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2024.02.08

溝の口駅・武蔵溝ノ口駅②未来編――赤提灯からサイエンスパークまで…何でもありの“田園都市線のオアシス”(川崎市高津区/東急田園都市線・JR南武線)

溝の口駅・武蔵溝ノ口駅②未来編――赤提灯からサイエンスパークまで…何でもありの“田園都市線のオアシス”(川崎市高津区/東急田園都市線・JR南武線)

 「渋谷から3つ目」の急行停車駅というと「自由が丘(東急東横線)」、「永福町(京王井の頭線)」など東京山の手の高級住宅地が居並ぶ中、東急田園都市線「溝の口」はいかにも異端である。駅前は下町らしい賑やかな商店街が連なり、夜になればあちこちに赤提灯が灯る。とても「二子玉川」の隣とは思えないが、それが隣り合っているから面白い。今回は、そんな“田園都市線の異端児”「溝の口」を歩き、どんな街なのかを紹介しつつ、直近の変化や今後について考えてみることとしよう。

前回「溝の口駅・武蔵溝ノ口駅①歴史編――農村・溝口村が“田園都市線の異端児”になるまで(川崎市高津区/東急田園都市線・JR南武線)」

2.溝の口を歩く

溝の口のランドマーク・再開発ビル“NOCTY”(ノクティ)

 川崎市第二の拠点としての発展が早かった分「溝の口」駅前は多くの問題を抱えていた。戦後の闇市あたりから変わらない雑多な老朽建築が密集し、防災上問題があるばかりでなく、将来の発展を阻害している状況であった。まずJR「武蔵溝ノ口」駅の改札が東側にしかなく、駅西側からは踏切を迂回する必要があったり、JR「武蔵溝ノ口」駅と東急「溝の口」駅が繋がっておらず、乗り換えには街中を200mほど歩く必要があったり、加えて駅前広場・バスターミナルが狭く、ターミナルに入りきれないバスが駅の400mも手前での折り返しを強いられたり(現在の『市民プラザ線溝口駅』バス停)、さらに公共施設が少ない上に高津区役所も手狭で老朽化が進んでいたりと、問題が山積していたのである。

▲JR(左)と東急(右奥)を結ぶ屋根付デッキ。両駅は事実上一体化しており、相互の乗り換えは非常に多い

▲JR(左)と東急(右奥)を結ぶ屋根付デッキ。両駅は事実上一体化しており、相互の乗り換えは非常に多い

 そこでこれらの課題を一挙に解決すべく、駅・街・道路の再開発がほぼ同時にスタート。1997年に旧・高津区役所跡へ“マルイファミリー溝口”を核とする複合商業施設「NOCTY(ノクティ)」がオープンしたのを皮切りに、1998年にはJR「武蔵溝ノ口」駅の橋上駅舎化完成、1999年にJR・東急を結ぶ屋根付きのペデストリアンデッキが完成したことで、両駅は事実上一体化。さらに2017年には「溝口駅南口バスターミナル」が完成して全てのバスが駅前まで乗り入れを開始。東急・JR・バスいずれの乗り換えにも傘要らずとなり、大幅に利便性が向上している。ちなみに「ノクティ」は「溝の口」の略称「ノクチ」に因むもの。「ノクチ」を少しひねって「ノクティ」、という飾らないネーミングなのだ。

▲JR「武蔵溝ノ口」(右)に隣接する再開発ビル「NOCTY」。駅に近い右側がプラザ1、マルイファミリー溝口が入る方が2。

▲JR「武蔵溝ノ口」(右)に隣接する再開発ビル「NOCTY」。駅に近い右側がプラザ1、マルイファミリー溝口が入る方が2。

 NOCTYは文字通り「溝の口」のランドマークとなっており、電車が着くごとに一定の人波がNOCTYへ吸い込まれていく。核店舗の“マルイファミリー溝口”はいわゆるデパ地下や化粧品売り場なども備えた事実上のデパートとして機能しており、「渋谷」を除く東急田園都市線・JR南武線沿線で唯一のマルイでもあるので、広い影響力を持っている。ペデストリアンデッキは“溝口中央商店街”や東急の商業施設“エトモ溝の口”、JRのビジネスホテル“ホテルメッツ溝ノ口”など多数の施設を繋げており、行き交う人の波は一日中多い。ストリートミュージシャンの姿も見られ、活気ある光景が広がっている。

▲溝口駅南口バスターミナル。聖マリアンナ医科大学方面への乗り継ぎが大幅に改善された。

▲溝口駅南口バスターミナル。聖マリアンナ医科大学方面への乗り継ぎが大幅に改善された。

NOCTY・溝口中央商店街 周辺のマンション

◆「溝の口」「武蔵溝ノ口」周辺の物件について、もっと知りたい方はこちら◆

イトーヨーカドー溝ノ口店と”パークシティ溝の口”

 NOCTYと並ぶ「溝の口」の大型商業施設が“イトーヨーカドー溝ノ口店”だ。「溝の口」で最も賑やかな“ポレポレ通り商店街”を歩くこと5分、緑に包まれたイトーヨーカドーのエントランスが見えてくる。駅から少し離れるだけあって3階建てと落ち着いた雰囲気であり、1階が食料品、2階が衣料品や生活用品などで、普段使いには便利な規模感だ。東急田園都市線沿線は東急グループが一から開発を進めただけあって、急行停車駅のみならず各駅停車駅でも殆どの駅前に“東急ストア”が構えているが、衣料品や家電なども扱う総合スーパー(GMS)は多くない。そうした中、駅から商店街を歩いて5分という便利な位置にあるイトーヨーカドー溝ノ口店は、近隣から電車で来店しやすい。「溝の口」の商店街のほぼ中央に位置することから、町全体の核店舗としての役割も果たしていると言えるだろう。

▲イトーヨーカドー溝ノ口店。屋上はテニスクラブとなっており、3面のコートがある。地域に根差した存在だ

▲イトーヨーカドー溝ノ口店。屋上はテニスクラブとなっており、3面のコートがある。地域に根差した存在だ

 そして、このイトーヨーカドーを取り囲むように広がっているのが全12棟・1,103戸もの大規模マンション“パークシティ溝の口”である。パークシティ溝の口の案内にはイトーヨーカドーが描かれており、マンションと一体で開発された様子が窺える。竣工は1982~1984年と築40年以上であるものの、注目すべきはまるで森の中に佇むかのような緑の豊かさだ。高層棟が北側(A~C)・東側(D・E)に配置され、中央と南側に低層棟(F~L)が配置され、どの棟も暗くなることはない。棟と棟の間には大きな緑が育ち、中央の芝生広場はもはや森のようで、深呼吸したくなる静けさだ。

▲イトーヨーカドー(左)とパークシティ溝の口A棟(右)。両者は一体の開発。大きく育った緑が印象的

▲イトーヨーカドー(左)とパークシティ溝の口A棟(右)。両者は一体の開発。大きく育った緑が印象的

 どんなものでも経年劣化は避けられないが、“パークシティ溝の口”は「経年優化」を遂げている“ヴィンテージマンション”の一つに挙げられるだろう。また、“パークシティ溝の口”の評価を高めているのは、活発な活動で知られる住民コミュニティである。管理組合が自らのホームページを持っているのにも驚かされるが、事務的な連絡ばかりでなく、投書やサークル活動など住民自らの活動のページも相当多い。また、マンションのプレイロットは一般に開放され、地域の子どもたちが遊ぶ光景が見られるだけでなく、森の中の散歩道と化した敷地内の歩道は、犬の散歩を楽しむ人々の姿も多い。マンション住民だけでなく、地域全体にとってプラスの影響を与えている稀有なマンションと言えるだろう。

▲築40年近いが管理が行き届いているので全く古さを感じさせない。道路との仕切りがなく、街と一体の存在

▲築40年近いが管理が行き届いているので全く古さを感じさせない。道路との仕切りがなく、街と一体の存在

パークシティ溝の口

◆「パークシティ溝の口」について、もっと知りたい方はこちら◆

かながわサイエンスパーク(KSP)と“ものづくり”溝の口

 “パークシティ溝の口”を過ぎたあたりで“溝口中央商店街”は終わり、代わって工場と住宅が混在するエリアになっていく。元々は駅開設を機に工業地域として発展したのであり、こうした工業地域こそが戦前から続く“ものづくり”溝の口を今に伝えている。その中心となっているのが日本初の都市型サイエンスパーク“かながわサイエンスパーク”(略称“KSP”。以下“KSP”とする)である。サイエンスパークとは企業の研究開発拠点が集積したもので、大企業からベンチャー企業まで多くの企業が同じ施設に入居している。単に集まっているのではなく、社員同士の交流の機会を多く設け、交流をきっかけに新たなアイデアやモノが生まれること、イノベーションを“起こす”ことを狙いとしているのが特徴だ。

▲KSPに隣接する「ザ・タワー&パークス田園都市溝の口」(左)と南武沿線道路、JR南武線。

▲KSPに隣接する「ザ・タワー&パークス田園都市溝の口」(左)と南武沿線道路、JR南武線。

 KSPは1989年にオープンしたが、それまでは池貝鉄工所溝の口工場がここにあった。溝の口が工業地域として発展していた只中の1937年から操業を続けていたが、施設老朽化と狭隘化のため1985年に茨城県へ移転。東京、川崎、横浜いずれも30分圏内に位置するロケーションと、京浜工業地帯の一角を占める神奈川県としても“ものづくり”を育成したいという機運から生まれたものだ。学生スタートアップ企業の育成にも積極的に取り組んでいるようで、まさに産学官連携の拠点となっている。こうした施設や多くの工場があるため「溝の口」は通勤の目的地にもなっており、これは戦前から変わらない。

▲測定機器メーカー・ミツトヨの本社工場。博物館も併設し、溝の口の“ものづくり”を代表する社の一つ。

▲測定機器メーカー・ミツトヨの本社工場。博物館も併設し、溝の口の“ものづくり”を代表する社の一つ。

 ただ、溝の口の工場や社宅は徐々にマンションなどへ姿を変えつつある。2024年1月現在「溝の口」で最も新しいマンション“グランドメゾン溝の口の杜”はNECの社宅跡、建設中の“パークホームズ溝の口ミッドイースト”は富士通の工場・施設跡であり、それぞれ敷地も広いので格好のマンション適地になっているようだ。それでも、減少したとはいえ富士通ゼネラル、ミツトヨ(測定機器メーカー)など多くの工場が引き続き拠点を構えており、KSPもオープン30周年を経て引き続き広範な活動を行っている。“ものづくり”溝の口の系譜はこれからも続いていくことだろう。

▲大きな十字型の建物が印象的なKSP。南武線の車内からもよく見える。

▲大きな十字型の建物が印象的なKSP。南武線の車内からもよく見える。

かながわサイエンスパーク(KSP) 周辺のマンション

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歴史を伝える大山街道、二ヶ領用水と久地梅林

 最後に、元来の“溝口”の方に向かってみよう。「二子新地」から「高津」を経て「溝の口」まで田園都市線の北側を並行する道路(県道14号鶴見溝ノ口線)があるが、これが江戸期以来の旧・大山街道である。「溝の口」駅近くの大山街道沿いに“溝口神社”があり、二ヶ領用水を渡る“大石橋”周辺がかつての溝口宿の中心部にあたる。周囲には“大山街道ふるさと館”(博物館。川崎市編入以前の高津町役場跡)や、かつての繁栄を偲ばせる灰吹屋薬局の土蔵などが今も残っている。名主・丸屋鈴木七右衛門の問屋(邸宅)跡もここにあたる。

▲二ヶ領用水を旧大山街道が渡る“大石橋”。周囲には土蔵など歴史的建造物が多く、碑文も残されている

▲二ヶ領用水を旧大山街道が渡る“大石橋”。周囲には土蔵など歴史的建造物が多く、碑文も残されている

 ほどなく府中街道との「高津」交差点にあたり、府中街道を100mほど進むと「高津」駅。高津区役所が「高津」ではなく「溝の口」にあるのは、元々高津の中心が「溝の口」ではなく「高津」にあったためだ。ちなみに「高津」とは“この辺りの景色が奈良時代の天皇の住まい・難波高津宮(なにわたかつのみや=大阪市中央区高津。地下鉄『谷町九丁目』付近)に似ているから、という説がある。奈良時代の大阪は海近くの低湿地帯であっただろうし、多摩川近くの低湿地帯にその景色を重ねたのだろう。府中街道を通じ、武蔵国府(府中市)と京の交流が古より続いていることを窺わせる、雅な地名である。

▲旧大山街道と“大山街道ふるさと館”(中央)。歩道もない狭い道だが、長らく唯一の幹線道路として機能した

▲旧大山街道と“大山街道ふるさと館”(中央)。歩道もない狭い道だが、長らく唯一の幹線道路として機能した

 集落の単位としては“溝口村”と多摩川寄りの“二子村”に分かれていたが、大山街道の継立場(宿場)としては“二子・溝口宿”として一括りにされ、運営も2つの村が共同でやっていたというから、これを総称する名として“高津”が用いられていた。元から“高津”が広い地域名として使われていたことの裏返しとして、“高津区高津”といった地名は存在しない。1889年の町村制施行に伴い橘樹郡高津村となり、以後1928年に高津町、1937年に川崎市へ編入。1972年の政令指定都市移行に伴い旧町域が“高津区”となり、高津の名が復活した。このように、明治以降の行政単位としてはずっと“高津”であり、“溝口”はあくまで高津の中の町名として現在に至っている。

▲川崎市立高津図書館。かつて国木田独歩が溝口を訪れた際に宿泊した旅館“亀屋”の跡で、石碑が残る。

▲川崎市立高津図書館。かつて国木田独歩が溝口を訪れた際に宿泊した旅館“亀屋”の跡で、石碑が残る。

 大石橋から二ヶ領用水を800mほど遡っていくと、国道246号(東京横浜バイパス)を越えた先で前回紹介した“久地円筒分水”に至る。この辺りまで来ると江戸期の“溝口村”から隣の“久地村”に移り、住所も高津区久地となる。久地は戦前、南武鉄道が乗客獲得策として整備した梅林で知られ、JR南武線「久地」もかつては「久地梅林」駅と称した。現在も「梅林」バス停が残るなど地域のアイコンになってはいるが、肝心の梅林は戦後の都市化のなかで殆ど姿を消し、わずかに個人宅と“久地梅林公園”の中に残るのみである。もしも南武鉄道が買収されずに私鉄として残っていたならば、「大倉山」の“大倉山公園梅林”のように、現代に至るまで市民に親しまれる存在として続いていたのかもしれない。

▲二ヶ領用水。右のマンションは「プレミスト溝の口」。農業用水としての役割は終え、都市河川になっている。

▲二ヶ領用水。右のマンションは「プレミスト溝の口」。農業用水としての役割は終え、都市河川になっている。

旧大山街道 周辺のマンション

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3.溝の口のこれから

商店街の再開発は?

 長きにわたった「溝の口」駅改良工事が2009年の東急大井町線延伸、2017年の溝口駅南口バスターミナル完成を以て完了し、それ以降大きな変化は起こっていないものの、駅周辺には再開発の種地のような空地や平面駐車場がいくつかある。目立つものだと、ノクティのすぐ西隣(駅徒歩2分)や、駅北側の“セントラルフィットネスクラブ溝ノ口”の西隣(駅徒歩3分)などに、数十台~百台規模の平面駐車場があるが、少なくとも10年ほど前からどれも平面駐車場のままのようだ。「溝の口」駅周辺は高津区役所の駐車場を除き公共駐車場がなく、ノクティの駐車場をはじめ民間駐車場が役目を担っている。

▲「溝の口」から約150mと交通至便な高津区役所。駐車場も一応あるが、駅前だけに数は少ない。

▲「溝の口」から約150mと交通至便な高津区役所。駐車場も一応あるが、駅前だけに数は少ない。

 前回記事でも述べたように「溝の口」は鉄道駅が無い神木(しぼく)・菅生(すがお)方面などバス便住宅地の玄関口でもあるが、バスは23時過ぎで終了してしまうため、それ以降はクルマのアクセスに頼るほかない。駅勢圏が広いのに公共駐車場が少ないために駐車場需要は旺盛といえ、それ故に平面駐車場が残っているともいえるだろう。また“パークシティ溝の口”の北側にも空地(駐車場ではない)があるが、ここはもともと梨(多摩川梨)の果樹園だったようだ。10年ほど前までは栽培が行われていたようだが、現在は道路に面した手前側3分の2が伐採され、木が残るのは奥側3分の1になっている。平面駐車場や農地・荒地などの低利用地が駅周辺に残っていることは、土地の有効利用・高度利用を阻害している面もあるのだが、反面“再開発待ち”の状況にあるともいえる。

▲名主・丸屋鈴木七右衛門の系譜を継ぐと思われる“丸屋商店”隣の駐車場。溝口にはこうした小規模駐車場が多数ある

▲名主・丸屋鈴木七右衛門の系譜を継ぐと思われる“丸屋商店”隣の駐車場。溝口にはこうした小規模駐車場が多数ある

 商店街に目を転じてみても、イトーヨーカドーが開店40年を迎えているのに加え、ドン・キホーテ溝ノ口駅前店の古さが目立つ。1970年にドン・キホーテの前身企業の一つ“長崎屋溝の口店”として開店し、2008年に現業態へ転換したが、建物自体は長崎屋時代から殆ど変わっていない。ドン・キホーテは2007年に長崎屋を買収して以降、長崎屋の店舗を“ドンキ流”に転換する手法で多くの店舗を蘇らせてきたが、改装コストを抑えるために内外装にはあまり手を入れられることはない。商店街に面した部分に三角窓風の装飾が連なる様子には往年の総合スーパーの洒落た雰囲気を感じられるが、流石に竣工50年以上とあっては古さが否めない。敷地内駐車場もない(150m離れた民間駐車場と提携している)など時代の要請に追いついていない面も多く、遠からず建て替えは避けられないだろう。

▲ドン・キホーテ溝ノ口店。溝の口で最も賑やかな“ポレポレ通り”に面し、買物客が数多く行き交う。

▲ドン・キホーテ溝ノ口店。溝の口で最も賑やかな“ポレポレ通り”に面し、買物客が数多く行き交う。

 これら空地・平面駐車場や古い大型店舗が「溝の口」周辺にはまだ見られ、少し離れた「高津」駅前にも帝京大学医学部附属溝口病院の平面駐車場が広がっている(溝口中央商店街沿いの現病棟に移転する前の敷地)。全てがマンションになるという訳でもあるまいが、「溝の口」全体として発展する余地はまだあるということでもある。溝口中央商店街沿いは小規模店舗の建て替えにより、低層階の下駄履き店舗+中高層マンションが建ち並ぶようになってきており、今後もこの流れは継続しそうである。ただ、現状の新築マンションは価格高騰のあおりを受けてか、駅から10~15分ほど離れた工場や社宅の跡地が中心であり、駅前にはあまり見られない。今後の動きを注視していきたいと思う。

▲賑やかな溝口中央商店街。現状は中小の建物が密集し、再開発タワマンが建つような気配はない。

▲賑やかな溝口中央商店街。現状は中小の建物が密集し、再開発タワマンが建つような気配はない。

東急バス新横溝口線減便でターミナル機能はどうなる?

20233月、東急新横浜線「日吉」―「新横浜」が開通した。東海道新幹線へのアクセス向上や、ビジネス街・イベントホール集積地としての「新横浜」の発展という明るい話題となった。一見「溝の口」にはあまり関係なさそうにだが、実は東急新横浜線の開通で最もマイナスの影響を受けたのが「溝の口」と言えるかもしれない。それまで「溝の口」―「新横浜」を直接結んでいた“東急バス新横溝口線”が大幅に減便されてしまったからだ。

▲「溝の口」で発車を待つ東急バス新横溝口線。電車と違い、着席が保証されるメリットもある。

▲「溝の口」で発車を待つ東急バス新横溝口線。電車と違い、着席が保証されるメリットもある。

 JR南武線沿線や東急田園都市線沿線から東海道新幹線へはアクセスがあまり良くなく、鉄道のみで行こうとすると「新横浜」「品川」どちらも三角形の二辺を回るような経路で、“距離のわりに時間がかかる”状況だった。そこで「溝の口」近くの京浜川崎IC~「新横浜」近くの港北ICまで第三京浜(高速道路)を経由し、2530(運賃450500)で結んだのが東急バス新横溝口線だった。新幹線アクセスだけでなく「新横浜」周辺へ、またKSPなどの通勤需要も担い、ラッシュ時は34/h、日中も概ね2/hが運行されていた。ところが東急新横浜線が開通したことで、「武蔵小杉」でJR南武線・東急新横浜線を乗り継ぐ短絡ルートで22分(464円)、「自由が丘」で東急大井町線・東急新横浜線を乗り継ぐ安価ルートでも35分(358円)と、バスは頻度・運賃ともに電車より劣るようになった。自社の電車とバスが競合している状況を是正するとともに、昨今社会問題になっているバス運転手不足に対処するため、バスはラッシュ時2本/h、日中1本/hと、従来の半数程度に減便されてしまったのだ。

▲「池袋」に到着する東急新横浜線直通湘南台行き。新横浜線の開通は東京都心や埼玉県にも影響を与えた

▲「池袋」に到着する東急新横浜線直通湘南台行き。新横浜線の開通は東京都心や埼玉県にも影響を与えた

「溝の口」にとっては「新横浜」直通の交通手段がかなり不便になったばかりでなく、JR南武線沿線から「新横浜」へのゲートウェイとしての役割も実質「武蔵小杉」に奪われ、地位が低下してしまった面もある。ただ、東急新横浜線は日中でも68/hと本数が多いので「武蔵小杉」か「自由が丘」で乗り換えを要するようになった代わり、利用機会は格段に大きくなった。始発は5時台、最終も23時台と、「溝の口」から余裕をもって新横浜6:00始発の新幹線に間に合い、新横浜23:27最終の新幹線から乗り換えられるようになっている。今後バスが再び増便するとは考えにくく、東急新横浜線へ誘導が進むものと考えられるが、2030年代以降にはリニア中央新幹線の開通も控えており、その際は「新横浜」自体の役割も「品川」または「橋本」に一部が移る。「新横浜」の位置づけもだいぶ変わるが、東急田園都市線とJR南武線を組み合わせれば「品川」「橋本」どちらへも現在とほぼ同等の利便性を確保できるという点で、「溝の口」は恵まれた条件にあると言えるだろう。

▲リニア中央新幹線の工事が進む「橋本」駅南口。開業の暁には西日本へのゲートウェイとしての役割を担う。

▲リニア中央新幹線の工事が進む「橋本」駅南口。開業の暁には西日本へのゲートウェイとしての役割を担う。

4.「溝の口」「武蔵溝ノ口」の駅別中古価格

 最後に、「溝の口」「武蔵溝ノ口」を取り巻く東急田園都市線・JR南武線沿線の駅別中古価格および2020年代以降の分譲マンションを見てみよう。

東急田園都市線「溝の口」

▲データ集計:(株)東京カンテイ 直近3年、各年とも1~12月。30㎡未満および事務所・店舗用住戸は除外。赤数字は上位10駅

▲データ集計:(株)東京カンテイ 直近3年、各年とも1~12月。30㎡未満および事務所・店舗用住戸は除外。赤数字は上位10駅

 田園都市線は東横線と異なり「横浜」のような求心力を持つ駅が少なく、「渋谷」から離れるに従って徐々に価格が安くなるという、典型的な郊外路線の在り方を示している。「溝の口」は「渋谷」から10駅目なので10位…のような感じだが、急行が停車し、東急大井町線・JR南武線の3路線が使えるターミナル駅の割に「二子新地」「高津」の2駅よりも中古価格は低い。これは「溝の口」の事例に神木・菅生方面のバス便物件が多数含まれるため、平均を押し下げているものと考えられる。駅徒歩圏の実勢としては「高津」よりも高く、次の表で示すJR南武線「武蔵溝ノ口」と同等(2022年平均坪単価:291.3万円)と考えるべきで、都区内には及ばないものの、多摩川以西では最も高額となる。

 「溝の口」以降で目立つのは「鷺沼」「たまプラーザ」「あざみ野」の3駅だが、いずれも急行が停車し、神奈川県内でも屈指のブランド住宅地としての地位を築いていることもあって「溝の口」に準ずる価格となっている。「青葉台」も低く見えるが、これも「溝の口」と同様にバス便物件が多数含まれることによるもので、手前の「藤が丘」よりも駅徒歩圏内は高額と見るべきで「あざみ野」と同等か準ずる水準と考えられる。それ以降は急行停車駅が周辺よりも高い水準を示しつつ、「渋谷」からの距離に応じて徐々に下がっていく。終点「中央林間」は田園都市線始発駅かつ小田急江ノ島線との乗換駅で「新宿」方面へも便利、かつバス便が少ない(=平均を下げる要因が少ない)という特徴を持つため「長津田」よりも高いというのが特徴的だ。

JR南武線「武蔵溝ノ口」

▲データ集計:(株)東京カンテイ 直近3年、各年とも1~12月。30㎡未満および事務所・店舗用住戸は除外。赤数字は上位10駅

▲データ集計:(株)東京カンテイ 直近3年、各年とも1~12月。30㎡未満および事務所・店舗用住戸は除外。赤数字は上位10駅

 南武線は多摩川に沿って走り、単独では東京都心に繋がらない環状線としての役割を担うが「川崎」寄りの方が東京都心により近いため、概ね「川崎」「武蔵小杉」に近くなるほど高くなっていく。「武蔵溝ノ口」は堂々の線内第2位で「武蔵小杉」に次ぐ水準となっている。平均築年数が10年代と若いのも特徴的だ。田園都市線「溝の口」の値(2022年中古平均坪単価:218.2万円)と開きがあるのは先述した通りであるが、「武蔵小杉」との間に挟まれる「武蔵新城」「武蔵中原」も線内上位につけており、都心方面に直接つながる「登戸」(小田急線乗り換え)よりも高いほどであるから、「溝の口や武蔵小杉は高いから南武線で隣の駅へ」という志向が強く働いていることが窺える。

 ただ「武蔵溝ノ口」から立川方面の「津田山」「久地」は「武蔵新城」よりもだいぶ価格が低いので「溝の口」を起点に考えるなら立川方面に下った方が求めやすくなる。「梶が谷」など田園都市線各駅停車駅と同水準か少し低いくらいだが、「溝の口」を過ぎると田園都市線は起伏が激しい多摩丘陵に入っていくのに対し、乗り換えの手間がかかるものの南武線沿線は多摩川沿いの平坦地が多いので駅から歩きやすい。この辺りも人によって評価が分かれるところだろう。

「溝の口」「武蔵溝ノ口」2020年代以降のマンション

パークホームズ溝の口ミッドイースト

「溝の口」徒歩15分 川崎市高津区坂戸1丁目 20251月竣工予定/7階建197

売主:三井不動産レジデンシャル 総合地所/施工:長谷工コーポレーション/2023年12月分譲開始

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    ▲パークホームズ溝の口ミッドイースト(2023年12月撮影・建設中)

    ▲パークホームズ溝の口ミッドイースト(2023年12月撮影・建設中)

    ▲パークホームズ溝の口ミッドイースト(2023年12月撮影・建設中)

    ▲パークホームズ溝の口ミッドイースト(2023年12月撮影・建設中)

    ▲パークホームズ溝の口ミッドイースト(2023年12月撮影・建設中)

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グランドメゾン溝の口の杜

「溝の口」徒歩12分 川崎市高津区久本3丁目 2024年3月竣工予定/6階建123

売主:積水ハウス/施工:長谷工コーポレーション/分譲時平均坪単価363万円

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    ▲グランドメゾン溝の口の杜(2023年12月撮影・建設中)

    ▲グランドメゾン溝の口の杜(2023年12月撮影・建設中)

    ▲グランドメゾン溝の口の杜(2023年12月撮影・建設中)

    ▲グランドメゾン溝の口の杜(2023年12月撮影・建設中)

    ▲グランドメゾン溝の口の杜(2023年12月撮影・建設中)

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ヴェレーナ川崎溝の口

「溝の口」徒歩14分・「高津」徒歩12分 川崎市高津区久地1丁目 2023年9月竣工/7階建38戸

売主:大和地所レジデンス/施工:日成工事/分譲時平均坪単価307万円

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    ▲ヴェレーナ川崎溝の口(2023年12月撮影)

    ▲ヴェレーナ川崎溝の口(2023年12月撮影)

    ▲ヴェレーナ川崎溝の口(2023年12月撮影)

    ▲ヴェレーナ川崎溝の口(2023年12月撮影)

    ▲ヴェレーナ川崎溝の口(2023年12月撮影)

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プレミスト津田山

「溝の口」徒歩14分・JR南武線「津田山」徒歩3分 川崎市高津区下作延5丁目 2023年5月竣工/6階建106戸 売主:大和ハウス工業・大成有楽不動産/施工:不二建設/分譲時平均坪単価274万円

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    ▲プレミスト津田山(2024年2月撮影)

    ▲プレミスト津田山(2024年2月撮影)

    ▲プレミスト津田山(2024年2月撮影)

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おわりに

 取材の道すがら、イトーヨーカドー溝ノ口店近くの洋食屋さんが目に入った。平日のお昼時だったが外まで並んでおり、老舗そのものの店構えも良い雰囲気。入ってみると、壁という壁に所狭しと手製のお品書きが貼ってある。アジフライ、エビフライ、オムライス、ナポリタン、サバ一夜干し、ホッケ塩焼き、牛バラ肉角煮、揚げ茄子ピリ辛みそ炒め…うーん、何でもある。初めての店だったのでここは王道、ハンバーグとチキン唐揚の定食、880円也。出てきたハンバーグは初めての味。表面をカリカリ気味に焼きながらも、中はひき肉の弾力がしっかり感じられる仕上げ。文句なしに老舗の味だった。

▲イトーヨーカドー溝ノ口店近くの商店街。この辺りまでは駅から一つながりで、行き交う人はとても多い。

▲イトーヨーカドー溝ノ口店近くの商店街。この辺りまでは駅から一つながりで、行き交う人はとても多い。

 しかし残念なことに、閉店のお知らせが貼ってあった。50年以上にわたり溝の口で営業してきたそうで、最後の味を噛みしめるように味わう人や、店主や店員に別れの挨拶を告げるお客のまあ多いこと。近頃はめっきり、こういう“街の暮らしと共に歩む食堂”が、どうにも減ってきたように思う。しかしながら、この街には降ろされる看板もあれば、新しく掲げられる看板もまた多い。「溝の口」は“田園都市線の異端児”として、夜の帰宅途中に立ち寄る人がとても多いからだ。ここから先の東急多摩田園都市エリアは、1966年の東急田園都市線延伸開業以降に新しく造成された街が続くことから、どうしても“味のある”店に乏しい。そうした中、ある種川崎らしい雑多な空気に揉まれた店が並ぶ「溝の口」は、田園都市線にとって貴重なオアシスのような存在である。

▲夕暮れともなれば、西口商店街は香ばしい匂いに包まれる。この雰囲気は一朝一夕には出てこない。

▲夕暮れともなれば、西口商店街は香ばしい匂いに包まれる。この雰囲気は一朝一夕には出てこない。

 田園都市線が運ぶ“郊外の上質な住宅地”の流れと、南武線が運ぶ“ものづくり川崎”の流れがぶつかる「溝の口」。かつては多摩丘陵から流れる水が集まり、多摩川下流域の田んぼを潤していたが、今はここに集まる様々な人の暮らしを、この街が潤している。かつては水、今は人。様々な要素が集まってくる街こそ没個性にならず、これからの時代を生き抜く“多様性”を備えた、魅力的な街なのだろう。

※特記以外の画像は2023年12月筆者撮影。マンション図書館内の画像は当社データベース登録のものを使用しています。無断転載を禁じます。

前回「溝の口駅・武蔵溝ノ口駅①歴史編――農村・溝口村が“田園都市線の異端児”になるまで(川崎市高津区/東急田園都市線・JR南武線)」

佐伯 知彦

賃貸不動産経営管理士

佐伯 知彦

大学在学中より郊外を中心とする各地を訪ね歩き、地域研究に取り組む。2015年大手賃貸住宅管理会社に入社。以来、住宅業界の調査・分析に従事し、2020年東京カンテイ入社。
趣味は旅行、ご当地百貨店・スーパー・B級グルメ巡り。

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