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更新日:2026.02.25
登録日:2026.02.25
家の売却で絶対にやってはいけないこと!失敗を回避して高く売るためのNG行動ガイド

「家の売却はやることが多くて何に気を付ければよいかわからない」
「家の売却でやってはいけないことは何?」
家の売却は、準備から引き渡しまで多くのステップがあり、それぞれの段階で注意すべきポイントがあります。
本記事では、家の売却でやってはいけないことについて詳しく解説します。家の売却を考えるなかで、どのようなポイントに気を付ければよいか知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事でわかること】
・準備段階ではスケジュールやローン残債などを確認する
・不動産会社選びでは査定価格や会社規模だけでなく総合的に判断する
・価格設定は相場を基準に適正な価格を決める
・内覧時は受け入れる態勢を整えて、不具合や欠陥は隠さずに伝える
・契約書は必ずしっかりと確認してから署名捺印する
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家の売却で「やってはいけないこと」【準備・計画編】
家の売却で「やってはいけないこと」【準備・計画編】
家の売却における「準備・計画」の段階でやってはいけないこととして、下記の4つのポイントが挙げられます。
・相場を調べずに売り出し価格を決める
・「いつまでに売りたいか」のスケジュールを決めずに始める
・住宅ローンの残債確認を後回しにする
・最低売却価格(いくら手元に残ればよいか)を計算しない
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
相場を調べずに売り出し価格を決める
家の売却では、まず周辺の売買履歴や売り出し中の物件などを確認して相場を調べることが大切です。相場を調べずに売り出し価格を決めてしまうと、なぜその価格になるのかが理解できません。
不動産会社が査定した価格は、必ずしも相場通りではないため注意が必要です。相場よりも高い・安い場合になぜその価格になるのかをしっかり質問できるように、事前に確認しておくことが大切です。
「いつまでに売りたいか」のスケジュールを決めずに始める
「いつまでに売りたいか」のスケジュールを事前に決めることは大切です。売りたいタイミングがわかれば、その時期に家の売却が完了するように計画的に進めることができます。
しかし、スケジュールを決めておかないと一向に家の売却が決まらず、時間だけが経ってしまうということも珍しくありません。一般的に家の売却には3〜6ヶ月ほどかかります。しっかりとスケジュールを決めてから売却を始めましょう。
住宅ローンの残債確認を後回しにする
家の売却を始める際に、住宅ローンの残債確認を後回しにするのはやってはいけないことです。
家を売却するには、住宅ローンを完済して抵当権を抹消しなければなりません。基本的に、家の売却ではローン完済と売却を合わせて行うことが多いです。
しかし、売却額がローン返済額に届かないと、家の売却ができません。しっかりと住宅ローンの残債を確認して、返済できる見込みがあるかを確認しておく必要があります。
最低売却価格(いくら手元に残ればよいか)を計算しない
家の売却では、最低売却価格をしっかりと計算しておく必要があります。家を売却する場合、住宅ローンの返済はもちろんのこと売却にかかる諸費用の支払いや住み替えのためにある程度手元資金が必要です。
この全てを家の売却で賄えれば良いですが、売却金額だけでは足りないこともあるでしょう。その際に、現状の資金と合わせて最低でもどれくらいの金額で家を売却する必要があるかを把握しておく必要があります。
家の売却で「やってはいけないこと」【不動産会社選び編】
家の売却で「やってはいけないこと」【不動産会社選び編】
「不動産会社選び」でやってはいけないこととして、下記のようなものがあります。
・「査定額の高さ」だけで不動産会社を選ぶ
・1社だけにしか査定を依頼しない
・大手不動産会社だからと安心してしまう
・担当者との相性を無視する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
「査定額の高さ」だけで不動産会社を選ぶ
「査定額の高さ」だけで不動産会社を選ぶのは危険です。査定額はあくまでも予想価格であり、実際にその価格で売却できるとは限りません。
不動産会社の中には、高額な査定額を提示することで契約を取ろうとするところもあります。初めは高い金額で売り出していても、買主が見つからずに徐々に価格を下げなければならなくなり、本来売却できたであろう価格で売却できない可能性があります。
査定額が高かった場合、まずは価格の根拠を確認しましょう。しっかりとした根拠がない場合は注意が必要です。
1社だけにしか査定を依頼しない
不動産会社に査定を依頼する際、1社だけに依頼するのは避けましょう。査定結果を見ても、1社だけでは査定価格が適正か判断できません。
1社だけの査定価格に従って売却を進めると、相場よりも安い価格で売却してしまったり、高い価格に設定してしまって売却に時間がかかったりするおそれがあります。査定を依頼する際は、必ず複数の不動産会社に依頼しましょう。
大手不動産会社だからと安心してしまう
大手不動産会社だからと安心してしまうと、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。確かに大手不動産会社は販売網が広く情報量も多いです。
しかし、家の売却という特性上、その土地・エリアでの実績が豊富であるかが特に重要です。その土地・エリアに精通していないと、適正な価格や効果的な販売計画を立てられず、売買が完了するまでの期間が長くなってしまう可能性があります。
大手不動産会社だからだけではなく、その土地・エリアの情報をしっかりと把握しているか、アフターサービスがしっかりしているかなどを確認しましょう。
担当者との相性を無視する
担当者との相性を無視するのは、不動産会社選びでのやってはいけないことの1つです。担当者との相性は、査定額や会社規模などの不動産会社を選ぶポイントと比べるとあまり重視していない人も多いかもしれません。
しかし、担当者とは家の売却を始めて売買が完了するまで数ヶ月間の付き合いになります。相性が悪いと長い期間ストレスを感じてしまうため、担当者との相性は重要なポイントです。
鑑定士コメント
近所に知られずにこっそりと家の売却を行うのは難しいでしょう。というのも、売却を上手に・スムーズに行うには、広告を出したり、オープンハウスや内覧を適宜受け入れたりするなどの方策が必要だからです。ただ、近所に知られずにこっそり売る方法として、不動産会社に直接買い取ってもらう方法があります。かつ「リースバック」と言って自宅を買い取ってもらい、そのまま賃借人として住み続ける方法もあります。
家の売却で「やってはいけないこと」【売り出し・価格設定編】
家の売却で「やってはいけないこと」【売り出し・価格設定編】
家の売却の「売り出し・価格設定」段階では、下記のようなポイントに注意しましょう。
・自己判断でリフォームや解体をしてしまう
・媒介契約の内容(一般・専任・専属専任)を理解せずに契約する
・売り出し価格を相場よりも大幅に高く設定する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自己判断でリフォームや解体をしてしまう
自己判断でリフォームや解体をするのは避けましょう。築年数が古い家を売る場合、リフォームしたり解体してしまった方が売りやすい・高く売れると思う人もいるかもしれません。
場合によっては実際に高くなる可能性はありますが、必ずしも高くなるとは限りません。リフォームや解体費用を考えると金額負担が大きくなってしまうこともあります。
また、近年は購入者が自分でリフォームやリノベーションをしたいと考えている場合も多いです。売り方次第で築年数が古い家でも売れる可能性はあるため、自分だけで判断せず、必ず不動産会社に相談しましょう。
鑑定士コメント
確かにそうした成功例はありますが、リフォームをしたからといって、全てが必ずしも高く売れるとは限りません。売主が行うリフォームが、借主のニーズに合致しているか、不透明だからです。その場合は、リフォームの高額な費用を売買価格に上乗せすることは難しいです。売主が独断でリフォームをすることでかえって買主が見つかりにくくなる可能性もあることに留意しましょう。
媒介契約の内容(一般・専任・専属専任)を理解せずに契約する
家の売却時の媒介契約には複数の種類があります。内容の違いを理解せずに契約するのは避けましょう。
契約できる不動産会社や自ら取引相手を見つけることの可否が異なるため、自分がどのような売り方をしたいか、しっかりと決めた上で媒介契約を結びましょう。
売り出し価格を相場より大幅に高く設定する
売り出し価格を相場よりも大幅に高く設定することは、家の売却において行ってはいけません。というのも、大幅に高く設定すると買主が見つからない可能性が高いからです。
家の購入を検討している人は、相場をしっかりと調べます。相場よりも大幅に高い物件は、それだけで候補から外されます。買主が見つからずに売れ残るリスクが高いため、必ず適正な価格を設定しましょう。
家の売却で「やってはいけないこと」【内覧・物件状況編】
家の売却で「やってはいけないこと」【内覧・物件状況編】
「内覧・物件状況」の段階でやってはいけないこととして、特に下記のようなポイントを意識する必要があります。
・室内の清掃・整理整頓をせずに内覧を受け入れる
・不具合や欠陥(雨漏り・シロアリなど)を隠す
・照明をつけず暗い部屋のまま内覧者を迎える
それぞれ詳しく解説します。
室内の清掃・整理整頓をせずに内覧を受け入れる
内覧でのやってはいけないこととして、室内の清掃や整理整頓をしないというのが挙げられます。内覧は、買主の購入意欲を高める重要な場面です。
内覧時に室内の清掃や整理整頓がされていないと、買主側に悪い印象を与えてしまい、購入意欲が落ちてしまう恐れがあります。買主が気分良く内覧できるように、しっかりと清掃・整理整頓をしてから内覧を受け入れましょう。
なお、内覧時に買主がチェックする内容について詳しく知りたい場合は以下の資料をご覧ください。無料でダウンロード可能です。
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不具合や欠陥(雨漏り・シロアリなど)を隠す
内覧や物件の状況を説明する際、不具合や欠陥を隠すことは絶対にやってはいけないことです。そもそも、家の売却では不具合や欠陥を契約書に記載しなければなりません。
隠して売買契約を進めてしまうと、後々大きなトラブルに発展します。買主は、契約不適合責任で修理費用や賠償損害などを売主に求めることができます。
隠して良いことはないため、必ず事前に不具合や欠陥について説明しましょう。
照明をつけず暗い部屋のまま内覧者を迎える
内覧時に照明をつけず、暗い部屋のまま内覧者を迎えるのは避けましょう。部屋が暗いと家全体に対して暗いイメージを持たれてしまい、印象が悪くなってしまいます。
日当たりや明るさは家を選ぶ際のポイントの1つでもあるため、内覧時はカーテンを開けて照明をつけておきましょう。部屋が明るくなるだけでも、日当たりが良いイメージを与えられます。
家の売却で「やってはいけないこと」【契約・引き渡し編】
家の売却で「やってはいけないこと」【契約・引き渡し編】
家の売却における最後の段階は「契約・引き渡し」です。ここまで来ると売却の流れがほぼ終わりと思い安心する人も多いかもしれませんが、最後だからこそやってはいけないことを意識することが大切です。
・契約書・重要事項説明書を読まずに署名捺印する
・買主の「住宅ローン審査承認前」に引越しの準備を進める
・売却にかかる諸費用(税金・仲介手数料)を把握していない
最後まで気を抜かないように、やってはいけないことのポイントについて見ていきましょう。
契約書・重要事項説明書を読まずに署名捺印する
契約書・重要事項説明書を読まずに署名捺印するのは、契約時に絶対にやってはいけないことです。家の売却では大きな金額が動くため、少しの認識のズレから大きなトラブルに発展する恐れがあります。
契約書などは事前にしっかりと確認し、わからない箇所は不動産会社に確認する必要があります。特に、下記のようなポイントは必ず確認しましょう。
・売買金額
・支払日
・契約不適合責任の期間
・所有権移転や引き渡しの日取り
買主の「住宅ローン審査承認前」に引越しの準備を進める
買主の「住宅ローン審査承認前」に引越しの準備を進めるのはやってはいけないことです。と言うのも、買主の住宅ローン審査が必ずしも通るとは限らないからです。
もし買主が住宅ローン審査に落ちてしまうと、売買契約は解除されてしまいます。結果として、引っ越しが不要となってしまい余計な手間や出費が増えてしまいます。
必ず買主の住宅ローン審査が承認されたのを確認してから引越しの準備を進めましょう。
売却にかかる諸費用(税金・仲介手数料)を把握していない
家の売却では諸費用がかかります。これらの諸費用をしっかりと認識しておかなければ、思わぬ出費に資金が足りないという事態が発生するかもしれません。
売却時にかかる諸費用には、下記のようなものがあります。
・印紙税
・仲介手数料
・抵当権抹消費用
・譲渡所得税
・ハウスクリーニング費用
これらの他にも、場合によっては解体費用やローンの繰上げ返済手数料などがかかります。諸費用がどれだけかかるかを事前に把握して、資金を準備しておくことが大切です。
まとめ:やってはいけないNG行動を回避し、手元に残るお金を最大化しよう
まとめ:やってはいけないNG行動を回避し、手元に残るお金を最大化しよう
家の売却は、気にしなければならないポイントが多いです。やってはいけないことの中には、手間が増えるだけではなく売買できるか・売買価格に直結するポイントもあります。
重要なのは、安直に判断せずにきちんと調べたり不動産会社に聞くことです。この記事で紹介したやってはいけないNG行動を回避して、より効果的・効率的に家の売買を進めましょう。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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