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更新日:2025.10.27
登録日:2025.10.27
6帖の広さは何平米? 寸法(縦横の長さ)を地域別に徹底解説!

「6帖の寸法や平米はどれくらい?」
「どのようなレイアウトができるの?」
6帖と聞いて、このような疑問をもっている人も多いのではないでしょうか。
マンションでも6帖の居室は比較的多いため、具体的な広さを知っておくことでマンション選びの参考になります。本記事では、6帖に関する下記の内容について解説します。
マンションの「6帖」で失敗しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事でわかること】
・6帖の面積を平米で表すと10㎡程度の広さ
・畳のサイズは主流のものでも4種類あり、それぞれ実際の平米数が異なる
・6帖でも工夫することでさまざまなレイアウトが可能
・平米数を確認する時は面積の算出方法に注意する必要がある
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6帖の「帖」とは?寸法を左右する畳の基本
6帖の「帖」とは?寸法を左右する畳の基本
ここでは、「帖」に関する下記の基本的な知識について解説します。
・1帖の具体的な面積
・6帖と6畳の違い
・地域ごとのサイズ
・一般的に主流とされるサイズ
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
不動産広告のルールでは「1帖=1.62㎡」以上
不動産広告では、1帖の面積は1.62㎡以上となっています。これは、「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」によって定められているからです。
「以上」とあるため、全ての間取りの6帖が必ず同じ面積になるとは限りません。同じ6帖でも面積に違いがあることをしっかりと把握しておきましょう。
6帖と6畳の違い
不動産広告などを見ていると、面積の表記で「6帖」と「6畳」の2つの表記が見受けられます。漢字が違うことから「何かが違うのだろか」と思われる人もいるかもしれませんが、面積などにおいてはどちらも違いはありません。
帖と畳の2つの表記の違いは、主に「洋室」か「和室」かという点です。多くの不動産広告においては、「6帖」と表記されていると洋室、「6畳」と表記されていると和室と区別されています。
実は地域で違う!覚えておきたい畳の4大サイズ
1帖の面積が1.62㎡以上と定められている要因として、地域ごとに畳のサイズが異なる点が挙げられます。下記は、主な畳の種類とそのサイズです。
畳は、地域や団地などの建物の種類によって種類があります。中には1帖あたり1.62㎡以下の畳もありますが、不動産広告では1.62㎡以上で換算して帖数を表示しています。
マンションの6帖で主流なのは「江戸間」と「団地間」
マンションにおける6帖では、「江戸間」と「団地間」が主流です。
江戸間は、畳の種類として全国的に主流であり、マンションでも多く用いられています。また、集合住宅でよく用いられる団地間も主流です。
鑑定士コメント
間取りを見て平米で表記されていても、広さを具体的にイメージできない場合があります。帖表記することでイメージしやすくなるため、フローリングでも帖で表記されることが多いです。
マンションの6帖は何平米(㎡)?広さの感覚を掴む
マンションの6帖は何平米(㎡)?広さの感覚を掴む
6帖と聞いても、どれくらいの広さなのかあまり想像できないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、マンションの6帖の広さを感覚的に掴めるように、下記の内容について解説します。
・畳の種類で見る6帖の平米数と寸法
・6帖を他の広さと比較
・帖数にカウントされない「壁の厚み」について
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
畳の種類で見る6帖の平米数と寸法
6帖の一般的な敷き方で見た場合、畳の種類ごとの寸法と平米数は下記の通りです。
6帖の面積は畳の種類によって2㎡以上の差が出ていることがわかります。
6帖を他の広さと比較
部屋の広さや建物の面積を表す単位は、帖以外にもあります。
先ほど解説した通り、畳の種類によって多少の差があるものの平米で見ると6帖は約10㎡です。また、建物の広さを表す際によく用いられる「坪」もあります。
6帖を坪で表すと「3坪」となります。一般的には「1坪 = 2帖」と考えると良いでしょう。(1坪=2帖という換算はあくまで一般的な目安となります)
要注意!帖数にカウントされない「壁の厚み」
ここまで、6帖の具体的な広さや他の広さとの比較を行ってきましたが、帖数にはカウントされない注意すべきポイントとして「壁の厚み」があります。
同じ6帖でも、壁の厚みによって居室内の面積が狭くなってしまうということを把握しておかなければなりません。床面積の算出方法によっては、帖数から壁の厚み分だけ実際の床面積が狭くなってしまいます。
マンションの6帖レイアウト例
マンションの6帖レイアウト例
マンションの6帖でどのように部屋をレイアウトできるか気になる人もいるでしょう。ここでは、6帖の代表的なレイアウトについて解説します。
・基本のレイアウト
・快適仕事空間
・くつろぎ重視
基本のレイアウト:シングルベッドとテレビ台を置く場合
6帖の基本的なレイアウトとして挙げられるのが、ワンルームや寝室などでシングルベッドとテレビ台を置くレイアウトです。
窓の位置にもよりますが、入り口の壁側や反対の壁側にシングルベッドを配置して、対面にテレビ台を置きます。シンプルではあるものの、すっきりとしたレイアウトになります。
快適仕事空間:ベッドとワークデスクを両立させる場合
6帖の部屋を仕事空間としても活用するためにベッドとワークデスクを両立させる場合、ベッド対面の壁かベッドのサイドに配置するレイアウトが一般的です。
ベッドのサイズによっては椅子の後ろ側のスペースを確保しにくくなるため、部屋の形やベッドのサイズに合わせて配置しましょう。
くつろぎ重視:ソファを置く場合のレイアウト
6帖の部屋にソファを設置してくつろぎ重視の空間を作りたい場合、ベッドの位置が重要になります。ベッドを部屋の奥に配置して同じ壁側と対面にそれぞれソファとテレビ台を設置することで、中央にスペースを確保しながらくつろぎ空間を演出できます。
6帖のレイアウトでは、中央のスペースを確保することで圧迫感のない開放的な生活空間を作り出せます。家具の配置を工夫することで、6帖という限定的な空間でも自分に合ったレイアウトを見つけられるでしょう。
マンションの「6帖」で失敗しないための3つのポイント
マンションの「6帖」で失敗しないための3つのポイント
マンションの6帖は、数値だけで判断すると「ものが置けない」「好みのレイアウトにできなかった」などの失敗につながる可能性があります。そのため、下記のようなポイントを意識することが大切です。
・専有面積だけでなく居室の帖数表示を確認する
・「壁芯面積」と「内法面積」の違いを理解する
・メジャー持参で内見時に実寸を測る
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
専有面積だけでなく居室の帖数表示を確認する
マンションを選ぶ際、はじめに専有面積を確認する人は多いのではないでしょうか。広さが一目でわかる専有面積ですが、専有面積だけで部屋の広さを判断することはできません。
というのも、専有面積には浴室やトイレ、玄関、キッチンなどの面積も含まれているからです。一見専有面積が広くても、部屋以外の面積が差し引かれると思ったよりも狭いと感じてしまいます。
そのため、部屋の広さを確認する場合は、専有面積だけではなく居室の帖数表示を確認することが大切です。
「壁芯面積」と「内法面積」の違いを理解する
部屋の面積を算出する方法には、「壁芯面積」と「内法面積」の2種類があることを把握しておきましょう。
内法面積では有効面積のみを算出できるため、イメージ通りの面積になることが多いでしょう。しかし、壁芯面積で求められた面積は、壁の厚み分だけ部屋が狭くなってしまいます。
そのため、6帖と表記されていても狭く感じる場合があります。面積を確認する際は、どちらの算出方法で計測されているかをしっかりと確認しておきましょう。
メジャー持参で内見時に実寸を測る
面積だけで広さを確認することは可能ですが、実際に内見して自分の目で見ることも大切です。特に、壁の厚みや柱の出っ張りなど、実際に見なければわからないこともあります。
そのため、図面上で考えていた家具の配置が本当に可能か、メジャーを持参して実寸を測る必要があります。それぞれの辺をメジャーで測り、実寸を把握しましょう。
なお、中古マンション内見時の事前準備について、より詳しく知りたい場合は以下の資料をご覧ください。無料でダウンロード可能です。
鑑定士コメント
新内見では帖数以外にも天井の高さをチェックすることが大切です。同じ6帖でも、天井の高さが高いと多感の広さは広くなるでしょう。反対に、天井が低いと閉塞感が生まれてしまうため、必ず内見時に天井の高さを確認しましょう。
まとめ:6帖の正しい寸法を理解して、理想のマンションライフを
まとめ:6帖の正しい寸法を理解して、理想のマンションライフを
6帖は、マンションでもよく採用される広さの居室です。レイアウトによって、寝室やワークスペースなどさまざまな目的で活用できます。
6帖は、広い居室というわけではないため、事前に実寸を測ることが大切です。ひとえに6帖と言っても、畳の種類によって寸法は異なります。
また、面積の求め方によっては寸法通りの広さがあるとも限りません。イメージ通りの広さか、想定した家具を配置できるかなどを確認するため、必ず内見しましょう。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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