靴たち。シューキーパーは欠かせません。

 

キャリー・ブラッドショーのクローゼットにはおよびませんが、うちでは上の写真のようなシューラックを使っています。金属のバーに載っけるだけのつくりなんで、靴底に湿気がたまることもありません。

マンションでもともと湿気が少ないのか、今まで一度もカビが生えたこともないんです。

ちなみにこのシューラック、最初は外国みたいに寝室のクローゼット横に立てていましたが、さすがに今は玄関に移しました。かなり玄関を圧迫しています。

あと、靴箱も捨てません。だって箱が無きゃ積みあげられませんから。

 

 

「おしゃれな人は足元を見れば判る」といいますが、この言葉にはちょっと同意しかねます。

もちろんおしゃれな人は足元もおしゃれですが、そういう人は足元だけがおしゃれなんじゃもちろんないですもの。

 

僕の友人の男性、彼は洋服もトラッドなんですが、いつも綺麗に手入れされた靴を履いています。

モード好きの目から見ると、彼の靴のデザインはいつも似ていて、果たして違う靴なのか、毎日同じ靴を履いているのかまでは分かりませんが、彼はいつも靴ベラを持っていて、履くときにそれを使うんです。ある日靴ベラを忘れたらしく、テレホンカードを靴ベラがわりにして履いたのには驚きました。

こういうのを「おしゃれ」というんじゃないか?と思いました。

汚れやすいし傷みやすいけど、それだからついついおろそかにしてしまう部分。そこにきちんと気を配ることが出来るから、おしゃれ、って言えるのでしよう。

靴って自分で見るよりも、人からはけっこう目立つ場所だしね。

 

トランクルームに避難した靴たち。デッドスペースになりそうだった斜めの梁部分に積み上げてます。

 

どうもものを持ちすぎる僕。ものが増えすぎて

ついに近所にトランクルームを借り、靴も半分ほどそこに避難させました。

今年のようにひと夏同じ靴ばかり履くなら、こんなに靴を持ち続ける必要はないかもしれません。

仕事の内容も変わり、年をとり生活もだんだん変化し、好みも変われば、また違う靴が欲しくなるかも。

それでも僕は、まだこれらの靴を減らす気にはなれないのです。

かつて連れて行ってくれたように、これらの靴がそれぞれの「素敵な場所」にもう一度連れて行ってくれる気がして。

 

 

 

山田英幸

幼い時から美しいものが好きで、長年にわたり骨董・アンティーク・古裂・ヴィンテージテキスタイルなどを収集。

また手仕事も得意で、洋服、帽子、人形、テディベアなどを制作するが、1990年頃「究極の手仕事・仕覆」に出会い、現在も制作を続けている。

西麻布「ルベイン」「銀座松屋」などで仕覆展示会開催。

自称「手芸の国の王子様」。

 

とにかく、「もの」が好き。それにちょっとした工夫や手仕事をプラスすることで、身の回りを美しく、毎日を楽しくしたいと思っている。

愛知県名古屋市生まれ。現広告代理店クリエイティブディレクター。

 

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