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更新日:2024.11.22
登録日:2024.11.22
ハングバーとは?壁を有効活用できる方法を解説
「ハングバーって何?」と疑問を持つ人も少なくないでしょう。ハングバーは、壁に設置することで洋服や雑貨などをかけておける便利な設備です。よく着る洋服や小物をかけておけば、外出時も手間なく出かけられます。
ハングバーはひと目で使い方が分かる設備ですが、具体的にどのような活用方法があるのか意外に知らない人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ハングバーの特徴やメリット、使用する際の注意点などを詳しく解説します。ハングバー以外にも同様の使い方ができるグッズも分かるので、居室の壁を有効活用したい人はぜひ参考にしてみてください。
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ハングバーとは
ハングバーとは
ハングバーとは、壁に水平に設置されたレールのことを言います。一般的に寝室に設置されており、名前から想像するようにハンガーを使用して洋服や雑貨などをかけておける設備です。
一般的にハングバーには左右にスライドするフックが取り付けられており、かけるアイテムに合わせてフックの位置を自由に決められます。
例えば、コートのような幅広い洋服も、フックの間隔を広くすればかさばらずに収納できるでしょう。帽子ならそのままフックにかけられますし、持ち手の広いカバンの場合、大きめのS字フックを利用すれば無理なくハングバーを活用できます。
ハングバーがあれば、ハンガーラックなどを設置して場所をとることもなく、よく着る洋服を省スペースでかけておけます。
ハングバーのメリット
ハングバーのメリット
ハングバーは、幅広い用途で洋服や雑貨をかけておける便利な設備です。中でも、ハングバーがあることによるメリットは3つあります。
・取りやすい位置に服や帽子をかけられる
・インテリアとして活用できる
・クローゼット内でも利用できる
ひとつずつ紹介していきます。
取りやすい位置に服や帽子をかけられる
ハングバーは、取りやすい位置に洋服や帽子などをかけておけます。日常生活でよく使用する洋服を毎回クローゼットに戻すのは面倒なこともあるでしょう。
冬ならコートやマフラーなどの防寒着をかけておけるので、外出の際はサッと着て出かけられます。仕事であればベルトやネクタイなどをかけておくと便利です。
疲れて帰ってきてもコートやバックをハングバーにかけておけば、次の日に必要なものが揃っているため、取り忘れなども防止できます。
インテリアとして活用できる
ハングバーは使用頻度の高い洋服をかけるだけではなく、インテリアとしても活用できます。ワンピースや帽子、カバンなどをディスプレイして、アパレルショップのように目で見て楽しむこともできるでしょう。
帽子や靴が好きな人なら、集めたアイテムをハングバーにかけて、インテリアの一部としてコレクションできます。
他にも小物やアクセサリー、雑貨など、アイデア次第でお部屋の雰囲気をガラリと変えられます。季節に合わせて自由にディスプレイしてみてはいかがでしょうか。
クローゼット内でも利用できる
ハングバーは、クローゼット内に設置して利用することもできます。過去に、一部のハウスメーカーでは、クローゼット内にハングバーを標準装備した物件を展開していました。
洋服や雑貨をクローゼットに収納すると、つい着る機会を逃してしまう洋服もあるでしょう。クローゼット内にハングバーがあると、カバンやコート、帽子などのお気に入りアイテムを目立たせられます。
子どものお出かけ用のアイテムをかけておくと、バタバタと準備をしていても楽に必要なものを取り出せるでしょう。
クローゼットの扉をあけて目線の高さにかけられるので、次のシーズンに着たい洋服を飾っておくことで、衣替えの季節の際にすぐに利用することもできます。
このように、ハングバーは暮らす人の家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に活用できる便利な設備です。
ハングバー以外に壁を有効活用できるグッズ
ハングバー以外に壁を有効活用できるグッズ
ハングバーがない物件の場合、以下のようなグッズを利用して壁を有効活用できます。
・ハンガーフック
・ウォールフック
・ピクチャーレール
・長押フック
それぞれ特徴や導入しやすい部屋が違うので、ひとつずつ具体的に紹介します。
ハンガーフック
ハンガーフックは、フックのついたレールを壁に取り付ける設備です。ハンガーフックは、フック部分が大きいものや、左右にスライドするものなど、使用目的に合わせてさまざまな種類があります。
フックが大きいハンガーフックなら、S字フックのようなアイテムを使わずにカバンや帽子などをかけておけるので、玄関に設置すると便利です。
フック部分が丸いアール形状のものは、優しいナチュラルな雰囲気になり、子ども部屋との相性も良いでしょう。
ハンガーフックは、ネジやピンなどで簡単に取り付けられるため、必要な部屋に導入しやすい特徴があります。
ウォールフック
ウォールフック
ウォールフックは、壁に設置してさまざまなアイテムをかけられるグッズです。素材も多種多様で、木材やアイアンテイスト、スチールなど幅広い特徴があります。
ナチュラルな風合いのものや、アンティーク調など、インテリアに合うデザインを選べば、お部屋のよいアクセントになるでしょう。
ウォールフックは、レールにフックを設置しているもの以外に、フックが独立しているものもあり、洗面所や玄関、リビングなどさまざまな使い方ができます。
おしゃれな部屋を作りたい人は、デザイン性の高いウォールフックを選ぶのも良いでしょう。
ピクチャーレール
ピクチャーレールはその名の通り、写真や絵画などを飾るのに活用できるグッズです。ワイヤーと組み合わせれば飾る高さも自在に調整でき、お部屋の壁を彩り豊かに演出できるでしょう。
レールの幅が細いのもピクチャーレールの特徴で、圧迫感を感じにくいメリットがあります。
壁に華やかさをプラスするなら、観葉植物やドライフラワーを飾るのもおすすめです。カゴを吊り下げて小物を収納することもできます。
ピクチャーレールは、洋服や靴、カバンなどをかけておくこともできますが、その際は耐荷重に注意して使用しましょう。
長押フック
長押フックは「なげしフック」と言い、日本特有の家屋で活用するグッズです。そもそも長押(なげし)とは、和室の柱から柱をつなぐ部材で、何かものを飾ったり、写真を立てかけたりできます。
長押フックは、長押の溝部分にフックをひっかけるだけで、ハンガーをかけたり物をひっかけたりできるグッズです。
和室で使用するだけではなく、洋室の壁に設置できる「付長押」「長押レール」などと呼ばれる商品も登場しています。
上部の溝部分を利用して、好きな雑貨をディスプレイしたり、フックを取り付けて吊り下げ収納にしたり、活用方法は多種多様です。シンプルでお部屋になじみやすいデザインのものもあるので、好みに合わせて選んでみてください。
鑑定士コメント
壁につけるフックはどこで売っているものでしょうか?身近なところでは100円ショップで売っています。大手のダイソーやセリアなどにも、さまざまな種類のフックが揃っています。粘着テープで貼るタイプ、目立たない穴を開けるピンタイプ、マグネットタイプなど、用途に合わせて選べます。フックは取り付ける場所の素材によって最適なものが異なりますので、購入前にしっかりと設置場所を確認しておくことをおすすめします。
ハングバーの利用で注意するポイント
ハングバーの利用で注意するポイント
ハングバーは一般的に洋服をかける目的で設計されているため、耐荷重に注意しなければいけません。荷物がしっかり入っている通勤カバンなどをかけると、破損の原因になります。
実際の耐荷重はハングバーを設置している壁面の素材によって異なります。賃貸物件の場合は、オーナーに聞いてみるとよいでしょう。分譲マンションであれば、管理会社や建設したハウスメーカーに問い合わせてみてください。
利用する際は、設置されているハングバーの耐荷重を確認した上で、あまり重いものをかけないようにしましょう。
また、洋服をかけられる特性上、洗濯物を干してしまうケースもありますが、濡れた衣類は壁紙のカビや汚れにつながるのでおすすめしません。
鑑定士コメント
一般的にフックなどはどれくらいの重さに耐えられるのでしょうか?
木造在来工法の住宅では、壁の内部に「胴縁(どうぶち)」と呼ばれる下地材が入っています。この胴縁に長めのビスをしっかりと固定すれば、約30kg程度の重さまでなら安全に取り付けることができます。
まとめ:ハングバーがあると便利!工夫して使ってみよう
まとめ:ハングバーがあると便利!工夫して使ってみよう
ハングバーは、よく着る洋服や帽子などの衣類をかけて、必要な時にサッと取り出せる便利な設備です。機能面だけでなく、ディスプレイとして活用すればお部屋を彩るインテリアとして活用できます。
ハングバーが設置されていないお部屋でも、ハンガーラックやウォールフックなどを使用すれば、目的に合わせて壁を有効活用できるでしょう。
ライフスタイルに合わせて使い方を自在にアレンジできるハングバーをぜひ導入してみてください。
#ハングバー
不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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