今週のチラ見物件2020/9/27

皆さん、こんにちは。

マンションマイスターこと、不動産鑑定士の石川です。

 

この時期、夕立ちによく遭遇します。

先日、ざっと雨が降った後、空に大きな虹がかかり、マンションの背景に写真を撮ると絵になるだろうな・・と被写体を探しているうちに虹が消えていまいました。残念!

次回の夕立でリベンジしたいと思います。

 

お待たせしました「今週のチラ見物件」、98回目です。

記念すべき100回まであと2回です。

 

毎週1回、マンションマイスターの私がいろいろなエリアに降り立ち、気になるマンションを紹介していきます。

駅で待ち合わせて、周辺環境を紹介しながらマンションまで案内するという、バーチャルな体験を一緒に楽しんでくださいね。

 

今回は、その名前のとおり「目黒不動尊」の最寄駅として賑わいを見せる「不動前」からお届けします。

東急目黒線「不動前」駅です。比較的小さな駅ですが「目黒」駅まで1駅と交通アクセスは良好。駅舎の2階には、認証保育園があるのが珍しいですね。

駅前には商店街が広がり、飲食店や物販店など地域住民向けの店舗が軒を連ねます。こちらは駅の南側。

こちらが駅の北側に広がる商店街。今日は北側を歩いていきます。

駅を中心として南北にひろがる「不動前駅通り商店街」。昭和21年から続く老舗の商店街です。

商店街を抜けた先には桜の街路樹の緑まぶしい「かむろ坂通り」があります。西側に向って緩い上り坂になっています。桜の季節は見事な桜並木で多くの人が訪れます。

 

「かむろ」とは遊女の見習いで世話をする少女のことで、遊女小紫の使っていたかむろが付近の池に身を投げたことから、この名が起こり、いつとはなしに、地域の人びとから通りの名称として呼ばれるようになったそうです。この話は、歌舞伎「浮世柄比翼稲妻」の題目にもなっています。

かむろ坂中腹にある「かむろ坂公園」。多目的広場、幼児向け遊戯、児童向け遊戯の3つの部分からなる公園です。

高低差をうまく生かして整備され、かむろをイメ―ジさせる少女の彫刻や、かむろ坂の由来を説明したプレートも置かれています。

「かむろ坂上」の交差点を北に折れると、目黒不動産への参道になります。

ゆるやかな下り坂の途中にはスイミングスクールもありました。

近づくにつれ参拝客向けのお店が増えてきます。

このくだり坂の終点が「目黒不動尊」になります。駅から徒歩約15分、と結構な道のりでした。

平安時代に起源を持つ関東最古の不動霊場、日本三大不動の一つに上げられる「目黒不動尊(瀧泉寺)」。江戸時代には有数の参詣行楽地として門前町もにぎわったそうです。

最初に出迎えてくれるのは「水かけ不動明王」。ここの泉はどんなに旱天が続いても枯れることがないそうで、長く不動行者の水垢離場として利用されてきたそうです。水垢離するのが難しい一般人のために、このお不動さんが身代わりで水に打たれてくれているそうです。

お賽銭入れが、ちょっと離れた池の中央にあり、うまく狙って投げ入れるのです。結構難しいのですが、入ったときの嬉しさは格別。楽しめますよ。

大本堂へはこの長い階段を上っていきます。急傾斜の石段47段からなる「男坂」。もう一つ、右側に踊り場があって緩やかかな階段の「女坂」があります。

大本堂の中央の厨子には不動明王が祀られていますが、秘仏であり普段は見ることは出来ないそうです。しかし、酉年の守り本尊ということで、12年に一度の酉年にだけ扉が開かれます。

護摩祈願が中で行われていて、お坊さんの読経は太鼓の音と護摩壇の炎で迫力があり圧倒されます。本堂から下を見下ろすと、結構な高さまで登っているのが分かります。

さて、すこし戻って参道の途中で西へ、目黒方面へ折れてみます。

こちらは有名なうなぎの蒲焼のお店。

懐かしい雰囲気の駄菓子屋さんも。どこか昭和の時代にタイムスリップしたようです。

このあたりは目黒不動産のほかにも、いくつかの寺院が点在しています。こちらは「海福寺」。道路から奥まっていて長く続く参道が印象的です。

「海福寺」は、日本三禅宗のひとつである黄檗宗の寺院です。開祖である「隠元(いんげん)禅師」の訓戒の中に「己躬下の事を究明するを務めとせよ」とあり、これは「自己の究明に務め、昼夜たゆまぬ修行をしなさい」という意味だそうです。

住宅街の中にひっそりと溶け込むような立地。こちらも本堂まで階段が続いています。

見事に手入れされた庭園が本堂の前に佇みます。道路から奥まっているせいか、風の音や鳥の鳴き声が感じられ、静寂な時が流れています。

身近にこんな環境を感じて暮らせるマンションが無いかな・・とお寺から下を見下ろすと、今日紹介するマンションが見えました。

海福寺の道路を挟んで向かいに位置する、「藤和目黒ホームズ」です。1991年築7階建て、総戸数41戸の中層マンションです。

特徴的なのはそのアプローチ。先程の海福寺と同様、道路から長いアプローチが建物まで続いています。

よく見ると、この通路の半分は「公開通路」として作られたもので、一般の人の生活通路として提供され、通り抜けできるようになっています。

 

通路はマンションの敷地に沿って、Sの字を描くように作られています。

もともとマンション開発用地の一部を「公開空地」として公園等で提供するのはよく目にしますが、「公開通路」という形式は珍しいです。

 

通路は青々とした植栽に囲まれ、まるで緑のトンネルのよう。

そしてこの公開通路がマンションを観察するのに一番良いポジションになります。ブラウンタイルは重厚感があり落ち着いた印象です。

自走式の地下駐車場には、41戸全住戸の駐車場が備えられています。

距離的には山手通りにも近いのですが、このように敷地の奥まった部分に建物を配置することで、思いのほか静かな環境を作っています。

通路を通り抜けると、小さな児童公園があるのも、恵まれた環境です。小さなお子さんのいる子育て世代は嬉しいですね。

いかがでしょうか。周囲にお寺が多い環境の中、ちょっと隠れ家のような奥まった立地で、静かな環境を求める人にぴったりですね。

 

もっと詳しく知りたい方はマンションの詳細情報も是非ご覧ください!

もっと詳しく(マンションライブラリのマンション紹介ページへリンクします)

 

 

『藤和目黒ホームズ』

 

所在:東京都目黒区下目黒3

交通:東急電鉄目黒線「不動前」徒歩7分

JR山手線「目黒」徒歩11分

築年:1991年1月

総戸数:41戸/7階

分譲会社:藤和不動産

施工会社:東急建設

 

では、また来週、お会いしましょう!

 

 

石川勝
不動産鑑定士

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。著書「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 基礎編」「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 実践編」(エイ出版刊・「マンションマエストロ検定」公式テキスト)

 

 

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