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更新日:2024.12.20
登録日:2024.12.20
テレビの壁掛けはデメリットが多い?設置するときのポイントを押さえて対策しよう
「壁掛けテレビのデメリットはある?」
「壁掛けテレビを設置するときに気をつけることは?」
壁掛けテレビの購入を考えている人のなかには、このような疑問を持つ人もいるでしょう。
壁掛けテレビのデメリットは、壁に穴をあける必要があることや、取り外しに手間がかかることなどです。この記事では、壁掛けテレビのメリットとデメリットを徹底解説します。
設置にかかる費用の相場や、設置する前に準備しておくことなども具体的に説明しますので、購入を検討中の人はぜひ最後までご覧ください。
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壁掛けテレビのデメリット
壁掛けテレビのデメリット
見た目がおしゃれというイメージを持つ人も多い壁掛けテレビですが、デメリットがいくつかあります。壁掛けテレビの主なデメリットは、以下の4つです。
・壁に穴を開けなければならない
・一度設置すると取り外しが面倒
・周辺機器の接続に手間がかかる
・配線の工夫が必要
それぞれについて、詳しく解説します。
壁に穴を開けなければならない
テレビを設置する際は、壁に穴を開けなければなりません。理由は、安定性を高めるためです。
テレビを壁に設置するためには金属で固定する必要があり、そのために壁に穴を開ける必要があります。このように、壁に穴を開ける必要があり、設置のハードルが高い点がネックです。
しかし、最近ではホッチキスで取り付けられ、補修しやすいタイプの壁掛け金具が販売されています。壁に大きな穴を開けたくない人は、ぜひ検討してみましょう。
一度設置すると取り外しが面倒
一度設置すると取り外しが面倒な点もデメリットです。理由は、テレビを設置する際に配線を壁のなかに収めたり、ケーブルをカバーで覆ったりしている点にあります。
たとえば、テレビを新しく買い替えた場合は、古い配線を一度取り出したうえで新しい配線を繋ぎ直さなくてはなりません。壁掛けではないテレビの場合は、テレビとケーブルを繋ぐだけで済みますが、壁掛けにする場合はさらに配線の処理も必要になるのです。
このように、壁掛けテレビは一度設置すると、取り外しに手間がかかります。また、ブルーレイデッキといった周辺機器を新調した場合にも再配線の作業が必要です。
周辺機器の接続に手間がかかる
周辺機器を接続するための手間もかかります。上記のように、壁掛けテレビを取り付ける際は、テレビの配線をケーブルモールで隠したり、壁の中の配管に通したりすることが多いためです。
実際に、テレビと周辺機器の取り付けを自分で行うとなると非常に大変で、時間や手間がかかります。ゲーム機器やDVDプレイヤーといった周辺機器が、たくさんあればあるほど、接続や配線処理に時間がかかりやすいのです。
とくに、初めて周辺機器を接続する場合は、想定よりも時間がかかる可能性があります。余裕を持ったスケジュールを立てて、テレビを設置する必要があるでしょう。
配線の工夫が必要
壁掛けテレビを設置する際は、配線の工夫が必要になります。なぜなら、壁掛けテレビは置くタイプのテレビとは異なり配線を隠せる棚や台などがなく、配線をきちんと処理しないとケーブルがむき出しになってしまうためです。
実際にテレビを設置する際は、テレビ本体やブルーレイデッキなどの周辺機器を含め、配線を隠すように計画的に設置することが重要です。
このように、ケーブルが丸見えにならないよう、配線計画をしっかり立てる必要があります。周辺機器が多い場合はとくに、ケーブルがもれなく隠せるよう考えておかなくてはなりません。
壁掛けテレビのメリット
壁掛けテレビのメリット
壁掛けテレビには主に4つのデメリットがあることがわかりました。一方、見た目や利便性の面において、さまざまなメリットも存在します。壁掛けテレビの主なメリットは、以下の4つです。
・見た目がすっきりする
・見やすい高さにテレビを調節できる
・掃除がしやすい
・地震で倒れる心配がない
それぞれについて、詳しく解説します。
見た目がすっきりする
見た目がすっきりするというメリットがあります。テレビを壁に掛けることで床を広く使えるため、部屋の印象がすっきりするのです。
実際の設置方法にもよりますが、電源コードやアンテナケーブルなどを壁の内部にすべて埋め込むこともできます。そうすれば、テレビ周りになにもない状態にすることが可能です。
また、テレビ台があるとついモノを置いてしまいがちですが、壁掛けテレビの場合は台がないためテレビ周りが散らかるのも防げます。
このように、壁掛けテレビはテレビ台が不要なので、床が広く使用できることから圧迫感が減り部屋をすっきりと見せることが可能です。テレビ下のスペースも有効活用できます。
見やすい高さにテレビを調節できる
テレビを見やすい高さに調節することもできます。理由は、壁掛けテレビの場合、専用金具を使って壁に固定しているため高さを自由に選べるからです。
たとえば、通常のテレビの場合は、高さ調節機能のついたものでない限り高さを調節できません。同様に、テレビ台においても、高さを変えたい場合は高さ調節ができるものを選ぶ必要があります。
壁掛けテレビの場合、高さを自由に調節することが可能です。角度を変えられるアームも販売されており、より細かく調節することもできます。テレビの高さは、疲れにくさや見やすさなどに大きく影響するため、高さを変えられることは大きなメリットです。
掃除がしやすい
掃除がしやすいというメリットもあります。なぜなら、壁掛けテレビの場合、配線を壁の中に収納できるためです。
実際に、テレビの裏にはアンテナケーブルや、電源コードといった配線が何本もあります。通常のテレビの場合、ケーブルだけではなく、テレビ台があることでさらにホコリが溜まりやすくなるのです。
一方、壁掛けテレビの場合はテレビ台が不要で、ケーブルやコード類が表に出ていないことからホコリが溜まりにくくなります。
まとめると、壁掛けテレビは通常のテレビに比べて、テレビ台やコードといったものがテレビ周りにないことから掃除が楽になる点がメリットです。日々の掃除を少しでも楽にしたいという人にとっては、非常に大きな利点といえます。
地震で倒れる心配がない
地震で倒れるリスクも低くなります。理由は、壁掛けテレビは専用の金属金具で壁にしっかりと固定してあるためです。
たとえば、大画面で重い通常のテレビの場合だと、地震の揺れによって倒れる可能性があります。テレビが倒れることで、テレビ自体が壊れてしまったり、テレビの下敷きになってケガをしたりすることもあり危険です。
対して、壁掛けテレビは、細い脚のみで支える据え置き型のテレビと比べて耐震性にすぐれています。壁に固定されているため、大きく重量のあるテレビだとしても、倒れるリスクが低いのです。
鑑定士コメント
壁にかけたテレビが落ちてくる心配はないでしょうか?壁掛けテレビは、地震で揺れても落下しないよう考慮したうえで設計されています。地震の縦揺れや横揺れなど、強い揺れにも耐えられるように厳しい耐久試験が行われており、重量のあるテレビを固定しても外れない構造です。心配な場合は、業者に取り付けを依頼するとよいでしょう。
壁掛けテレビの費用相場はどれくらい?
壁掛けテレビの費用相場はどれくらい?
壁掛けテレビの取り付け費用の相場は、およそ40,000円〜90,000円前後といわれており、金額に大きな幅があります。壁掛けテレビの工事にかかる費用は、取り付けるテレビの大きさや壁の種類などによって大きく異なるためです。
工事費のみの相場のため、実際にかかる費用にはさらにテレビ本体の代金や、テレビのサイズに合わせた取り付け金具代などもプラスされます。
そのほか、発生しやすいオプション工事費用は以下のとおりです。
・配線を見えないように処理する代金
・配線をしまうカバーの代金
・アンテナ代金や、電源コンセントの移設増設代金
取り付け工事に加え、オプション工事も依頼すると、総額費用が10万円以上となるケースも少なくありません。
壁掛けテレビを設置するときに押さえておきたいポイント
壁掛けテレビを設置するときに押さえておきたいポイント
いざ壁掛けテレビを設置するとなった場合に、押さえておきたいポイントは以下の3つです。
・配線計画をしっかりたてておく
・画面の高さは慎重に検討する
・周辺機器の収納場所を用意する
それぞれについて、詳しく解説します。
配線計画をしっかりたてておく
テレビの配線計画は入念に行うことが大切です。露出した配線は室内の見た目を損ない、日常生活の雑然とした印象を与えてしまいます。
配線を隠すには主に2つの方法があります。一つは壁の中に配線を通す方法、もう一つは配線を壁に沿わせてモールで覆う方法です。どちらの方法を選ぶにせよ、設置予定場所の近くにコンセントやアンテナ端子が配置されているか、事前の確認が欠かせません。
また、配線計画を立てる際は、テレビの電源コードだけでなく、ゲーム機やブルーレイプレーヤーなどの周辺機器との接続コードも考慮に入れましょう。全ての配線をスマートに収めることで、壁掛けテレビ本来のスタイリッシュな魅力を最大限に引き出すことができます。
画面の高さは慎重に検討する
壁掛けテレビは移動が簡単ではないため、設置する際は画面の高さを慎重に決める必要があります。見やすいと感じる最適な高さを、事前によく検討しておくことが大切です。
例えば、画面の位置が高すぎたり低すぎたりすると、目や首などが疲れてしまいます。ソファに座ってテレビを観るのか、床に座って観るのか、椅子に座って見るのかによってもそれぞれ見やすい高さは変わるでしょう。
壁掛けテレビは一度設置すると位置の変更が容易ではありません。そのため、設置前に実際の視聴環境を想定し、家族の視聴スタイルに合わせた理想的な高さを見極めておくことが、快適な視聴環境づくりのコツとなります。
周辺機器の収納場所を用意する
壁掛けテレビの設置では、周辺機器の収納スペースの確保が重要なポイントとなります。通常のテレビボードがない分、ゲーム機やレコーダーなどの設置場所を、別途計画する必要があるためです。
具体的には、ウォールシェルフを設置したり、壁掛けタイプのテレビ台を設置したりするといった方法があります。
小さな子どもやペットなどがいる家庭の場合は、周辺機器の収納棚をテレビの上に設置するのもよいでしょう。棚にもコンセントパネルを新設し、配線は壁の中を通すことで仕上がりをよりきれいに見せることも可能です。
また、小型のハードディスクであれば、テレビの背面に取り付けるという方法もあります。家庭にある周辺機器の大きさや種類などに合わせて、収納場所を事前に用意しておくことが大切です。
鑑定士コメント
テレビを壁掛けした後に、テレビを買い替えても問題ないでしょうか?壁掛けテレビ設置後の買い替えは、もちろん可能です。新しい壁掛けテレビに買い替える場合は、すでに取り付けてある金具に合うインチ数や、重さの製品を選ぶ必要があります。もしも、デザイン・機能・価格が気に入った商品であったとしても、取付けに適さない場合は選択肢から外さなくてはいけない事もありますので注意しましょう。
まとめ:壁掛けテレビを設置するなら事前の準備が大切
まとめ:壁掛けテレビを設置するなら事前の準備が大切
壁掛けテレビは、壁に穴を開ける必要があったり、一度設置すると取り外しに手間がかかったりする点がデメリットです。一方、スタイリッシュな見た目や、掃除の簡単さなどのメリットもあります。
壁掛けテレビを設置する際は事前の準備がとても大切です。具体的には、配線計画をしっかりたてておく・画面の高さは慎重に検討する・周辺機器の収納場所を用意するなどが挙げられます。
壁掛けテレビを設置する場合は、メリットとデメリットをよく理解し、事前に設置計画を立てるようにしましょう。
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不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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