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更新日:2026.08.27
登録日:2026.08.27
はるひ野駅周辺の住みやすさを徹底解説!里山と暮らす平成生まれの計画住宅地

「はるひ野駅エリアの環境は?」
「中古マンション価格の動きや将来性を知りたい」
はるひ野駅周辺(小田急多摩線)は、計画的に開発された美しい街並みが特徴のエリアです。閑静な住宅街と緑豊かな環境で注目を集めていますが、表面的な情報からだとわからないこともあります。
本記事では、はるひ野駅の住みやすさを、交通アクセス・子育て環境・生活環境の視点から調査しました。中古マンション価格の動きや住む前に知っておきたい注意点とあわせて、わかりやすく解説します。
【この記事でわかること】
・はるひ野駅エリアは計画的に開発された美しい住宅街である
・多摩線と若葉台駅の2駅が使える立地にあり、都心へのアクセスにも便利
・飲食店やショッピングモールは少なく隣駅に頼ることになる可能性がある
マンション図書館の物件検索のここがすごい!

- 個々のマンションの詳細データ
(中古価格維持率や表面利回り等)の閲覧 - 不動産鑑定士等の専門家によるコメント
表示&依頼 - 物件ごとの「マンション管理適正評価」
が見れる! - 新築物件速報など
今後拡張予定の機能も!
【はるひ野駅エリアの概要】里山とともに生まれた平成の計画住宅地
【はるひ野駅エリアの概要】里山とともに生まれた平成の計画住宅地
はるひ野駅は、神奈川県川崎市麻生区にある小田急電鉄多摩線の駅です。
・2004年開業、多摩線で最も新しい駅の誕生
・黒川地区の区画整理で生まれた新しい街
・三沢川の自然と里山に囲まれた住環境
駅の概要と周辺エリアの特徴をまとめました。
2004年開業、多摩線で最も新しい駅の誕生
はるひ野駅は、2004年に開業した小田急電鉄多摩線で最も新しい駅です。小田急永山駅(多摩センター方面)と黒川駅(新百合ヶ丘・新宿方面)の間に新設され、川崎市最西端に位置しています。
都市再生機構(旧:都市基盤整備公団)開発の分譲地名称が「くろかわはるひ野」であったことが、駅名の由来です。駅の構造としては2面2線(2本の線路に2つのホーム)の地上駅で、跨線橋(線路をまたいでホーム同士を連絡する橋)は大きな屋根で覆われています。
ユニバーサルデザインに配慮され、年齢・性別・文化にかかわらず使いやすい設計です。さらに、風力・太陽光ハイブリッド発電設備が導入されています。
※参照:川崎市総合教育センター
黒川地区の区画整理で生まれた新しい街
はるひ野駅は、黒川特定土地区画整理事業(※)で生まれました。豊かな自然と環境に配慮しつつ、良好な市街地形成を目的とした事業です。
事業の進捗にあわせてはるひ野駅が開設されましたが、当時周辺エリアは空き地が目立つ状態でした。その後は少しずつ時間をかけて住宅が増え、現在は閑静な住宅街になっています。
※参照:川崎市役所
三沢川の自然と里山に囲まれた住環境
はるひ野駅周辺は、丘陵(なだらかな起伏や小山が連続する地形)やため池など、もとからある自然を活かして開発されたエリアです。多摩川へ注ぐ三沢川の源流域は、はるひ野駅のすぐ横にある「黒川谷ツ(くろかわやつ)公園(立ち入り制限あり)」を含む黒川地区一帯に広がっています。
さらに、徒歩圏内にある特別緑地保全地区「黒川よこみね緑地 」に注目。水辺地域や里山が残っており、豊かな自然と貴重な動植物を身近に感じられます。
自然と里山がすぐとなりにある住環境は、はるひ野駅エリアの大きな魅力です。休日に緑豊かな遊歩道を少し散策するような、心身ともにリフレッシュできる穏やかな暮らしがここにはあります。
【市場分析】はるひ野駅周辺の中古マンション価格の動き
【市場分析】はるひ野駅周辺の中古マンション価格の動き
はるひ野駅周辺エリアの中古マンションについて、相場の変化をまとめました。
・徒歩圏の若葉台駅から読み解く周辺相場
・若葉台・京王永山・京王多摩センターと比べる周辺価格帯
・麻生区の人口動向と比較的新しい住宅地としての将来性
中古マンション価格や人口動向のデータを読み解き、将来性を分析します。
徒歩圏の若葉台駅から読み解く周辺相場
はるひ野駅周辺は戸建分譲住宅地として開発された経緯があり、マンションのストックが限られます。そのため駅単位での価格データが取りにくく、ここでは徒歩12分の若葉台駅の相場を手がかりに周辺の水準を読み解きます。
はるひ野駅の徒歩12分の立地にある若葉台駅(京王電鉄相模原線)の中古マンション平均坪単価(1坪=約3.3㎡) を参考に、周辺相場を分析します。()内の数値は平均築年数/同専有面積です。
※参照:東京カンテイ
若葉台駅の平均坪単価(2024年9月10日号/集計期間:2024年4〜6月)は188万円でした。2022年は155万円、2023年は178万円で、直近3年は上昇傾向が続いています。
ただし同じ期間に平均専有面積が73.7㎡から89.7㎡へと広がっており、上昇幅には集計対象となったマンションの構成変化も影響している点には注意が必要です。
若葉台駅とはるひ野駅エリアの周辺相場は近く、この傾向は参考になるでしょう。以下ではるひ野駅エリアの中古マンションを紹介しているので、ぜひチェックしてください。
若葉台・京王永山・京王多摩センターと比べる周辺価格帯
若葉台駅・京王永山駅(小田急永山駅と実質同一駅)・京王多摩センター駅(小田急多摩センター駅と実質同一駅)の、中古マンション平均坪単価を比較しました。
3駅を比べると、若葉台駅の188万円に対し、京王永山駅は113万円、京王多摩センター駅は115万円と、若葉台駅が突出して高い水準にあります。若葉台駅の平均築年数が17.7年と2駅より15年以上新しく、平均専有面積も広いことが、この差の背景にあると考えられます。
はるひ野駅エリアも若葉台駅と同じく2000年代以降に開発された街で、築浅かつ広めの物件が中心という点は共通します。価格帯は若葉台駅に近い水準で推移していると見るのが妥当でしょう。
なお永山駅ははるひ野駅の隣駅、多摩センター駅は2つ隣駅にあたります(いずれも小田急線・京王線の駅が隣接)。近隣駅でありながら価格帯が大きく異なるのは、開発時期と住宅ストックの違いによるものです。築年数の新しさを取るか、商業施設の充実を取るか、それぞれの環境や利便性に注目して物件を選ぶことが大切です。
麻生区の人口動向と比較的新しい住宅地としての将来性
はるひ野駅がある川崎市麻生区の人口動向は、以下のように変化しています。
※参照:川崎市役所
麻生区では人口増加が続いていましたが、2022年にはじめて減少へと転じました。川崎市全体の人口は増加(※1)していることを考えると、不安材料といえるかもしれません。
しかし、はるひ野駅エリアは比較的新しい住宅地であり、築浅物件の多さと環境のよさがあります。築浅物件が多く環境が良いため一定の需要は見込めるでしょう。
※参照1:川崎市役所
鑑定士コメント
落ち着いた環境を求めるならはるひ野、利便性を求めるなら若葉台がおすすめです。若葉台駅周辺にはショッピングモールやスーパー、飲食店などが集まり、日常の買い物や外食に便利な環境が整っています。はるひ野は緑豊かな自然環境と美しい街並みが特徴で、静かでゆとりのある住環境が魅力。買い物や外食を重視するなら若葉台駅エリア、自然に囲まれた穏やかな暮らしを求めるならはるひ野駅エリアがよいでしょう。一概にどちらが優れているとはいえないため、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
はるひ野駅の交通アクセス|多摩線と若葉台駅の2駅が使える立地
はるひ野駅の交通アクセス|多摩線と若葉台駅の2駅が使える立地
はるひ野駅は、各地へのアクセスが便利な立地にあります。
・新百合ヶ丘経由で新宿方面へアクセスしやすい
・徒歩圏の若葉台駅で京王線も選べる
交通アクセスの利便性について、わかりやすく解説しましょう。
新百合ヶ丘経由で新宿方面へアクセスしやすい
はるひ野駅は2025年3月のダイヤ改正で急行停車駅になり、新宿など都心方面へスピーディーにアクセスできるようになりました。以下のような駅に乗り換えなしで行けます。
新百合ヶ丘駅で多摩線と小田原線が合流することで、一部の列車は新宿方面まで直通で行けます。ただし、すべての列車が新宿方面へ直通するわけではなく、新百合ヶ丘駅で乗り換えが必要なケースもあるので確認が必要です。
徒歩圏の若葉台駅で京王線も選べる
若葉台駅は京王電鉄相模原線の駅で、はるひ野駅から徒歩12分の場所にあります。相模原線と京王線は調布駅で接続されていて、以下のような駅に直通で行ける利便性が魅力です。
若葉台駅には各駅停車・快速・区間急行が停車します(急行・特急は停車しない)。なお、京王線の駅に直通していない列車もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
はるひ野駅の生活環境|駅前スーパーと若葉台の商業施設で完結
はるひ野駅の生活環境|駅前スーパーと若葉台の商業施設で完結
はるひ野駅周辺は、開業から時間をかけて商業施設や医療機関が整えられてきたエリアです。
・駅前のスーパーで日常の買い物はまかなえる
・フレスポ若葉台まで歩ける週末の買い物圏
・駅近くに医療施設が集約
日常の買い物からいざというときの医療体制まで、生活環境をチェックしましょう。
駅前のスーパーで日常の買い物はまかなえる
はるひ野駅から徒歩2分の場所には、「スーパークリシマはるひ野店」があります。野菜や肉、惣菜などが購入でき、さらに駐車場もあるので、まとめ買いをしたいときも安心です。
「カワチ薬品はるひ野店(徒歩3分)」「セイムス はるひ野駅前薬局(徒歩4分)」では、医薬品や日用品を購入できます。駅前で日常の買い物をまかなえる利便性が魅力です。
フレスポ若葉台まで歩ける週末の買い物圏
「フレスポ若葉台店」は、はるひ野駅から徒歩15分の場所にあるショッピングセンターです。たとえば以下のような店舗や飲食店が入っています。
・ヤオコーフレスポ若葉台店
・ツルハドラッグフレスポ若葉台店
・ダイソー
・ノジマ(家電専門店)
・おかしのまちおか
・カフェ・ド・クリエ
・餃子の王将
・ゴクチープラス(からあげ専門店)
・すき家
・長崎らーめん西海製麺所
・和ぱすたぽぽらまーま
ほかにも美容院や生花店、学習塾、歯科医院なども入っているので便利です。フレスポ若葉台店まで足を伸ばすことで、外食から休日の買い物までが完結します。
駅近くに医療施設が集約
はるひ野駅から徒歩2〜3分の場所には、複数の診療科が集まる「はるひ野メディカルヴィレッジ」があります。内科・整形外科・小児科・産婦人科が一か所に揃っているため、病気や怪我の際にスムーズにアクセスできます。
駅から徒歩圏内で基本的な診療が完結しやすく、日常的な体調不良があればすぐに受診できます。小児科もあるので、お子さんがいる子育て世帯も安心です。
はるひ野駅の子育て環境|小中連携校が徒歩圏内にある新しい街
はるひ野駅の子育て環境|小中連携校が徒歩圏内にある新しい街
はるひ野駅周辺は、子育てしやすい条件が揃ったエリアです。
・駅から約5分の川崎市立はるひ野小中学校
・高校生年代まで広がる医療費のサポート
・里山体験と公園、自然が近くにある放課後
通学や制度、環境など、子育てしやすいエリアと言われる理由をくわしく説明します。
駅から約5分の川崎市立はるひ野小中学校
はるひ野駅から徒歩5分の場所にある「川崎市立はるひ野小中学校」は、川崎市初の小中連携校です。川崎市は学区制(※1)なので、はるひ野駅エリアに住む多くの小中学生が通うことになります。
9年間を通じて子どもの成長を見守れる点が、保護者にとって安心材料の一つといえるでしょう。通いやすい立地にあり、さらに歩道が広く見通しが良い場所が多いことから通学路の安全性が高いのも魅力です。
また、川崎市立はるひ野小中学校には、小学1年生から小学6年生までが対象の「わくわくプラザ(※2)」があります。放課後・土曜・長期休業日にわくわくプラザ室を利用でき、遊びを通じて仲間づくりができます。
※参照1:川崎市役所
※参照2:川崎市役所
高校生年代まで広がる医療費のサポート
川崎市では、2026年9月から小児医療費助成制度が大きく変わります。助成対象を高校生年代まで拡大するとともに、これまで小学4年生以上にかかっていた通院1回500円の一部負担金を廃止します。
2026年9月以降の制度内容は以下の通りです。
※参照:川崎市役所
高校生まで医療費の心配をせずに通院しやすくなるでしょう。家計の負担を軽減する仕組みが拡充される点は、子育て世帯にとってうれしいポイントです。
里山体験と公園、自然が近くにある放課
はるひ野駅の周辺は、子どもが自然を近くに感じられる環境が整っています。すぐ横にある黒川谷ツ公園は、湿地や湧水、小川、雑木林が見られる保全地域です。
生物や自然環境を保全するため普段は立ち入りが禁止されていますが、開放日には入園できます(※)。定期的に開催されるイベントに参加すれば、より貴重な体験ができるでしょう。
また、はるひ野駅から徒歩7分の場所にある「黒川よこみね緑地」は、古きよき里山を体験できる近隣住民の憩いの場です。豊かな湧き水や湿地があり、カルガモやホタル、トンボなどさまざまな生き物を観察できます。
放課後に自然と触れ合える豊かな環境は、はるひ野駅エリアならではです。ほかにも「柳町いろどり公園(徒歩2分)」「丸山こもれび公園(徒歩5分)」「海道ひだまり公園(徒歩6分)」など、気軽に子どもを遊ばせられる公園が揃っています。
※参照:川崎市役所
鑑定士コメント
川崎市の認可保育所の入所・待機児童数は、「令和8年4月1日の時点で0人」です。6年連続で0人を達成していることから、川崎市は保育園に入りやすいエリアといえます。ただし、必ずしも希望の保育園に入れるとは限りません。川崎市にはランク制があり、保護者の就業状況に応じて優先順位がつけられます。人気の保育園に入れたい場合は、早めに見学をしたうえで複数の希望を記入しておきましょう。
はるひ野駅に住む前に知っておきたいポイント
はるひ野駅に住む前に知っておきたいポイント
環境の良さと住みやすさが魅力のはるひ野駅エリアですが、注意点がいくつかあります。
・飲食店や買い物先は少なく隣駅頼みの場面も
・通勤ラッシュ時の混雑と乗り換えの多さに注意
・土砂災害警戒区域をハザードマップで事前確認する
住んでから後悔しないために、知っておきたいポイントを確認しておくことが大事です。
飲食店や買い物先は少なく隣駅頼みの場面も
はるひ野駅周辺には、レストランやカフェなどの飲食店がほとんどありません。大型ショッピングモールなど大型の商業施設もなく、休日にショッピングを楽しみたい方は物足りない可能性があります。
小田急永山駅や黒川駅、若葉台駅など、近隣駅まで足を運ぶ必要がでてくるでしょう。日常生活ははるひ野駅周辺で、外食や休日のお出かけの際は周辺駅を利用するなど、柔軟な使い分けが求められます。
通勤ラッシュ時の混雑と乗り換えの多さに注意
2025年3月に急行停車駅となりはるひ野駅の利便性は増しましたが、朝の通勤ラッシュの時間帯(7~8時ごろ)は混雑します。住む前に通勤時間に足を運んだうえで、必要に応じて早く通勤するなどの工夫が必要です。
また、新宿方面に直通するのは一部の列車だけなので、新百合ヶ丘駅での乗り換えが発生するケースがあります。乗り換えの有無に所要時間は左右されるので、詳細なダイヤをチェックしておきましょう。
土砂災害警戒区域をハザードマップで事前確認する
はるひ野駅エリアの一部は「土砂災害警戒区域」に指定されています。検討している物件の住所が該当していないか、あらかじめハザードマップ(※1)で確認しておくことが大切です。
避難場所や避難経路もチェックしておけば、いざというとき適切な行動がスムーズにとりやすくなります。災害に備える情報が確認できる「川崎市防災ポータルサイト(※2)」も、ぜひ参考にしてください。
※参照1:川崎市役所
※参照2:川崎市役所
以下の資料では、マンションの資産価値をあげる方法を解説しています。はるひ野駅周辺に住む場合に知っておきたいポイントとあわせて、ぜひチェックしてください。
まとめ:里山とともに育つ街「はるひ野駅」で、子どもも大人ものびのび暮らせる日々へ
まとめ:里山とともに育つ街「はるひ野駅」で、子どもも大人ものびのび暮らせる日々へ
はるひ野駅エリアは、区画整備によって計画的に整備された美しい街です。里山や水辺地域がある豊かな環境でありながら、都心まで直通でアクセスできる利便性も備えています。
日常の買い物に便利なスーパーや医療施設が駅周辺に集まっていて、住みやすいエリアといえるでしょう。駅から徒歩圏内にある小中連携校や小児医療費助成制度の拡大など、子育て世帯にうれしい条件も揃っています。
一方で通勤ラッシュ時の混雑や土砂災害のリスクなど、注意点もあるのであらかじめ確認しておくと安心です。はるひ野駅エリアに実際に足を運んで環境と生活利便性を確認したうえで、住まい選びを進めましょう。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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