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2022.10.26

マンションのリノベーションとは?費用やメリットを解説

マンションのリノベーションとは?費用やメリットを解説

「マンションのリノベーションの費用はどのくらいかかるの?」
「どの程度までリノベーションできるの?」
マンションのリノベーションを考えている人の中には、このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事は、マンションのリノベーションの費用相場やどこまでリノベーションが可能なのか詳しく解説します。

本記事を読めば、リノベーションについて疑問が解消するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

リノベーションとは?

リノベーションとは?

リノベーションとは?

リノベーションとは、マンションの内装を改装することを指す用語です。

 

リノベーションの具体的な内容には、住む人のライフスタイルに合わせて間取りを変更したり、資材をより機能的なものに変更したりすることが挙げられます。

 

また、リノベーションと似たような用語にリフォームがあります。

 

リフォームとは、古くなったり汚れたものを元の状態に戻すことを意味する用語です。

 

たとえば、汚れた壁紙を新しいものに変えたり、傷だらけになったフローリングを張り替えたりすることなどが挙げられます。

 

リノベーションもリフォームも、明確な違いはありません。

 

しかし、一般的にリノベーションは物件を機能的なものに作り変えることリフォームは現状復帰するという意味合いで用いられています。

      

マンションリノベーションのメリットは?

マンンションリノベーションのメリットは?

マンンションリノベーションのメリットは?

リノベーションのメリットには、次の2つがあります。

 

・物件の費用が節約できる

・自分好みにアレンジできる

 

それぞれ詳しく解説します。

物件の費用が節約できる

新築マンションを購入するよりも、中古マンションを購入してリノベーションする方が費用を安く抑えられます。

 

中古マンションをリノベーションすれば、費用を抑えて新築同様の部屋に住むことが可能です。

 

予算の関係で新築物件の購入が難しい場合は、中古物件を購入してリノベーションするのも有効な手段と言えるでしょう。   

自分の好みにアレンジできる

自分の好みにアレンジできるのも、リノベーションの大きなメリットです。新築マンションの場合は、間取りや機能などがすべて完成されている物件を購入することになります。

 

そのため「もう少し廊下が広かったら…」「段差がなかったら…」など、細かい部分が気になることもあるでしょう。

 

リノベーションであれば間取りや素材、機能面まで自分の思いのままにアレンジできます。

 

細かい部分も希望通りに改修できるので、より自分に合った物件に住むことが可能です。       

マンションのリノベーションはどこまで可能?

マンションのマンションのリノベーションはどこまで可能?

マンションのマンションのリノベーションはどこまで可能?

それでは、マンションのリノベーションはどこまで可能なのでしょうか。

 

ここでは、次の3点について解説します。

 

・窓、玄関ドア、バルコニー

・水回り

・壁、天井

 

管理組合や近隣住民とのトラブルを避けるためにも、上記の3点は必ず押さえておきましょう。

窓・玄関ドア・バルコニー

窓・玄関ドア・バルコニーは、居住者だけの判断で改修できません。

 

マンションの場合は窓、玄関ドア・バルコニーは共用部分にあたります。

 

国土交通省が定めている「標準マンション管理規約」でも定められている通り、共用部分は管理組合が管理します。そのため、共用部分を改修するには管理組合の許可が必要です。

 

ただし、取り外し可能な程度の改修や、外からは見えない程度の改修は可能な場合があります。共用部分でも方法によっては改修できる可能性もあるので、リノベーション業者と管理組合に相談してみましょう。

水回り

リノベーションする際に、大きな問題になるのが水回りです。

 

マンションの場合は、1階から最上階まで縦に配管が通っています。この配管を専門用語でパイプスペースと呼んでいます。

 

浴室やキッチンからの排水は、パイプスペースに向けて流されます。そのため、多くのマンションでは、パイプスペースの近くに水回りが設置されています。

 

もしこのパイプスペースから離れた位置に水回りを設置するとなると、配管に急な勾配をつける必要が出てきます。そして、配管に急な勾配をつけたぶんだけ床に段差が発生する可能性があります。

 

リノベーションで水回りの位置を大きく変更しなくて良いように、物件選びの段階で水回りの位置を必ず確認しておきましょう。   

壁・天井

マンションの構造によっては、壁を取り払って間取りを変えたり、天井を広くしたりできない場合があります。

 

マンションの構造には梁と柱で支えている構造のものと、壁で支えている構造のものがあります。

 

もし後者であれば、壁を取り払ってしまうと、耐震強度が落ちるため取り払うのは不可能です。

 

天井同様に構造によっては大がかりなリノベーションができないケースがあります。

 

例えば、天井裏に電気配線や換気ダクトがある場合は、天井を高くできない可能性もあります。天井を高くしたい希望がある場合は、天井裏の構造も確認しておくようにしましょう。   

リノベーション費用の相場はいくら?

リノベーション費用の相場はいくら?

リノベーション費用の相場はいくら?

リノベーションの費用の相場は、一般的に1㎡あたり10〜15万円と言われています。

 

たとえば70㎡の2LDKの物件をフルリノベーションする場合、700〜1000万円程度は見込んでおかなければなりません。

 

もちろん、リノベーションの内容によって金額は大きく変わります。もしリノベーションの費用に余裕がない場合は、後の章で紹介するリノベーションの費用を予算内におさえる方法を参考にしてください。

鑑定士コメント

リノベーションの場合でも、銀行によってローンを組むことは可能です。リノベーションで組めるローンには、次の2つがあります。

・リフォームローン
・住宅ローン

リフォームローンはリフォーム金額単独で組むローンです。審査が通りやすい反面、借入れ可能額が少ない場合があります。また、金利も高目に設定されています。一方の住宅ローンはリフォーム金額を含む専有部分全体の金額で組むローンです。借入可能額が多いですが、審査が厳しいのが特徴です。金利はリフォームローンより低いです。リノベーションの内容や、自身の借入可能額と相談しながらローンを選択しましょう。

リノベーション費用の内訳は?

リノベーション費用の内訳は?

リノベーション費用の内訳は?

一般的なリノベーションの費用の内訳には、次のものがあります。

 

職人の人件費

・使用する資材費

・不動産業者やリフォーム会社への手数料

・デザイン費用

・そのほかの費用


リノベーションには様々な工程があり、その一つひとつに費用がかかります。予算オーバーしそうな際は、工程ごとに費用を削れないか検討するのも有効です。

 

なお、マンションのリノベーション費用は、以下の記事で詳しく解説しています。

マンション リノベーションの間取り別費用相場を徹底紹介!

リノベーション費用に影響するポイントは?

リノベーション費用に影響するポイントは?

リノベーション費用に影響するポイントは?

リノベーション費用に大きく影響するポイントを、以下の表にまとめました。

 

物件の広さ

物件の広さが広いほど費用も多くなる傾向。

間取り

壁をとり払ったり、増設するほど費用も多くなる。

内装デザイン

内装のデザインを凝ったものにすればそのぶん費用がかかる。

例:部分的にオーダーメイドをした時など。

物件の階数

物件の階数が高ければ追加費用がかかる場合がある。

地域

地域によって職人に払う費用や資材の値段が違う。

 

これらのポイントの一つひとつが影響して、リノベーションの費用が決まります。どれか一つでも費用が抑えられそうなポイントがあれば適宜検討してみましょう。

予算内でリノベーションするには

予算内でリノベーションするには

予算内でリノベーションするには

リノベーションの醍醐味は、自分の希望通りに部屋をカスタマイズできることです。

 

しかし、希望を全て反映させれば予算オーバーしてしまう可能性もあります

 

ここでは、予算内でリノベーションするためのポイントを確認しましょう。予算内でリノベーションするには、次のポイントをおさえることが重要です。

 

・手を加えるところに優先順位をつける

・施工業者に予算を伝える

・現在の間取りや設備をいかす

 

それぞれ詳しく解説します。   

手を加えるところに優先順位をつける

どの部分をリノベーションしたいか優先順位をつけることが重要です。資金に余裕がない場合だと、すべての希望を反映させると予算オーバーしてしまう可能性もあります。

 

予算オーバーした際に、優先順位が決まっていないとどの部分の予算を削ればよいのか分からなくなるでしょう。

 

リノベーションをスムーズに進めるためにも、手を加える部分の優先順位をはっきりつけておくようにしてください。   

施工業者に予算を伝える

施工業者に見積もりを依頼する際には、リノベーションの予算を伝えておきましょう。予算を伝えておけば、予算に合った提案をしてくれます。


また、予算は希望予算に加えて、どの程度まで予算オーバーを許容できるかも伝えておくのもおすすめです。予算の許容範囲を伝えておくことは、施工業者からより多くの選択肢を提示してもらえるメリットがあります。   

現在の間取りや設備をいかす

現状の壁や床など、状態の良い部分を生かせばそれだけ費用を安くおさえられます。

 

現状の間取りや設備のいかし方の例には、次のようなものがあります。

 

・フローリングはそのまま残して、フローリングの色に合わせて壁紙を変える

・間取りを変えずにフローリングや壁紙だけ張り替えて雰囲気を変える

・畳を張り替えずにカーペットを敷く

 

特に間取りや設備を変えるリノベーションは、解体費用と下地作りに多くの費用がかかります。費用に余裕がない場合は、現在の間取りや設備をいかすことが費用をおさえるポイントです。

鑑定士コメント

リノベーション向きマンションの探し方には、次の3つがあります。

・不動産ポータルサイトを利用する
・不動産業者に相談する
・物件探しも行ってくれるリノベーション会社に依頼する

リノベーション向きの物件かどうか、素人が判断するのはなかなか難しいかもしれません。そのため、不動産業者やリノベーション会社のプロに相談するのがおすすめです。とはいえ、不動産業者やリノベーション会社に依頼すると手数料がかかります。

どうしても予算に余裕がない場合は、不動産ポータルサイトを利用して、同一マンション内でリフォーム済みの住戸が販売された履歴などを参考に、自分で見つけるのも一つの方法です。

できる場所は自分でDIYする

予算によっては自分で行える範囲でDIYするのも一つの方法です。

 

たとえば、壁紙は自分で貼ったり、棚は自分で作ったりするのも良いでしょう。


しかし、プロが施工する方が耐久性や、出来上がりの質が高いのは間違いありません。DIYはどうしても予算オーバーした際の最終手段として考えておきましょう。

リノベーションするときの注意点

リノベーションするときの注意点

リノベーションするときの注意点

リノベーションする際の注意点には、次の3つがあります。

 

・管理組合の許可をもらう

・見積もり以外の費用があるかどうか確認する

・仮住まいを用意しておく

 

それぞれ詳しく解説します。   

管理組合の許可をもらう

いくら自分が購入したマンションであっても、管理組合の許可なく工事を始めてはいけません。

 

仮に共用部分以外のリノベーションの場合でも、工事の際の騒音や資材運搬の際にエレベーターを使用するなど、近隣住民の生活に少なからず影響が出ます。そのため、工事をするには管理組合の許可が必要です。

 

トラブルを避けるためにも、リノベーションする際は早めに管理組合の許可をもらいましょう。   

見積もり以外の費用があるかどうかを確認する

工事によっては、見積もり以外の費用がかかるケースがあります。

 

例えば、元請業者の監督費です。

 

リノベーションは元請会社に依頼し、元請会社が水道工事業者や工務店などに発注する形が多くなってます。

 

各業者の監督は元請会社が行うので、当然監督に対する人件費が発生します。この人件費が見積もりに含まれているのかどうか、確認しておくのも重要です。

 

この他にも、見積もり金額の他に何か料金が発生することはあるのか、予め確認しておきましょう。   

仮住まいを用意しておく

もし現在住んでいるマンションをリノベーションする場合は、工事の期間中は仮住まいが必要になります。


リノベーションするとなると、どうしても工事費用ばかりに目が行きがちです。しかし、工事期間中はホテルなどが住まいになるのであれば、宿泊費も予算の中に入れておく必要があります。   

まとめ:費用を抑えながら希望に合ったリノベーションをしよう

まとめ:費用を抑えながら希望に合ったリノベーションをしよう

まとめ:費用を抑えながら希望に合ったリノベーションをしよう

中古マンションをリノベーションすれば、費用を抑えて新築同様の部屋に住むことが可能です。そのため、新築マンションに住みたいと考えている人にとっては、中古マンションのリノベーションは有効な選択肢です

 

また、リノベーションする規模が大きくなると、予算オーバーすることもあるかもしれません。予算がオーバーしそうになっても、本記事で紹介したような工夫次第では予算内に収めることも可能です。

 

本記事を参考にして、ぜひ素敵なお部屋にリノベーションしてください。

石川 勝

不動産鑑定士/マンションマイスター

石川 勝

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。

本記事で学んだことをおさらいしよう!

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