マンションに関する疑問や悩み ありませんか?2019/5/24
リノベーション用の工具

(最終更新日:2020/03/02)

リノベーションは中古物件で劣化した箇所を修繕し、さらに間取りを変えるなど新たな価値を加えることを指します。その一方、リフォームは元の状態に修繕するという意味で使われます。今回はリノベーションやリフォームのメリット・デメリット、リノベーションの進め方などについてお伝えします。

 

目次

■リノベーションとは︖リフォームとの違いについて
■リノベーションのメリットとデメリットとは︖
■リフォームのメリットとデメリットとは︖
■リノリースとは
■一棟リノベーションマンションが増えている
■リノベーションにかかる費⽤はどのくらい︖
■リノベーションの進め⽅

 

 

リノベーションとは?リフォームの違いについて

リノベーションとは、現状のお部屋を作り変えることで新たな機能や価値を加える工事のことを指します。よく混同されがちなリノベーションとリフォーム。実は明確な違いはありません。ただし、一般的にリノベーションは「新しく作り変えること」という意味で使われることが多いです。例えば、既存の住宅に対してライフスタイルに合わせて作り変えることによって、新たな価値を与えるわけです。例えば、最近では古民家をリノベーションしておしゃれなカフェ・レストランにしてお店を出しているところもあります。古風な土間や畳を活かしながらも、フローリングや洋風なイスを取り入れるなどして新しい価値を生み出しています。一方、リフォームは新築時の状態に近づけるための修繕工事です。それぞれについて、もう少し詳しくお伝えしていきましょう。

 

リノベーションとは

リノベーションとは住まいの全体を一新する工事のことです。例えば、以下のような工事が該当します。
■間取りを変更する
■設備配管を丸ごと交換し、新しい配管にする

 

リフォームとは

リフォームは住まいにおける原状回復のための修繕工事を指します。つまり、「元の状態に戻す工事」のこです。例えば、以下のような工事が挙げられます。
■壁紙やクロスを張り替える
■洗面所、トイレ、キッチンなどの機器の取り替える

 

リノベーション中のマンション

 

 

リノベーションのメリットとデメリットとは︖

リノベーションのメリットってなに?

リノベーションのメリットはなんと言っても自分好みに設計できることでしょう。注文住宅と同じように自分の好みに合わせて、間取りや内装を決めていけるのはうれしいポイントですよね。例えば、ファミリー向けの3LDKの部屋を2LDKに変更する工事なども可能です。また、よい立地に低コストで住むことができるというのもリノベーションの魅力。新築マンションの場合、「住みたい街が高くて住めない……」という方もいるかもしれません。そんな場合でも、中古物件なら新築よりも費用が安いので、立地を重視して物件を選ぶことができます。つまり、中古で安くマンションを買って、新築のようにリノベーションすることが可能なのです。

リノベーションのデメリットとは

デメリットもいくつかあります。例えば、仕上がりをイメージしにくいことが挙げられます。内見のように実際に自分の目で見て、住む場所を把握することはできません。リノベーション会社の作成するCGなどを見てイメージすることになり、実際にリノベーションが完成したときには最初の印象と異なることもあります。その他のデメリットとして住むまでに期間が必要となることが挙げられます。どこまで手を加えるかによって異なりますが、リノベーションには2~3ヶ月近くかかります。そのため、普通の中古物件を購入するときと比べて住むまでに時間がかかってしまいます。また、築年数が長い物件だと、耐久性・耐震性に不安があることがありますので注意が必要です。


 

リフォームのメリットとデメリットとは︖

リフォームのメリットとは

リフォームのメリットには工事の費用が安いことや、工期が短いことが挙げられます。リフォームは元の状態に戻すための工事となります。そのため、間取りから壁材に至るまで抜本的に工事するリノベーションと比べると、リフォームは工事の費用も安く、工期も短く済むメリットがあります。ですから、費用をそこまでかけたくない、住むまでの時間を短くしたい場合にはリフォームも検討してみると良いでしょう。また、元の状態に戻す工事ですから、完成後の様子がイメージしやすいので、失敗が少なく済むメリットがあります。

リフォームのデメリットとは

リフォームのデメリットは、リノベーションとも共通するところがあります。例えば、中古物件を購入するのに比べると、住むまでに時間がかかってしまうこと。それから築年数の長い物件の場合には耐久性や耐震性に問題があることもあります。リノベーションと比べたときのデメリットとしては、間取りを自由に変更できないことが挙げられます。そのため、中古物件を選ぶ際には間取りについても注目する必要があります。


 

リノリースとは

リノリースとは、空室の賃貸物件に対して住宅需要を促進するために、リノベーションすることです。リノリースを扱う会社が不動産会社や大家さんを対象として行っているビジネスのことで、リノリースを扱う会社によってはリノベーション後の家賃保証をつけています。人気が落ちてきた中古物件をリノベーションして室内の雰囲気を刷新し、再び入居希望者を増やすために行われます。それにリノベーションで部屋の間取りを刷新したり、おしゃれな雰囲気にしたりと新たな価値を加えることで、家賃を上げることも検討できるでしょう。
 

リノベーションマンションの平均坪単価は新築と中古の中間

リノベーションで新しい価値を加えることで、価格を上昇させることができます。東京カンテイ「一棟リノベーションマンションの供給動向②によると、リノベーションマンションの平均坪単価は2015年~2018年6月の調査段階で1坪243.2万円となっています。中古物件が171.8万円、新築物件が289.4万円となっていますので、リノベーションマンションの価格は新築と中古の中間となります。


 

一棟リノベーションマンションが増えている

一棟リノベーションマンションは2000年代から急激に上昇しています。以下の表を見ると分かるように、首都圏では1990年代にはリノベーションマンションはわずか4棟しかありませんでした。2000年代には34棟、2010年代(2018年6月まで)には73棟にまで急増しています。

 

リノベーション供給物件数

 

出典:東京カンテイ「一棟リノベーションマンションの供給動向①

中古物件に対して新たな価値を加えるリノベーションが増えてきていることが分かります。中古物件をリノベーションして住むのも1つの手です。新築物件を探している方は特に、それを念頭において物件探しを進めてみるべきです。こちらの「新築マンションと中古マンションのメリット・デメリット」や「中古マンションを購入するときの注意点とは?」を確認し、新築か中古かを選んでいきましょう。こちらのマンション検索ページにはマンションの情報を記載していますので、これからマンションをご購入予定の方はご参照ください。

 

 

リノベーションにかかる費用はどのくらい?

リノベーションにかかる費用は、物件の広さや構造、希望のリノベーション内容、使いたい資材などによって大きく異なるので一概には言えません。例えば、建物をスケルトン状態にして完全に解体して工事を進めていく大規模なものになると、1平方メートルあたり10~15万円が平均的とされています。70平方メートルの住戸であれば、700~1,050万円くらいが目安ということです。ただし、こちらの数字はあくまで目安。住戸が小さい場合には1平方メートルあたりの単価はさらに高くなります。

 

具体的な費用が知りたい場合は見積書をチェック!

具体的な費用を知るためにもリノベーション会社に見積もりを出してもらいましょう。そのためには、まず改修する場所やイメージをしっかり持っておくことが大事。そして、そのイメージをリノベーション会社にしっかりとお伝えください。工事の前段階でしっかりとすり合わせておこなうことで、見積もり費用と実際にかかる費用の相違が生じないことでしょう。また、見積もりについてはいくつかの会社に依頼したほうが比較しやすいのでおすすめです。

 

不動産のコスト

 

 

リノベーションの進め方

それではリノベーションの一般的な進め方についてお伝えしていきます。「中古物件を取得してからリノベーションの設計をおこなう」といった流れは以下の通りです。リノベーションをする際には以下の5つのステップで進めます。

 

1.リノベーション会社を探す(物件を探す)
自分が暮らしたい住まいのイメージや条件を洗い出して整理します。そしてリノベーション会社を探してください。この際に同時進行で物件も探すとよいでしょう。中古マンションの検索はマンション検索をしてみてください。

 

2.購入する物件の契約をする
購入する物件が決まったら手付金の支払いを済ませて、契約を結びます。この際に住宅ローンの契約も結ぶことになります。同時にリノベーションのプランも練りつつ契約を進めていきましょう。具体的には工事請負契約を結ぶことになります。

 

3.引き渡しを受ける
中古マンションの引き渡しを受けましょう。引き渡し後にリノベーション会社が物件の調査などをおこなったうえで工事を開始します。

 

4.リノベーション工事開始
工事が開始されます。リノベーションの内容にもよりますが、一般的に1~2ヶ月程度かかるケースが多いようです。

 

5.完成・入居
リノベーション工事が完了したら引きお渡しを受けて入居できるようになります。入居後に不具合などが発生した際にはリノベーション会社に連絡しましょう。

ここでは「中古物件を取得してリノベーションを行う場合」に合わせてご紹介しましたが、現在住んでいる物件をリノベーションする場合には、ステップの2と3の代わりに、工事の期間中に住む家を探して、そこに移るという手順を踏みます。
中古物件を選ぶ際には「新築マンション・中古マンションの選び方とは?」や「マンションの向きはどの方角がいい?東向きのメリット・デメリット」もご参照ください。

 

 

いかがでしたでしょうか。ここまでリノベーションについて見てきました。中古マンションを購入して、リノベーションするというのも1つの選択肢として考えてみるとよいかもしれません。もしマンション探しにおいて不安な点や疑問な点などがあればマンション専門家への質問してみてください。
なお、これからマンションをご購入予定の方はマンション検索から探してみてください。

 

リフォーム後の内装(家具付き)

 

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