マンションに関する疑問や悩み ありませんか?2020/2/3

(最終更新日:2020年2月1日)

 

住宅を購入する際には購入費だけでなく、保険料などについても考えなくてはなりません。マンションの管理組合が入る火災保険が補償してくれるのは共用部分のみです。専有部分を補償するためにも、分譲マンションの方も火災保険に入る必要があります。

 

分譲マンションにも火災保険に加入する必要性は高い

 

 

火災保険は、火災や爆発、落雷、風害、水害などが原因となって建物や家財に被害が及んだ場合に、その損害を補償してくれる保険のことです。

鉄筋コンクリート(RC)造のマンションの多くは耐火性に優れていますが、そんなマンションであっても絶対に燃えないというわけではありませんので、一戸建てに限らず、分譲マンションを1室購入する場合であっても火災保険に入っておく必要があるでしょう。もしかしたら

「マンションの管理組合で火災保険に入ってくれるのでは……?」

と思っている方もいるかもしれませんが、マンション管理組合が入る火災保険の補償の範囲は、共用部分のみです。簡単に言うと、万が一ご自宅の中が燃えてしまった場合でも補償してもらえないということです。

さらに言うと、失火責任法という法律があり、他の部屋の住人が不注意で火災を起こし、それが原因となって自宅が燃えてしまった場合でも、火災の原因となった住人に損害賠償を求めることができません。万が一火災が起こって自宅が燃えてしまった場合には自分で責任を取ることになるのです。そのため、分譲マンションの場合でも個人で火災保険に入っておくべきでしょう。

 

共用部分と専有部分とは?

お分かりのように、マンションには共用部分と専有部分があります。どの部分が共用部分で、どの部分が専有部分なのでしょうか。

 

■マンションの共用部分と専有部分

 

 建物 専有部分 居住している部屋の内部
(天井・床・壁・躯体
・窓ガラス・窓枠を除く)
 共用部分 建物部分 エントランスホール、エレベーターホール、
階段、(ルーフ)バルコニー、廊下など
 建物の付属物  エレベーター設備、電気設備、ガス設備、
配電盤、火災報知器、消火器、
避雷針、メールボックスなど
付属施設 駐輪場、フェンス、植え込みなど

 

各家庭で火災保険に入る必要のある専有部分というのは、居住している部屋の内部です。窓ガラスや窓枠、バルコニーは自分が専有して使っているようにも感じますが、共用部分に当たります。

また、玄関扉の外側に面している部分やメールボックスも共用部分です。これは住人が好みに合わせて変更してしまうとマンション全体の美観に影響を与えてしまう部分も共用部分としているということです。

マンションの美観は資産価値やマンションの需要にも影響を与えてしまうので、外側から見える部分に関してはマンションの管理組合が責任を負っているのです。また、天井や壁などに関しては、厳密にはマンションごとの管理規約によって異なりますので、管理規約を見て、専有部分の範囲といったように書かれた項目を確認しておきましょう。

 

 

火災保険の補償の項目

火災保険が補償してくれる項目は複数あります。すべての項目に入らなくてはならないというわけではなく、必要と感じる項目に補償のある保険プランを選ぶことになります。すべての項目において補償をつけるに越したことはありませんが、月々の保険料が高くなってしまいます。そのため、あまり必要でない項目は補償をつけず、必要なものだけに補償を手厚くしていくことが重要です。火災保険の補償の項目には、以下のものがあります。

 

■火災等(落雷、爆発なども含む)
■風災等(雪やヒョウなども含む)
■水災
■盗難
■臨時費用
■類焼損害・失火見舞(近隣に被害が及んだときの損害賠償)
■個人賠償責任(水漏れで下の階の部屋に被害を与えたときの損害賠償)

 

それぞれ建物と家財に対して補償をつけることになります。また、地震による被害(地震による火事など)に関しては火災保険では補償していないため、別途地震保険への加入が必要となります。

 

 

マンションの火災保険料は?

マンションの火災保険は、建物の構造によって耐火性のあるものほど安くなる傾向があります。木造よりも鉄筋コンクリート造のほうが安い保険料となります。それに加えて、部屋の広さや築年数、床面積、補償の範囲などによって異なります。そのため、物件によって火災保険料に差はあるものの、月に1,000円~1万円ほどが目安となります。1年間で数万円から数十万円かかりますが、もし火災や水災などに遭った場合には数千万円近くの損害が起こる可能性があります。ですから、保険に入っておき、万が一に備えましょう。

 

分譲マンションでも火災保険に入る必要があることはお分かりいただけましたね。月々の出費と万が一の際の被害額を考慮し、自分に適切な補償項目を選んでいきましょう。

 

その他、マンションの売買に関して疑問をお持ちの方は、「マンション専門家への質問」からご質問ください。マンションに詳しい東京カンテイの社員が可能な範囲で皆様のご質問にお答えします。なお、これからマンションを購入する方はこちらの「マンション検索」から探してみてください。

 

 

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