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世界の住居スタイル2017/10/8

海と太陽、港町ならではの開放的な雰囲気に惹かれてバルセロナに移り住んだのは8年前のこと。実際に住んでみると、旧と新が素晴らしくセンス良く混在するとてもおもしろい街で、なかなかに奥深い魅力のあるところです。

 

バルセロナで何より楽しいのが、散歩。気候も良く、自然もふんだんにあって街並みもきれい、とくればみんな外に出て行くのは必然のこと。大きなカゴを下げて市場へ買い物に行くおばちゃん達や、ベビーカーで子供を公園に連れて行く若いお母さん、カフェのテラスで仕事のミーティングをするお兄さん達など、たくさんの人が外に出て生活しています。また、スマートシティ施策の一環か、歩道や自転車専用道路が広くとられており散歩がしやすい。たくさんの人がブラブラしているので、街のペースがゆったりと感じられます。

 

バルセロナに来てからの私の生活は、スペインのおばちゃん宅での下宿に始まり、友人とピソ(アパート)をシェアする生活、山手エリアでの一人暮らし、移民の多い旧市街での生活などさまざま。学生時代、独身時代、同棲時代を経ていろんなエリアに住み暮らした結果、今の住まいに落ち着きました。

 

 

 

現在の住みかは、サグラダファミリアからまっすぐ海にぶつかったあたり、ビラ・オリンピカというエリアにあります。ここは1992年のバルセロナ五輪の選手村として開発された地域です。この辺は、セントロ(旧市街)に近いながらも公園やビーチがそばにある静かな住宅地です。 ここには、4年半前、ちょうど子供を妊娠したタイミングで移ってきました。

周りにも、家族が増えると新市街や郊外に移る人が多いです。セントロにはおしゃれなレストランやお店が多く、お出かけに便利な反面、道が狭い、ピソは古くて小さい、公園も少ない、など子育てする上で不便さが出てくるのでしょう。その代わり、セントロは若いカップルや短期滞在の外国人には大人気です。

 

我が家のある建物は築10年。元は繊維工場があった場所なので、中庭には煙突が残っています。このエリアはその昔、繊維産業が盛んだったところで、その跡がいろんなところで見られます。近くには、レンガ造りの工場跡地などを改装した素敵なギャラリーやコワーキングスペースなどがあったり。こういった古いものを象徴的に残す、というのはバルセロナのとても素敵なところです。だって、維持費がかかるだけで、実際には機能していないものですもんね。でも、オブジェとして素敵なだけでなく、自分が歴史の上に生きているんだなぁと感じさせてくれる生き証人です。

 

 

我が家の間取りは3LDK。家の南側にキッチンとリビングがあり、中庭に面してテラスがあります。この煙突と中庭ビューに一目惚れしてここに決めたといっても過言ではないかも。

 

 

リビングでは子供が遊ぶことが多いので家具は少なめ。ナチュラルな感じが好きなので、白とベージュが基調です。

 

 

キッチンは明るくて使いやすい。窓際のテーブルは、チャチャっとごはんを食べたり、仕事場になったり、とても便利なシロモノ。もしかして、1日の中でここにいる時間が一番長いかも。

 

 

短い廊下には、洗濯機置き場と客用バスルームがあり、その向こうにはベッドルームがあります。窓が多く、風通しが良いので夏は冷房いらずで助かります。

 

 

バスルームで気に入っているのは、洗面台が2つあること。朝は大混雑する場所なので、待たなくていいというのは助かります。

 

 

私は家で仕事をすることが多いので、家の中にいながら外を感じられるこの環境がとても気に入っています。この家に暮らして、「大好きな景色を見ながら生活する」ということがどんなに自分にエネルギーを与えてくれるのかということをしみじみと実感しました。まさに、家でもお散歩状態です。

 

とはいえ、未だに知らないところもたくさんあるバルセロナ。まだまだ外に出る楽しみは続きそうです。

 

 

 

Reported by かおりんご

在バルセロナ歴9年。直感の赴くまま旅行するうちバルセロナに出会い、移住を決意。現在、夫と息子の3人暮らし。職業は、通訳・コーディネーター。

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