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2024.01.23

外壁工事の期間は?工事中の快適な過ごし方もアドバイス

外壁工事の期間は?工事中の快適な過ごし方もアドバイス

外壁工事はどれくらいの期間がかかるかわからないという人もいるのではないでしょうか。工事によっては日常生活が制限されることもあるため、工事期間を知っておくことは重要です。

本記事では、外壁工事にかかる期間の目安や外壁塗装の流れ、工程ごとの所要期間について詳しく解説します。外壁工事の期間が延びる原因や工事期間中に制限される音についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

外壁工事にかかる期間の目安

外壁工事にかかる期間の目安

外壁工事にかかる期間の目安

外壁工事にかかる期間は、建物の種類によって異なります。下記は建物の種類ごとの外壁工事期間の目安です。

 

 

建物の種類

外壁工事期間の目安

戸建て

一般的な2階建ての戸建て:1〜2週間

マンション

・50戸以下:1〜3ヶ月

・50〜100戸:3〜6ヶ月

・100戸以上:6ヶ月〜1年

アパート

単身世帯規模8戸程度:2〜3週間

 

戸建てや小規模のアパートであれば、後期は変わらず2週間程度です。しかし、マンションになると規模は大きくなるため、数ヶ月以上かかることがほとんどです。

 

マンションの外壁工事を行う場合、大規模な足場を設置したり作業者の業務スペースや待機スペース、仮設トイレを設置したりなどの準備が必要になります。大規模なマンションであれば、1年程度かかる可能性もあるでしょう。

 

 

外壁塗装の流れと工程ごとの所要期間

外壁塗装の流れと工程ごとの所要期間

外壁塗装の流れと工程ごとの所要期間

外壁塗装は、主に下記の流れで行われます。

 

・足場・保護シートの設置【1日】

・外壁の高圧洗浄【1~2日】

・養生・下塗り【1~2日】

・外壁の塗装【5~6日】

・足場の解体・撤去作業【1日】

 

それぞれどのような作業を行うのか、戸建ての外壁工事を行う場合の所要時間の目安について詳しく解説します。

 

足場・保護シートの設置【1日】

外壁工事を行う場合、2階部分の作業も行う必要があります。そのため、まずは住宅の周囲に足場を設置して作業スペースを確保する必要があります。

 

また、その後の作業として行う高圧洗浄や塗装で周囲に迷惑がかからないように、設置した足場に保護シートを張る必要があるでしょう。戸建ての場合はそこまで大掛かりな作業にはならないため1日程度で足場・保護シートの設置は完了します。

 

しかし、マンションの場合は面積が広く高さもあるため、戸建て以上に作業期間が必要です。足場の設置は、専門の業者が入る場合があります。

 

外壁の高圧洗浄【1~2日】

外壁工事では、はじめに外壁をきれいにする必要があります。外壁が汚れている状態のまま外壁工事を行うと、またすぐに不具合が出てしまったり仕上がりが汚くなってしまったりするでしょう。

 

外壁をきれいにする際は、主に高圧洗浄を行います。高圧洗浄を行うことで、外壁に付着していたほこりや汚れ、塗膜などを除去できます。

 

養生・下塗り【1〜2日】

汚れを高圧洗浄で取り除いた後は、外壁以外に塗料が付着しないように保護シートやテープなど貼って養生します。養生箇所は、主にドアや窓、室外機などです。

 

一通り養生できたら、下塗りを行います。塗装には「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程があり、下塗りには塗料の密着性を高める役割があります。

 

下塗りそのものは1日程度で終わりますが、乾燥させるためにさらに1日ほど必要です。

 

外壁の塗装【5~6日】

下塗りまでできたら、中塗り・上塗りを行います。中塗りと上塗りは、どちらも同じ塗料で塗装します。中塗りと上塗りの間にも、下塗りと同様に乾燥させるために1〜2日ほどの時間が必要です。

 

二重に塗装することで、厚塗りできるため塗料の性能を長持ちさせる効果があります。また、剥がれなどにも強くなります。

 

足場の解体・撤去作業【1日】

外壁工事が終わったら、設置していた足場の解体や養生のために使用したシートやテープなどを剥がす撤去作業を行います。撤去作業にかかる時間は、設置と同様に1日程度です。撤去の際は大きな音が出るため、事前に周囲に住んでいる人に報告しておきましょう。

 

外壁工事の期間が延びる原因

外壁工事の期間が延びる原因

外壁工事の期間が延びる原因

外壁工事の期間が延びる原因は、主に以下の3つです。

 

・天候や季節に左右されている

・外壁の状態が悪い

・乾燥に時間のかかる塗料を使っている

 

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

 

天候や季節に左右されている

外壁工事は外で行う工事のため、天候や季節に左右されやすいです。塗装する場合は塗った後に乾燥させる必要があるため、晴れた日に行うのが理想です。

 

しかし、雨が降ると塗料が乾燥しないため作業が延期される可能性が高いでしょう。梅雨の時期や雪が降る地域の冬などは、晴れの日が少なくなってしまい外壁工事の期間が延びやすいです。

 

外壁の状態が悪い

外壁に損傷などがない場合は、表面を高圧洗浄などで掃除してすぐに塗装を行えます。しかし、外壁の状態が悪いと補修が必要です。補修や下地処理に時間がかかってしまい、全体の工事期間が延びてしまう可能性があります

 

乾燥に時間のかかる塗料を使っている

一般的な塗料の場合、およそ1〜2日ほどで乾燥しますが、中にはもっと長い時間をかけなければ乾燥しない塗料があります。塗料には水性と油性があり、水性の塗料が油性よりも早く乾燥します。

 

油性の塗料によっては、1週間ほど乾燥に時間がかかるものもあるため、使用する塗料を把握して工事期間を設定しなければなりません。

 

鑑定士コメント

外壁塗装にかかる期間を短くすることはできるのでしょうか?外壁塗装にかかる期間を短くするためには、塗料の乾燥時間を短くするのが最も効果的です。塗料は湿度が低い晴れの日に最もよく乾くため、天気が良い日や空気が乾燥する季節に工事を行うことで短縮できます。

外壁工事期間中に制限されやすいこと

外壁工事期間中に制限されやすいこと

外壁工事期間中に制限されやすいこと

外壁工事期間中は、足場や保護シートが建物を覆っている関係で日常生活において制限されることがあります。特に制限されやすいことは、下記の4つです。

 

・洗濯ものを外に干せない

・バルコニーの利用が制限される

・給湯器が使用できないケースもある

・窓を開けられない

 

それぞれどのような制限か、詳しく見ていきましょう。

 

洗濯ものを外に干せない

外壁工事中は、基本的に洗濯ものは外に干せません。洗濯ものを外に干すと、塗料の匂いが洗濯ものに付着してしまいます。そのため、工事期間中は部屋干しや乾燥機を利用するなどして外に干さないようにしましょう。

 

ただし、工事期間中でも塗装していない期間であれば外に干すことができます。どうしても外に干したい場合は、工事の計画を確認して外に干せる期間を確認しておきましょう。

 

バルコニーの利用が制限される

外壁工事を行う際は、バルコニーに入って作業を行うことがあります。そのため、バルコニーの利用を制限されることがあるでしょう。

 

普段からバルコニーに荷物などを置いている人もいるかもしれません。工事の際は作業の邪魔にならないように、室内に保管しておきましょう。

 

給湯器が使用できないケースもある

外壁工事中は給湯器が養生される可能性があるため、場合によっては給湯器が使用できないケースがあります。養生された状態で給湯器を使用すると、着火不良などで故障する可能性があるでしょう。

 

また、一酸化炭素が発生して室内に逆流する恐れもあります。一酸化炭素は無味無臭のため気づきにくく、気付かないうちに一酸化炭素中毒になる恐れがあるため大変危険です。

 

外壁工事を行う際は、かならず給湯器を使用できるか事前に確認しておきましょう。

 

窓を開けられない

外壁工事中に窓を開けると、作業時に出るほこりやちりが部屋の中に入ってきてしまいます。また、塗料の匂いも入ってきてしまい、人によっては体調を崩すこともあるでしょう。そのため、工事中は基本的に空調などで室温をコントロールすることがおすすめです。

 

鑑定士コメント

外壁工事中に住人は留守にしても大丈夫でしょうか?基本的に戸建てやマンションに関わらず、外壁工事中に家を留守にしても問題ありません。マンションでは管理会社や組合が工事を依頼しているため、個人が行うことは特にないでしょう。ただし、戸建てで自分で依頼している場合は、留守にする際に工事業者に一言声をかけておきましょう。

まとめ:外壁工事の期間中の過ごし方を理解して快適に生活しよう

まとめ:外壁工事の期間中の過ごし方を理解して快適に生活しよう

まとめ:外壁工事の期間中の過ごし方を理解して快適に生活しよう

外壁工事は、建物によって期間が大きく異なります。大規模なマンションの場合、6ヶ月〜1年という長い期間工事が続く可能性もあるでしょう。

 

工事期間中は洗濯物を外に干せない、窓を開けられないなど日常生活が制限される可能性があります。とはいえ、工事期間中常に制限があるわけではありません。

 

工事スケジュールを把握しておくことで、制限されない期間を知ることができます。外壁工事の期間中も過ごし方を理解して快適に生活しましょう

 

石川 勝

不動産鑑定士/マンションマイスター

石川 勝

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。

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