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更新日:2024.11.22
登録日:2024.11.22

DKとLDKの違いとは?それぞれの意味や特徴をくわしく紹介

DKとLDKの違いとは?それぞれの意味や特徴をくわしく紹介

住居にはさまざまな種類の間取りがありますが、マンションなどでも良く見かける間取りとしてDKとLDKがあります。どちらも聞き慣れた間取りではありますが、どのような意味があるのか、それぞれの違いについて疑問に思っている人もいるでしょう。

本記事では、DKとLDKのそれぞれの間取りはどう違うのか、それぞれの間取りの特徴について解説します。居室数別の特徴や間取りのメリット、向いている人のタイプについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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DKとLDKはどこが違うのか

DKとLDKはどこが違うのか

DKとLDKはどこが違うのか

DKとLDKの違いは、その空間の構成と機能にあります。まずDKは、ダイニングとキッチンが一体となった空間を指し、食事をするダイニングスペースと調理を行うキッチンスペースが同じ広がりの中にあるのが特徴です。

 

さらに両者の違いは、居室数と部屋の面積によって決まります。それぞれの下限目安は下記の通りです。

 

居室数

キッチンがある部屋の面積の下限

DK

LDK

1部屋

4.5畳

8畳

2部屋以上

6畳

10畳

 

つまり、居室数が1部屋の場合、キッチンがある部屋の面積が4.5畳以上8畳未満であればDKと表示されます。

 

また、居室数が2部屋以上であれば、6畳以上10畳未満でDK、10畳以上でLDKです。このように、DKとLDKではおよそ1.5〜2畳の面積の違いがあります。

 

なお、面積が4.5畳未満の場合のキッチンのある部屋は「K」と表記されます。1畳は1.62平方メートルで計算されており、DKとLDKでは体感でも広さの違いを感じられるでしょう。

 

※参照:首都圏不動産公正取引協議会

DKとは

DKとは

DKとは

DKとは、ダイニング・キッチンの略称です。その名前の通り、ダイニングとキッチンの機能がまとまっている1室を有する間取りのことを言います。

 

LDKと比べると少し狭いですが、居室の数や住む人数によっては十分な広さがあります。ここでは、代表的なDKの間取りについてそれぞれ解説します。

 

・1DK

・2DK

1DK

1DKは、DKに居室が1部屋ついている間取りです。1DKの「1」は居室の数を示しており、リビングスペースとして使用できる部屋が1つあることを意味します。部屋の構成を考えると、DK以外の部屋は寝室になるでしょう。1DKにおけるDKの面積は4.5畳以上6畳未満です。

 

面積だけで比べると、LDKよりも狭いと感じるでしょう。ただし、キッチンやカップボードなどの設備部分も面積に含まれています。設備によってはDKでも広いと感じることがあります

2DK

2DKは、居室が2部屋ついた間取りです。2部屋あることで、寝室だけではなくもう1つ自由に使える部屋が増えます。一般的には、寝室やリビングルームとして使用される2つの部屋と、食事や調理を行うためのダイニングキッチンエリアが備わっています。

 

そのため、DKは食事だけに利用して普段は寝室・DK以外の部屋で過ごす選択が可能です。部屋数が増えることで、生活のしやすさは格段に上がるでしょう。

鑑定士コメント

2DKと1LDKでは、居室数が明確に違います。2DKの場合はDKと居室2つの計3部屋です。一方、1LDKではLDKと居室1つの計2部屋のみです。全体の広さが同じでも部屋の数によって住居内での過ごし方が変わるため、居室の数の違いは押さえておきましょう。

LDKとは

LDKとは

LDKとは

LDKとは、DKのダイニング・キッチンにLの「リビング」の機能も追加された間取りです。リビングがまとまっているため、DKと比べて面積が広くなっています。

 

ここでは、マンションで多い下記2つの間取りについて詳しく解説します。

 

・1LDK

・2LDK

1LDK

1LDKは、LDKに居室が1部屋ついている間取りです。1DKと同様に、部屋が2つしかないためLDK以外のもう1つの居室が寝室になるでしょう。

 

とはいえ、DKと比べてLDKにはリビング機能がついているため、普段の時間もLDKで過ごしやすいです。寝室と生活空間を切り分けやすいのが特徴です。

 

1人暮らしでは広くて快適な間取りであり、収納スペースによっては2人暮らし、小さい子供を含めた3人暮らしでも生活が可能です。ライフスタイルの変化に応じて、家具の配置を工夫することで、空間の使い方を変えることができる柔軟性もあります。

2LDK

2LDKは、LDKに居室が2部屋ついている間取りです。親子3人の生活に最適な間取りであり、夫婦の部屋と子供の部屋に分けられます。

 

2LDKは間取りの種類が豊富で、バルコニーの間口が全てリビングに面しているフルリビング型やバルコニーに対してリビングと居室が横並びに並んでいるワイドスパン型などがあります。家族構成に合わせて間取りを選択できるでしょう。

 

さらに、2LDKは、家具の配置によってさまざまなスタイルを楽しむことができる柔軟性を持っています。例えば、リビングをより広く使いたい場合は、ダイニングスペースをコンパクトにすることで、余裕のある空間を確保できるでしょう。また、収納スペースを工夫することで、物の整理整頓もしやすいところもポイントです。

DKのメリット

DKのメリット

DKのメリット

DKには、下記のようなメリットがあります。

 

・スペースを分割できる

・比較的金額が安い

・プライバシーを確保しやすい

 

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

スペースを分割できる

DKは、住居全体でスペースを分割できるメリットがあります。LDKの場合、1部屋を広く使うことはできますが、LDKすべてが同じ部屋に集まってしまいます。

 

例えば、LDKの場合、来客者にはリビングで過ごしてもらうことになります。リビングと仕切りのないダイニング・キッチンは人に見られることになるでしょう。料理の匂いが気になる、キッチンを見られたくないなど、来客を招く空間とダイニング・キッチンは分けたいと思う人もいるはずです。

 

その点、DKは役割ごとにスペースを分割できるため、生活スタイルに合わせてスペースを有効活用できます

比較的金額が安い

LDKとの面積の違いからも分かるように、DKはLDKと比べて住居全体の面積が狭いことが多いです。そのため、比較的金額が安いというメリットがあります。

 

マンションを購入する場合でも賃貸として借りる場合でも安い傾向にあるため、出費を抑えられるでしょう。DKは面積が比較的狭いもののスペースが分割されているため、自分の生活スタイルに合った間取りを見つけられます

プライバシーを確保しやすい

DKは、居室数が多い可能性があるため、プライバシーを確保しやすいというメリットもあります。例えばLDKと同じ面積であれば、DKの方が居室数が多いことも珍しくないため、家族個人の部屋を確保しやすいです。友人が泊まりに来る場合に、1部屋を使ってもらうなども可能です。

 

人によっては、プライバシーが確保しにくいストレスから、リビングにあまりいることはない場合もあるでしょう。個人のスペースを確保したい人にとっては、DKの間取りの方が適している可能性があります。

LDKのメリット

LDKのメリット

LDKのメリット

LDKのメリットとしては、下記のようなものが挙げられます。

 

・広い空間を作れる

・家族が集まりやすい

・移動がしやすい

 

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

広い空間を作れる

LDKはリビングとダイニング・キッチンの仕切りがないため1部屋を広く使用できます。広い空間を作れると、設置できる家具の大きさや配置の選択肢が多くなるため、レイアウトの自由度が上がります

 

バルコニーの掃き出し窓も大きい傾向にあり、部屋も明るくなります。部屋が広いと閉塞感がなく、同じ面積でもDKと比べて開放感があるでしょう。

家族が集まりやすい

LDKの間取りは、LDKを中心に生活空間が構成されていることが多いです。そのためLDKに家族が集まりやすく、家族間でコミュニケーションを取る機会が多くなるでしょう。

 

大きなソファーやテレビなども設置できるため、家族が集まる場として最適な部屋を作れます。

移動がしやすい

LDKはリビングとダイニング・キッチン間に仕切りがないため、移動がしやすいというメリットがあります。料理を運んだり片付けたりする際に都度扉を開ける必要がないため、スムーズに移動できます

 

また、普段の生活では飲み物などキッチンに物を取りに行く機会は多いです。生活空間とダイニング・キッチンに仕切りがないLDKは、生活しやすい間取りでしょう。

 

DKが向いている人のタイプ

DKが向いている人のタイプ

DKが向いている人のタイプ

DKが向いている人のタイプとして、下記のようなものが挙げられます。

 

・生活空間とダイニングキッチンを分けたい人

・個室を確保したい人

・金額を抑えたい人

 

DKのメリットは、ダイニング・キッチンと生活空間を分割できることです。料理の匂いや来客対応などを理由に、ダイニング・キッチンを他の部屋と分けたい人に向いています

 

リビングでくつろぐことが少ない人は、DKが向いていると言えるでしょう。リビングよりくつろげる個室を確保したいという人には、DKの方がおすすめです。

 

また、DKは面積がLDKに比べて狭くなりがちなため、購入費用や賃貸料を抑えられます。できるだけ金額を抑えたい人は、DKの間取りに向いています。

LDKが向いている人のタイプ

LDKが向いている人のタイプ

LDKが向いている人のタイプ

LDKが向いている人のタイプとして、下記のようなものが挙げられます。

 

・広い空間で生活したい人

・部屋のレイアウトにこだわりがある人

・家族団らんの時間を作りたい人

・小さな子供がいる人

 

LDKのメリットは開放的な広さであるため、広い空間で生活したい人やレイアウトにこだわりがある人に向いています。DKと住居の総面積が同じでもLDKを広々と使えるため、自分好みにアレンジできるでしょう。

 

また、家族団欒の時間を作りたい人や小さな子供がいる人にもおすすめです。LDKは家族が集まる部屋として最適であり、仕切りがないため家事をしながら部屋全体を確認できます。そのため、家事中でも室内で遊ぶ子供の様子をすぐに確認できます。

鑑定士コメント

二人暮らしでは、2LDKがおすすめです。寝室などプライベートスペースを分けながら、LDKで2人で過ごすこともできます。また、結婚・出産などのライフイベントにも対応できるため、長く住み続けることが可能です。同じ面積でも、LDKを大きく取っているのか、居室を大きくとっているのかで、住み心地が変わりますので、二人のライフスタイルに合わせて選んでください。

まとめ:DKとLDKどちらにするのかは見学して確認しよう

まとめ:DKとLDKどちらにするのかは見学して確認しよう

まとめ:DKとLDKどちらにするのかは見学して確認しよう

DKとLDKの違いはリビング機能がまとまっているかであり、機能の違いからそれぞれの面積の下限目安もあります。ひとえにDK・LDKと言っても、居室数や間取りによって住居全体の雰囲気は異なります。

 

そのため、どちらかがより優れている間取りというわけではなく、ライフスタイルに合った間取りを選ぶことが重要です。イメージだけで選ぶのではなく、どちらの間取りも見学して確認しましょう

 

#LDK #DK #間取り #部屋 #キッチン #リビング

石川 勝

不動産鑑定士/マンションマイスター

石川 勝

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。

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