ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/10/10

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

今回も取り上げるのは前回同様「新富町」エリア。東京銀座からでも築地からも近いエリア。

 

この日のランチは12時頃にお蕎麦屋さんへ。

 

 

①「湯津上屋」

蕎麦の種類は冷たいものだけで7種。すべて食べてみたくなるシズル感あるメニュー。

 

冷たいお蕎麦

もり700円

のりかけ、750

とろろ900

冷かけすだち900

辛みおろし 900

鴨汁冷やし1100

つゆ天 1250

 

店主がひとりで切り盛りするので作業がひと段落するまで待って「つゆ天(税込1250円)」をオーダーした。

 

 

海老5尾が入る揚げたての熱々天ぷらを温かい汁に、冷たい蕎麦をつけて食べるタイプ。

 

蕎麦も美味いが、この天だねつゆも相当美味い。水分を割と多めに含んだ蕎麦で好きなタイプ。蕎麦含めこのメニュー自体は、また絶対に食べに来たいと思わせるハイレベル。

 

だが……、注文から蕎麦を待つこと45分。時刻は12時45分。

外の扉にも注意書きが貼られている。

 

 

時間に余裕がある時でないと来れない。…店主がひとりでお茶とオシボリを出し、天ダネを揚げ、他メニュー用の柚子を薄く切り、その間に客席の食べ終えた食器を片付け、蕎麦を茹で、水切りしその出来たモノを運び、お会計もする…。

 

美味さと職人気質には脱帽。でも待つんだワン。ワタシも思いっきり外で昼寝してしまった。

 

ワタシも疲れてしまったのと、雨も降り出したので、この日奥様も一度家に帰って、スポーツジムに行くことにしたみたい。

 

散歩は翌日再度やり直し。

翌日も少し雨は残っていたが午後には天気になった。

 

翌日ランチは、人気の中華へ昔からの友人ハヤシさんと食べに行く約束したみたい。

 

 

②❷「東京チャイニーズ 一凛」

以前夜の会食にも使った中華料理店。つい最近奥様ランチでも利用。

四川飯店出身のシェフが繰り出す料理は、四川飯店では見かけないメニューばかり。

 

もちろん四川料理の辛さは「よだれ鶏」でも「サザエの青山椒、青ネギ、みつ葉乗せ」「ラムの唐辛子炒め」で伝わってくる。

 

 

ただ、見たこともない印象的なメニューも出た。

 

 

「雲丹、卵の炒め ふわふわスフレ仕立て」。まるで、あのモンサンミッシェルの「ラ・メール・プラール」でオムレツを食べているかのようなフワフワ感。そこに贅沢にたっぷりと雲丹が惜しみなく塊で使われている。

 

 

そして〆の「蛤ラーメン」。出汁の利き方が半端ではない。〆なのに、美味いがために、残念ながらもっと食べたくなる一品。

 

ランチコース(税抜3500円)でも

「よだれ鷄」…絶妙に美味く、次に出る

 

 

「点心」の焼売に半分はそのまま食べ、残りの半分をよだれ鷄のタレに漬けて食べる。このタレに漬けて食べるとホント美味しい。

 

 

 

「大海原の炒め」=「スルメイカ、黄ニラのXO醬炒め」…XO醬の旨味が効いて、美味い。黄ニラのシャキシャキ感、イカの程よい弾力の食感が心地よい。

 

 

「大地の炒め」=「スペアリブの酢豚をエゴマと蜂蜜のマスタード」で。…この見た目もインパクトのある酢豚。甘さとほんのりの酸っぱさが絶妙。気に入った。

 

 

「金華ハムと中国野菜のカイランツァイ」…細いアスパラを食べるているような感覚。甘みを感じる野菜と旨味溢れる金華ハムのコンビはスゴい。

 

 

〆は、担々麺、麻婆豆腐とご飯、サンラータン麺の3品からひとつをセレクト。

担々麺を選ぶ。麺に山椒を練りこんだモノ。いい感じにピリリと痺れる。辛くて美味い。

 

 

デザートは「かぼちゃプリン」…これは、ちょっと普通かな。

 

久しぶりの一凛はホントに味を楽しませてくれる。サービスのタイミングも良い。

四季折々に訪問したくなる中華だワン。

 

 

 

今日は久しぶりに近くの公園で少し遊んで時を過ごす。

その後、地下鉄有楽町線の新富町駅改札口を出たところにあるチェーン店のパン屋さん「HOKUO」に寄ってパンをいくつか購入。

 

 

B「HOKUOは小田急電鉄100%出資の会社。元々札幌にあった北欧と小田急グループが提携したのは今から30年前の1988年。今では東京、神奈川、埼玉で47店舗も展開している。地下鉄の駅でも小田急グループが入ってるに少し違和感あるワン。

 

 

購入したのは塩パン、ハッシュドポテトクロワッサン、玉子ハムサンドの3種。

塩パン(税込120円)が美味しい。トッッピングにドイツのザルツ(ソルト=塩の語源)の岩塩を使っている。奥様はオーブントースターで焼いて皮はサクッと中はふわっと食べるのがお気に入り。

ハッシュドポテトクロワッサン…ユニークな一品。ポテトとベーコンの風味が良く、焼き直すと美味しくなる。

玉子ハムサンドの味はごく普通だが坊ちゃんの夜食がわりに購入。

 

 

坊ちゃんから奥様に電話が入って、同じ新富町にいるが彼女とのデートらしい。

給料日直前で今月金欠の坊ちゃんは、店の名物「セパレート鮨」を食べに行くそうだ。

 

 

❸「たつみ鮨」

「初めてのお客様には当店のセパレートちらし鮨をお勧めします。お刺身がいっぱい お酒の肴もこれで十分  人気の一品です」と店の入口横に貼り紙が貼られている。

 

 

坊ちゃんは一度旦那さんに連れて来られたことがあるが、今日一緒の彼女は初めての訪問なので、これを頼むことにした。

 

 

 

特上のチラシを頼むも税抜2750円と安くて、さらにお通しの「冷奴」、「前菜3種盛り」と出てくる。

 

 

 

刺身部分とチラシ部分とが分かれて出て来る。がそのネタの種類もボリュームがかなりのモノ。

刺身のネタは「玉子、海老、マグロ、鯛、ヒラメ、蒲鉾、トリ貝、牡蠣、数の子、甘エビ、みる貝、タコ、イカ、アジ…」

 

 

ちらし部分には「小さな筋子、穴子、玉子、椎茸、おぼろ、あさり、少量のウニ」…

酢飯は残念ながら水分が多くビチャっとしていた。まあ、安いから大目に見ちゃう。

 

もちろん、最高峰の寿司と比較すべきでないが同じ寿司ジャンルの中でこの寿司はそれはそれでエンターテイメント。話題がネタになる寿司。

ご主人一人で料理を担当し、年配の大女将、女将、が協力して店を切り盛りする。

 

築地駅に近く、お酒を飲みつつ刺身を食べ、〆に寿司を食べる定食的な使い方には良いお店。

 

 

さて、一方奥様とダンナ様はお友達グルメさんたちと会食。

 

 

 

❹「久丹」

今回は個室利用。

 

 

ご主人の中島さんはあの「かんだ」で10年修行の後、今年4月に独立開業。

 

 

先付に「シャインマスカットの、白和え」…組み合わせの違和感が美味しくて素晴らしい。

 

 

続いて凌ぎ「タネの少ない長茄子をカマスで巻いて、揚げた一品」…不思議な組合せを熱々で美味しくいただく。

 

 

向付(お造り)のひと皿目「ジュレはトマトの味だけ取りだし、礼文のウニとベルギーオシェトラのキャビアと」…絶妙な味付け。

 

 

向付(お造り)の2皿目…「鯛の刺身」…左は生、右は昆布締め。同じ素材をここまで違う角度で美味しく食べさせるのがスゴイ。昆布締めは旨味がたっぷり。

 

 

向付(お造り)の3皿目「カツオ、皮だけ炙って、島根の再仕込み醤油と山椒が入る」…これ絶品。

 

 

お椀…「トウモロコシと海老の真薯、冬瓜、キクラゲ」…出汁はこれ以上薄いと味がしない、これ以上濃くするとどこかで飽きが来そうなが相当絶妙なバランス。真薯のトウモロコシの甘さと海老の風味が美味い。

 

 

「北海道南部にある戸井マグロの突先(頭の先、鮨とかみで出すヤツね)の部位を海苔巻きで」…まず風味豊かなパリパリの海苔だけで食べて、その海苔の余韻の中、海苔巻きをいただく。基本系なのだがシンプルに美味い。そう言えば渋谷の「鮨 秋月」にもいたから寿司もお手の物なんだワン。

 

 

焼き物のひと皿目…手羽先(あの鳥唐揚げで有名な「茅場町の焼鳥宮川」から譲ってもらった鳥の手羽先だそう)」…唐揚げが透明な質感ある。宮川の唐揚げも好きな自分としてはB級ではあるがこう言うのも嬉しいサプライズ。どうやら常連の知り合いのグルメシスターズがお気に入りの一品だそう。

 

 

焼き物のふた皿目「秋刀魚」…背開きして骨をとって、内臓も戻して焼いたもの。手間が相当かかっている仕込み、苦味がとても美味しい。

 

 

 

炊き合わせに位置する料理が「宮城気仙沼の松茸と鱧」…いわゆる「松茸鱧」を鍋料理で。店のご主人は鱧は夏でなく脂が乗って面白いこれからの秋に本格的に使うと言う。確かに、鱧を夏の旬にしたのはマーケティング戦略で、夏の暑い時期に京都で使える魚が輸送含めて困難であったために生命力の強い鱧を無理矢理、夏のモノに仕立てたのが経緯だと聞いた事がある。

 

ちなみに今回使われている鱧は淡路のもの。

 

 

〆のご飯は「信州和牛と松茸、玉子泡だてを掛けて」…味も適度な濃さで印象に残る料理。これを最後に出すのも憎い演出。めちゃくちゃ美味しい。

 

 

水菓子は「ほうじ茶のアイス」…これも最後にサッパリと美味しい。

お茶は静岡産の玄米茶。香り香ばしく、甘みが美味しい。

 

全体に細かく計算した流れだったワン。器の美しさもひとつの楽しみ。

 

だんだん人気になりつつあるが、多分、今後話題にもっとなっていくであろう店。凛とした店内の空気とともに気軽な接待でなく、おもてなし的接待に良い場だと思ったワン。

 

そろそろ広いところで散歩もしたいし、さて来週はどこに散歩かなぁ。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

 

 

 

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