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更新日:2023.02.07
登録日:2022.10.17
【清澄白河:マンション編】 アートにコーヒー、だけじゃない。輝く”個”に引き付けられる下町
最近、いろんな雑誌の特集エリアでも見かけるようになった「清澄白河」。ここ数年、マンションの専門家同士で「気になるエリア」を会話すると、4番手・5番手ぐらいに出るようになりました。まさにプロも注目する「穴場」として、今後さらなるブレイクを待っているような予感がします。
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清澄白河エリアの街情報
アクセスがいい
清澄白河駅は、都営地下鉄大江戸線と東京メトロ半蔵門線の2路線を使用可能です。新宿駅、渋谷駅には乗り換えなしで移動可能であり、埼玉や神奈川にもアクセスしやすい駅です。
文化施設の充実
清澄白河エリアは非常に文化施設の充実したエリアです。
東京都現代美術館
現代美術の振興と芸術文化の基盤の充実を目的とし、1995年に開館した美術館。約5200点の収蔵作品を活かし、国内外の美術史を伝えるコレクション展示や大規模な国際展などの企画展示を行なっています。ジャンルは絵画、彫刻、ファッション、建築、デザインなど多岐にわたり、約100000冊もの美術関連の蔵書を持ち、美術に関する情報提供やワークショップも開催しています。
深川江戸資料館
江戸時代に関する資料などを展示・収集し、保存する施設です。江戸時代末(天保年間)の深川佐賀町の町並みが実物大で再現され、音響と照明効果で朝から晩までの情景の移り変わりを楽しむことができます。当時のお店や長屋に実際に上がり、生活用具に触れられる体感型展示や、落語や狂言、イベントなどを行う小劇場やレクホールも備えています。
深川図書館
清澄庭園に隣接する、緑に囲まれたモダンな佇まいの深川図書館は、明治42年に東京市立図書館として設立されました。館内には、らせん状に続く立派な吹き抜けの階段があり、美しいステンドグラスが埋め込まれています。蔵書を求めて訪れるだけでなく、こうした建築美や静謐な空間を楽しみに訪れてみるのもおすすめです。
コーヒーの聖地
清澄白河は、ブルーボトルコーヒーが日本1号店にこのエリアを選んだことからも、「コーヒーの聖地」ともいわれています。エリア内には様々なコンセプトのコーヒー屋さんが立ち並び、まさにコーヒー激戦区です。街を歩きながら、お気に入りの一杯を見つける休日はいかがでしょうか。
子育てのしやすい街
上記の通り、文化施設が充実しているほか、公園も非常に多いエリアとなっています。また、清澄白河駅のある江東区では、「ゆりかご面接」や、無料の「両親学級」、そして「プレママお料理教室」など子育て支援のための支援制度も多数あり、子育てのしやすいエリアです。
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不動産鑑定士ピックアップマンション
もともと従前の倉庫や事業所の大きな画地がマンション用地として供給されることが多いエリアでしたが、近年はアートやコーヒーの街として注目され、観光客も多く活気が出ていることや、古くからの下町風情と新しさがちょうどよいバランスで融合され「居心地のよい」のが人気の理由のようです。
「清澄白河駅」が出来たのは意外と新しく、2000年に都営大江戸線の「清澄白河駅」が作られ、2003年には東京メトロ半蔵門線が連絡するようになりました。
街中は深川など水路が走り、江戸時代初期から川沿いには物資を貯蔵する蔵が建ち並び江戸の物流の拠点でした。
その後も昭和に入り企業の物流施設や事業所が多く作られ、これらの跡地がマンションとして生まれ変わっています。この水路が心地よい風の流れにもなり、過ごしやすい環境になっています。
駅前エリアのランドマークになるのが、まずは「清澄庭園」。
元禄時代に紀伊國屋文左衛門の屋敷跡の素晴らしい日本庭園です。庭園は有料ですが、隣接する「清澄公園」は無料で開放されています。
そして東側に行くと、もう一つのランドマークとして「木場公園」と1995年にそこに併設された「東京都現代美術館」があります。
この「東京都現代美術館」の設立を機に、周辺に倉庫をリノベーションしたギャラリーが増え、商店街もそれに合わせて雑貨やカフェが立ち並ぶスポットとして進化し、街ぐるみでアートの街として注目されるようになります。
最近ではアメリカから「ブルーボトル コーヒー」の日本1号店が出来てサードウェーブ系のカフェの街として、流行に敏感な人たちの琴線に触れるエリアとして各種メディアで取り上げられています。
さて、テイクアウトのコーヒー片手に、水と緑に囲まれたこのエリアを散歩しながら、気になるマンションを探してみましょう。
(最終更新日:2020年2月26日)
パークハウス清澄白河リバーサイド
「パークハウス清澄白河リバーサイド」(2005年)は小名木川のほとりにあった工場跡地に、歴史の継承と水辺空間の整備を図って開発されました。かつてのくろがねの煙突とレンガ建築がある戦前からの建物はこのエリアの歴史的な建築物として愛されました。そこでNPO江東区の水辺に親しむ会・江東区・三菱地所の三者が協働し、この地域のイメージに合ったレンガ造りをモニュメントとして残し、区有地と民有地を一体化した計画としての河岸遊歩道の整備と、河岸から見た建築物の外観設計に工夫をこらしました。
ホワイト・ブラウン系カラーを基調としたモダンな外観デザインで、小名木川から眺めた景色は、水辺の風景とも調和し美しく映えています。
不動産鑑定士の注目ポイント
総戸数103戸のステーションサイドと総戸数370戸のリバーサイド、共有棟の3棟から成り、共用棟にはフロントコンシェルジュサービスを始め、ゲストルーム・キッズルーム・シアタールーム・ラウンジ・集会室・茶室・キッチンスタジオといった充実の共用設備を備えています。
イーストコモンズ清澄白河フロントタワー
「イーストコモンズ清澄白河」は「フロントタワー」(2005年)と「セントラルタワー」(2006年)「サウスフラッツ」(2005年)から構成されます。清州橋通りと三ツ目通りが交わる白河三丁目交差点に建っていた「同潤会清砂通アパート」を含むエリアの建替事業として建設されたタワーマンションです。このアパートはもともと昭和4年築の、16棟、663戸と各地にある同潤会アパートの中でも最大規模を誇ったアパートで、老朽化のために再開発事業として建て替えが行われました。同潤会のモダンリビング精神の継承と新たなシンボルとして「透明感のある明るいシャープな街」をコンセプトとしました。「フロントタワー」は高層棟と低層棟からなり、地域のシンボルとして親しまれてきた同潤会同アパートの、筒形の階段室上部に屋上パーゴラが載る独特の景観は、低層棟ファサードに引き継がれ、同潤会アパートの人々が集った中庭はオーナーズガーデンとして引き継がれています。「セントラルタワー」はタワーマンションの中に、民間分譲とUR都市機構の賃貸マンションが共存しているという珍しい形態です。「サウスフラッツ」はL字型で敷地内には広々とした中庭があり豊かな植栽が整えられているほか、コミュニティプラザやコモンズサークルなど交流の場を揃えています。
不動産鑑定士の注目ポイント
「フロントタワー」は高層棟と低層棟からなり、地域のシンボルとして親しまれてきた同潤会同アパートの、筒形の階段室上部に屋上パーゴラが載る独特の景観は、低層棟ファサードに引き継がれ、同潤会アパートの人々が集った中庭はオーナーズガーデンとして引き継がれています。専用部は3棟とも「スケルトンインフィル」を採用し、将来の更新性を確保しています。外観はホワイトを基調としてエッジを強調し、明るくスマートな印象です。
秀和深川森下町レジデンス
小名木川沿いの遊歩道を歩いていると、お城のようなアーチ状の門構え、白い塗り壁と青い瓦屋根、柔らかなカーブの鉄製の柵といった、秀和レジデンス特有の外観で一際存在感を放っています。1R~3LDKの混合タイプの全156戸でシングルからファミリーまで幅広いライフスタイルに対応しています。遊歩道には見事な桜並木が植わっていて、穏やかな水の流れと青々とした緑、その両方を身近に感じることができる立地です。屋上には共同の洗濯物干しスペースがあるなど、古き良きコミュニティの場も備えているのも魅力です。
不動産鑑定士の注目ポイント
築年は経っていますが、管理人さんが住み込みで常駐し安心の管理体制なほか、メンテナンスも定期的に実施されており、直近では2017年に大規模修繕工事が行われています。住戸によってはバルコニーから小名木川を眼下に望み、折遊覧船が行き来するなど、下町らしい風情ある光景を楽しめます。
秀和清澄レジデンス
仙台堀川を挟んで清澄公園と向かい合うという好立地のマンション。秀和レジデンスの特徴である白い塗り壁と青い瓦屋根、鉄製の柵はもちろん、アイアンの門が構えているアプローチからエントランス前の階段にはモザイクタイルが敷き詰められていて、モダンレトロな印象でこの街の空気に溶け込んでいます。オートロックを抜けた先は広々としたエントランスで、住み込みの管理人さんが常駐していて安心の管理体制です。
不動産鑑定士の注目ポイント
3棟をブロックで組み合わせたような建物配置になっていて、各フロアに3戸・4戸ずつの配置により、角住戸の比率が高く設計されています。住戸によっては、バルコニーから仙台堀川沿いの桜並木を眼下に望め、清澄公園と清澄庭園の緑豊かな木々の間からスカイツリーを望めるという贅沢な眺望を満喫できます。
不動産鑑定士/マンションマイスター
石川 勝
東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。
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