全国市況レポート
注目記事
学ぶ
更新日:2026.04.27
登録日:2026.04.27
天王町の住みやすさと不動産価値!"ハマのアメ横"が日常になる横浜至近の穴場エリア

「天王町ってどんな街?」
「天王町の利便性や住みやすさはどう?」
天王町への移住を検討し、このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。天王町は都市部へ移動しやすい利便性を保ちつつ、昔ながらの商店街と新たな商業施設が同居する住みやすい街です。横浜からアクセスしやすい好立地にもかかわらず地価が控え目で、コストパフォーマンスの高いエリアとしても注目を集めています。
本記事では、天王町エリアの特徴や、中古マンションの市場動向を紹介します。交通アクセスやエリア環境、注意すべきポイントもあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
・天王町エリアは横浜のベッドタウンとして魅力的な街
・昔ながらの商店街と新たな商業施設が同居する暮らしやすいエリア
・横浜はもちろん、渋谷や新宿方面へのアクセスにも便利
・周辺の交通量の多さや各駅停車のみしか止まらない点には注意が必要
マンション図書館の物件検索のここがすごい!

- 個々のマンションの詳細データ
(中古価格維持率や表面利回り等)の閲覧 - 不動産鑑定士等の専門家によるコメント
表示&依頼 - 物件ごとの「マンション管理適正評価」
が見れる! - 新築物件速報など
今後拡張予定の機能も!
【天王町エリアの概要】旧東海道の宿場町から進化する横浜のベッドタウン
【天王町エリアの概要】旧東海道の宿場町から進化する横浜のベッドタウン
天王町(てんのうちょう)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区(ほどがやく)にある街です。古くから旧東海道の宿場町として栄えてきましたが、今では横浜のベッドタウンとして幅広い世代の注目を集めています。
ここからは、以下の観点に着目しながら天王町の特徴について紹介していきましょう。
・旧東海道・保土ケ谷宿の歴史と変遷
・商店街と再開発が共存する街
・「星天qlay」開業で変わる街の表情
具体的な内容は次のとおりです。
旧東海道・保土ケ谷宿の歴史と変遷
天王町のある保土ケ谷は、江戸から4番目の東海道の宿場町として、1601年(慶長6年)に幕府から認定されました。その後1648年には東海道の経路が変更され、天王町の駅前を通るルートに設定されたのです。
天王町の名は、橘樹神社(たちばなじんじゃ)がかつて牛頭天王を祀る牛頭天王社と呼ばれていたことに由来します。
また、天王町はかつて大きな繊維工場が立ち並ぶ地域であったため、労働者のための飲食店で賑わっていました。現在では工場はなくなり、跡地には天王町団地やビジネスパークが建設されています。近年は洗練されたレストランやカフェも増え、さまざまな人が暮らしやすい街へと変遷を遂げました。
商店街と再開発が共存する街
天王町は、昔ながらの商店街と再開発による先進的な施設が共存している街です。
駅から徒歩数分の場所には、天王町商店街(旧YCVテレミン商店街)が広がります。この商店街では、年間を通してフリーマーケットや夏祭りなど多様なイベントを開催しており、常に賑わいを見せているのが大きな特徴です。駅から500mほどの徒歩圏内には、「ハマのアメ横」と呼ばれる洪福寺松原商店街もあります。
また天王町では、相鉄線の高架下を利用した大規模な再開発を実施しており、2025年3月には複合施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」が全面開業しました。星天qlayには商業施設のほか、賃貸マンションやカルチャー施設が整備されており、駅周辺の活性化に一役買っています。
「星天qlay」開業で変わる街の表情
星天qlayの開業によって、天王町の街の表情は一変しました。隣接する星川駅へと続く全長1.4kmの高架下にモダンな複合施設がオープンしたことで、落ち着いた住宅街に、にぎわいのある商業空間が加わったのです。
星天qlayは、AからEの5つのゾーンで構成されます。天王町駅の高架下にあるEゾーンには、弁当屋やカフェ、レストランが立ち並ぶのが特徴的です。そのほか日用品と生活雑貨を中心に扱うBゾーンや、ものづくり体験を提供するCゾーンには学童保育や保育園、トリミングサロンもあります。Dゾーンには住居スペースや横浜国立大学の研究室、会員制のコワーキングスペースが設置され、Aゾーンは駐車場の設備がメインです。
【市場分析】天王町エリアの不動産価値と価格動向
【市場分析】天王町エリアの不動産価値と価格動向
ここからは、天王町エリアの不動産価値と価格動向についてチェックしていきます。
天王町エリアの中古マンション平均坪単価(3.3㎡あたり)の推移は、下記のとおりです。
※参照:東京カンテイ
上記の表からわかるとおり、2025年の坪単価は215万円です。2024年の坪単価180万円と比較すると、1年間で約19%上昇していることが読み取れ、近年注目されつつあるエリアだとわかります。
また、以下の2点も天王町エリアの着目すべきポイントです。
・横浜駅との価格差に見る割安感
・星川・西横浜との価格帯の比較
それぞれ具体的に解説していきます。
横浜駅との価格差に見る割安感
天王町エリアは、横浜エリアと比較し割安感を得られるメリットがあります。
天王町と横浜の平均坪単価(平均築年数/同専有面積)は、以下のとおりです。
※参照:東京カンテイ
横浜エリアの2025年の坪単価が459万円であるのに対し、天王町エリアは横浜のおよそ半額程度の坪単価に抑えられています。横浜より低価格ではあるものの、天王町の坪単価がこの1年で大幅に上昇したこともあり、資産価値も問題ないといえるでしょう。
また、この1年の横浜エリアの伸び幅が約44%と大幅に上昇しているため、近隣に位置する天王町の人気もますます高まることが予想されます。
星川・西横浜との価格帯の比較
天王町と、その周辺エリアである星川・西横浜エリアの平均坪単価(平均築年数/同専有面積)の推移は、以下のとおりです。
※参照:東京カンテイ
天王町エリアを含む西横浜から星川のエリアは、2024年から2025年の1年間で上昇傾向が見られます。新居を探す際は、天王町だけでなく近隣エリアまで視野を広げて検討すれば、理想の住まいが見つけやすくなるでしょう。
鑑定士コメント
周辺の人気エリアと比べて天王町はおすすめでしょうか?天王町は、周辺の人気エリアと比較してもおすすめといえます。横浜エリアと比較すると半額ほどの坪単価であるため、余裕をもった資金計画を立てつつ便利に通勤通学ができるでしょう。また、和田町から鶴ケ峰のエリアと比較し坪単価の伸び幅も大きいため、資産価値も見込めます。
天王町の交通アクセス|横浜5分・都心直通の2駅2路線エリア
天王町の交通アクセス|横浜5分・都心直通の2駅2路線エリア
天王町は価格を抑えて住める地域ですが、横浜まで5分・都心直通の2駅2路線が使えるのが大きな強みです。
・相鉄本線と保土ケ谷駅のダブルアクセス
・相鉄・東急直通線で渋谷・新宿へ乗り換えなし
上記の点に着目しながら、天王町の交通アクセスについて詳しく解説していきます。
相鉄本線と保土ケ谷駅のダブルアクセス
天王町駅には相鉄本線の各駅停車が乗り入れており、横浜駅まで3駅5分前後でアクセス可能な好立地にあります。朝晩のラッシュ時には1時間に7~8本ほど運行しているため、便利に移動できるでしょう。
また、天王町駅から南西へ徒歩15分ほどの場所には、JR横須賀線・JR湘南新宿ラインの保土ケ谷駅があります。保土ケ谷駅から横浜までは1駅2~3分ほどのため、天王町の南西側の住居であれば2路線を使い分けることで、さらに便利に通勤通学が可能です。品川や東京方面はもちろん、戸塚や大船、鎌倉、横須賀方面へも移動しやすくなっています。
相鉄・東急直通線で渋谷・新宿へ乗り換えなし
天王町エリアは、都心直通ルートの開業でさらに利便性が高まりました。天王町駅から4駅西側の西谷駅を経由することで、渋谷や新宿まで乗り換えなしでアクセスできます。いずれも西谷駅から羽沢横浜国大駅を経由する直通ルートで、都心部への2つのルートが利用可能です
ひとつは相鉄・JR直通線ルートで、羽沢横浜国大駅からJR線(武蔵小杉・大崎経由)を通り、渋谷・新宿方面へ向かいます。もうひとつは相鉄・東急直通線ルートで、羽沢横浜国大駅から新横浜・日吉を経由し、東急東横線・目黒線方面へ直通します。東急ルートでは渋谷まで、JRルートでは新宿まで、それぞれ40分前後で移動可能です。
ただし、直通便は本数が限られているため、時間帯によっては横浜駅を経由する従来のルートのほうが便利な場合もあります。状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
なお下り方面は、大和駅や海老名駅まで直通便が出ています。
天王町の生活環境|買い物・飲食・医療施設
天王町の生活環境|買い物・飲食・医療施設
天王町の生活環境について、以下の点に着目して解説します。
・松原商店街とイオンの使い分け
・星天qlayの飲食・カフェ事情
・区役所・病院・薬局の生活インフラ
詳しく見ていきましょう。
松原商店街とイオンの使い分け
昔ながらの商店街と大型スーパーが混在している天王町では、目的に応じて洪福寺松原商店街とイオンを使い分けると便利に生活できます。
洪福寺松原商店街は、天王町駅から北東方向に500mほど進んだ場所にある、下町の風情を残した商店街です。「ハマのアメ横」という通称どおり、地元住民の食生活を支えるお得な価格の食料品を多数取り揃えています。鮮魚店や八百屋をはじめ、おでんや焼き鳥の持ち帰りや食べ歩きも人気です。
一方、イオン天王町ショッピングセンターは、天王町駅の北西600mほどの場所にあります。大型スーパーの機能のほか、フードコートやレストラン、衣料品店、100円均一ショップ、書店、医療機関などを備えているのが特徴です。生活必需品が揃うため、日々の暮らしに便利です。
星天qlayの飲食・カフェ事情
駅の高架下にある星天qlayは、さまざまな飲食店やカフェが軒を連ねるおすすめスポットです。
例えば天王町駅の近辺にあるEゾーンには、南イタリアのバルをイメージしたfragrante tipico(フラグランテ ティピコ)があります。本格的なイタリアンとソムリエ厳選のワインが楽しめる同店ではカフェタイムも設けており、エスプレッソやカプチーノを満喫可能です。
Eゾーンの施設内にはそのほかにも、カジュアルフレンチ・立ち呑み寿司・もつ焼き・中華居酒屋・クラフトビール醸造所などがあります。気取らず楽しめる飲食店が多いので、おひとりさまから家族連れまで幅広い年齢層が利用しやすいでしょう。
区役所・病院・薬局の生活インフラ
天王町エリアは、生活インフラも充実した地域です。
天王町を管轄する保土ケ谷区役所は、天王町駅から星川駅方面に進んだ約1kmの場所にあります。基本的には平日の8時45分から17時までの開庁ですが、第2・第4土曜日にも開庁しているので、都合を付けて利用しやすいでしょう。
また天王町には、地域に根差した以下のようなクリニックが点在します。
天王町駅から2.5kmほどの場所には救急科を備えた聖隷横浜病院があるため、万が一の際にも心強いでしょう。
天王町にはドラッグストアのほか、以下のような調剤薬局も存在します。
継続的な投薬治療が必要な方でも快適に過ごしやすくなっています。
天王町での子育て・教育環境|商店街の温もりと待機児童ゼロの安心
天王町での子育て・教育環境|商店街の温もりと待機児童ゼロの安心
天王町エリアは、以下のように子育てや教育環境が整った地域です。
・駅徒歩圏に集まる認可保育園の選択肢
・帷子小学校・宮田中学校の学区と教育環境
・子育て支援拠点「こっころ」と民間学童MyPort
詳しく解説していきます。
駅徒歩圏に集まる認可保育園の選択肢
天王町エリアには、駅から徒歩圏内に以下の認可保育園が点在しています。
公立・私立の認可保育園が複数あるため受け入れの間口が広く、夫婦共働き世帯でも安心して暮らしやすいでしょう。
帷子小学校・宮田中学校の学区と教育環境
天王町エリアの基本的な通学区域は、小学校は「帷子(かたびら)小学校」、中学校は「宮田中学校」です。
1951年に開校された帷子小学校は、1874年に設立された帷子学舎を礎とする歴史をもちます。歴史ある同校は、天王町駅から北西に500mほどの場所に位置しており、保土ケ谷公会堂や帷子川、川辺公園などを擁する豊かな環境にあるのが特徴です。
一方の宮田中学校は、1949年に開校しました。天王町駅の北東1.1kmほどの閑静な住宅街に位置する同校では、自立・共生・成長・貢献・国際の理念のもと、生徒の健やかな成長を促しています。
※参照:横浜市
※参照:横浜市立帷子小学校
※参照:横浜市立宮田中学校
子育て支援拠点「こっころ」と民間学童MyPort
天王町のある横浜市保土ケ谷区では、子育て支援拠点「こっころ」によるサポートを実施しています。就学前の子どもとその家族をはじめ、妊娠中の方や子育て支援者などに対し、子育てに関する幅広いお悩み相談から情報収集まで無料でサポート可能です。ほかの親子との交流の場としても利用できるため、子育ての悩みを一人で抱えることなく過ごしやすいでしょう。
また天王町エリアでは、民間学童MyPortを開設しています。放課後のお子さんを預かり、学びを楽しむ習慣が身に付くようサポートする同施設では、宿題から買い物、調理など多様な経験を提供しているのが特徴です。楽しく学びながら、お子さんの自主性を育てるのにも役立てられるのではないでしょうか。
※参照:子育て支援拠点「こっころ」
※参照:民間学童MyPort
鑑定士コメント
天王町駅周辺の治安は問題ないでしょうか?天王町の駅周辺は人通りが多く、飲食店が立ち並ぶことから夜道も明るいため、比較的治安がよい地域であるといえます。ただし、住宅街のなかには暗い場所もあり、人通りが少ないエリアでは注意が必要です。
天王町に住む際のポイント
天王町に住む際のポイント
天王町に住む際のポイントは以下のとおりです。
・帷子川沿いの浸水リスクとハザードマップの確認
・駅周辺の道幅の狭さと車の交通量
・各停のみ停車・横浜乗り換えの煩わしさ
具体的に解説します。
帷子川沿いの浸水リスクとハザードマップの確認
天王町エリアには帷子川が横断しています。帷子川の周辺地域には0.5m~3.0m未満の浸水リスクエリアが広がっているため、台風などで大雨が降った際には洪水や浸水に対する警戒が必要です。
しかし、同エリアでは河川の氾濫を防ぐための治水プロジェクトを推進しています。いたずらに不安がるのではなく、事前にハザードマップを確認し、リスクの高い区画や避難経路、避難場所を把握しておくことが大切です。
※参照:保土ケ谷区洪水ハザードマップ
駅周辺の道幅の狭さと車の交通量
天王町エリアは、駅周辺の道幅の狭さと車の交通量がネックとなります。
歴史ある街並みゆえ道幅が狭い傾向があり、車での通行が困難な場所もあるため、通行の際には十分な注意が必要です。
また天王町エリアの近辺には国道1号線があるため、車の交通量が比較的多い特徴もあります。場合によっては騒音や排気ガスに悩まされる可能性もあるため、移住を検討する際には昼夜双方の状況をよく確認しておきましょう。
各停のみ停車・横浜乗り換えの煩わしさ
天王町駅は横浜駅からすぐの便利な場所ですが、相鉄線の各駅停車しか止まりません。快速電車の停車駅と比べると電車の本数が限られてしまうため、フットワーク軽く移動したい方には不向きな可能性があります。
また都内に移動する際には、羽沢横浜国大駅を経由する相鉄・東急直通線ルートのほか、横浜駅を経由するルートを選択する機会も多いものです。相鉄線とJR線の横浜駅は少し離れた場所にあるうえに駅構内は広いため、乗り換えの際に煩わしい思いをする可能性があります。
まとめ:横浜至近でハマのアメ横が生活圏、天王町は暮らしのコスパが光る街
まとめ:横浜至近でハマのアメ横が生活圏、天王町は暮らしのコスパが光る街
天王町は、横浜からすぐの交通至便の場所にありながら、物件価格が抑えられる魅力的なエリアです。昔ながらの商店街とモダンな商業施設が同居しており、生活にも困りません。
各駅停車しか止まらないなどのデメリットは存在するものの、老若男女問わず暮らしやすく、子どもを安心して育てやすいメリットもあります。
好立地・好コスパをほこる天王町で、新生活をスタートしてみてはいかがでしょうか。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
公式SNSをフォローすると最新情報が届きます
あなたのマンションの知識を確かめよう!
マンションドリル中級
あなたにとって一生で一番高い買い物なのかもしれないのに、今の知識のままマンションを買いますか??後悔しないマンション選びをするためにも正しい知識を身につけましょう。
おすすめ資料 (資料ダウンロード)
マンション図書館の
物件検索のここがすごい!

- 個々のマンションの詳細データ
(中古価格維持率や表面利回り等)の閲覧 - 不動産鑑定士等の専門家による
コメント表示&依頼 - 物件ごとの「マンション管理適正
評価」が見れる! - 新築物件速報など
今後拡張予定の機能も!
会員登録してマンションの
知識を身につけよう!
-
全国の
マンションデータが
検索できる -
すべての
学習コンテンツが
利用ができる -
お気に入り機能で
記事や物件を
管理できる -
情報満載の
お役立ち資料を
ダウンロードできる
関連記事
関連キーワード
カテゴリ
当サイトの運営会社である東京カンテイは
「不動産データバンク」であり、「不動産専門家集団」です。
1979年の創業から不動産情報サービスを提供しています。
不動産会社、金融機関、公的機関、鑑定事務所など
3,500社以上の会員企業様にご利用いただいています。