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更新日:2023.02.10
登録日:2022.10.26
マンションの東向き物件の日当たりは?メリットとデメリットを紹介
「マンションを購入するとき、東向きの部屋ってどうなんだろう?」
「向きによって明るさとか温度はどれくらい違うのかな?」
マンション選びのときに必ず気になってくる部屋の向きですが、それぞれの特徴を理解しておくことは大切です。
今回は、その中でも東向きの部屋に注目して特徴を紹介します。東向きの部屋のメリットやデメリットについても紹介。マンションを選ぶ際の参考にして、自分にぴったりな向きの部屋を選んでみてください。
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マンションの向きとは?
マンションの向きとは?
東向きのマンション、南向きのマンションというのはよく聞きますよね。ただ、「〇〇向き」がどういうことを指しているのか理解していますか? これはベランダがどの方角に向いているかということを表しています。つまり、東向きマンションの場合はベランダが東を向いているということです。
東向きのマンションのメリット3つ
東向きのマンションのメリット3つ
まず、東向きのマンションのメリットについて紹介します。自分の好みや生活スタイルに合っているかどうかを確認しながら検討してみてください。
・朝にしっかり日差しが入る
・夏場が比較的涼しい
・南向きマンションに比べると物件の価格が安い
メリット1:朝にしっかり日差しが入る
太陽は東から昇って西へと沈むため、朝に家の中に強い日差しが入ってきます。人間は朝に日を浴びることで、体内時計が整えられるような仕組みのため、朝日が差し込むことにより目覚めがよくなるのがうれしいメリットです。
特に目覚めの悪い人や体内リズムが乱れがちな人にはぴったり。通勤や通学前で忙しくなりがちな朝でも気持ちよく迎えられるでしょう。前向きな気分になりやすいともいわれています。
メリット2:夏場が比較的涼しい
東向きのマンションでは、夏場が比較的涼しくなりやすいところも特徴。1日の中で最も暑くなる午後2時頃に、日光が部屋の中に差し込んでこないためです。気温が上がりやすい時間帯に直射日光が入ってこないため、室温が上昇しにくく過ごしやすくなります。
特に暑くなりがちな夏場には涼しいのは、暑さが苦手な人はもちろん、冷房代を少しでも節約したい人にもおすすめです。
メリット3:南向きマンションに比べると物件の価格が安い
南向きのマンションと比べ、東向きのマンションは価格が安いのもうれしいポイントです。
最も人気が高い南向きのマンションは価格が高くなりがち。一方、東向きのマンションは南向きのマンションよりも安く購入できます。
日中在宅していない人は、午後の日差しが少ないことも特に不満を感じないはず。前述のように日差しが少ないことをメリットと感じるなら、東向きのマンションを検討してみる価値があります。
なお、マンションの購入にかかる費用については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
マンション購入にどれくらい費用がかかる?後悔しないための選び方も解説
鑑定士コメント
タワーマンションは建物の4面に住戸が配置されるので、西向きや北向きの住戸も少なくありません。高層階の住戸は周りに採光を遮る建物がなく、窓サッシも広いことが多いので北向きでもけっこう明るいことも。タワーマンションの場合は、住戸の向きよりも眺望の方が重要なので、例えば夜景がきれいだったり海の眺めが開けていたりすると、南向きより人気が出ることも珍しくありません。
東向きのマンションのデメリット3つ
東向きのマンションのデメリット3つ
次に、東向きのマンションのデメリットについて解説していきます。しっかりとデメリットを理解したうえで、自分に合ったマンションを選ぶといいでしょう。
・午後は洗濯物が乾きにくくなる
・冬場は寒くなりやすい
・朝日がまぶしい
デメリット1:午後は洗濯物が乾きにくくなる
朝は日差しが強く差し込むものの、午後になるとベランダにもあまり日が差さなくなります。そのため、午後に洗濯物を干しても直接太陽が当たらないので乾きにくく、朝早く起きて洗濯物を干す必要があります。
朝が苦手な方にとってはそれがデメリットにも感じられるでしょう。ゆっくりと午後から洗濯した人も、日差しが足りず不便と感じる場合もありそうです。
デメリット2:冬場は寒くなりやすい
東向きのマンションでは午後に日差しが入らないため、冬場は寒くなりやすくなります。午前中は日差しが入るので暖かさを感じますが、午後は室温が下がりやすく寒さを感じるケースも多いです。
特に夜は寒さを強く感じるので注意が必要。暖房や防寒グッズなどの寒さ対策が必須といえるでしょう。南向きの部屋などと比較すると暖房費がかかりやすいところも要注意です。
そのため、暑さよりも寒さに弱い人には向いていないともいえます。
デメリット3:朝日がまぶしい
東向きのマンションでは朝日が入り込むので気持ちよく朝を迎えられる一方で、人によっては朝日がまぶしく感じる可能性もあります。
低い高度からの朝日はダイレクトに光が差し込んでいるような感覚もあり、特にゆっくりと寝ていたい週末や夜型の生活スタイルを送っている人は注意です。どうしても朝日のまぶしさが気になる場合は、遮光性の高いカーテンを利用してみるといいでしょう。
東向きマンションに向いているのは?
東向きマンションに向いているのは?
東向きのマンションにも向き不向きがあります。自分のライフスタイルが合っているかをチェックしたうえで、マンションを選ぶと失敗するリスクを抑えられるのでおすすめです。
東向きのマンションに向いている人
東向きのマンション向きのタイプは、日中家にいない人や朝型生活を送っている人、寒さよりも暑さが苦手な人などが挙げられます。日中の日差しが少ないというデメリットを感じにくいため、午前中に家を出て夕方以降に帰宅する人は東向きに向きだと言えるでしょう。
また午前中に日差しが入り込むため、朝型生活を送っている人は前向きに気持ちよく一日をスタートできます。
東向きのマンションに向いていない人
東向きのマンションに向きではない人は、寒さに弱い人や夜型生活で朝日がまぶしいのが嫌な人などです。
東向きのマンションは、朝日がしっかりと入り込んでくるため、朝はゆっくりと寝ていたい人にとってはまぶしく感じるケースもあります。夜型生活を送っている人は睡眠の妨げとなってしまう可能性もあるので注意が必要です。また夏場が涼しく過ごせる一方で、冬場は寒くなりやすいので寒さに弱い人には向いていないと言えます。
他の方角と東向きマンションの比較
他の方角と東向きマンションの比較
東向きのマンションと他の方角を向いたマンションを比べながら特徴や魅力について解説していきます。西向きや南向きなどの特徴も知っておくことで、より自分に合ったマンションが見つけやすくなるので要チェックです。
東向き
東向きのマンションには朝日をはじめ、午前中はしっかりと日差しが入り込むという特徴があり、とても気持ちよく朝を迎えられるのが大きな魅力です。
朝型生活を送っている人にはぴったりといえます。午後は日当たりの良さを感じられませんが、日中家にいない人にとってはデメリットになりにくいでしょう。また夏場は比較的涼しく過ごせるので、寒さよりも暑さが苦手な人にもおすすめです。
西向き
西向きのマンションは東向きとは逆に午後から日差しが入り込むのが特徴で、上層階や見晴らしのいいマンションでは綺麗な夕日を見られる可能性もあります。
ただし、午前中は日差しが入らないため、朝日を浴びられないのがデメリットです。また冬場は比較的暖かく過ごせますが、夏場は暑かったり家具が日焼けしたりするリスクもあるので、暑さよりも寒さが気になる人におすすめできます。
南向き
南向きのマンションは1日を通して日当たりがいいのがおすすめポイントです。東向きでは午前中のみですが、南向きは季節を問わず日照時間も長いため、室内は朝から夕方まで明るい傾向にあります。
そのため子育てや在宅ワーカーなどの家にいる時間が長い人にもおすすめでき、洗濯物が乾きやすい、ベランダの植物が育ちやすいといった魅力もあるので、他の方角に比べると人気が高く価格や家賃も高いです。
北向き
北向きのマンションは南向きとは逆に、1日を通して日当たりが悪いのが特徴で、最も人気のない向きともいわれています。夏は太陽の位置が高いので日差しが入り込むケースもありますが、基本的には日当たりが悪く室内は暗くなりやすいです。
夏場は東向きよりも涼しく過ごせる一方で、冬場は東向き以上に寒く感じられるでしょう。ただし他の向きと比べ、価格や家賃が安いのが大きな魅力で、できるだけ安く済ませたい人にはぴったりです。
鑑定士コメント
まず「どの部屋をどう使うか」を決めて、その時間に部屋に日が当たっている必要があるかどうかをチェックしておきましょう。また、いずれマンションを売却する予定がある人は、売却査定額への影響も考えておきましょう。一般的には、日当たりが良く人気の高い南向きが高く評価され、日が入りにくい北向きは評価額が低くなる傾向があります。
まとめ:価格の安さなら東向きマンションを検討してみよう
まとめ:価格の安さなら東向きマンションを検討してみよう
マンションを選ぶ際はベランダの向きもチェックポイントで、東向きは朝にしっかりと日差しが入り込むので、とても気持ちよく朝を迎えられるのが大きな魅力です。
日中家にいない人や朝型生活を送っている人、寒さよりも暑さが苦手な人などにおすすめで、人によっては東向きのデメリットも感じにくくなっています。
東向きのマンションに住むことで、人気の南向きよりも安い価格や家賃で住めるのも魅力のあるポイント。すっきりとした気分で一日をスタートしたい人も、ぜひチェックしてみてください。
不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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