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更新日:2026.09.30
登録日:2026.09.30
穴部駅の住みやすさを解説!田園の静けさと小田原駅へのアクセスが魅力

「穴部駅の住みやすさは?」
「穴部駅周辺の住宅価格の目安を知りたい。」
穴部駅への引っ越しを検討している方のなかには、このような疑問を持つ方もいるでしょう。
穴部駅は、田畑と住宅が広がる穏やかな街並みが特徴の駅です。伊豆箱根鉄道大雄山線で小田原駅まで乗り換えなしで移動でき、静かな環境と交通アクセスの両方を備えています。
一方、駅前に大型商業施設はなく、日常の買い物には少し移動が必要です。自転車や車があると、周辺の店舗や施設を利用しやすいでしょう。
本記事では、穴部駅の住みやすさについて、中古マンション価格の動向や交通アクセス、買い物・医療施設、子育て環境などを解説。住む前に確認しておきたい注意点も紹介するので、穴部駅での暮らしを検討している方は参考にしてください。
【この記事でわかること】
・穴部駅は伊豆箱根鉄道大雄山線の途中駅。約15分間隔で運行され、小田原駅まで乗り換えなしで移動できる交通利便性が魅力
・久野古墳群が残り、古代の歴史を身近に感じながら暮らせる
・スーパーやドラッグストア、病院などがあり、日常の買い物や通院に利用しやすい
・18歳年度末までの子ども医療費助成や児童手当などの支援に加え、周辺に大型公園があり、休日に自然の中で遊べる環境
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(中古価格維持率や表面利回り等)の閲覧 - 不動産鑑定士等の専門家によるコメント
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【穴部駅の概要】田畑と住宅が広がる大雄山線の静かな街
【穴部駅の概要】田畑と住宅が広がる大雄山線の静かな街
穴部駅は、伊豆箱根鉄道大雄山線の途中駅として、小田原市北西部の住宅地と田畑が広がるエリアに位置しています。
まずは、穴部駅の開業の歴史や周辺に残る古墳、駅周辺の街並みについてみていきましょう。
・1925年に開業の大雄山線とともに歩んできた駅
・久野古墳群が伝える、小田原北西部の古代からの歴史
・田畑と住宅が隣り合う、駅周辺のおだやかな風景
1925年に開業の大雄山線とともに歩んできた駅
穴部駅は、伊豆箱根鉄道大雄山線にある駅です。大雄山線は1925年(大正14年)10月15日に開業し、当初は仮小田原駅から大雄山駅までの約9kmを結んでいました。
穴部駅が開業したのは、その翌年の1926年(大正15年)3月31日です。大雄山線の開業から少し遅れて誕生した穴部駅は、現在も地域の移動を支える駅の一つです。
無人駅で、ホームは一つだけ。駅には自動券売機が設置されており、規模はコンパクトです。
長い歴史を持ちながらも、大規模な駅とは異なる落ち着いた雰囲気が、穴部駅らしさといえるでしょう。
久野古墳群が伝える、小田原北西部の古代からの歴史
穴部駅周辺の歴史を知るうえで、「久野古墳群」は見逃せないスポットです。小田原市久野に広がる古墳群で、古墳時代後期に築かれた円墳が多く残されています。
かつては約120基の古墳があったと推定され、現在も1号墳や2号墳、4号墳、15号墳などが確認されています。なかでも4号墳と15号墳は、発掘調査後に石室が復元され、一般の見学も可能です。
このような古墳群からも、小田原北西部では古くから人々の暮らしが営まれてきたことがうかがえます。
現在の穏やかな街並みのなかに、古代の歴史を感じられる場所があるのも、穴部エリアならではといえるでしょう。
田畑と住宅が隣り合う、駅周辺のおだやかな風景
穴部駅の周辺には、住宅地のすぐそばに田畑が広がる、のどかな風景が残っています。駅から少し歩くと田園風景が広がり、都会の駅周辺とは違ったゆったりとした雰囲気を感じられるでしょう。
周辺には狩川も流れており、川沿いを散歩するなど、自然を身近に感じられる環境です。
住宅が並ぶ場所がある一方で、田畑や資材置き場なども見られ、建物が密集していないのも穴部周辺の特徴です。
田畑の広がる穏やかな環境で暮らせるのも、穴部駅ならではの魅力です。
穴部駅と同じように、自然が残る落ち着いた住環境と駅へのアクセスを重視するなら、以下の記事もあわせてご覧ください。
五月台駅の住みやすさを徹底解説!新百合ヶ丘まで1駅、丘の上の静かな住宅地
【市場分析】穴部駅周辺の中古マンション価格の動き
【市場分析】穴部駅周辺の中古マンション価格の動き
穴部駅周辺の中古マンション価格について、以下のポイントに分けて解説します。
・参考駅・小田原の売り希望価格は平均坪単価99万円
・伊勢原・秦野と比較する小田原駅の価格水準
・小田原市の人口・世帯動向と都市整備から考える住宅需要
穴部駅の住宅市場や周辺エリアの価格水準を確認しながら、穴部駅の住まいの価格について考えていきます。
参考駅・小田原の売り希望価格は平均坪単価99万円
穴部駅の中古マンション価格を考えるうえで、参考にしたいのが大雄山線の起点となる「小田原駅」です。
東京カンテイのマンションから出ている小田原駅の平均坪単価の情報を見てみると、2023年の88万円から2024年には108万円まで上昇しましたが、2025年11月〜2026年1月は99万円となっています。
※ 参照:東京カンテイ
価格は時期によって変動しているため、単純に上昇傾向とはいえない状況です。今後も変動があると考えるのが無難でしょう。
小田原駅と穴部駅では、交通利便性や商業施設の集積、マンションの物件数や築年数などが異なります。
小田原駅の99万円という数字を穴部駅周辺の相場として、そのまま当てはめることはできないため、小田原駅の価格を一つの参考材料とし、実際の物件ごとに立地や築年数、専有面積などを確認しましょう。
伊勢原・秦野と比較する小田原駅の価格水準
穴部駅の近隣駅である小田原駅・伊勢原駅・秦野駅の直近(2025年11月〜2026年1月)平均坪単価を比較すると、小田原駅は99万円で、伊勢原駅の83万円、秦野駅の63万円を上回っています。
3駅の価格推移を比べると、以下のとおりです。
※横にスクロールできます。
2023年は伊勢原駅が小田原駅を上回っていましたが、2024年以降は小田原駅が3駅のなかで最も高い水準となっています。
小田原駅の価格を穴部駅周辺の相場として直接みることはできません。
穴部駅のマンション価格相場等を知りたい方は、小田原駅と伊勢原駅、秦野駅の価格水準も参考にしつつ、実際に穴部駅周辺にあるマンションの築年数、立地、実際の金額を確認してください。
小田原市の人口・世帯動向と都市整備から考える住宅需要
小田原市全体の人口と世帯数の変化について、国勢調査を見てみると、2005年から2020年にかけて人口は減少する一方、世帯数は増加しています。(※1)
人口だけを見ると住宅需要の縮小が気になるところですが、世帯数の推移は増えていることから、人口減少だけでは捉えきれない住宅需要があることがうかがえます。
また、小田原駅周辺では現在もまちづくりが進められています。(※2)
西口地区では、2024年に策定された基本構想をもとに、西口広場の再編と隣接街区の再開発を一体的に検討しています。東口の駅前東地区でも、市街地再開発や都市計画道路の整備に向けた検討が進められています。
穴部駅から小田原駅へ乗り換えなしでアクセスできるため、小田原駅周辺の都市整備は、生活利便性の変化を見るうえで確認しておきたい動きです。
※1 参照:小田原市
※2 参照:小田原市
鑑定士コメント
穴部周辺は、マンションよりも戸建て住宅が目立つエリアです。駅周辺には田畑も残っており、比較的ゆったりとした敷地の住宅もみられます。
マンションの購入を考えている場合は、選択肢が限られる可能性があります。希望する物件が出ているか、早めに確認しておくとよいでしょう。
穴部駅の交通アクセス|大雄山線で小田原駅まで乗り換えなし
穴部駅の交通アクセス|大雄山線で小田原駅まで乗り換えなし
日常の通勤・通学から遠方へのお出かけまで、穴部駅の交通利便性についてみていきましょう。
・約15分間隔で走る大雄山線の使い勝手
・小田原駅で新幹線・東海道線・小田急線に乗り換え
約15分間隔で走る大雄山線の使い勝手
穴部駅を通る伊豆箱根鉄道大雄山線は、約15分間隔で運行されています。
電車の本数が比較的わかりやすく、通勤・通学はもちろん、買い物や通院など普段の移動にも利用しやすいでしょう。
穴部駅から小田原駅までは乗り換えなしで移動できます。小田原駅ではほかの路線にも接続できるため、遠方への移動にも対応しやすい環境です。
小田原駅で新幹線・東海道線・小田急線に乗り換え
小田原駅には複数の鉄道路線が乗り入れており、東京や新宿方面をはじめ、熱海や箱根方面へも移動できます。
主な乗り入れ路線は以下のとおりです。
新幹線も利用できるため、遠方への旅行や出張にも対応しやすいでしょう。小田原駅を経由することで、近隣エリアだけでなく、東京方面や箱根・熱海方面へ行動範囲を広げられます。
穴部駅の生活環境|自転車や車で利用する買い物・医療施設
穴部駅の生活環境|自転車や車で利用する買い物・医療施設
日常の買い物や通院、外食など、穴部駅周辺で暮らすうえで利用する施設をみていきましょう。
・ヤオマサ久野店・螢田店など地元スーパーが自転車圏に
・身近な診療所と小田原市立総合医療センター
・県道沿いや周辺地域に飲食店が点在
ヤオマサ久野店・蛍田店など地元スーパーが自転車圏に
穴部駅周辺には、日常の買い物に利用できるスーパーがあります。「ヤオマサ蛍田店」は駅から約900m、「ヤオマサ久野店」は約1.5kmの距離です。
このほか、駅から約445mの場所にドラッグストア「クリエイトS・D小田原清水新田店」、約500mの場所に「セブンイレブン小田原多古店」もあります。
駅前ですぐ買い物ができるわけではありませんが、スーパーやドラッグストア、コンビニは周辺にそろっています。
自転車や車があると、食料品や日用品を買いに行きやすいでしょう。
身近な診療所と小田原市立総合医療センター
穴部駅周辺には、日々の通院に利用しやすいクリニックがあります。
・もてぎクリニック
・扇町しらさぎ内科クリニック
・螢田診療所
体調不良や定期的な受診にも対応しやすい環境です。
また、駅から約1.5kmの場所には「小田原市立総合医療センター」があります。周産期医療や小児医療にも対応しており、専門的な診療が必要な場合の選択肢になるでしょう。
県道沿いや周辺地域に飲食店が点在
穴部駅前に飲食店は多くありませんが、そばやイタリアン、カフェなどのお店があります。
・そば処 翁庵
・Odawara cafe & Salon Mikanka
・イタリアン アルカレート
・ゆぅーゆぅ亭
・ひな珈琲
ファミリーレストランなどを利用したい場合は、少し足を延ばして県道沿いまで行くと、「スシロー 小田原店」や「デニーズ 小田原荻窪店」、「バーミヤン小田原駅前店」などがあります。
駅前だけで外食の選択肢を広げるのは難しいものの、自転車や車があれば、近隣エリアまで足を延ばせるでしょう。
穴部の子育て環境|18歳まで続く医療費助成
穴部の子育て環境|18歳まで続く医療費助成
穴部の子育て環境について、以下3点に分けて紹介します。
・子ども医療費助成は18歳年度末まで、所得制限なし
・児童手当は高校生年代まで、第3子以降は月額3万円
・諏訪の原公園やわんぱくらんどなど、周辺の大型公園
子育て世帯にとって気になる支援制度や、子どもと過ごせる周辺の施設について事前に確認しておきましょう。
子ども医療費助成は18歳年度末まで、所得制限なし
小田原市では、0歳から18歳の誕生日後最初の3月31日までの子どもを対象に、医療費を助成しています。(※)保護者の所得による制限はありません。
子どもの急な受診や入院など医療費が気になる場面でも利用できるため、子育て世帯にとって心強い制度です。
※ 参照:小田原市
児童手当は高校生年代まで、第3子以降は月額3万円
全国共通の児童手当制度は、0歳から高校生年代までの子どもが対象です。(※)2024年10月の制度改正で所得制限がなくなり、第3子以降は月額3万円に増額されました。
児童手当は偶数月に年6回支給されます。高校生年代まで支給されるため、子育て世帯の家計を支える制度として活用できます。
※ 参照:小田原市
諏訪の原公園やわんぱくらんどなど、周辺の大型公園
穴部周辺には、子どもがのびのび遊べる大型公園があります。
「神奈川県立おだわら諏訪の原公園」には、芝生の広場や展望広場、169mのローラー滑り台などがあります。足柄平野を一望できるため、子どもと一緒に遊びながら景色も楽しめるでしょう。
「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」には、プレイゾーンやアドベンチャーゾーン、ふれあい広場などがあります。入園料は無料で、こども列車やポニー乗馬などの有料施設も楽しめます。
このほかにも、「小田原城址公園」や「小田原フラワーガーデン」などがあり、子どもの年齢や目的に合わせて遊び場を選べます。
鑑定士コメント
穴部で子育てをするなら、必ずしも車が必要というわけではありませんが、車があると便利でしょう。穴部駅から小田原駅までは大雄山線で移動できますが、日用品の買い物や大型店、公園などへ出かける際は、車があると移動の負担を減らせます。
特に子どもを連れての買い物や休日のお出かけでは、荷物が多くなりやすいため、車があると移動しやすいでしょう。公共交通や自転車と車を使い分けながら生活するのが、穴部で暮らすポイントです。
穴部に住む前に知っておきたいポイント
穴部に住む前に知っておきたいポイント
穴部駅周辺に住む際に、押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
・駅前に大型商業施設はなく、日常の買い物には移動が必要
・無人駅で単線、終電と本数は住む前に確認したい
・洪水・内水などの浸水想定をハザードマップで確認
事前に周辺環境を確認し、後悔のない住まい選びにつなげてください。
駅前に大型商業施設はなく、日常の買い物には移動が必要
穴部駅前には大型商業施設がなく、駅を降りてすぐに買い物を済ませられる環境ではありません。食料品や日用品を買うには、周辺のスーパーやドラッグストアなどまで移動する必要があるでしょう。
衣料品や専門店などを利用したいときは、小田原駅まで出ると便利です。小田原駅には「ラスカ小田原」や「ミナカ小田原」などの商業施設があり、日常の買い物から休日のショッピングまで楽しめます。
穴部駅周辺だけで買い物を完結させるのは難しいため、自転車や車など、普段の移動手段をあらかじめ考えておくと安心です。
無人駅で単線、終電と本数は住む前に確認したい
穴部駅は無人駅で、大雄山線は単線で運行されています。各種手続きが必要な場合は、利用方法を事前に確認しておくとよいでしょう。
電車は日中約15分間隔で運行されています。ただし、夜間は本数が減るため、帰宅が遅くなる方は最新の時刻表で終電を確認しておきましょう。
東京や新宿方面へ通勤・通学する場合は、小田原駅での乗り換え時間も考えておくことが大切です。
帰宅が遅くなりやすい方は、大雄山線の終電だけでなく、乗り換え先の電車との接続もチェックしておくと安心です。
洪水・内水などの浸水想定をハザードマップで確認
穴部駅周辺で住まいを探す際は、物件の住所をもとにハザードマップで浸水リスクを確認しておくことが大切です。
穴部周辺には狩川が流れており、小田原市では狩川を含む酒匂川水系について洪水浸水想定区域を示しています。大雨によって河川が増水した場合、狩川周辺などでは浸水が想定されている場所があることを覚えておきましょう。
また、小田原市のハザードマップでは、洪水だけでなく大雨による内水などの災害リスクも確認できます。同じ穴部周辺でも、場所によって浸水の想定範囲や深さは異なるため、購入を検討している物件があれば、住所をもとに個別に確認しましょう。(※)
物件価格や駅からの距離だけでなく、周辺の河川や災害リスクも含めて住む場所を検討することが重要です。
※ 参照:小田原市
マンションの資産性を高める方法について詳しく知りたい方は、こちらの資料も参考にしてください。
まとめ:古墳の丘が見守る「穴部駅」で、静けさと小田原の近さを両立する暮らしを
まとめ:古墳の丘が見守る「穴部駅」で、静けさと小田原の近さを両立する暮らしを
穴部駅は、田畑と住宅が広がる穏やかな街並みと、小田原駅へのアクセスを兼ね備えたエリアです。歴史を感じながら、自然の多い落ち着いた環境を求める方にとって、候補の一つになります。
一方で、駅前に大型商業施設はなく、日常の買い物には自転車や車があると便利です。また、夜間は電車の本数が減るため、帰宅時間によっては不便に感じることもあります。
「静かな環境」と「小田原駅へのアクセス」を重視するなら、穴部駅周辺も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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