マンションに関する疑問や悩み ありませんか?2020/2/27

(最終更新日: 2020年2月17日)

 

マンションに住んでいると起こるトラブルの1つに、水漏れが挙げられます。上の階から水が滴り落ちてくることもあれば、知らず知らずのうちに自宅が水漏れを引き起こし、下の階に被害を与えている可能性もあります。最上階に住んでいても1階に住んでいても、水漏れというトラブルに悩まされる可能性があるのです。事前に水漏れが起こったときにどう対処するか、どう予防していくかを知り、今日からトラブル対策をしていきましょう。

 
■水漏れが起きてしまったら
■水群れの主な原因
■水漏れの加害者、被害者になってしまったら?

 

 

 

水の元栓(止水栓)を閉めましょう

人によっては水漏れを発見すると慌ててしまい、すぐさま水道業者や管理会社に連絡をしようと考えるかもしれませんが、連絡している間にも水漏れは進みます。いくら水道業者が早く助けに来ることをうたい文句にしていても、水道業者が来るまで何も対応しなければ水漏れの被害はさらに広がってしまいます。ですから、被害を最小限にするためにも、まずは水の元栓を閉めてください。元栓を閉めると水を止めることができ、水漏れを抑えられます。元栓の場所は水道メーターの近くにあります。

マンションの場合には玄関の外側の横に設けられた扉の中に水道メーターやガスメーターなどが入っており、その近くに水道の元栓もあります。これを右回り(時計回り)に回すと、元栓を閉めることができます。元栓にはいくつか種類があり、手で回せるハンドル式のものもあれば、ドライバーやスパナを使わないと回せないものもありますから、元栓がどのタイプなのか、そして元栓がどこにあるのかは事前に確認しておくと良いでしょう。

 

元栓を閉めた後にすべきこと

 

濡れている床などを拭く

元栓を閉めた後は床など濡れている箇所があればそれを拭き取りましょう。水が床に染み込んでしまうと、下の階の部屋で雨漏りのように天井から水が滴り落ちてくることになりかねません。下の階の部屋に水漏れ被害を与えないため、あるいは被害を最小限に抑えるために、床が濡れているのなら、いち早く乾いたタオルや雑巾などを使って拭き取りましょう。

 

水道業者に連絡をする

応急処置として、元栓を閉めて濡れている場所を拭いた後は水道業者に連絡をしましょう。水道の元栓を閉めると水漏れは止まりますが、根本的な解決にはなっていません。修理せずに元栓を開けてしまうと、また水漏れが始まってしまいますから、修理が終わるまではその部屋で水を使えません。応急的な対策をした後は、水道業者に連絡してすぐに修理してもらいましょう。

 

マンションの管理人や管理会社に連絡をする

水漏れが起きた場合には、マンションの管理人や管理会社に連絡をしましょう。自分が水漏れに遭い、家具や家電が壊れてしまうなどの被害を受けた場合には加害者に対して損害賠償を請求することができますが、直接住民同士で話し合うとトラブルになるケースもあるため、必ずマンションの管理人や管理会社に連絡をして仲介に入ってもらうべきです。また、加害者になった場合であっても、礼儀としてマンションの管理人や管理会社へは連絡しておくべきでしょう。

 

 

電気会社に連絡をする

水漏れが起こったときに心配になることが電気関係です。電気を通す線には防水加工がされているため、基本的には問題ないのですが、場合によっては漏電してしまうこともあります。後で何かあるとトラブルになりかねませんから、念のためこのタイミングで電気会社に連絡をしておきましょう。

 

保険が適用できるか確認する

水漏れの修理が完了したら、次に水漏れによる被害の賠償について考える必要があります。例えば水を出しっぱなしにしたことなどが原因で水漏れを引き起こし、下の階の部屋に被害を与えてしまった場合には、その被害が及んだ分の損害賠償を支払うことになります。その際に保険が適用できるかどうかの確認をしましょう。火災保険には個人賠償責任として、水漏れによる被害の補償ができるものもありますから、加入している火災保険に個人賠償責任の制度があるか確認してください。それから、マンションの管理組合が加入することのできる「マンション管理組合総合保険」には、特約として個人賠償責任保険をつけることができます。マンションの管理組合がこの特約に加入している場合には、排水口の詰まりなど個人のミスが原因の水漏れであっても管理組合の保険でカバーしてもらうことができます。事前にマンション管理組合の保険の内容について、それからご自身で加入している火災保険の内容について見直しておきましょう。

 

水漏れを起こしてしまったときの対処方法のおさらい
水の元栓(止水栓)を閉める
濡れている床などを拭く
水道業者に連絡をする
マンションの管理人や管理会社に連絡をする
電気会社に連絡をする
保険が適用できるか確認する

 

 

 

水漏れの主な原因には何がある?

水漏れをしてしまうと、水道業者や管理会社への連絡、保険の確認など手間や費用がかかってしまいますから、原因を知り対策することで未然に防いでいきましょう。原因としては大きく分けて「設備的な原因」と「人為的な原因」の2種類があります。

 

設備的な原因

設備的な原因とは、マンションの設備が古くなったことが原因となって水漏れが起こることです。具体的には、マンションの各部屋に水を運ぶ給水管や、部屋で使った水を外に運ぶ排水管などが古くなって穴が空き、そこから水漏れを起こすなどが原因として挙げられます。上の階の部屋との間に給排水管がありますので、上から水が垂れてくる場合でも、上の階に住む方が原因ではないこともあります。給排水管の劣化の他にも水漏れの原因は多々あり、例えば大雨や風の影響で、外壁のひび割れた部分から水が染み込んでくることもありますし、最上階の部屋の場合には屋上の防水加工の劣化によって雨などが染み込んでくることもあります。

 

人為的な原因

人為的な原因は、人がミスをしたり、掃除などの管理を怠ったりしたことによって水漏れを引き起こすことです。例えば、湯船にお湯を張ろうとして蛇口を開いたものの、お湯を出していることを忘れ排水が間に合わず溢れ出してしまい水漏れを起こしてしまうことがあります。その他には給排水管の掃除を怠り、詰まってしまった結果、水が溢れ出し水漏れを起こす場合もありますし、洗濯機の排水ホースが古くなり、詰まりや破れによって水漏れを起こす場合もあります。

 

水漏れ被害の責任は誰にある?被害を受けたら誰に損害賠償を求めたらいい?

水漏れの被害を受けてしまった場合、あるいは水漏れを引き起こしてしまった場合に気になるのは「誰が責任を取って補償の費用を支払うのか」ではないでしょうか。責任が誰にあるかに関しては先ほどご紹介した、設備的な原因か人為的な原因かによって分けることができるでしょう。設備的な原因であれば、マンションの住民全体で費用を負担することになりますし、人為的な原因であれば被害を与えた方が補償することになるのが一般的です。

 
 

 

加害者となってしまった場合

加害者となってしまった場合には先ほどお伝えしたように対処していきましょう。まずは水漏れ被害の応急処置をして、その後に水道業者やマンションの管理人・管理会社、電気会社に連絡します。今度は水漏れ被害を受けた方がいれば、被害の補償をしていく必要があります。その際には加入している火災保険に水漏れ被害を補償する個人賠償責任の制度があるか、マンションの管理組合が加入している保険に個人賠償責任の特約があるか確認してください。

 

 

被害者となった場合

被害者となった場合には、マンションの管理人や管理会社に連絡しましょう。設備的な原因による水漏れ被害の場合にはマンションの管理人や管理会社に連絡すると思いますが、仮に人為的な原因で上の階の住民に補償してもらうことになったとしても、後々のトラブルを防ぐためにマンションの管理人・管理会社には連絡しておきましょう。もし被害を受けた場合には、そのときに被害の様子が分かる写真や動画を撮っておくことも重要です。

 

水漏れの加害者でなくてもフローリングを剥がすことになる可能性がある

給排水管の劣化が原因となって水漏れが起こることもあり、その場合には部屋と部屋の間にある給排水管に穴が空く場合もあります。例えば自分の部屋と1つ下の階にある部屋の間の給排水管が原因となる場合には、フローリングを剥がして調べることになる可能性があります。たとえ自分には非がなくても、正当な理由がなければフローリングを剥がされての調査を拒むことはできませんので、あらかじめそういったことが起こり得ることは知っておきましょう。

 

水漏れはマンションに住んでいると起こり得ることですので、その際の対策方法について予め理解しておきましょう。まずは水の元栓を閉めることを頭の片隅でも良いので覚えておいてください。そして排水口については日常的に掃除をして管理するなどして、可能な限り水漏れを起こさないように対策していきましょう。

 

今回はマンションに住んだときに役立つトラブル対策についてお伝えしてきました。マンションを購入する前には実際に住んだときのことも想定して、こうしたトラブル対策も行っていきましょう。その他、マンションの売買に関して疑問をお持ちの方は、「マンション専門家への質問」からご質問ください。マンションに詳しい東京カンテイの社員が可能な範囲で皆様のご質問にお答えします。なお、これからマンションをご購入予定のする方はこちら

 

 

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