マンションに関する疑問や悩み ありませんか?2020/3/1

(最終更新日: 2020年2月17日)

 

給湯器が突然故障してしまうとお湯が使えなくなります。暖かい時季なら問題ありませんが、冬場に給湯器が壊れてしまったら……シャワーを浴びている最中に冷水になってしまうこともあります。すぐに給湯器を交換しなくてはならず、給湯器の種類を選ぶ暇もなく交換が余儀なくされてしまうでしょう。安さや機能面から納得のいく給湯器を選ぶためにも、給湯器の寿命や交換のサインを知り、壊れる前に交換しましょう。

 
■>給湯器の交換時期は?寿命と故障のサインについて
■給湯器の交換にかかる工事日数はどのくらい?
■給湯器の交換にはいくらかかる?費用相場について
■給湯器の交換にかかる費用は誰が負担するの?
■給湯器の選び方とは?
 

 
 

 

給湯器の交換時期は?寿命と故障のサインについて

給湯器の寿命は約10年です。長く使えたとしても約15年でしょう。寿命に近づいてきたら交換を検討してください。修理でも良いのですが、給湯器の部品が取り扱いを中止している場合があります。部品の保有は製造から10年となっており、最新の給湯器を設置した場合には部品が残っている可能性は高いですが、型落ちで安価になっているものを使用した場合には部品を購入しようとしても見つからない場合も少なくありません。

先ほどご紹介したのは寿命の目安です。使い方が悪かったり給湯器が壊れやすい環境に置かれていたりする場合にはそれよりも早く故障してしまう可能性もあります。故障してから交換するのでは遅いので、故障していなくても10年に近くなったら交換を検討してください。とはいえ、設置から10年近くなったとしても支障なく使えていると、どのタイミングで交換するか悩みますよね。以下のような現象が起こっていたら、故障のサイン・交換のタイミングの目安となるので、給湯器の状態を確認しましょう。

 

■お湯の温度が安定せず温かくなったり冷たくなったりする
■お湯が出るまでに時間がかかる
■湯船にお湯張りしたときに設定温度と比べてぬるい
■追いだきができない
■給湯器から聞き慣れない音がする
■給湯器から水漏れしている
■リモコンパネルにエラーコードが度々表示される
■給湯器から黒い煙が上がる

 

非常に稀なケースではありますが、給湯器の故障で爆発や火災が起こる可能性があります。特に黒い煙が出るなどした場合には給湯器が不完全燃焼を起こしているかもしれません。その場合には爆発や火災につながる恐れがありますので、メーカーや専門の方に相談する、あるいは交換するなど、いち早く行動してください。

 
 

 

給湯器の交換にかかる工事日数はどのくらい?

給湯器を交換している間はお湯が使えないことになりますので、工事にどのくらいの日数がかかるのか気になるところでしょう。交換にかかるのは半日ほどです。ただ、工事の難易度などによって2時間で終わることもありますし、1日かかってしまうケースもあることは知っておきましょう。また、ガスから電気に変える場合や、省エネ型のエコジョーズなどの給湯器に変える場合には大掛かりな工事が必要になることもあり、数日かかります。工事中は当然、給湯器が使えませんので、冬場にはお風呂が使えなくなる上に、食器洗いも冷水で行わなければならなくなってしまいます。そのため、大掛かりな工事が必要な交換に関しては特に、あらかじめスケジュールを立てて暖かい時期に設定しておきましょう。

 

 
 

 

給湯器の交換にはいくらかかる?費用相場について

給湯器を交換する際には、給湯器本体の購入費だけでなく、交換の工事にかかる費用もかかります。費用の相場としては、給湯器本体が約13万円~50万円です。値段に幅があるのは、給湯器には様々な種類があって機能やタイプなどのよって値段が大きくことなるからです。具体例として挙げると、給湯能力が20号でフルオート機能つきの給湯器で約35万円~40万円です。また、メーカーの販売価格で50万円近くなっているものもありますが、値下げして半額以下になっていることも多々あります。
工事としては、配管(給水・給湯、ガス、電気、追いだき)の接続、リモコンの交換、排水管の接続などに加えて廃材処分も合わせて約3万円~6万円です。本体購入と工事をセットにして安く交換する方法もありますので、本体購入するならセット割引も検討してください。

 

給湯器の交換にかかる費用

■給湯器本体:13万円~50万円ほど
■工事の費用:3万円~6万円ほど
■合  計 :16万円~56万円ほど

 
 

 

給湯器の交換にかかる費用は誰が負担するの?

マンションに住んでいて給湯器を交換することになった際には、住民が負担するのか、不動産会社あるいは大家さんが負担するのか気になるでしょう。これは賃貸マンションか、分譲マンションかによって異なります。

 

賃貸マンションの場合

賃貸マンションの場合には、部屋やそれに付随する設備は貸主が所有しているものとなります。故意に壊したのでなければ、所有者である貸主が修理して住民の住環境を守る必要があります。つまり、給湯器が経年劣化によって壊れてしまった場合には、貸主がいち早く修理をし、その費用を出さなくてはならないのです。理論的にはそうなのですが、大家さんによっては使っている住民が修理費を払うべきだと考えている方も多く、費用の一部または全部を支払うよう請求されることがあります。本来は大家さんがすぐに工事を手配して修理費も出す必要があるのですが、すぐに動いてもらえないこともあり得ます。冬は特に給湯器が壊れていては生活するのが厳しく、引越しもできないなどの理由から、住民のほうで泣き寝入りして工事の手配・費用の支払いをするケースもあるようです。また、大家さんによっては自分たちが負担しなくてはならないと知らないこともあります。ですから、マンションを借りる際にはこうした費用負担の責任が誰にあるのか知っておくことが重要です。

 

分譲マンションの場合

分譲マンションの場合には、部屋とそれに付随する設備は住民が所有しています。給湯器の所有権も住民にありますから、給湯器の交換にかかる費用は自分で負担しなくてはなりません。それに自分で給湯器を選び、工事の手配をする必要があります。慣れないことですので少し大変と感じるかもしれませんが、給湯器が壊れる前から準備しておけば、安さや機能面などを比較してお得な給湯器選びをすることができるでしょう。1つ注意しておかなければならないのが、自分で購入するからといって、すべて自分好みにできるわけではないことについてです。給湯器は玄関横にある扉やベランダに設置されます。ここはマンションの共用部分といって住民全員で所有・管理するエリアに該当するので、統一感を持たせて外観を守るなどしていく必要があり、給湯器に関しても設置できる機種や大きさなどが決められていることもあります。また、工事でマンション関係者以外の方が入ることからセキュリティ上、マンションの管理人・管理会社に連絡しておく必要があります。

 

費用負担についてのおさらい

マンションのタイプ 費用の負担者
賃貸マンション 貸主(不動産会社や大家さんなど)
分譲マンション 所有者(部屋の権利を持っている方)

いずれにしても給湯器を交換する際には、マンションの管理人・管理会社、不動産会社には連絡する必要があることは覚えておきましょう。

 
 

 

給湯器の選び方とは?

給湯器を購入する機会はなかなかありませんから、どういった観点から選んでいけば良いのか分からないでしょう。そこで、選ぶ際にチェックしておくべき5つのポイントをお伝えしていきます。

 

 

ポイント1:設置スペース

まず確認すべきは給湯器をどのスペースに設置するのかです。設置場所によって給湯器のタイプが変わってきます。設置スペースは大きく分けて2種類です。

 

■壁掛けタイプ
給湯器を壁に掛けるタイプです。ベランダに設置するものが多い傾向にありますが、流しや風呂場など水回りの近くで、部屋の中の壁に設置することもあります。

■PS設置タイプ
PSとは、パイプスペースあるいはパイプシャフトのことで、マンションの玄関横に電気・ガス・水道のメーターが取り付けられているスペースがありますが、このスペースがPSです。このタイプの給湯器はPSの扉を開けた中に本体が隠れていることもあれば、本体の側面が外側から見えるタイプのものもあります。

 

ポイント2:給湯器のサイズ

設置スペースを確認すると分かるように、給湯器を設置する場所によって、置くことのできるサイズが決まります。PSの内部に設置するタイプの給湯器であればPSの中に入り切らないサイズの給湯器を買っても、設置することができません。そのため、給湯器のサイズも意識して見ておく必要があります。給湯器を選ぶ際にはあらかじめ現在使っている給湯器のサイズを測っておき、適切なサイズの給湯器を購入できるように準備しておきましょう。なお、給湯器の中には、標準サイズのものと、スリムサイズのものを用意していることも多いので、それも合わせてチェックしてみてください。

 

 

 

ポイント3:排気の仕方

給湯器の排気口が取り付けられている位置に関してもチェックが必要です。というのも、排気口の位置が異なると、壁や扉の部分に穴を開けるなどの工事が必要となってしまうからです。物件のオーナーによっては工事をしても良いとする方もいますが、基本的には排気口の位置が同じものを選ぶようにしておくと良いでしょう。排気口のタイプとしては「前方・後方・上方」の3つのタイプがあります。

 

■前方タイプ
前方タイプは、給湯器の前方に筒がついていて、部屋の外に向かって排気しています。

■後方タイプ
後方タイプは、給湯器の後ろに排気設備があるのですが、その排気口は廊下の天井を伝って外壁の外にまでつながっています。給湯器から出た空気を廊下で浴びることがなく、見かけ上もスタイリッシュになるメリットがあります。

■上方タイプ
上方タイプは、後方タイプとほとんど同じで、違うのは給湯器の後ろではなく、上部に排気口が取り付けられていることです。給湯器の上部は壁の中に入っていて見えないため、外見上は後方タイプと上方タイプの見分けはつきません。

 

ポイント4:給湯能力

給湯器には、お湯を沸かすことのできる能力の強さによって号数が決められています。水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるかというのが、号数で表されています。例えば、16号の給湯器なら1分間に16リットルのお湯を出すことができます(ただし、冬場には同じ号数の給湯器でも1分間に出すことのできるお湯の量は6リットルほど減ります)。号数の数字が大きければお風呂でお湯を使っていても、流しでお湯を使って洗い物ができる等、使い勝手は良くなります。しかし、号数の数字が大きすぎる給湯器は、マンションの配管の太さに適合しないことがありますので注意が必要です。では、どの号数が良いかを考えるなら、一緒に暮らす人数が何人かによって選ぶと良いでしょう。

 

■16号の給湯器
16号の給湯器なら、春秋には1分間に16リットルのお湯を、冬場には約11リットルのお湯を提供できます。一度に複数の場所でお湯を使わないような1人〜2人家族に適した号数です。ワンルームでも16号の給湯器が良く使われます。

■20号の給湯器
20号の給湯器が出すことのできるお湯の量は、春秋には20リットルで、冬場は14リットルです。たくさんお湯を使わないけれど、シャワーと流しを同時に使用する2人〜3人家族なら20号が適しています。

■24号の給湯器
24号の給湯器の場合は、春秋に24リットルで、冬に17リットルのお湯を出すことが可能です。お風呂に入る際に、追いだき最中にお湯を出すことができます。さらに、それと同じタイミングで洗い物をすることもできます。4人以上の家族に適しているのが24号の給湯器です。

 

 

ポイント5:機能性

給湯器にはオートとフルオートがあり、これがお風呂場での利便性を左右します。オートの場合にはお湯張りをスイッチ1つででき、決めた水位まで入れたら自動的に止まるようになっています。また、設定した時間内なら自動で追いだきをして一定の温度を保ちます。フルオートの場合にはオートの機能に加えて、湯船の水位が下がったときに自動で足し湯をする機能や、浴槽に人が入ったら自動でお湯を沸かす機能、追いだき配管の自動洗浄をする機能が追加されます。給湯器を選ぶ際にはこの機能面も加味して検討していくと良いでしょう。追いだき配管の自動洗浄をすれば残ったお湯の細菌を3分の1以下にすることもできますし、自動で足し湯や追いだきをしてくれますからフルオートに魅力を感じますが、その分だけ金額にも違いがありますので、お財布事情や希望に合わせて選んでください。

 

寒い時季に給湯器が突然故障してしまうと、すぐに給湯器を交換しなくてはならず、給湯器の種類を選ぶ暇もなくなってしまいます。安さや機能面から納得のいく給湯器を選ぶためにも、紹介した給湯器の寿命や交換のサインを見極め、壊れる前に交換していきましょう。
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