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更新日:2025.05.26
登録日:2025.05.26
ニッチの効果的な使い方を伝授!メリット・デメリットも紹介

部屋のレイアウトを決める際、細かなものの収納やインテリアの設置場所で悩む人は多いのではないでしょうか。ニッチは、そんな悩みを解決してくれる便利なスペースです。
本記事では、ニッチに関する下記の内容について詳しく解説します。ニッチの設置や使い方について悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事でわかること】
・ニッチとは、壁を凹ませて作られたスペースのこと
・収納や飾り棚として利用される
・邪魔にならず部屋の印象が良くなるが、設置に費用がかかり壁によって設置できないこともある
・ニッチを設置する際は、事前に使い道を決めて必要な数だけ設置することが大切
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ニッチとは凹んだスペースのこと

ニッチとは凹んだスペースのこと
建築業界におけるニッチとは、壁の厚さを利用して作られたスペースです。壁の一部を凹ませてスペースを作ることで、リモコンやインターホンを設置したり小物置き場や収納スペースを確保したりします。
なお、ニッチという言葉は分野によって下記のような意味合いやニュアンスがあります。
分野によってニッチの意味合いやニュアンスは少し異なりますが、総じて空間・すきまと言った意味を持っています。
ニッチの使い方

ニッチの使い方
ニッチの使い方は数多くありますが、代表的な使い方としては下記のようなものが挙げられます。
・スイッチ・リモコンの収納場所
・飾り棚
・携帯電話の充電スペース
それぞれの使い方について、詳しくみていきましょう。
スイッチ・リモコンの収納場所
ニッチの使い方としてよく挙げられるのは、スイッチ・リモコンの収納場所です。壁の凹みにスイッチやリモコンを集約しておくことで、壁からリモコンなどが出張らずに部屋全体の印象が良くなります。
また、ニッチ内の見た目がスッキリすることもポイントです。大小さまざまなサイズがあるリモコンやスイッチは、ただ同じ場所にまとめただけでは雑多な印象を受けてしまいます。
壁に枠取りされたニッチに収納することで、決められた空間にまとまったリモコンやスイッチが一体となるため揃って見えます。
飾り棚
ニッチは、インテリア雑貨や写真などを飾って楽しむ飾り棚としての使い方もあります。
家族写真や好きな雑貨を飾りたい人は多いでしょう。しかし、いざ飾ってみると、壁から飛び出してしまうためまとまりのない空間に見えてしまいます。
ニッチを飾り棚として活用することで、ニッチの中だけで多くの写真やインテリア雑貨を飾れます。
携帯電話の充電スペース
寝室などのニッチの場合、携帯電話の充電スペースとして活用するのもおすすめです。寝る際に携帯電話を充電する際、どこに置くか迷う時があります。
ニッチを充電スペースとして活用すれば、置き場所が決まるため毎日迷うことがなく朝起きた際にすぐ見つけられます。
鑑定士コメント
ニッチをたくさん配置することは可能ですが、数が多いとかえってまとまりが悪くなってしまいます。掃除の手間も増えてしまうため、きちんと計画せずにニッチを配置するのはおすすめできません。事前に用途を決めて、必要な分だけ配置するようにしましょう。
ニッチのメリット

ニッチのメリット
ニッチを配置するメリットには、下記のようなものがあります。
・邪魔にならない
・おしゃれに見える
・部屋がスッキリとした印象になる
それぞれのメリットについて、詳しくみていきましょう。
邪魔にならない
ニッチのメリットは、なんと言っても邪魔にならないところです。壁の凹みを利用したスペースであるため、スペース内に収めれば、ものが壁よりも突き出ることがありません。
壁から飛び出ないため、特に玄関・廊下やトイレなどの限られた空間でも動線を邪魔せずにスペースを確保できます。ニッチによってスペースが生まれることで、レイアウトの幅も広がるでしょう。
おしゃれに見える
ニッチは、室内のデザインにも影響します。飾り棚などのインテリアデザインとして活用することで、限られたスペースの中でも室内全体がおしゃれに見えます。
ニッチに照明を配置することでインテリアのアクセントにもなるでしょう。限られた空間でもスペースが生まれるため、視覚的にも空間全体の広がりを感じられます。
部屋がすっきりとした印象になる
ニッチを活用することで、室内のものをニッチ内に置けるため部屋全体がすっきりとした印象になります。
ものが多いと、どうしても雑多な印象を持ってしまいます。しかし、ニッチを収納スペースとして活用することで、ものをニッチにまとめられるため部屋の整理整頓が容易に行えます。
特にリモコンやスイッチなどは、大きさや形、色などさまざまな種類があるため、部屋の雰囲気に影響を与えやすいです。ニッチに収納しておくことで、部屋と一体化しておしゃれに見えるでしょう。
ニッチのデメリット

ニッチのデメリット
ニッチの配置を考える際は、下記のようなデメリットにも注意が必要です。
・薄い壁や外壁面には作れない
・使い勝手が悪くなる場合がある
・追加で費用がかかるケースがある
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
薄い壁や外壁面には作れない
ニッチには、壁によってはそもそも作れないというデメリットがあります。ニッチを配置したくても、薄い壁や外壁面には作れない可能性があるでしょう。
ニッチは、壁を凹ませる関係上、建物の構造に影響を与える可能性があります。事前に十分に調べて計画を立てる必要があるため、好きな場所に好きなだけ作れるわけではないことに注意しましょう。
使い勝手が悪くなる場合がある
ニッチは、設置場所や使い方によっては使い勝手が悪くなる場合があります。特に、収納スペースとして使用する場合には動線を意識しなければなりません。
例えば、スイッチやリモコンを全て集約してしまうと、何を動かすにしてもニッチまで行く必要があります。使い勝手が悪くならないように、適度に集約することが大切です。
追加で費用がかかるケースがある
ニッチを配置する場合、基本的に費用が発生します。作り過ぎてしまうと、結果としてあまり使用していないのに費用だけが嵩んでしまったということになりかねません。
特に、完成している壁にニッチを配置するには追加費用が高くなったりさまざまな制限がかかったりすることもあります。ニッチを配置する際は、事前にきちんと計画を立てる必要があるでしょう。
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ニッチを使うときに押えておきたい3つのポイント

ニッチを使うときに押えておきたい3つのポイント
ニッチを使うときは、下記3つのポイントを押さえましょう。
・ニッチが設置可能か確認する
・作成前に使い道を決めておく
・動線を考慮して作る
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ニッチが設置可能か確認する
ニッチを使いたい場合、まずはニッチが設置できるかを確認しましょう。
ニッチは、どんな壁にも設置できるわけではありません。ニッチは薄い壁や外壁には設置できず、内壁であっても壁の構造などによっては設置できない可能性があります。
まずは、ニッチが設置可能か確認してから今後の計画を立てましょう。
作成前に使い道を決めておく
ニッチは、収納スペースやインテリアスペースとして幅広い活用ができる反面、数が多すぎると部屋のまとまりが悪くなってしまいます。そのため、作成前にそれぞれの使い道を決めておき、必要以上に作りすぎないようにしましょう。
ニッチの設置にはある程度の費用がかかります。ところどころに作ったものの使用しなかったとなると、費用が嵩んでしまい掃除の手間もかかります。事前に使い道を決めておくことで、最適な数のニッチを設置できるでしょう。
動線を考慮して作る
ニッチを使う時は、動線を考慮して作ることが大切です。特に収納に活用する場合、ニッチの場所は生活しやすさに直結します。
例えば、リモコンやスイッチ類を1つのニッチにまとめる場合、リモコンやスイッチを操作する際にかならず対象のニッチまで移動する必要があります。間取りによっては動線が悪くなってしまい、かえって不便さを感じてしまうでしょう。動線を考慮して作ることで、ニッチを最大限活用できます。
鑑定士コメント
ニッチをおしゃれに見せるには、ニッチ内の収納方法や飾り方が重要です。ニッチの背面にタイルやクロスを張るだけでも、印象は大きく変わります。また、飾り棚として活用する場合はライトアップなどもおすすめです。SNSでもいろいろな例が紹介されているので、参考になるかと思います。
まとめ:ニッチを上手に配置にしておしゃれな空間を作ろう

まとめ:ニッチを上手に配置にしておしゃれな空間を作ろう
ニッチは、壁の凹みを利用したスペースです。小物の収納や飾り棚として活用でき、ニッチがあるだけでも部屋全体の印象が大きく変わります。
使い方次第で便利なニッチですが、使い道を決めずに設置しすぎたり動線を考えずに設置したりしてしまうと、かえって使いにくいと感じてしまう恐れもあります。ニッチを設置する際は、事前に使い道を決めておくことが重要です。
ニッチを上手に配置して、おしゃれな空間を作りましょう。
#ニッチ、#インテリア、#スペース、#収納

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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