記事検索

  • HOME
  • 学ぶの記事一覧
  • オール電化にすると後悔する?メリットやデメリット・節約方法を解説

学ぶ

2022.08.24

オール電化にすると後悔する?メリットやデメリット・節約方法を解説

オール電化にすると後悔する?メリットやデメリット・節約方法を解説

「オール電化とは何?」
「オール電化にして後悔したという話を聞いたけれど、本当に大丈夫?」
オール電化への切り替えを検討している人の中には、費用面や災害時に不安を持っている人もいるかもしれません。

この記事では、住宅設備をオール電化対応にしたい人に向けて、どのようなメリットやデメリットがあるのか解説します。オール電化で節約するコツも紹介するので、切り替えを検討中の人は、ぜひ最後までご覧ください。

オール電化とは住宅設備の熱源を全て電気で賄うこと

オール電化とは住宅設備の熱源を全て電気で賄うこと

オール電化とは住宅設備の熱源を全て電気で賄うこと

オール電化はすべてのエネルギーを電気に置き換え、ガスを使用せずに生活することをいいます。オール電化の家庭では、下記のようなガスを使う製品も、電気を使って動かします。

 

暖房

給湯

そのほかガスを用いる機器

 

一般的にはガスを使う製品でも、近年はガス不要で熱を生み出せるものが多数登場しているため、電力でも使えるのです。

 

オール電化にすると、ガス代がかからなくなります。その分電気代が高くなりますが、光熱費を一本化できるため、家計を管理しやすくなることが特徴です。

オール電化のメリット5選

オール電化のメリット5選

オール電化のメリット5選

オール電化にすると以下のようなメリットがあります。 

  

・給湯・暖房の費用を安くできる

ガス代をなくして電気代に一本化できる

・ガスや火を使わないので安全性が高い

・IHヒーターを使うので手入れがしやすい

エコキュートにすれば断水時も水やお湯を使える

 

それぞれ詳しく解説します。

①給湯・暖房の費用を安くできる

オール電化にすることで、最も費用を安くできるものが給湯や暖房です。たとえば、従来のガス給湯器から電気給湯にすると、ランニングコストを約半分以下に抑えられる可能性があります。


エアコンの電気代も、給湯機と同様に費用を安くできる費用です。電気の単価が安くなりやすい蓄熱暖房機を使えば、夜間に熱を貯められます。日中に貯めた熱で部屋を暖めることで、エアコンの使用量を抑え、電気代を節約できるのです。

鑑定士コメント

オール電化のマンションでは、ガスを使用する機器は使えません。しかしながら、オール電化では蓄熱の暖房・床暖房が使えます。どちらもパワフルな暖房器具なので、ガス暖房に引けを取らない性能を発揮してくれます。

②ガス代をなくして電気代に一本化できる

電気とガスを別々に契約していると、基本料金がかかります。基本料金は電気やガスの使用量にかかわらず毎月固定でかかるため、節約する上ではネックになるところです。

 

しかし、オール電化にすると光熱費を電気代に一本化できるため、支払うのも電気代の基本料金だけで済みます。電力会社はオール電化向け料金プランを用意しているので、ガスを使うよりも光熱費が安く済ませられることが期待できます。オール電化にすると固定費が1つなくなるので、節約に一定の効果をもたらすでしょう。

③ガスや火を使わないので安全性が高い

③ガスや火を使わないので安全性が高い

③ガスや火を使わないので安全性が高い

オール電化にすると、火を一切扱わなくなるので、安全性を高められます。ガスコンロを使用する上では、火事に気を付けなければなりません。子どもがいる家庭では、特に神経質になるところでしょう。

 

同じく、ガスストーブや石油ストーブも使わずに済むので、火事が起きるリスクを最小限に抑えられます。オール電化にしてもやけどには注意が必要ですが、それでも火を使うよりは安全だと言えます。

④IHヒーターを使うので手入れがしやすい

オール電化で使われるIHヒーターの多くは、ガスコンロと異なり凹凸のない平らなつくりをしています。そのため、調理をする際についた汚れを拭き取りやすいでしょう。ガスコンロの場合は、ゴトクを外して凹凸のある部分も丁寧に拭かなければなりません。

 

部屋の掃除は手間のかかる家事の1つです。IHヒーターを採用すれば、軽い拭き取りだけで掃除を完了させられるので、掃除も効率的になります。

⑤エコキュートにすれば断水時も水やお湯を使える

電気給湯器として有名なエコキュートは、断水が発生したときでも水やお湯を使うことが可能です。貯湯タンクのあるエコキュートであれば、貯めたお湯をそのまま利用できます。

 

エコキュートのほとんどの機種には非常時取水栓​​があり、そこから得た水は生活水として利用可能です。災害時においてもキッチンやトイレが使えることは、安心につながるでしょう。

オール電化のデメリット5選

オール電化のデメリット5選

オール電化のデメリット5選

オール電化には、以下のデメリットがあるため、導入時には注意が必要です。

 

  ・昼間の電気代の単価が割高

  ・設備費などの初期費用が高い

  ・停電時はほとんどの設備が使えない

  ・エコキュートの貯水は飲料水として利用できない

 

 

オール電化を検討している中で不安や疑問もあるかもしれません。ここではそんなデメリットを解説します。

①昼間の電気代の単価が割高

オール電化に切り替えるときに注意すべき点が、昼間の電気代です。一般的に、昼間の電気料金の単価は高く設定されている傾向にあります。一方、夜間の電気代は割安に設定されているケースが多いです。


近年ではリモートワークが普及し、昼間も電気を多く使う家庭が増えています。オール電化にするなら、昼間の電気使用量を減らすなどの工夫をしましょう。

②設備費などの初期費用が高い

新築を除くと、基本的にはガスで動く調理器具や給湯設備に対応している住宅の方が多いでしょう。オール電化にすると、今までガスで動いていた製品を取り替える必要があるため、少なからず初期費用がかかります。

 

オール電化の設備としてスタンダードになっているエコキュートの導入費用は、50〜70万前後です。そのほかの導入費用を加えると、初期費用は100万近くになる計算です。

 

 

オール電化を検討している場合は、複数の業者に問い合わせて見積もりを出してもらいましょう。複数の見積もりを比べることで相場がわかり、ぼったくりを避けられます。

③停電時はほとんどの設備が使えない

③停電時はほとんどの設備が使えない

③停電時はほとんどの設備が使えない

オール電化の家庭では、停電するとほとんどの住宅設備が使えなくなります。

 

一般的に、電気の復旧までにかかる時間は数時間あるいは数日以内とガスよりも早い傾向にあります。しかし、その間ほとんどの設備が使えないことはストレスでしょう。仮にガスの方が早く復旧した場合でも、オール電化の家庭では依然として住宅設備を使えないままです。

 

停電時の不便さを避けるなら、家庭用蓄電池の導入を検討しましょう。蓄電池とは一時的に電気を貯めておくことができ、キャンプや災害時に活躍するアイテムです。蓄電池の容量にもよりますが、多くのモデルは数日間分の電力を蓄えられます。

⑤エコキュートの貯水は飲料水として利用できない

エコキュートには、貯水タンクがあります。貯めた水は生活水としては利用できますが、衛生環境は良好とはいえず飲料水としての使用はできません。実際に、どのメーカーも貯水タンクを飲料水として利用することは適さないと明記しています。

 

災害時への備えには、コンビニやスーパーの飲料水を買い置きすることがおすすめです。それでも、全く水が使えない状態に比べると、エコキュートの貯水を使えることのメリットは大きいでしょう。

オール電化で節約するコツ5選

オール電化で節約するコツ5選

オール電化で節約するコツ5選

オール電化にした際に、電気代を節約するコツは以下の通りです。

 

エコキュートの設定を季節に合わせて変更する

電気はできるだけ夜間に利用する

断熱材を使用して暖房の使用量を減らす

・太陽光発電や蓄電池を利用する

できるだけお得な電力会社や料金プランを選ぶ

 

 

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にして電気代を抑えましょう。

①エコキュートの設定を季節に合わせて変更する

エコキュートは貯水タンクの運転モードや設定温度を変更できます。下記の通り、季節によって設定を変えておくと、費用を安く抑えられるでしょう。

 

春夏は「多め」に設定

秋冬は「節約モード」に設定

 

基本的には、貯水タンク内を65度前後に保つことが、節約のコツです。冬場はお湯の使用量が増える傾向にあるため、節約モードにしておくことで余計な電力を使わずに済みます。

 

設定に一手間を加えるだけで、電気代の節約になるので、ぜひ実践しましょう。

②電気はできるだけ夜間に利用する

電気を使うなら、できる限り夜間に使うことがおすすめです。多くの電気料金プランでは、夜間の料金が割安で設定されているためです。

 

リモートワークにより、どうしても日中に自宅で電気を使わなければならないときもあるでしょう。その場合は、仕事部屋のみで電気を使う、できるだけ自然採光にするなどの工夫がおすすめです。

 

他には、シャワーは朝ではなく夜に浴びる、夕食と一緒に翌日の昼食も作るといった工夫ができます。

③断熱材を使用して暖房の使用量を減らす

③断熱材を使用して暖房の使用量を減らす

③断熱材を使用して暖房の使用量を減らす

夏や冬場はエアコンをはじめとする冷暖房を使う機会が多くあります。そこでおすすめなのが、断熱材を使った省エネです。

 

断熱材とは外気を中に入れないための素材で、現在多くの住宅で使われています。窓に貼る断熱シートやカーテンが代表例で、断熱材を使うことで外気の影響を軽減できます。


近年では、住宅全体を断熱仕様にするリフォームも登場しています。木造住宅でも断熱効果を段違いに高められるため、電気代の節約につながります。

④太陽光発電や蓄電池を利用する

戸建住宅なら検討するべきものが、太陽光発電や蓄電池です。太陽光発電は多くの住宅で導入が進んでいます。

 

太陽光発電を導入することで、自家発電ができるので電気代節約に大きく役立ちます。発電されたものはすぐに利用しなければなりませんが、蓄電池があれば貯めることも可能です。

 

自家発電した電気を日中に使えば、電気代を大きく節約できます。オール電化と併せて検討すると良いでしょう。

⑤できるだけお得な電力会社や料金プランを選ぶ

電力会社や料金プラン選びも重要です。オール電化用のプランでは、利用する時間によって単価が異なることがほとんどです。どのプランが一番お得に使えるか、複数の電力会社やプランを比較しましょう。

また、定期的に契約中のプランが最適かどうか見直すこともポイントです。時間がたつと、生活スタイルが変わることがあるでしょう。電力会社が新たにお得なプランをリリースしていることもあるので、機を見てプランを見直しましょう。

鑑定士コメント

一口にオール電化と言っても、電力会社のプランによって時間や使用料に伴う単価が異なります。電力会社のホームページで料金シュミレーションが出来ますので、自分のライフスタイルに合うプランを調べてみましょう。また、オール電化向けのプランを扱っている新電力会社も増えています。これらには例えばdポイントなど提携ポイントサービスを使った還元などもあり、単純に月額料金だけでないお得さも調べてみましょう。

まとめ:生活スタイルに合わせてオール電化の導入を検討しよう

オール電化のメリットやデメリット、節約のポイントを解説しました。電気やガスを別々に契約していると、それぞれで基本料金がかかります。今までガスと電気を使っていた家庭なら、オール電化に切り替えると光熱費の支払いを一本化でき、節約できる可能性があります。

 

災害時にも、エコキュートがあれば生活水の確保が可能です。ただし、停電時はほぼ全ての住宅設備が使えなくなるといったデメリットも存在します。


オール電化で節約をするためには、電気をできるだけ夜間に使うことがポイントです。この記事を参考に、オール電化のメリットとデメリットを比較し、ぜひ導入するかの判断に役立ててください。

石川 勝

不動産鑑定士/マンションマイスター

石川 勝

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。

本記事で学んだことをおさらいしよう!

簡易テスト

マンションの資産価値を見る指標の一つとして、「リセールバリュー(RV)」がありますが、RVを表現した文章のうち、正しいものは次のうちどれですか?

答えは 1

RVは将来予測ではなく、過去10年間で価格がどれだけ上がったかの実数を見るため人気エリアの判断材料として有益な指標になります。

会員登録すると知識レベル管理や、
総合テストを受けることもできます。

自分に送る / みんなに教える

あなたのマンションの知識を確かめよう!

マンションドリル上級

マンションドリル上級

あなたにとって一生で一番高い買い物なのかもしれないのに、今の知識のままマンションを買いますか??後悔しないマンション選びをするためにも正しい知識を身につけましょう。

おすすめ資料 (資料ダウンロード)

関連記事

大規模修繕工事とは?必要な理由や費用・施工の流れを6ステップで解説

大規模修繕工事とは?必要な理由や費用・施工の流れを6ステップで解説

マンション リノベーションの間取り別費用相場を徹底紹介!

マンション リノベーションの間取り別費用相場を徹底紹介!

分譲マンションとは?賃貸との違いや物件の選び方も紹介

分譲マンションとは?賃貸との違いや物件の選び方も紹介

マンションの間取りを徹底解説|理想の間取りの選び方も紹介

マンションの間取りを徹底解説|理想の間取りの選び方も紹介

マンションの建て替え費用は住民も負担する?住民が取れる選択肢を解説

マンションの建て替え費用は住民も負担する?住民が取れる選択肢を解説

専任媒介契約とは?メリット・デメリットや向いている人を解説

専任媒介契約とは?メリット・デメリットや向いている人を解説

関連キーワード

カテゴリ