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更新日:2026.08.28
登録日:2022.08.24
マンションのオートロックとは?7種類の特徴や侵入手口への対策を徹底解説

「オートロックってどんな種類がある?」
「防犯としてオートロック設備は有効?」
「セキュリティの高いマンションとは?」
マンション選びで重視されるポイントの一つが、防犯性です。なかでもオートロックは、エントランスで入館者を制限できるため、防犯対策の設備として多くのマンションに導入されています。
この記事では、オートロック付きマンションのメリットやデメリットをはじめ、オートロックの種類や後付け可能なアイテム、購入前の内見で確認すべきセキュリティポイントまで詳しく解説します。オートロック付きマンションの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
・オートロックの種類ごとの特徴や違い
・防犯データから見るオートロックの効果と、設備だけに頼らない防犯対策の重要性
・オートロックマンションのメリットやデメリット
・マンション内見時に確認したいセキュリティ設備や管理状況
マンション図書館の物件検索のここがすごい!

- 個々のマンションの詳細データ
(中古価格維持率や表面利回り等)の閲覧 - 不動産鑑定士等の専門家によるコメント
表示&依頼 - 物件ごとの「マンション管理適正評価」
が見れる! - 新築物件速報など
今後拡張予定の機能も!
オートロックとは自動的に施錠される仕組みのこと
オートロックとは自動的に施錠される仕組みのこと
オートロックとは、マンションのエントランスにあるドアが自動的に施錠される仕組みのことです。住民がマンションに入る際には、オートロック専用の鍵や暗証番号が必要です。オートロック付きマンションから外に出る際には、自動的にもしくはボタンによりドアが開きます。
住民以外の人がマンションに入る場合は、エントランス外側のインターホンで呼び出し、住民に解錠してもらわねばなりません。オートロックがあることで、住民や関係者以外の人が自由に共用部へ立ち入りにくくなります。
住民と関係のない人の立ち入りを制限できるため、オートロックは防犯面において優れているといえるでしょう。
オートロックの7種類と特徴
オートロックの7種類と特徴
オートロックと一口にいっても、施錠方法によっていくつかの種類が存在します。具体的には、以下の7種類です。
・暗証番号式(入力するタイプ)
・集合キー式(挿し込むタイプ)
・カードキー式(挿し込むタイプ)
・非接触型IC式(かざすタイプ)
・指紋認証式(タッチするタイプ)
・顔認証式(かざすタイプ)
・スマートフォン連動式(アプリで操作するタイプ)
それぞれのメリットやデメリットは以下の表をご確認ください。
それぞれ詳しく解説します。
暗証番号式(入力するタイプ)
暗証番号を入力してロックを解除するタイプです。0〜9の数字を組み合わせた暗証番号を入力し、#で確定するタイプが多いです。
鍵やカードといった物理的な持ち物が増えないため、バッグの中から鍵を出す手間を省けることや、持ち物が多くならないこと、部屋に鍵を忘れて外に出てしまった場合でも締め出されないことなどがメリットです。
その反面、暗証番号を連続で間違えてしまうと一定時間入れなくなることや、第三者に暗証番号を盗み見られてしまう可能性があるなどのデメリットもあります。
集合キー式(挿し込むタイプ)
部屋の扉を開ける鍵を挿し込むことで、エントランスのロックを解除するタイプです。エントランスを解錠する鍵やカードと、部屋の鍵を別に持つ必要がなく、持ち物が多くならないという魅力があります。
ただし、以前に入居していた方などで鍵を複製していた場合には、その鍵を使って入られてしまう可能性があることも知っておきましょう。
カードキー式(挿し込むタイプ)
こちらは先ほどの集合キーに似ているもので、金属の鍵の代わりにカードを使うタイプです。エントランスに設置されたカードリーダーに、専用のカードを挿し込むことで、エントランスを解錠します。
複製が難しいことや、薄いため、持ち運ぶ際にかさばりにくいことなどのメリットがあります。その一方で、折れ曲がってしまう可能性があり、そうなるとエントランスから入れなくなってしまうというデメリットがあります。
非接触型IC式(かざすタイプ)
非接触IC式とは、SuicaやPASMOのようにピッとかざして解錠されるタイプのことです。カードなどに内蔵されたICチップを読み取り、解錠する仕組みです。
ICチップを埋め込むのは、カードでなくても構わないため、カード式に限らず、鍵の柄の部分にICチップを搭載しているものや、スマートフォンのICチップを利用しているものなどがあります。
部屋の鍵と一体化させることで持ち物が多くならない、複製が難しい、カバンなどの上からかざすことができることもあり、取り出す手間を少し省けるなどのメリットがあります。
デメリットは、非接触型IC式のロック、特にスマートフォンを使ったものは高級マンションに多いため、利用するためには月々の家賃が高くなってしまうことでしょう。
指紋認証式(タッチするタイプ)
登録した指紋をタッチすることで、エントランスのロックを解除するタイプです。スマートフォンにも採用されており、比較的なじみのある認証方式です。
鍵やカードをなくす心配もなく、部屋に鍵を忘れて外に出ても締め出される心配もありません。暗証番号を覚える必要もないなどのメリットがあります。
しかし、手荒れなどによって機械が指紋を読み取れずに入れなくなるといったデメリットがあります。非接触型IC式と同様に、高級マンションに多い傾向にあります。
顔認証式(かざすタイプ)
顔認証式は、エントランスに設置されたカメラで入居者の顔情報を照合し、本人と確認できた場合に解錠する仕組みです。鍵やカードを取り出す必要がなく、両手に荷物を持っていてもスムーズに出入りできます。
第三者によるなりすましが難しいため、防犯性能を重視する方に向いている設備といえるでしょう。ただし、導入やメンテナンスにコストがかかるため、管理費や修繕積立金に影響する可能性があります。
スマートフォン連動式(アプリで操作するタイプ)
スマートフォン連動式は、専用アプリを利用してオートロックを解錠するシステムです。Bluetoothやインターネット通信を使用するため、スマホを持って近づくだけで解錠できるタイプや、外出先から来訪者対応ができるタイプもあります。
スマートフォンの電池切れや端末故障が発生すると利用できなくなる場合があるため、予備の解錠方法が用意されているかを事前に確認しておきましょう。
オートロックマンションの4つのメリット
オートロックマンションの3つのメリット
オートロック付きマンションの代表的なメリットには、以下の4つがあります。
メリット1:不審者の侵入を防げる
メリット2:安心感がある
メリット3:セールスや勧誘を回避しやすい
メリット4:プライバシーが保たれる
それぞれ詳しく解説します。
メリット1:不審者の侵入を防げる
冒頭にも説明したように、オートロックは自動的にエントランスをロックする仕組みです。そのため、鍵を持っている入居者や関係者以外は、エントランス内部に入ってくることができません。
また、エントランスにロックがあって部屋の扉にロックがあり、二重にロックがかけられているため、セキュリティが高くなるというメリットがあります。
メリット2:安心感がある
オートロックがあることによって、外部の人が住戸前まで立ち入りにくくなるため、心理的な安心感を得やすいでしょう。というのも、玄関の前まで無関係な人が来る心配がないからです。
普通のマンションや一戸建てでは見ず知らずの無関係な人が玄関の前まで来る可能性があります。
その反面、オートロックマンションであればエントランス内部に入れるのは入居者か関係者のみですから、セキュリティー面で安心感があります。
メリット3:セールスや勧誘を回避しやすい
セールスや勧誘に困っている方は、オートロックマンションがおすすめです。セールスや勧誘をする場合にはまずインターホン越しにやり取りをするため、心理的な負担が少なくなりますし、不要な訪問には、インターホン越しに応対を断れます。
玄関の前まで来ることがなく、エントランスから出てきてもどの部屋の住民かは相手に分からないため、外出のときでも断ったり避けたりできます。
メリット4:プライバシーが保たれる
オートロックは住民のプライバシー保護にも役立ちます。外部の人が自由に共用廊下や玄関付近まで立ち入れないため、生活の様子を見られるリスクを軽減できます。
また、郵便物の確認や帰宅時なども外部の人の目を気にせずに行いやすいでしょう。防犯性だけでなく、落ち着いた快適な環境を求める方にとってもオートロックはメリットのある設備といえます。
オートロックマンションの4つのデメリット
オートロックマンションの4つのデメリット
オートロック付きマンションにはメリットだけでなく、以下4つのデメリットもあります。
デメリット1:郵便物や新聞を玄関まで配達してもらえない
デメリット2:家賃や管理費・修繕積立金が高くなる傾向がある
デメリット3:鍵を忘れると締め出される
デメリット4:来客時の解錠に手間がかかる
それぞれ解説していきます。
デメリット1:郵便物や新聞を玄関まで配達してもらえない
オートロック付きのマンションの場合、郵便物や新聞などはエントランスの集合ポストに投函されます。玄関先にポストがなく、郵便物や荷物を受け取る際はエントランスまで取りに行く必要があります。
高層階であれば、エントランスまで行く手間がかかるため、不便に感じるかもしれません。
デメリット2:家賃や管理費・修繕積立金が高くなる傾向がある</h3>
オートロックは、継続的な点検やメンテナンスが必要な設備のため、管理費やメンテナンスコストが高くなりがちです。
オートロックではないマンションよりも賃貸では家賃や共益費、分譲マンションでは管理費や修繕積立金が高くなるため、納得できる価格かどうか事前に確認しておくとよいでしょう。
デメリット3:鍵を忘れると締め出される
オートロックは自動で施錠される仕組みのため、鍵を持たずに外出すると締め出される可能性があります。
また、鍵を紛失した際の対応には注意が必要です。管理会社に報告せず勝手に鍵交換をしてしまうと、原状回復や費用負担を求められる可能性があるからです。
さらに、オートロックの鍵交換は一般的に2~5万円かかるため、費用面の負担も大きくなります。鍵やカードの管理は徹底しましょう。
デメリット4:来客時の解錠に手間がかかる
オートロック付きマンションの場合、来客時の解錠にひと手間かかります。
例えば、友人や家族が訪問した際は、その都度インターホンで応対して解錠する必要があります。
防犯上必要な手間とはいえ、都度対応するのは面倒と感じる人もいるでしょう。
オートロックは本当に安全?データで見る防犯効果
オートロックは本当に安全?データで見る防犯効果
オートロックが設置されているだけで犯罪リスクを完全に防げるわけではありません。まずは、オートロックの安全性を考えるうえで押さえておきたいポイントを確認しましょう。
・共同住宅の侵入窃盗は「表出入口」からが多い
・オートロックと防犯対策の併用が不可欠
それぞれ詳しく解説します。
共同住宅の侵入窃盗は「表出入口」からが多い
警察庁の統計をもとに政府広報オンラインが公表しているデータによると、共同住宅への侵入窃盗は表出入口からの侵入が大きな割合を占めています。
※参照:警察庁「政府広報オンライン」
共同住宅(4階建て以上)では、「表出入口」からの侵入が約6割を占めています。ここでいう表出入口には住戸の玄関なども含まれるため、このデータだけで共用エントランスへの侵入割合を判断することはできません。ただし、出入口の防犯対策が重要であることは読み取れます。
侵入経路を考えると、共用エントランスへ簡単に立ち入れないオートロックは、防犯対策として一定の効果が期待できるでしょう。
オートロックと防犯対策の併用が不可欠
オートロックは有効な防犯設備の一つですが、より効果を発揮するためには住民の防犯意識も欠かせません。
特に注意したいのが、オートロックがあるから安全という過信です。設備への安心感から警戒心が薄れ、見知らぬ人を確認せず解錠したり、自宅玄関の施錠を怠ったりすると、防犯性能を十分に発揮できません。
警察庁では、侵入窃盗の被害を防ぐために、確実な施錠や来訪者確認などの基本的な防犯行動を呼びかけています。オートロックと日頃の防犯意識で、住まいの防犯対策効果を高めましょう。
オートロックマンションで侵入されてしまう…その手口とは?
オートロックマンションで侵入されてしまう…その手口とは?
オートロックでもセキュリティが完璧なわけではありません。以下のような手口で侵入されるケースがあるため注意しましょう。 ・入居者が開けた隙に入る ・暗証番号を盗み見られる ・他の鍵で開いてしまう ・センサーが誤作動する 具体的にみていきましょう。
入居者が開けた隙に入る
入居者がエントランスのオートロックを開けた隙に、不審者が侵入する可能性があります。
オートロック付きマンションのドアは駅の改札のように1人だけを通すのではなく、自動ドアを開けると、少しの間は開いたままの状態になります。そのため、入居者が自動ドアを開けると、その隙にマンションの住民などを装って一緒に入ってくることもあるため、注意が必要です。
オートロックだから大丈夫と過信せず、常に防犯意識を持っておきましょう。
暗証番号を盗み見られる
暗証番号式のオートロックの場合には、入居者が暗証番号を入力している様子を盗み見られる恐れがあります。また、0123のような暗証番号の場合にはすぐに解読されてしまう可能性があります。
このようにして暗証番号を知られてしまうと、どのタイミングでも侵入できてしまいます。
鑑定士コメント
オートロックの場合、暗証番号の変更はできるのでしょうか?マンション全体のセキュリティに係る事象なので、変更の可否や手続きはマンションによって異なります。暗証番号が第三者に知られた可能性がある場合は、速やかに管理会社や管理組合へ相談してください。
他の鍵で開いてしまう
集合キー式のオートロックの場合には、他の鍵で開く可能性があることに注意が必要です。
集合キー式では、各住戸の鍵で共用エントランスを解錠できる仕組みが採用されています。鍵が不正に複製された場合などには、第三者に侵入される可能性があるため、紛失時は速やかに管理会社へ連絡しましょう。
センサーが誤作動する
一般的なオートロック付きマンションは自動ドアで、入居者がエントランスの外に出る場合はセンサーで自動ドアが開くようになっています。
センサーが誤作動してしまうこともあり、勝手にドアが開く場合もあるそうです。
偶然であれば問題ないですが、悪質なものでは広告チラシの紙などを自動ドアの隙間から入れてセンサーを誤作動させる手口もあります。紙では反応しないようなセンサーであるか等を確認しておく必要があるでしょう。
マンションが停電したときのオートロックの挙動3パターン
マンションが停電したときのオートロックの挙動3パターン
オートロックは電気で動いているため、停電時には正常に働かなくなります。いざというときに落ち着いて対処できるよう、停電したときのオートロックの挙動を把握しておきましょう。具体的には、以下の3つです。
1.施錠される
2.解錠される
3.停電直前の状態でフリーズする
それぞれ詳しく解説します。
1. 施錠される
停電時にオートロック設備が施錠された場合は、外側からは普段通り鍵を使って解錠できます。
鍵ではなく非接触型カードキーなどの場合は、電気が使えない時は解錠できない可能性もあります。予備電源が作動し、通常通り稼働する場合もありますが、そのような事態を避けるためにも、普段から鍵を持ち歩くといいでしょう。
マンションの中から出る場合、サムターン(ドアの室内側にあるつまみ)やハンドルを回せば鍵は解錠可能です。
2. 解錠される
停電時に解錠されるタイプでは、通常の電気錠による施錠ができなくなります。手動によるドアの開閉は可能なため、部屋の外に出たい場合は手動でドアを動かしましょう。
災害などにより停電が引き起こされるケースもあります。停電時に解錠されるタイプのオートロックなら、災害時にも避難しやすいです。
3. 停電直前の状態でフリーズする
停電直前の状態で、フリーズするオートロックもあります。停電したタイミングのドアの状態で動きが止まるため、ドアが開閉途中であった場合には半分開いた状態で動作が止まるでしょう。
停電から復旧すると再び動き出す可能性もあるため、通り抜ける際には注意しましょう。
フリーズしたオートロックを解錠するには、外からは鍵で開け、マンション内からはサムターンやハンドルを回してください。
なお、マンションの停電時の対応については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
後付けをするならスマートロックがおすすめ
後付けをするならスマートロックがおすすめ
オートロックを玄関ドアに後付けするなら、壁に穴をあけずに付けられるスマートロックがおすすめです。
スマートロックがあれば、オートロックが装備されていない物件に住んでいても玄関ドアの施錠忘れを防ぎやすくなり、鍵の管理に関する利便性を高められます。スマートフォンで解錠や施錠ができ、鍵を持ち歩かなくてよい点もスマートロックのメリットです。
ただし、スマートフォンの充電切れや紛失で、スマートロックは操作できなくなります。また、ドアの構造によっては取り付けが難しいケースもあるため、事前に構造を確認しましょう。
ドアの部分に穴をあけたり鍵部分のパーツを取り替えたり追加で装着したりする際には、管理規約の確認が必要です。
一般的に、管理規約では許可されていない可能性が高いため、マンションの鍵を変える際には注意しましょう。分譲マンションの場合でも、ドアの外側は共用部分として扱われることが一般的なため、穴をあけたりパーツを変更したりする際には管理規約を確認する必要があります。
分譲マンションとは何か、選び方や賃貸との違いなどを以下の記事で確認できます。
マンションに後付けできるスマートロック3タイプ
マンションに後付けできるスマートロック3タイプ
オートロックがない物件に住んでいる場合、スマートロックの導入がおすすめです。以下では、後付け可能なスマートロックを3つ紹介します。
1. 粘着テープで貼り付けるタイプ
2. シリンダーを取り換えるタイプ
3. 穴あけ工事をするタイプ
それぞれ詳しく解説します。
1.粘着テープで貼り付けるタイプ
粘着テープで貼り付けるタイプのスマートロックは、取り付けが最も簡単です。用意するものも少なく、比較的簡単に取り付けられる製品が多いでしょう。具体的には、以下のような手順で取り付けられます。
1. ドアに粘着テープや両面テープを貼る
2. テープでスマートロックを貼り付ける
一度貼った粘着テープや両面テープが剥がれないように、丁寧に貼り付けることがポイントです。取り付け工事不要のため、初期費用が抑えられて初めての方も導入しやすいでしょう。
2. シリンダーを取り換えるタイプ
シリンダーを取り換えるタイプのスマートロックは、テープで貼り付けるタイプよりも安定しています。鍵穴部分だけを交換するタイプのため、工事が不要なケースが多く、工事の可否について、管理会社や管理組合へ確認しましょう。具体的には、以下の手順で取り付けられます。
1. ドアのシリンダーの部分を取り外す
2. シリンダーをスマートロックと交換し設置する
シリンダーを取り換えるタイプのスマートロックならば、製品によっては、ピッキングなどの不正解錠への対策を強化できます。
3. 穴あけ工事をするタイプ
穴あけ工事をするタイプのスマートロックなら、簡単には取り外せないため、安定感が高いです。取り付ける手順は、以下の通りです。
1. 既存の鍵はそのままにして、上のスペースに穴をあける
2. スマートロックをあけた穴に取り付ける
管理規約で許可されている場合は、改めて許可を取る必要はありません。しかし、玄関ドアへの穴あけや部品交換は、共用部分に影響する可能性があります。工事の可否や必要な手続きは管理規約によって異なるため、事前に管理会社や管理組合へ確認しましょう。賃貸の場合は、貸主の許可も必要です。
そもそも賃貸であれば取り入れられないほか、管理規約でリフォームが禁止されている場合は、スマートロックの後付けは難易度が高くなる点には注意が必要です。
マンション内見時に確認すべきセキュリティのポイント6つ
マンション内見時に確認すべきセキュリティのポイント6つ
マンション内見時にはセキュリティ面の確認も重要です。以下では、内見時に確認すべきセキュリティのポイントを6つ紹介します。
1. エントランス以外から中に入る経路があるか
2. 監視カメラはあるか
3. セキュリティ会社に加入しているか
4. 管理人は常駐しているか
5. 二重オートロックになっているか
6. マーキングはないか
それぞれについて、確認すべき理由も含め詳しく解説します。
ポイント1:エントランス以外から中に入る経路があるか
エントランスはオートロックがあってセキュリティがしっかりとしていたとしても、裏口やマンション脇の塀、柵から簡単に侵入できる場合もあります。
内見時は、エントランス部分だけでなく、その他に侵入経路がないか確認しておきましょう。
なお、マンションのエントランスについては、以下の記事で紹介しています。エントランスの役割やチェックポイントも紹介しているので、参考にしてみてください。
マンションのエントランスの役割は?内覧時のチェックポイントも紹介
ポイント2:監視カメラの有無
セキュリティ面で安心できる物件を探しているのであれば、オートロックだけでなく監視カメラの有無もチェックしておくべきポイントです。
監視カメラがあれば、24時間見張っていない場合でも防犯に役立ちます。というのも記録として残るので、犯罪の抑止につながるからです。
エントランスだけでなく、エレベーターホールやエレベーターの中にも防犯カメラがあると、セキュリティ面が充実したマンションといえます。
ポイント3:セキュリティ会社に加入しているか
セキュリティ会社に加入しているマンションの場合、ガラスが壊れたりセンサーが反応した際に警備員が駆け付けます。 不審者が侵入した場合など、何か起こったときに即座に対処してくれるのは安心できる材料になります。
ポイント4:管理人は常駐しているか
管理人が常駐しているかどうかも大事なポイントです。セキュリティ会社への加入状況にも共通しますが、何かあったときに即座に対処してくれる体制が整っているかはセキュリティ面でとても大切です。
防犯上もそうですが、仮にエントランスの鍵やカードを忘れたりなくした場合にも、すぐに相談できると迅速に対応できるでしょう。
ポイント5:二重オートロックになっているか
二重オートロックとは、エントランスだけでなく、エレベーターホールや各階へ進む前にもオートロックを設置した仕組みです。通常のオートロックよりも侵入できる範囲を限定できるため、防犯性を高める効果が期待できます。
特に、外部の人が住戸前まで近づきにくくなる点は大きなメリットです。
ポイント6:マーキングがないか
マーキングとは、住民の在宅時間等の情報を空き巣や営業マンが書き記しているサインのことです。
ドアやポストの近くに9-20R、WS8-18などが書かれていたら、マーキングです。記号や数字、シールなどが不審者によるマーキングとして使われる可能性も指摘されています。ただし、記号の意味に統一されたルールはなく、単なる業者の作業記録などの場合もあります。
ドアやポスト、ガスメーター、表札などの周りを確認し、マーキングがないか確認しましょう。不審な印があっても自分で薬剤などを使って消さず、まずは写真を撮って管理会社や管理組合へ連絡しましょう。
マンションの内見時に活用できるチェックリストは以下から確認できます。
中古マンション内見時 印刷して使えるCHECK SHEET!
鑑定士コメント
マーキングを発見した場合、気を付けることはなんでしょうか?マーキングは空き巣によるメモのようなもので、家族構成や留守時間を示すと言われています。シールや記号を使うなど多様化し一般の人には判読出来ません。もし怪しいなと感じるマーキングがあれば、すぐに管理会社へ連絡しましょう。他の住戸の状況なども確認してもらい、監視カメラの設置や不審者情報の収集、警察への通報など何らかの対策を施す必要があります。
まとめ:セキュリティの高いオートロックマンションに住もう
まとめ:セキュリティの高いオートロックマンションに住もう
オートロック付きマンションは、不審者の侵入リスクを抑えられるだけでなく、セールスや不要な勧誘を受ける機会を減らせるなど、快適に暮らすためのさまざまなメリットがあります。一方で、導入設備による管理費の負担や、鍵・スマートフォンなどの管理が必要になるなどのデメリットもあります。
オートロック付きマンションを選ぶ際は、設備の有無だけでなく、防犯カメラの設置状況や管理体制、共用部の安全性なども確認することが大切です。本記事で紹介した情報を参考に、自分や家族が暮らしやすい防犯性の高いマンションを検討してみましょう。

不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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