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更新日:2025.04.25
登録日:2025.04.25
火災報知器の電池切れで交換するときの方法は?プロに頼むべきケースも解説!

「火災報知器が電池切れしたけれどどうしたらよい?」
「火災報知器の電池を交換したいけれど、方法がわからない...」
火災から身を守るために、電池の正しい交換方法を確認しておくことが重要です。電池切れを知らせるサインに気づいたら、すぐに交換しましょう。
火災報知器の電池切れを放置すると、いざ火災が発生したとき警報がなりません。本記事では、火災報知器の電池切れについてわかりやすく解説します。
【この記事でわかること】
・住宅用の一般的な火災報知器なら、自分で電池交換ができる
・電池交換後は必ず動作確認が必要で、正常に作動しない場合は本体の交換が必要なこともある
・配線式や高所に設置された火災報知器などは、専門業者に任せたほうがよいケースもある
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火災報知器が電池切れしたときの交換方法

火災報知器が電池切れしたときの交換方法
火災報知器が電池切れしたときの交換方法について、基本的な手順を紹介します。
・交換前に安全確認を行う
・火災報知器を取り外しして電池を交換する
・交換後は動作確認をする
・誤作動を防ぐためのチェックリストで最終確認を行う
方法を覚えれば簡単に交換できるので、ぜひチェックしてください。
交換前に安全確認を行う
火災警報器の電池が切れた場合は警告音などで知らせます。一方で火災を知らせるために警報が鳴っている可能性があるので、安全確認が必要です。
火や煙がないかチェックしてから、警報停止ボタンや引き紐で警告音を止めます。電池切れの警告音や止め方は機種によって異なるため、メーカーの公式サイトで確認しましょう。
火災報知器を取り外して電池を交換する
火災報知器を天井や壁から取り外して電池を交換します。メーカーや機種によって異なりますが、基本の手順は以下の通りです。
・上に押し付けながら左方向(反時計方向)に回して外す
・カバーがあれば裏返してドライバーでネジを抜き取り外す
・赤白線をもって電池コネクタを引き抜く
・電池コネクタに差し込んで新しい電池に入れ替える
・カバーを外して電池交換をした場合はドライバーを使って取り付ける
・本体を取り付けベース(取り付け板)に取り付けてもとの状態に戻す
取り付けベースを使用していない場合は、取り付けネジを緩めて外しましょう。くわしい電池交換の方法は、取扱説明書やメーカー公式サイトで確認できます。
交換後は動作確認をする
火災報知器の電池交換をしたあとは、正しく作動するか動作確認を行います。警報停止ボタンを押すか引き紐を引いて、警告音が鳴ればOKです。
電池交換をしても警告音が鳴らない場合、電池が正常に取り付けられていない可能性があります。電池を入れ直しても作動しないときは故障している可能性があるため、本体ごと交換してください。
誤作動を防ぐためのチェックリストで最終確認を行う
誤作動の原因を放置していると、電池を交換しても正しく作動しません。以下のようなチェックリストをもとに、最終確認を行ってください。
・設置場所の近くにエアコンがないか
・火災報知器の下にストーブを置いていないか
・結露が発生するような湿度が高い場所に設置していないか
・ホコリや虫など異物が入り込んでいないか
・経年劣化が発生していないか
設置場所に問題がある場合は、取り付ける場所を移動します。経年劣化では誤作動が発生しやすくなるので、電池交換ではなく本体の取り替えを検討しましょう。
火災報知器は、中古マンション購入時などに適切に設置されているかチェックするべき項目に含まれています。電池切れの場合は電池を交換し、適切に作動するかまで必ず確認しましょう。
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また、火災報知器の電池を購入する方法については、以下の記事で解説しています。販売場所などわからない点があれば、ぜひ参考にしてください。
火災報知器の電池が切れた!どこに売ってる?販売場所や交換方法を紹介
鑑定士コメント
火災報知器には、専用リチウム電池を使用します。本来の性能を発揮するためには、メーカーの純正品を用意するのがおすすめです。専用リチウム電池の品番は、取扱説明書や電池本体に記載してあります。品番を確認したうえで、適切なリチウム電池を家電量販店やECサイトなどで購入してください。
火災報知器の電池切れに気づくサイン

火災報知器の電池切れに気づくサイン
火災報知器が電池切れしたときのサインは以下の通りです。
・火災報知器が鳴りっぱなしになっている
・音量が弱くなる・警告音が変化する
・火災報知器のLEDランプの点滅パターンが変わる
電池切れをすぐに把握できるように、サインをチェックしておきましょう。
火災報知器が鳴りっぱなしになっている
火災でないのに火災報知器が鳴る場合は、電池切れの可能性があります。火災のときと違い、「ピッ」「電池切れです」などの専用の警告音が繰り返されるケースが一般的です。
警告音の音や鳴る頻度は機種によって異なるため、メーカーの説明書や公式サイトでチェックしておきましょう。電池が完全に切れる前に交換することが重要です。
音量が弱くなる・警告音が変化する
電池切れによって、音量が弱くなったり警報音が変化したりするケースです。問題なく作動するか、1年に1回ほど定期点検をするときに確認します。
メーカーや機種によって異なりますが、警報停止ボタンを押すか引き紐を引いてチェックするのが一般的です。音量が弱くなったり警告音が変化したりした場合、電池切れだと考えられます。
火災報知器のLEDランプの点滅パターンが変わる
火災報知器のLEDランプで知らせてくれる機種もあります。色や点滅パターンが変化するので、日頃から確認しておくと安心です。色や点滅パターンとあわせて、警報音が鳴る機種もあります。
自分で火災報知器の電池交換ができるケース

自分で火災報知器の電池交換ができるケース
一般的な自宅用の火災報知器であれば、自分で電池を交換できます。本体記載のシリアルナンバーや型番を確認したうえで、説明書やメーカーの公式サイトで交換方法をチェックしましょう。
また、賃貸物件の場合は、誰が電池交換をすべきかそれぞれ対応が異なります。電池切れの警報音を止めたうえで、まずは貸主や管理会社に連絡してください。
賃貸借契約書に電池切れの通知義務や交換について記載されているケースもあるため、あわせて確認しておくと安心です。なお、火災報知器の電池交換については以下でも紹介しているので、ぜひチェックしてください。
火災報知器の電池交換をプロに任せた方がよいケース

火災報知器の電池交換をプロに任せた方がよいケース
自分で電池交換できる火災報知器ですが、プロに任せたほうがよいケースもあります。
・配線式の火災報知器の場合
・高所作業が必要な場合
・内蔵電池式の場合
・取り扱いに不安がある場合
どのようなケースが該当するのか、くわしく解説しましょう。
配線式の火災報知器の場合
配線式(電気式)の火災報知器は、電気によって作動しています。そのため電池切れが発生することはなく、交換も必要ありません。
正常に作動しない場合は、電池切れではなく故障だと考えられるでしょう。自分で取り外しや修理はできないため、プロに任せる必要があります。
高所作業が必要な場合
火災報知器は、壁の上部や天井に取り付けるのが一般的です。はしごや椅子などを使用して、高い場所で作業することになります。
天井が高い場合など、自分で電池を交換すると危険なケースもあるため注意が必要です。高所作業に不安があるなら、プロに任せたほうがよいでしょう。
内蔵電池式の場合
内蔵電池式の火災報知器は電池を交換できません。本体ごと交換する必要があるので、まずは説明書やメーカーの公式サイトをチェックしましょう。
本体の交換には電気工事士の資格が必要になる可能性があります。本体を自分で交換が不可能だったり難しいと感じたりする場合は、プロに依頼してください。
取り扱いに不安がある場合
初めて火災報知器の電池交換をするときは、手順ややり方に不安を感じるのは当然のことです。メーカーや機種によってくわしい手順は違うため、調べてもやり方がわからないこともあります。自分で交換するのが難しいと感じる場合は、プロに依頼するのも選択肢の一つです。
鑑定士コメント
火災報知器は10年ほどで電池が切れます。警報音やLEDランプの点灯などのサインが現れない場合でも、10年を過ぎたら電池交換を検討してください。製造年月や設置年月は本体の裏側や側面に記載されているので、チェックしてみましょう。なお、火災報知器は、10年ごとに本体の交換が推奨されています。経年劣化は避けられないので、10年経過している場合は電池交換ではなく本体の交換を検討してください。
まとめ:火災報知器の電池切れは放置せずにすぐに交換しよう

まとめ:火災報知器の電池切れは放置せずにすぐに交換しよう
火災報知器が電池切れをした場合、放置すると火災を検知できません。自分や家族の命を守るために、すぐに交換することが重要です。
警報音やLEDランプなど、電池切れのサインをチェックしておきましょう。一般的な火災報知器の電池であれば、自分でも簡単に交換できます。
ただし、配線式の火災報知器や高所作業が必要な場合など、自分では交換が難しいケースもあります。取り扱いに不安があると感じた場合は、無理をせずプロに任せることを検討してください。
#電池、#交換、#火災報知器

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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