マンションに関する疑問や悩み ありませんか?2020/3/10

(最終更新日: 2020年2月17日)

 

マンションで停電が起こったらどうなるの……?もし何か起こったら、そうした想定をして対策を練っておくことは重要なことです。今回はマンションで停電が起こったときに考えられる状況と、停電時の対策についてお伝えします。事前に準備しておくべきものもありますので、これを参考にして準備を進めていきましょう。

 

 

マンションで停電が起こったらどうなる?

地震や雷などの災害によってマンションが停電することがあります。もちろん災害以外でも停電になる恐れがありますので、何があっても大丈夫なようにあらかじめ準備をしておくことは大切です。対策を立てるために、まずはマンションで停電になったとして、そのときに何が起こるかを知っておきましょう。

 

共用部分で起きること

■出入口のオートロックの扉や電気錠が作動停止する

マンションの出入り口がオートロックではありませんか?

オートロックの解錠方法には鍵を挿してひねる方式のものやICチップ付きのカードを挿す方式のもの、ICチップ付きのカードや鍵をかざす方式のもの、暗証番号を入力するものなどがあります。様々な方式のロックを解除する方法がありますが、電気錠(電気を使って解錠する方式の鍵)のことがほとんどです。

つまり、入口の自動ドアが電気で動いているので、電気が使えないと自動では開かなくなってしまうのです。しかし、万が一の場合を考慮し、停電したときにはロックが解除された状態となるように設定されているオートロックも少なくありません。ただ、停電時に解錠されないタイプのオートロックもあります。

いざというときのために、あなたが住んでいるマンション、賃貸や購入を検討しているマンションがオートロックなのか、そのオートロックは停電時に手動で開けることができるのかも確認しておくと良いでしょう。

 

また、非接触型のカードキーと穴に挿し込むタイプの鍵など2種類の鍵があるマンションもあり、穴に挿し込むタイプの鍵のみ停電時に使えることがあります。便利な非接触型のカードキーだけでなく、普段から鍵も持ち歩くなど、万が一の際の対応を取っていきましょう。
さらに言うと、停電時に手動でドアを開けられるようになることは安心材料になる一方で、誰でもマンションに出入りできるようになってしまうことには注意が必要です。その際は普段以上に部屋の鍵や窓の鍵など、しっかりと戸締りがされているか確認してください。

 

 

■エレベーターが緊急停止する

電気が止まれば、エレベーターも止まってしまいます。

地震が起こったときなどに停電が起こりますが、最近のエレベーターでは地震の揺れを感知して、一番近くの階でドアが開くように設定されているものがあります。こうしたエレベーターは雷などによって突然電気が止まったときにも、非常時のバッテリーが起動し、最寄りの階でドアが開くようになっています。ドアが開く時間は数十秒ですから、そうした状況に遭遇した際にはすみやかに降りてください。

しかし、古いエレベーターにはそのような機能がありませんので、エレベーターの中に閉じ込められてしまうこともあります。ただ、非常ボタンで外部に連絡が取れる機能がついているエレベーターも多いですし、非常灯や防災用具が用意されていることも多いです。あらかじめエレベーター内の設備を確認しておきましょう。

 

■共用部分(階段や廊下)の照明が消える

階段や廊下など共用部分の照明が消えてしまいます。

昼間なら問題ないですが、夜間に停電が発生することもあるでしょう。そうしたときのために、非常用のバッテリーが設けられています。少しの間は電気がついていますので、その間に部屋まで移動したり懐中電灯など照明器具を探したりしておきましょう。

 

■車の出し入れができない(機械式駐車場の場合)

ボタンを押して、車が乗ったパレットを動かして入庫・出庫するタイプの機械式駐車場がありますが、この場合は停電とともに動かなくなってしまいます。

そうなれば当然、車の出し入れができなくなってしまいます。場合によっては通電後もすぐには復旧しないこともあります。機械式駐車場にはそうしたリスクもあることは覚えておいてください。

 

 

専有部分で起きること

■家電製品が使えない

家電製品は使えなくなってしまいます。照明やコンセントなどの電気類が使えなくなってしまうのに加え、冷蔵庫も電気が通らないことに注意しましょう。停電が長く続くようであれば冷蔵庫の中身で腐りやすいものは早目に食べたり飲んだりするなど、整理していく必要があります。逆に、停電が起こった場合には長く保存ができる食材は後に残しておくように心がけましょう。

 

■インターネットが使えない

スマートフォンやパソコンは充電式のため、停電が起こってもしばらくは使用することができます。しかし、インターネットが使えなくなることがあります。また、通電後もインターネットがつながらないこともあるので注意が必要です。その場合にはルーターを再起動することによって直ることがありますので、まずは再起動するということを念頭に置いておくと良いかもしれません。

 

■オール電化の場合は全ての機能が停止する

オール電化のマンションで停電してしまった場合にはすべての機能が使えなくなります。コンセントにつなぐ家電製品だけでなく、IHクッキングヒーターも使えなくなりますので、停電が長くなることも見越してあらかじめガスコンロを準備しておくことも大切です。お湯も出ませんから、お風呂にも入れないでしょう。そのため、体や顔を拭くシートの準備もしておくことをおすすめします。

 

■水道やトイレが使えない(給水設備が停止し断水するため)

停電すると水が出なくなったり、トイレで流せなくなったりします。地震などの災害で起こる停電は長引きやすいので要注意です。マンションで地震があった場合、汚物は各部屋で保管することになっていることも多く、簡易トイレの準備が欠かせません。また、簡易トイレのゴミはベランダなどに置くことになると思いますが、外に出していても臭いに悩むことがあります。臭いへの対策として凝固剤や消臭剤、ペットシート・猫砂を準備しておくと良いでしょう。また、復旧した直後は水道から出てくる水が濁っていることがあるため、しばらく流して水の透明度を確認してから使用しましょう。

 

 

停電してしまったときにどう対処する?

■ブレーカーが落ちていないか確認する

停電になってしまったときには、どこまで停電になっているのか確認する必要があります。マンション全体の電気が止まってしまっているのか、それとも自分の部屋だけ電気が止まっているのか確認しましょう。その際には部屋に備え付けてある分電盤を見てください。玄関付近や廊下の壁の上部にあったり、クローゼット・収納の内側、あるいは洗面所や脱衣所の壁の上のほうに設置されたりしています。分電盤にはメインブレーカーと分岐ブレーカーがありますので、そのどちらか、もしくは両方がOFFになっていないか確かめてください。もしOFFになっているのであれば、電気の使いすぎで自分の部屋だけ電気が使えない状態になっていますので、ブレーカーをONにしましょう。

 

■電化製品のプラグをコンセントから抜く

電化製品の電源をOFFにし、念のためコンセントをプラグから抜いておいてください。停電時に使っていた電化製品は、通電したときに作動してしまいます。それによって火災が発生してしまうことがあります。例えば、アイロンを使っているときに停電が起こってしまった場合に、アイロン台の上などに置いたままの状態にしておくと、通電時にアイロンが熱を帯び、火災につながってしまいます。停電時には電源をOFFにすること、コンセントをプラグから抜くこと、この2点を行いましょう。

 

■水栓やガス栓を止める

注意すべきは電化製品だけではなく、水道やガスに関しても気を配りましょう。水道やガスを出すのには電気を使っているマンションがあります。その場合には通電したときに水やガスが流れ出てしまいますから、水栓とガス栓も必ず閉めてください。特にオール電化のマンションの場合には注意してください。

 

■水道が使えないときでもマンションで水が汲める

災害などによって水道が使えなくなったとき、近くの給水所で水をもらうことができます。しかし、マンションによっては共同で使える水栓から水を汲むこともできます。電気が使えないために部屋に水を供給できないだけで、普段通りに使える水はマンションまで運ばれてきているのです。近くの給水所まで行って重い水を持ち帰る必要はありません。あらかじめ共同で使える水栓があるかどうか確認しておきましょう。

 

 

停電に備えて事前に準備しておくべき道具とは?

停電になると電気やガスだけでなく、水回り、トイレも使えなくなってしまうことがあります。万が一に備えて事前に停電対策の準備を進めていきましょう。

 

■ラジオ(電池式・手回し式)
■懐中電灯(電池式・手回し式)
■乾電池(ラジオ・懐中電灯用)
■スマートフォン
■スマートフォン用モバイルバッテリー
■ポリタンク(給水用)
■水(1人1日3リットルの水)
■簡易トイレ
■体や顔を拭くシート
■カセットコンロ

 

テレビやインターネットから情報収集ができなくなるときに、活躍するのがラジオです。充電式や手回し式のものを用意しましょう。また、簡易トイレの準備も非常に重要です。先ほどもお伝えしたように災害時には汚物は自宅で管理することになります。1日5回として1週間なら35回分の簡易トイレを用意しましょう。

 

今回は停電が起こったときにどうなるか、対策方法、事前に準備しておくべきものについてお伝えしました。これを参考にして停電の対策を進めていきましょう。

 

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