住めば都も、遷都する2019/8/15

いまの空調はすぐれもの。年中、暑くも寒くもなく、快適な環境を作ってくれる。でも、たまには、自然の風を取り入れてみよう。ほら、カーテンの揺らめきが戻ってくる。風鈴が鳴っている。

 

で、そもそも、どうして風は生まれるの? そう、赤道付近は、太陽熱をたくさん受ける。北極や南極は、熱の供給が少なくて、どんどん放出されてしまう。

 

もし、地球がじっとしているのなら、赤道で熱はそのまま上空に上がっていく。そして北極と南極で地上に戻る。いわゆる対流。ということは、地上においては、北半球では北極から北風、南半球では南極から南風が常時、吹くことになる。

 

ところが、地球は自転をしている。ということで、対流現象はもう少しややこしくなる。大気の大循環は、結構複雑だ。

 

加えて、海と陸、山があるかどうかなど、各地の気圧は一定ではない。従って、場所によって様々な強い風、弱い風が吹くことになる。

 

 

いずれにしても、風は、私たちの日々に動きを与える。生きている感じと言ってもいい。ほら、庭の花がそよいでいて、そこに蜂や蝶がやってくるとか。

 

「この風、季節が変わった感じがするね」なんて会話もするじゃないですか。でも、じっとエアコンの中に座っていると、話が自然から遠くなってしまう。

 

窓を開ける。街に出る。風に当たりながら、おしゃべりをしよう。住めば都も遷都する。「海風の街に引っ越そうか」などと、風談義が思わぬ方に発展するかも知れない。

 

 

 

関沢英彦(文・イラスト)

発想コンサルタント。東京経済大学名誉教授。コピーライターをへて、生活系シンクタンクの立ち上げから所長へ。著書多数。現在、ヤフーニュースなどの個人ブログも執筆中。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sekizawahidehiko/

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