マンション専門家への質問

teri

2018.11.22

築古のリノベーションマンション

1970年代~1980年代に建てられた築古のマンションでもリノベーション物件としてそれなりの価格で売っていますが、どうしても買う気にはなれません。リノベーションマンションの利点は何ですか。

不動産鑑定士

石川 勝

2018.12.06

価格が新築に比べて割安で、住宅設備も新しいことが利点としてあります。

ご質問ありがとうございます。
「築古をリノベーションしたマンションの利点」のご質問ですね。

端的に言いますと、
①新築と比べて、同様のグレードのマンションを購入できる価格メリット
②専有部分の住宅設備が新築と同様となる品質メリット
が主な利点です。

反面、「それなりの価格で売っていますが、買う気になれない」ということは、上記で掲げたメリットが、
果たして自分のニーズに合致し、メリットになるのかどうか判断が難しいとお考えなのかもしれませんね。

まず、①価格面から見てみましょう。
新築と比べると価格は安くなりますが、当然、リノベーションを施している分、一般的な中古マンション相場よりも高くなります。
この一般的な中古マンションと比べて「価格上昇分が果たして適正か」と心配になりますよね。
この価格上昇分はどれだけリノベーションに手をかけているかに依存しますので、まずはリノベーションの詳細な内容を販売会社に確認すると良いと思います。
そして、その内容を別のリフォーム会社に見てもらうということもありますが、
おそらく、大量発注を前提としているリノベーション会社と個人での単独発注の費用(単価)は一致しませんので、その点は予め考慮しておく必要があると思います。
ただし、もろもろの費用を考慮すると、非リノベーション物件を購入して、自分でリフォーム会社を選んで発注する方が総額の購入費用は安くなることが多いと思われます。

しかしながら、それには、不動産を見る目利き力などの経験値や自分で手配する手間などがかかりますので、ある程度の覚悟は必要でしょう。

この部分は既出質問の「リフォーム済みマンションを購入するのと、自分でリフォームするのとではどちらが有利」に近い内容に触れているので、そちらを合わせて読んでみてください。
https://mansionlibrary.jp/mansions/detail/2514652  

次に②品質ですが、これも既出の上記質問をご覧いただければと存じますが、販売会社による設備保証などが付保されることが多くなってきているようです。
ただし、その保証内容も販売会社に拠りますので、販売会社にお伺いされることでより具体的なイメージとなり、安心されるのではないでしょうか。

その他、建物の状態に不具合がないかという不安に対し、最近ではいろいろな会社が「インスペクション」というサービスを提供しています。
費用はかかりますが(5万円~10万円程度が多いようです)、一級建築士等の専門家が品質を確認してレポートしてくれますので、購入される場合の安心材料にもなるかと思います。
以上の不安材料が払拭できれば、リノベーションマンションは選択肢として検討に値するのではないかと思います。

ご参考にしていただけますと幸いです。

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