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更新日:2022.09.28
登録日:2022.08.19
【日本橋】by『散歩の達人』 東京どまん中。いっしょくたにできない個性の街
江戸でまっさきに開かれた街・日本橋。今は、五街道の起点の橋である日本橋に、老舗デパートなどの歴史的建造物が連なる光景で親しまれる、東京どまん中の一大商業地だ。とはいえ“日本橋”と付く地名は21町も! 縦に横にと歩いて、一緒くたにできない個性を見に行こう。
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21町もある“日本橋”、一緒くたにできない個性
江戸の街も、魚市場も、日本の街道も、すべてはここから。
日本橋は、はじまりの街だ。16世紀末、新しい領主として江戸に入った徳川家康が、街づくりで最初に着手したのは今の日本橋本町。江戸城の常盤橋門外から東の浅草方面へ向かう奥州街道に沿って町割りを行なったのだ。
江戸幕府開府の慶長8年(1603)に木造の太鼓橋の日本橋が架けられ、翌年にはこの日本橋が五街道の起点に。よく見る「東京まで〇㎞」という道路標識の多くは、日本橋までの距離を表しているという。また、水運にも恵まれたことから北岸には魚河岸も広がった。今も日本橋魚市場発祥地の碑が残る、東京の魚市場の始まりの場所でもある。
江戸の発展と五街道のスタート地点
慶長8年(1603)に初めて架かった五街道の起点の日本橋。全国から職人や商人が集まり江戸城下の中心地を形成した。今の橋は明治生まれの石橋で、高速道路の陰になっているが、観光客でにぎわう東京観光名所の鉄板だ。
上も向いて歩いてみよう!
日本橋以北の中央通りは、日本橋三越本店、三井本館の歴史的な国指定重要文化財と三井タワーやコレド室町などの現代ビルが調和し立ち並ぶ。見上げると思わぬ発見もあり、観賞しがいのある街並みだ。
高速道路の下に隠れた文化財
現代は高速道路の下に隠れるようにあり、少々目立たない日本橋。でも、明治44年(1911)築というこの石造二重アーチ橋は、現役の国道道路橋として初めて指定された重要文化財。ルネサンス様式、獅子や麒麟の像などの装飾、徳川慶喜による揮毫の銘板……と、見どころだらけだ。日本橋川の景色ももちろんいいけれど、橋自体もじっくり観賞したくなる。
駅でいうと日本橋駅~三越前駅~新日本橋駅のあたりの中央通りは、いつでも華やか、心浮かれるメインストリート。髙島屋に三越の老舗デパートや三井本館、コレド室町、コレド日本橋というように、重厚な歴史的建築とスタイリッシュな現代建築が見事に共存する。だが、そんな場所にも、すぐ裏に入れば背の低い建物が肩を寄せ合いひっそり息づくような路地があるから面白い。
江戸の真ん中で伝統芸能を満喫『お江戸日本橋亭』
落語芸術協会の定席をはじめ、講談に浪曲、長唄などの伝統芸能をほぼ毎日楽しめる『お江戸日本橋亭』。観賞するだけでなく、プロから学べる演芸・邦楽スクールも開催。昼の部、夜の部あり。不定休。03・3245・1278
日本のウォール街
明治6年(1873)に日本初の国立銀行が開業し、東京証券取引所も鎮座する兜町は、茅場町と併せて日本のウォール街とも呼ばれる金融街。無機質そうな街だけど、点在する証券会社は建物がレトロであったり、看板が派手だったり、意外と個性的で楽しめる。陶器や雑貨に囲まれた不思議な印章店に、レトロビルの大きな窓を通して路地からも覗き見できるギャラリーなどと、いいスキもいっぱいだ。
衣食住に使える多彩な刷毛・ブラシがそろう『江戸屋』は享保3年(1718年)創業、鰹節専門店の『大和屋』は江戸末期創業と、100年超えの老舗が今なお現役で多くあることも日本橋の魅力。しかも、地に足ついたいいモノと出会える店の多いこと! 豆ばさみや巻尺、ピンクッションなどと普段使いもできそうな愛らしい手芸道具を手がけるのは室町の『Cohana』。富沢町に本社を構える耐熱ガラスメーカーの『HARIO』は大伝馬町と室町の直営店でガラスのアクセサリーやテーブルウェアも取り扱う。日本橋や本町、小伝馬町にはいくつもの和紙専門店が点在するし、小舟町には若手工芸作家の作品を全国から集めたギャラリー・ショップの『ヒナタノオト』がオフィス街を彩る。まあ、それも当然か。だってここは日本橋。全国各地から職人・商人が集まり栄え、江戸城下の中心地となった街だもの。そのDNAの賜物だろう。
魅惑の、刷毛・ブラシの小宇宙『江戸や』
創業300年の刷毛・ブラシ専門店『江戸屋』は、天井も引き出しも刷毛・ブラシずくめ。「業務用を入れると3000種以上はありますね」と12代目の濱田捷利さん。お客さんの要望で生まれた櫛形のヘアーブラシ携帯用ゴマ豚毛2500円(税抜)、和歌山の職人によるシュロのS字束子900円(税抜)、豚毛のウール用洋服ブラシ5500円(税抜)など、取り扱う品々はいずれも日本製で、職人育成にも注力する。使用感を確かめて選べるようにと、店内の見本は全て試用可能。9~17時、土・日・祝休。03・3664・5671
小さきものに詰まった、日本の技と伝統『Cohana』
1953年創立の地元手芸道具メーカーが営む『Cohana』。関の豆ばさみ1485円、豆枡の針山1815円など、全国の職人の手仕事を融合した愛らしい道具は、手芸に限らずアイデア次第で多彩に使えそう。10~17時、土・日・祝休。03・6910・3255
働く人の街、問屋街
モノといえば、忘れちゃいけないのが問屋街。特に横山町、馬喰町、東日本橋エリアは繊維と服飾関係の問屋が集結する。衣類を売る店はいくらでもあるけど一般の人はほぼ買えないし、働く人の街という色が濃い。でも一方で、「開店してみて分かったのは、住んでいる人の多さでしたね」と『BEAVER BREAD』のご店主。近年はマンションも林立し、ファミリー層が増加している。また、年季の入った古ビルを活用したギャラリーや飲食店といった新しい顔も覗かせる。
パン屋さん不毛地帯に希望の星!『BEAVER BREAD』
わずか3坪の売り場に、ひっきりなしにお客さんが訪れる『BEAVER BREAD』。「小さくても強い、街の人のためのパン屋になりたい」と店主の割田健一さん。人気のメロンパン250円ほか、多彩な種類に目移りする。8~19時(土・日は~18時)、月・火休。03・6661・7145
そのデザインにも意味がある『nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO』
カカオ豆の選別から行う『nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO』。親しみやすい味わいのボンボンショコラは味に関連した意匠もユニークで、ブラジルやベトナムなど豆の生産地の国旗や、和の伝統文様などが描かれる。ちなみに赤色の丸いショコラは「梅」。1個378円~。ショコラに合うドリンクがそろうカフェも併設。10時~19時30分LO、不定休。03・5643・7123
フランス文具と日本茶の楽しい出合い『PAPIER TIGRE』
パリで人気の文房具ブランド『PAPIER TIGRE』の国外第1号店。店内には日本茶のカフェもあり、アイス抹茶ラテ500円や週替わりの三煎茶780円などが味わえる。写真の文房具はボールペン600円、えんぴつ350円、A5サイズノート「THE ILUZIO」1400円、WHITE GLUEのり400円、PENTELサインペン250円(すべて税抜)。11~19時、月休。03・6875・0431
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