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更新日:2025.03.24
登録日:2025.03.24
火災報知器の電池切れで音が止まらない!自分でできる対処法と注意点

「電池切れで警告音が鳴っているが、どうやって止めればよいかわからない!」
「電池は自分で交換できるの?」
火災報知器に関して、このような疑問をお持ちの方は少なくありません。
電気切れによる警告音は、警報停止ボタンを押すことで止められます。この記事では、自分でできる電池交換の方法や、音が止まらない場合の対処法などを徹底解説します。
電池切れを防ぐためのメンテナンスについても具体的にわかりますので、火災報知器について知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
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火災報知器の電池切れ警告音の特徴

火災報知器の電池切れ警告音の特徴
電池切れが原因で火災報知器が鳴る場合は、「ピッ、電池切れです」というメッセージ音や警告音が鳴ります。警告音が鳴る原因のひとつに電池切れがあり、火災以外の場合でも音が鳴ることがあるのです。
そのほか、機器の種類によっては音声が鳴らないタイプや、警告音のみが鳴るタイプなどもあります。
普段は聞くことがない火災報知器の音を聞くと、驚いたり慌てたりしてしまいがちです。パニックにならないためにも、自宅の報知器は火災や電池切れのときにどのような警告音が鳴るのか、取扱説明書に再度目を通しておくとよいでしょう。
火災報知器の警報音を止める方法

火災報知器の警報音を止める方法
火災報知器が鳴った際の、警報音を止める方法には以下の2つが挙げられます。
・警報停止ボタン/ひもを使用する場合
・電池を取り外す場合
それぞれについて解説します。
警報停止ボタン/ひもを使用する場合
警報音の止め方のひとつに、警報停止ボタンやひもを使用する方法があります。
ある機種の例では、電池切れが原因で警報音が鳴る場合「ピッ、電池切れです」というメッセージ音が3回鳴り、音が止まります。
その後はランプが約8秒ごとに点滅を続け、電池切れの状態が続くと24時間以内に再び警報音が鳴るため、ボタンやひもで音を停止させてください。ボタンを押して音を止めるタイプや、付属のひもを引っ張るタイプなどがあるため、取扱説明書で確認するとよいでしょう。
電池を取り外す場合
電池切れが原因で警報音が鳴った場合は、電池を取り外します。住宅用に用いられる火災報知器のなかには、電池交換が可能なタイプがあるため、その場合は新しい電池に取り替えてください。
電池のほか、火災報知器本体にも寿命があるため、およそ10年ほどで交換が必要(※)になります。安全に使用するために、電池が切れた場合や本体の使用期限が近づいた際は、設置時期を確認のうえ電池や本体を交換するようにしましょう。
火災報知器の本体や説明書などに、設置時期や電池交換の時期を控えておくと、交換時期がわかりやすく管理しやすくなります。
※参照:Panasonic
鑑定士コメント
火災報知機で特に注意すべき危険な警報音はあるでしょうか?電池切れや誤作動による警報音には注意が必要です。電池切れを放置すると火災報知器が正常に動かなくなり、火災が起きた場合に鳴らなくなってしまいます。また、本体にほこりや虫などが入ることで誤作動を起こすこともあります。その場合も、火災を検知しにくくなるため危険です。点検や清掃を定期的に行い、正しく使用できる状態を保つように心がけましょう。
火災報知器の電池交換手順

火災報知器の電池交換手順
火災報知器の電池交換は、以下の手順で行います。
1.本体を取り外す
2.電池を抜く
3.新しい電池を入れる
4.動作を確認する
それぞれの手順の詳細と、電池交換の注意点を解説します。
1.本体を取り外す
まず、火災報知器の本体を壁や天井から取り外します。本体を持ち、壁や天井などに押しつけながら左に回すことで、取り外しが可能です。
設置のしかたによって本体の取り外し方が異なるため、自宅の機器はどういったタイプなのか確認してから取り外すようにしましょう。
2.電池を抜く
次に、本体から電池を抜きます。本体の電池コネクタから、古い電池の接続コネクタを引き抜いてください。
電池を着脱するときは、コネクタ近くにある赤白ケーブルをつかんで着脱します。強く引っ張りすぎず、様子を見ながらゆっくりと行うとよいでしょう。
3.新しい電池を入れる
続いて、新しい電池を本体に入れます。故障等の原因となることがあるため、電池は専用のリチウム電池を使用してください。
古い電池を取り外したあとに、新しい電池の接続コネクタを本体の電池コネクタに挿入します。
なお、火災報知器の電池はホームセンターや通販で購入できます。購入できる場所を知りたい方は以下も合わせて読んでみてください。
火災報知器の電池が切れた!どこに売ってる?販売場所や交換方法を紹介
4.動作を確認する
最後に、動作確認を行います。電池を交換した後、数秒経ってから警報停止ボタンを押し、正常を示す音声が鳴るかどうか確認しましょう。
正常に取り付けられると、「ピッ、正常です」というメッセージ音が鳴るタイプのものもあります。
電池を交換するときの注意点
火災報知器を取り外す際は、高所での作業になるため足元に十分注意してください。本体を持つときは、破損の恐れがあるため、本体の外周を持つようにしましょう。
電池の処分方法にも気をつけましょう。破棄のしかたは自治体によってルールが決まっているため、確認のうえ正しい方法で処分します。
基本的に、火災報知器の電池を処分する場合は電池の保護フィルムは剝がさず、コネクタ部分に絶縁テープを巻きます。
絶縁テープには、ビニールテープやセロハンテープなどを用いることが可能です。絶縁状態にしないと、電池がショートして発火したり破裂したりする可能性が高まるため、忘れずに行いましょう。
火災報知器の電池交換の目安

火災報知器の電池交換の目安
火災報知器の電池交換は、およそ10年を目安に行いましょう(※)。電池切れの警告音がまだ鳴っていなかったとしても、部品が劣化している場合もあるため、10年を目安に点検や電池交換をする必要があります。
設置してから10年を目安に、電池交換をするか本体の買い替えも検討するとよいでしょう。本体のセンサー基盤や部品などが劣化しており、火災が起きたときに作動しない恐れがあるためです。
本体の寿命はメーカーや機種によって異なるため、使用期限を再度チェックしておくのがおすすめです。
※参照:ホーチキ
鑑定士コメント
賃貸物件の場合、電池交換は家主または借主どちらがするのでしょうか?賃貸物件では、家主と貸主の両方に火災報知器の設置や、管理の義務があります。建物の所有者は家主であることから、借主が家主に電池の交換を依頼するケースが多いでしょう。入居中に電池切れや故障などトラブルが起きたときは、管理会社に相談してみることをおすすめします。電池切れや故障を放置すると、火災を検知できないため、異変に気付いたらすぐに報告や相談をしましょう。
電池交換時に確認すべき火災報知器の劣化サイン

電池交換時に確認すべき火災報知器の劣化サイン
電池交換時に確認すべき火災報知器の劣化サインは、以下の3つです。
・警報音の異常
・本体の損傷や亀裂
・ランプが正常に点滅しない
順番に詳しく解説します。
警報音の異常
火災報知器は通常、音を発しませんが、警報音が鳴る場合には注意が必要です。設置してから10年以上経っている場合に多く、電池切れやセンサーの劣化を警告している可能性があるためです。
本体から「ピピッ」という音がする場合や、「電池切れです」というメッセージがなる場合があります。設置してから年数が経っている場合はとくに、放置すると作動しなくなる可能性が高いため、電池や本体の交換が必要です。
本体の損傷や亀裂
本体に損傷や亀裂が入った状態も、劣化のサインのひとつです。火災が起きても正しく検知できない可能性があるため、速やかに交換します。
使用期限はあくまでも目安であり、使用環境によって前後することがあります。期限に満たない場合でも、本体に傷や亀裂などが入っているときは新しいものに交換したほうがよいでしょう。
ランプが正常に点滅しない
ランプが正常に点滅しない場合も、劣化の可能性が高いです。テストの際にボタンを押したりひもを引いたりすると、通常は警報音が鳴りますが、鳴らない場合は電池切れや接続不良の可能性があります。
また、今までと異なる点滅をしている際は、本体の交換時期を知らせる点滅の可能性があります。取扱説明書を確認し、あてはまる場合には新しいものへの買い替えが必要です。
火災報知器の電池切れ警報音が止まらない場合の対処法

火災報知器の電池切れ警報音が止まらない場合の対処法
火災報知器の電池切れ警報音が鳴っており、止まらない場合はどのように対処すればよいでしょうか。以下の3つの方法について解説します。
・火災報知器のリセット方法
・電池交換後も警報音が続く場合の対処法
・火災報知器の故障が疑われる場合の確認方法
火災報知器のリセット方法
火災報知器の電池切れ警報音が鳴ったら、リセットボタンを押すことで音が止まることがあります。ひもがついているタイプの場合は、ひもを引いてください。各家庭に設置されている、火災報知器のタイプに合った方法で正しくリセットします。
電池切れにより警報音が鳴っていたとしても、周囲の人が火災と勘違いする可能性もあるため、音を止めてから電池を交換するとよいでしょう。いざという時に慌てずリセットできるよう、前もってリセット方法を確認しておくとスムーズに対処できます。
電池交換後も警報音が続く場合の対処法
電池を交換しても警報音が鳴る場合は、警報停止のスイッチを再度押してみましょう。ボタンを押したり、付属のひもがある場合は引いたりすることで音が止まります。
機種によっては、警報停止の操作から24時間後に音が鳴ってしまう場合もあるため、その場合も同様に警報停止ボタンを押してください。
また、電池が正しくセットされていない可能性もあるため、電池の向きや電池がしっかりとはめ込まれているかなどをあわせて確認するとよいでしょう。
火災報知器の故障が疑われる場合の確認方法
故障が疑われる警報音や、メッセージ音が流れた場合は、まず取扱説明書で故障に当てはまるかを確認します。
故障の場合、機種によっては「ピッピッピッ、故障です」というメッセージ音や、「ピッピッピッ、異常です」という音の鳴るものがあります。そのほか、表示灯が点滅するタイプ等、機種によってさまざまです。
故障や異常が生じた場合は、火災報知器が正しく動いていない可能性が高くなります。火災が起きても検知できないおそれがあるため、速やかに新しいものに交換してください。
火災報知器の電池切れを防ぐための定期的なメンテナンス

火災報知器の電池切れを防ぐための定期的なメンテナンス
火災報知器の電池切れを防ぐためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。ここでは、以下の2点について解説します。
・定期的な点検のチェックポイント
・電池寿命を延ばすためのコツ
定期的な点検のチェックポイント
電池切れを防ぐため、火災報知器が正しく動いているか定期的に点検する必要があります。
本体のボタンを押す、または付属のひもを引くことで確認が可能です。正しく動いている場合は、正常を知らせるメッセージ音や警報音などが鳴ります。もし音が鳴らないときは、電池切れの可能性があるため、新しい電池に交換するとよいでしょう。
点検の際、ほこりやゴミなどがついていないかどうかも、あわせてチェックするのがおすすめです。汚れている場合、火災を感知しにくくなるため、汚れも定期的に拭き取りましょう。
電池寿命を延ばすためのコツ
火災報知器の電池寿命を延ばす方法として、使用環境や機器本体のタイプの見直しなどが挙げられます。電池の寿命は、室内の環境によって変化することがあるためです。
電池の寿命を短くする要因には、主に以下の2つがあります。
・設置箇所が高温多湿である
・誤作動が頻繁に起きている
キッチンや浴室など、高温多湿の環境下に設置されている場合、電池の寿命が短くなることがあります。湿気の多い場所には、防湿型のタイプを選ぶとよいでしょう。
頻繁な誤作動も、電池の寿命を削る原因のひとつです。水蒸気や煙などが当たりやすい場所では誤作動を起こしやすくなるため、設置場所を変えると電池寿命を延ばしやすくなります。
まとめ:火災報知器を適切に管理して安全な生活を守ろう

まとめ:火災報知器を適切に管理して安全な生活を守ろう
火災報知器が電池切れで鳴った場合は、警報停止ボタンを押したり、電池を交換したりすることで音を止められます。
電池切れによる警告音は機種によって異なり、メッセージ音が鳴るものや警告音が鳴るものなどさまざまです。
火災報知器の電池には寿命があり、電池が切れると火災を検知できなくなるため、定期的なチェックが欠かせません。
安全に使用できるよう、電池が切れておらず正しく動いているかを、こまめに確認する習慣をつけましょう。
#電池切れ、#設置、#警報

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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