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更新日:2026.01.28
登録日:2026.01.28
団体信用生命保険の確認方法を解説!証書の見方から紛失時の対応まで

「団信の契約内容を確認したいけれど、どこで調べたらよいかわからない」
「証書をなくした場合はどこで確認できるの?」
団信について、このように困っていませんか。
この記事では、団信の契約内容を確認する方法を徹底解説します。確認の具体的な手順や、確認しておきたい項目、確認するべきタイミングなども具体的にわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事でわかること】
・団信は、契約者に万が一のことが起きた場合、残債を保険金で完済できる生命保険
・住宅ローンの借り換えや生命保険の検討時、ローンの繰り上げ返済時などに確認が必要
・契約内容は、契約証書や金融機関の専用サイトで確認できる
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団体信用生命保険とは
団体信用生命保険とは
団信とは、住宅ローンを返済途中の契約者に万が一のことが起こった際、住宅ローンの残高がゼロになる保険です。
たとえば、住宅ローン契約者が死亡・高度障害状態となり、ローンを返済できなくなった場合に適用されます。生命保険会社が銀行に対し、住宅ローン残高に相当する保険金を支払うことで、債務の返済に充てる仕組みです。
団信は、住宅ローンの借入か借換えの場合のみ契約できます。したがって、一般的には住宅ローンの借入れ後に加入することはできません。
また、健康状態によっては加入できないこともあるため、契約時には慎重に検討する必要があります。
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団体信用生命保険の加入状況を確認する3つの方法
団体信用生命保険の加入状況を確認する3つの方法
団信の加入状況を確認する方法は、主に3つです。契約証書や金融機関の専用サイトで確認したり、金融機関へ電話で問い合わせたりする方法があります。
金銭消費貸借契約証書を確認する
団信に加入しているかどうかは、金銭消費貸借契約証書で確認できます。
金銭消費貸借契約書は、お金を貸し借りする際に交わす契約書です。住宅ローンのように金融機関からお金を借りたり、奨学金を借り入れたりする場合などに使用されます。
団信への加入状況をはじめ、以下のような情報が確認可能です。
・借主である債務者の名前と住所
・貸主である金融機関の名前と住所
・借入金額
・金利タイプ(変動、固定など)
・適用金利
・返済日
・返済額(月々やボーナス月など)
・返済方式(元金均等返済・元利均等返済)
・返済期間
・遅延損害金の利率
・連帯保証人の名前と住所
通常であれば2通作成され、債権者と債務者がそれぞれ実印を押し、収入印紙を貼り付けたものを各自が保管することになっています。まずは手元に証書があるかを確認してみましょう。
金融機関の会員専用サイトで照会する
団信の加入状況は、金融機関のウェブサイトでも照会できます。マイページにログイン後、個人の契約内容を照会する画面で確認可能です。
基本的に、ログイン時には申込番号・名前・生年月日などとあわせて、登録時に設定したパスワードの入力を求められます。ウェブサイトで照会する場合は、事前にパスワードを確認しておきましょう。
借入先の金融機関へ電話で問い合わせる
契約している住宅ローンの金融機関に電話で問い合わせる方法もあります。契約している金融機関が分かる場合は、担当窓口の電話番号を調べてみてください。
なお、電話窓口は平日の9時から5時までというように、問い合わせできる時間が限られていることがあります。金融機関によっては、土日祝日などは電話での問い合わせを受け付けていない場合があるため、注意が必要です。
また、オペレーターにつながるまでに時間がかかるケースもあります。電話窓口が混み合っている場合は時間をおいて掛けなおしたり、日を改めて掛けなおしたりする必要があるため、時間に余裕を持つ必要があります。
鑑定士コメント
加入者証や契約証書を紛失した場合、再発行はできるのでしょうか?団信保険の加入者証を紛失した場合、基本的には再発行が可能です。借入先の金融機関や、引受保険会社のコールセンターへ連絡し、紛失したため再発行したいという旨を伝えましょう。なお、発行までは数週間ほどかかるため注意が必要です。時間に余裕をもって手続きしましょう。
【借入先別】団体信用生命保険の確認手順
【借入先別】団体信用生命保険の確認手順
団信の加入内容について確認したい場合、どのような手順で進めればよいのでしょうか。銀行や信用金庫、住宅金融支援機構などの借入先別の確認手順を紹介します。
民間金融機関(銀行・信金)で借りている場合
銀行や信用金庫などで借り入れしている場合は、金融機関のウェブサイトにログインし、契約内容を照会する画面で確認できます。一般的には以下の手順を踏みます。
1.金融機関のウェブサイトを開く
2.マイページにログインする
3.「住宅ローン」>「契約詳細 」「 契約内容控え」などの画面で確認する
上記のようにマイページから契約内容を照会することで、加入している団信の有無や、契約内容を確認できます。
ウェブサイトのほか、金融機関によってはスマートフォンのアプリで照会できる場合もありますので確認してみましょう。また、契約時に渡された契約書控えの書面で確認することも可能です。
ウェブサイトや書面等で確認することが難しい場合は、金融機関の窓口やコールセンターに問い合わせる方法もあります。
住宅金融支援機構(フラット35)で借りている場合
フラット35のような住宅金融支援機構で借りている場合、住宅金融支援機構のインターネットサービス「住・My Note」から確認できます。
1.ウェブサイト(住・My Note)を開く
2.マイページにログインする
3.「契約内容照会」の画面で確認する
上記の手順で進めると、団信の加入状況を確認できます。そのほか、契約時の「金銭消費貸借契約証書」を確認するか、フラット35のコールセンターでも確認可能です。
ただし、電話で残高の照会等ができるのは、契約者本人に限られます。また、電話で照会する際は本人確認のため、名前や返済金の引落口座番号などを聞かれることも覚えておきましょう。
確認すべき団信の保障内容チェックポイント
確認すべき団信の保障内容チェックポイント
団信の保障内容を確認する際に、把握しておきたい主なポイントは以下の3つです。
・チェック1.保障の範囲
・チェック2.保険金額
・チェック3.高度障害状態の定義
それぞれの内容について解説します。
チェック1.保障の範囲
団信の保障内容は、死亡や高度障害のほかにも設定できる場合があるため、どこまでが保障の範囲に含まれているかを確認しておくことが必要です。
具体的には、以下のような種類があります。
・介護保障付団信
・がん保障付団信
・3大疾病保障付団信
・8大疾病保障付団信
多くの金融機関では、主に死亡や高度障害状態を保障するものが主軸です。一方、介護状態やがんになってしまった際に、保険金が支払われる団信を取り扱う金融機関もあります。自分の契約はどういった場合に保障されるかを、いま一度確認しておきましょう。
チェック2.保険金額
保険金額も必ずチェックしておきたい項目のひとつです。
生命保険では決められた一定の金額が支払われるのに対し、団信の場合はその時に残っている住宅ローンの金額が降りることになります。したがって、ローンの返済が進むにつれて残債は減り、保障される金額も下がっていくのが一般的です。
しかし、なかには保障金額が残債の全額ではなく、半額だけや入院月だけの場合もあります。自分の加入している団信は、どこまでの金額を保障してくれるのかを確認しておきましょう。
チェック3.高度障害状態の定義
高度障害状態がどのような状態を指すかについては、保険会社ごとに定義が若干異なる場合があるため確認が必要です。
高度障害状態とは、主に以下のような状態を指します。
・両目の視力を永久に失った状態
・言語やそしゃく機能を失った状態
・精神や中枢神経系に障害を残し、終身介護が必要な状態
・胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身介護が必要な状態
上記はあくまでも一例であり、ほかにもいくつか定義されているケースが多くあります。加入している団信では、どのように定義されているのかを把握しておくことが大切です。
団体信用生命保険の契約内容を確認すべきタイミング
団体信用生命保険の契約内容を確認すべきタイミング
団信の契約内容を確認したほうがよいタイミングとして、以下の3つが挙げられます。
・住宅ローンの借り換えを検討しているとき
・家計の見直しや一般生命保険を検討するとき
・繰り上げ返済や完済したとき
それぞれの詳細について順に説明します。
住宅ローンの借り換えを検討しているとき
住宅ローンの借り換えにあたって、現在の団信と新しく加入する団信の保障内容を比較する必要があるため、それぞれの契約内容の確認が必要です。
住宅ローンの借り換えとは、現在借りている住宅ローンを別の金融機関でより好条件のローンに組みなおし、現在のローンを一括で返済することを指します。借り換えでは以前の団信は引き継がれないため、新しい金融機関にて団信へ改めて加入しなければなりません。
たとえば、現在の団信に介護やがんなどの保証がついており、新しい団信にはついていない場合は保障内容が手薄になってしまうため注意が必要です。ローンの内容だけではなく、団信の保障内容の比較もきちんと行いましょう。
なお、団信へ再加入するには再審査が必要です。年齢や病歴などによって審査に通らないことがあるため、審査項目をよく確認のうえ、借り換えは慎重に行いましょう。
家計の見直しや一般生命保険を検討するとき
新たに生命保険の加入を検討するときは、保障内容の重複をできるだけ避けられるよう、現在加入している団信の契約内容の確認が必要です。
たとえば、団信で生命保障をつけており、さらに一般の生命保険にも加入したいというケースがあるかと思います。団信の保障内容を確認していないと、同じような保障内容に対し二重で保険料を払うことになるため注意が必要です。
条件を満たせばそれぞれから給付を受けられますが、保険料の負担が大きくなりすぎると、日々の家計が圧迫されてしまう可能性があります。生命保険に加入する際は、団信と生命保険の保障内容をしっかりと確認のうえ加入しましょう。
繰り上げ返済や完済したとき
住宅ローンを繰り上げ返済すると、団信の保障額や保障期間が変わるため、団信の契約内容の確認が必要です。
繰り上げ返済によってローン残高が減ると、団信で保障される金額も減り、万一の場合に支払われる保険金はその時点での残高が上限となります。
また、団信の保険期間も短くなる場合があります。期間短縮タイプの繰り上げ返済をした場合、団信への加入期間も短くなるため注意が必要です。団信にがん等の保証をつけており、繰り上げ返済を行う場合は、がん保険といった一般保険への加入を検討するとよいでしょう。
なお、ローンを完済すると団信の契約も終了し保障はなくなるため、一般の生命保険等に加入している場合は保険内容の確認や見直しを行いましょう。
鑑定士コメント
途中で保障内容(特約の付加・解除)を変更できるのでしょうか?団信は住宅ローンを契約する際に加入できる保険であるため、基本的には契約後に変更や特約の追加ができません。したがって、加入時には保険料と保障内容を十分に考えて決定することが大切です。ローンの金額や自身の健康状態、年齢などを考慮して慎重に選択しましょう。
団体信用生命保険なしでローンを組む場合どうなるの?
団体信用生命保険なしでローンを組む場合どうなるの?
団信なしの場合、契約者に万が一のことがあった場合には家族がローン返済義務を負う形になるため、返済の引継ぎについて考えておく必要があります。
そもそも団信へ加入せずに住宅ローンを組むことは可能です。金利を下げて保険料を抑えたい人や、健康面の事情で団信に加入できない人向けに提供されているフラット35があります。
団信なしでローンを組む場合は、債務者が亡くなった時点で債務が相続人に引き継がれるため、代替となる生命保険に加入して備えましょう。昨今では、生命保険会社から収入保証型の保険等が販売されているため、家庭に合った保険に加入しておくと安心です。
また、将来的に住宅の売却も視野に入れている人は、資産性のあげ方について以下の資料が参考になりますのでチェックしてみてください。
まとめ:団体信用生命保険の確認は「家族を守る」リスクヘッジの第一歩
まとめ:団体信用生命保険の確認は「家族を守る」リスクヘッジの第一歩
団信は、契約者に万が一のことが起きてしまった際に、残債を保険金によって完済できる生命保険です。
団信の契約内容を確認したほうがよいタイミングには、住宅ローンの借り換え検討時や一般生命保険の検討時、ローンの繰り上げ返済時などがあります。
契約内容は、契約証書や金融機関の専用サイトで確かめたり、金融機関へ電話で問い合わせたりすることで確認可能です。
団信の契約内容を確認しておくことは、ローンを組むうえで家族を守るための重要な対策となるため、必要なタイミングで忘れずにチェックしておきましょう。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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