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ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2017/8/29

ワタシの主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。
そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もある。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。ちょくちょく私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。
あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

さて初回のお話はここ数回、奥様が散歩に連れて行ってくれている「二子玉川」の話。

 

1:【二子玉川】
「華やかな人と町並みが目立つ一方、その賑わいの外れに美味しい名店がある」と奥様は言う。

2年前2015年に都市の開発が完了した二子玉川はライズと言う商業センターを中心にすっかり近代的かつオシャレに様変わりした。東口側に歩いて行くと東急ストアがあり、そこは午前1時まで開いている便利さ。それを聞いてワタシも尻尾を思わず振ってしまった。

洗練された蔦屋家電には沢山の人達がスターバックスコーヒーを飲みながら椅子に座ってパソコンを操作したり、ゆったりソファーに座ってくつろいでいる…すっかり憩いのスペースになっている。成城学園駅前、目黒駅、羽田空港行きのバスなどが停まるバスターミナル、さらに進むと109シネマ、エクセルホテル東急、公園なども近くにある。オシャレな帽子をかぶった女性の率が高い。うちの奥様は帽子が全く似合わないのでこの街には住めないかも。
あっ、余計なことを考えてしまいました…。

街には今評判の店や、隠れた美味しい店が点在するのだそう。
今回奥様に散歩させてもらいつつお聞きした二子玉川の美味しいお店は3軒の食事処と、1軒のカフェ、そして地元に愛されるパン屋さんを兼ねたケーキ屋さん、以上5軒。それでは東口側にある1店舗をまずご紹介。

 

東口、ライズビルを駒沢通り沿いにさらにポタポタ歩くと、信号の左側、外壁に蔦の絡まるステキな建物が見えてくる。そこがパリの一つ星レストラン「Sola」で修行した杉浦シェフが料理を振る舞うレストラン。

木の良さをふんだんに利用した一軒家。アンティーク風な内装装飾。この日ランチに訪れると客の9割は女性たちが占めている。しかもテラス席がありそこには、猫も大型犬もダメだけど僕ら中型犬までは入れる。思わず、ワン!ただし、夏の間は空調もないのでテラスを使わないケースが多く、電話で確認したほうが良い。

 

①「MARKT(マルクト)」

ランチは3コース。日本各地から生産者の見える食材を使い日本人シェフならではのフレンチを出す。

基本は前菜、メイン、デザート、コーヒーなどの飲み物で構成された4品、2650円。デザート抜くと2100円。メインを魚と肉2皿のフルセットにすると3600円。

奥様はメインふた皿のコースをいただいている。前菜には焼きトウモロコシのスープをセレクト。燻されたエスプーマの泡がスープの味を引き立たせる。メインの鶏も目鯛のポアレも味は良いし、ハーブ、エディブルフラワー、新鮮野菜がキレイに盛られ見た目もキレイ。いや、見た目だけでなくその野菜たちのチカラを感じる。ワタシの鼻にもクンクン来る。

デザートで選んだ「スイカのスープ」はメロンのコンポートとグラニテ、ヨーグルトのアイス、小さなメレンゲ、塩漬けレモンと食べる一品。甘さは控え目で食事あとにスッキリできる一品。そして実はコーヒーもちゃんと美味しいと奥様はおっしゃっていた。

 

 

 

 

ここで奥様のダンナ様も合流。
今度は西口側にポタポタ歩いて出て「玉川タカシマヤSC」を横に見ながら行くと、いきなり昔ながらの「二子玉川商店街」が出て来る。ワタシはマーキングもそこそこに(奥様はちゃんとペットシーツかティッシュペーパーで拭き取った後、ペットボトルの水で流して処理してくださります)、街場の中華料理屋さん、自転車屋さん、夏場にはかき氷も出す地元に根づく和菓子屋さん、地元の方に人気の定食屋さん「たぬき」を通り過ぎて、30m程度歩くと見えて来た、数人並んでいる様子…。

②「鮎ラーメン」
鮎をこうして丸ごと出したり、鮎で出汁を取ったりするラーメン屋さんは日本でもここだけではないか?と奥様のダンナ様。ラーメンとカレーはダンナ様の大好きなジャンル。「オープンしてから15年経つが相変わらず大人気なんだ。行列がいつも絶えないんだよ」とダンナ様が説明を加える。
別の日、15時半頃に散歩に連れて行かれると「完売御礼」の札が置かれていた。
この日は幸い3人だけしか並んでいなかった状態だったのですぐに奥様とダンナ様は入ることが出来た。

夏の暑いこの時期だけ、しかも昼時だけ「鮎涼ラーメン」なるものが提供されるのだそう(鮎漁の漁と涼を掛けたモノだそう。ダジャレですね^ ^)。この時期だけの限定メニューとなれば8割方の客がこのメニューをオーダーしている。

店側で鮎の太い骨を抜いて焼いてくれているので頭から丸かじりできる。そして香りが素晴らしい。

麺はちぢれ細麺。岐阜の鮎を使い、竹筒の中に入っているのは鮎の出汁の煮こごりのつけダレ。これに浸けて麺と鮎をいただく。出汁が薄くなったら土瓶に入った二番出汁を追加する。さらには鮎のふりかけがかかったご飯にもこの出汁か花茶(ジャスミンやキンモクセイ、蓮の茶)をかけて食べると爽やかな食後になる。とにかく、鮎の苦味、旨味が堪能できる。普段食べることの出来る「鮎まるごとラーメン」「鮎焼きおにぎり」もオススメと聞いた。
二子玉川だけで食べられる食がここにある。自分の街にあったらいいなぁと思うが、また散歩に連れて来てもらって、この鮎を焼いてあぶったイイ香りを嗅ぎたい。

 

 

❸「鮨喜邑」
匂いに惹かれて歩くと、熟成寿司、色っぽい寿司で有名な人気店が「鮎ラーメン」のそばにある。ミシュラン5年連続二つ星。予約困難店だが二子玉川に通って是非常連になって欲しい店。入り口は凛として期待感は高まる。ワタシはもちろん中には入れず玄関横でおとなしく奥様とダンナ様の食事が終わるのを座って待つ事にする。外でも十分魅力的な匂いがしている。

季節によってもちろん出て来る旬の食材は変わるが、こんなネタが出ることの事例。
握りの前に出てくる前菜の数々は日本酒好きの方にはたまらないおつまみの数々。「スルメのわた」、「白子のリゾット」、「鮑のリゾット」、「くちこ(=ナマコの卵巣)の蕎麦」、など、絶品のオンパレード。

前菜が終わり握りがスタートする時、「酢飯のみが海苔に巻かれて」出される。ごはんの美味さがシンプルながらもハッキリ伝わってくる。
その後の寿司ネタも季節によって変わって来るが1週間置いた「さより」も出れば、「1週間置いたスミイカ」も出る。スミイカは1週間置いたことでバランスよくネットリとするそう。

「50日寝かせたカジキ」は37日目に水分抜けて、醤油をつけて保存したモノだったり…
ここまでくると一番美味しく食べれるギリギリを狙って作られた芸術品に近い。寿司の奥深い世界を見せてくれる。

外で待っていても、この寿司の匂いと、奥様とダンナ様の満足しきった顔を顔を見れば、この寿司屋がどれだけスゴイかが伝わって来る。

 

 

ここでダンナ様とはお別れ。再び、翌日奥様と二人だけで、あっ、いや、ひとりと一匹の散歩で二子玉川に戻る。

タカシマヤ近くの商店街辺りにはオシャレな喫茶店も多数。
その中で最近奥様とワタシがお気に入りのカフェはここ。

④「カフェ リゼッタ」
ここの一段高いテラス席にはワタシ達ペットも入れる。
二子玉川には先ほどの「MARKT 」の他、ドッグホテルや犬用の食事(=ドギーメニュー)もある「Andy Café(アンディカフェ)」、テラス席の他室内にも犬OKの席が一席ある「ブルーブランシュ」というイタリアンやフレンチが手軽に楽しめる店、多摩川沿いにある「CHICHI CAFÉ(チチカフェ)」も屋外テラスは犬が休める。その他たくさんペット同伴、犬同伴OKの店も多い、まさに犬パラダイスの街で大好きになった。
おっと脱線、話を「カフェ リゼッタ」に戻そう。

この店、朝食もブリオッシュのタルティーヌが出てオシャレで美味しいが、人気メニューは14時以降食べることの出来る「プリンア・ラ・モード(800円)」。飲み物とセットにすると100円引きになる。
「プリンア・ラ・モード」にはアメリカンチェリーがたっぷり。少し食べさせてもらったが、プリンはどことなく昔懐かしい味。お店の中の雰囲気はナチュラル感溢れる空間。ゆっくり気持ち良く時間を過ごしている人たちが多数いる。

 

 

奥様はもうひとつ忘れずいつもチェックする。地元で人気のパン屋さんを各エリアで出来るだけひとつはピックアップし買って帰る。なにせ毎日食べるかもしれない美味しいパンを見つけ出した時の奥様の嬉しい顔ったらない。
二子玉川の駅そばにも犬をテラスに同伴できる店もあるし、独特の個性を持ったパン屋さんは多数ある。でも奥様のお気に入りはケーキ屋さんの出すパン。お寿司屋さんの「喜邑」のすぐ裏側の閑静な道路沿いにあるお店。

⑤「シュクレペール」

この店の「パンドミ」はワタシも食べさせてもらって美味しかったが小麦粉より粒子の粗いセモリナを使った「セモリナ」もモチモチ美味しい。

パンの他、本業のケーキももちろんオススメの美味しさ。玉子風味の強いふわとろプリン「バニーユ」(税込310円)は2003年発行の雑誌ブルータス「東京のスイーツ特集」で東京一のプリンに選ばれた人気商品だそう。その他にも生クリームとカスタードクリームの2種の入った「生シュー(税込280円)」)も、食べてみて、ナメてみたが全部美味。スコーンも美味しかった。

実はつい最近までダンナ様は知らなかったのだが二子玉川は正確には「ふたごたまがわ」ではなく「ふたこたまがわ」と読むそうだ。住民がシロガネーゼと呼ばれる「白金」も「しろがね」でなく「しろかね」。昔「銀(しろかね)長者があの辺りに住んでいたので付いた地名なんだ」とか。これは逆にダンナ様が知っていて教えて下さった。
高級住宅街は街も読みも濁らずキレイなんだな、とワタシは思った。

散歩してこの街に思ったことは「犬にも優しい街、目立たない所に美味しいお店多数あり」。もっといっぱい散歩に連れて来てもらっていっぱい美味しい所を見つけたいワン。

* 文中に出てくる数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

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この情報は作者と犬のボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/

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