ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/8/20

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

今回取り上げるのは前回に続き「明治神宮前駅」エリア。

 

暑い日差しの中、奥様とポタポタ散歩。

 

今日はランチに「手打ち蕎麦 松永」へ。

 

 

ワタシは猛暑の中、外で待つ事に。水は入れて置いてもらってあるので安心。

 

 

11時半オープンと同時に客が半分席を埋める。11時40分には満席。大人気だワン。

 

 

冷たいそば茶とおしぼりでお客を迎え入れる。

 

 

冷たい蕎麦茶が火照った体に美味しそう。

 

「天もりそば(1500円)」が人気メニューだが今日は奥様ちょい夏バテ気味なので少し大人しく「おろし蕎麦の大盛り(1100円)」にしていた。

注文後、お店の上品なオバ様が大根をせっせとおろしてくれている。

家族経営、蕎麦を茹でる息子さんは40代かな?お母さんとお手伝いの女の子の3人で切りもりする。

 

 

10分弱で蕎麦到着。どこぞの店と違い出てくるのが早くて小気味好い。

 

大盛りは結構な量に見える。

蕎麦はかなり硬めながら、風味が良い。クンクン匂ってくる。二八蕎麦らしい。ツユは辛めで、おろしを入れずにひと口蕎麦を食べると、蕎麦の風味と鰹の風味が鼻をつく。

 

おろしを入れると良い感じにしっかり辛くなり、夏の暑さを吹き飛ばしてくれる。喉越しも良かったと奥様は言っていた。

冷たいそば茶はありがたい存在。食べてる途中で飲んでも邪魔にならない。大盛り、少し多すぎかと思ったが案外ペロリといけてしまったよう。

最後に、とろとろではない蕎麦湯もついて、注文から食べ終わるまで満足の20分。小気味好い。

 

 

冬の「牡蠣天そば」がこれまた有名だから寒くなったらまた来ようと奥様はつぶやいていた。

 

 

暑いので無駄な動きも避けないと体もついていかなくなる。

暑すぎるので、しばし C Togo cafe(カフェ とうごう)にてちょっと一服する事にした。

 

 

この店は東郷神社の敷地内にあり、その結婚式場である「東郷記念館」の建物内にある。

カフェは始めたばかりで、原宿の喧騒を避けてゆっくりするには穴場。

 

 

あの「池の水をぜんぶ抜く」で取り上げられたきれいになった池を眺めながらボーっとするのも良いもんだワン。

 

 

このカフェで「クレーム ダンジュワンドリンクセット(税込1296円)」をゆったりと楽しむ。ワタシも池のそばで涼んで軽くお昼寝。

 

…小一時間、ウトウトしてそろそろ夕方近くなった。ちょっとポタポタ散歩してキャットストリートまで。BLUKE’S (ルークス)」

 

 

久々に近くを通ったが、相変わらずの長蛇の列。あれ?坊ちゃんも並んでるワン。

「近くを通って、食べたくなった」と言っている。

 

 

2015年にオープンして3年以上経つのにまだ、長い列。そして食べるにも大混雑。以前よりはまだマシだが、中国の人も結構多い。なので、商品引き渡しを待っていると店員さんが英語でナンバーを読み上げる事もある。

 

2009年にニューヨーク・マンハッタンで創業したロブスターロール専門店の日本初上陸店舗がこの店。

 

 

坊ちゃんは基本形の「ロブスターロール レギュラー(税抜980円)」と「クラブ&ロブスター(税抜1580円)」をテイクアウトにした。ここで食べるには先ほども言ったように混んでいるので。 店員さんからは1時間以内に食べてくださいと注意が入った。

 

 

ワタシも少し分けてもらって食べた。

パンにサンドしたロブスターロール。

意外にこのトーストした焦げ具合がグッドなパン。それとバターがマッチして美味しい。

具の方は、ロブスターの爪と拳のみをレギュラーサイズで3尾分使っている。(USサイズは5尾分)蟹はほくほくしているし、ロブスターはぶりっとしている。

 

全体に図抜けた味というほどではないけれど普通に美味しく食べられる。

海老蟹好きな坊ちゃんは時々食べないわけにも行かないらしい。

 

 

スリラチャと言うアメリカのレストランでは普通にテーブルに置かれているやや辛いペースト状のニンニクも効いたチリ調味料を掛けると、不思議に美味しくなる。

でも2つで税込2764円は決して坊ちゃんものお財布に優しくない…。あっ会計奥様にねだっているワン。

 

 

こうしているうちに夜になり、奥様は大学時代の友人トンさん、テラちゃん、と、ペルー料理の店「べポカ」へ。

 

 

奥様はここ数年、ペルー料理の美味しさに目覚め、一昨年実際にワタシを連れてペルーへ行き、人気の「アストリッドガストン」、「セントラル」などのレストランにお邪魔して来たほど。

 

 

今日訪ねたここ「べポカ」は2017年版のミシュランでビブグルマンを獲得した代表的人気店。

 

最初の一杯はスパークリングワインでスタートしすぐ「ピスコサワー」へ。

 

 

飲み物メニューにはクスコのビール「クスケーニャ」やペルーの代表的ソフトドリンク「インカコーラ」も普通に置いてある。

 

今回は奥様とトンさん以外はペルー料理を初めて食べるふたりだったので基本形が味わえる「デグスタシオン・トラディショナルコース (5,000円)」を少しアレンジさせてもらった。

 

スタートは①「セビチェミクスト」から。

 

 

ペルー料理といえば魚介類のマリネ「セビチェ」。今回のミクストには「さつまいも、真鯛、海老、蛸、イカ、ペルー産のトウモロコシ」が入るひと皿。

 

 

続いて、見た目がめちゃ美しい②「カウサ・リメニャ」。ライムととうがらしで風味づけたマッシュポテトがメインだが、チキン、アボカド、トマトなどを横についている紫オリーブ、黄色いのは唐辛子ソースで味付けに添えるとさらにピリッと美味しくなる。

 

 

③「プルポ・アル・オリーボ」蒸した蛸にペルー産紫オリーブのソース掛け。

 

 

④「アンティクーチョ・デ・コラソン (=牛ハツの串焼き)」濃いめの味付けが美味しい。どうやらペルーに連れてこられた奴隷に与えられた内臓で考えた料理が起源だそう。うう〜、深い歴史を感じる。

 

 

⑤「真鯛のエスカベーチェ」。真鯛1尾を丸揚げして、赤玉ネギを赤ワインビネガーとアヒ・パンクという辛くない唐辛子でマリネしたソースと温泉タマゴ的な玉子を絡めて食べる料理。一言で言えば「真鯛の南蛮漬け」。

 

 

⑥「アヒ・デ・ガジーナ」=親鳥の胸肉と「アヒ・アマリーヨ」クリームとペカンナッツの煮込み。皿に乗って来た時の写真撮り忘れ。。独特の辛くない唐辛子「アヒ」がクセになる。

 

 

⑦「セコ・デ・レス」黒毛和牛のコリアンダー煮込み。それ程クセもなく食べやすい。肉もホロホロ崩れる柔らかさ。

 

デザートを食べるつもりだったがお腹いっぱいで、ここまで。

4人くらいで行くと色んな種類が食べれて楽しい。普段使いできるお値段だし(コースで税抜5370円)、なにより美味しい。やや周辺の話し声が大きいので自分たちも大声にならざるを得ないのがたまにキズ。外国人率も高く店に流れる曲もおしゃれだし、雰囲気も良い。

 

さて、今晩はワイワイと楽しく11時過ぎまで食事になった。そろそろ帰らないと明日も早いからきついワン。

明日は家の近所の散歩だけにするけど、明後日またこのエリアに散歩に来るみたい。

 

 

という事で、翌々日のお昼のこと。

「ピッツェリア カンテラ」へ。

 

 

この店の常連ヨッシーと訪問。

エレベーターで9階に降り立つと、イタリアナポリから輸入された薪窯が迎えるように置かれている。

 

 

そして少し店の奥に進むとオープンエアで9階から外の景色が目の前に広がる。原宿のビルの上にこんなに気持ちのいいロケーションは有り難い。

 

注文はヨッシーに任せ。

(夜メニューには出ているが)ランチメニュー表にない「篠島」、「宮崎」と言う2枚のピザを注文してシェアする事に。前者は愛知県篠島の名産である「シラス」を贅沢に使ったピザ。大葉、 唐辛子、ニンニクも入った一品。モッツァレラチーズは宮崎産だそう。生地もモチモチで美味しいし、具のバランスも良い。

 

 

後者は宮崎地鶏を宮崎県の名店「太一」で黒焼きにしたものを宮崎産モッツァレラチーズと万能ネギとともにモチモチ生地の上に乗せて提供される。かなり美味しい。

 

 

ピザが運ばれる前に出たのは「シーザーサラダ」。量は多すぎず少な過ぎず丁度良い。

 

 

食後には、クリーミーな美味しい「プリン」のデザート、コーヒー(もしくは紅茶)が付いて、ランチセットとなる。

 

 

この店、前面にアピールすることをしていないが、ほぼオーガニック。三浦や今治の契約栽培野菜を使っている。そういう押しつけない心遣いがニクい。

 

 

暑すぎるので一旦お家に戻って、ワタシも奥様もお昼寝する事になった。

ありがたいことに帰ってからちょっとした夕立。濡れずに済んだワン。

夜になって明治神宮前エリアに再度出直して、夜の食事にご夫婦お気に入りの「ダ・フィオーレ」へ、奥様とダンナ様が久しぶりに一緒に食事。

 

眞中シェフは茨城の潮来市出身で、地元のサポートや富山など地方のサポートにもチカラを入れている。かつてあった料理番組の「チューボーですよ!」は常連出演者。NHKの「キッチンが走る!」でも飛騨高山に行っていい味を出していた。

お料理教室も開いていて100人以上の生徒さんがいて奥様も実はサボりがちだが通っている。

 

料理メニューとしてはダ・フィオーレの長年のスペシャリテ「鴨肉とアカシアの蜂蜜、竹墨塩を加えて」は外せない。蜂蜜の甘さと墨塩の塩っぱさが絶妙に鴨の旨味とマッチして、相変わらず安定の美味しさ。

 

 

シーズン毎のメニューにも工夫されていて、この数ヶ月前の春にいただいた「蕗の薹のパスタ」はどこの店にもないこう言うのもあるのかと言ったパスタだった。

 

 

シェフはどちらかと言えば魚より肉料理の方が得意で「仔牛のカツレツ」は火入れ、肉の柔らかさは完璧。かなりの感動もの。

 

 

デザートも多くは「ミルクジェラートに24年モノのバルサミコ掛け」なのだが、今回は「カカオ(フォンダンショコラ)にミルクジェラート、その上に早摘みの山椒がかかるデザート」を食べてみて欲しいと言われる…。

 

 

そして結果は…山椒とミルクジェラートがこんなに合うとは…。そしてフォンダンショコラとの組み合わせも美味。定番になりそう。なんでも今、世界で流行ってきているデザートなのだそう。

そして最後にいつも定番の沢山の「プチフール」。

 

 

シェフと知り合ってかれこれ20年近くなるが、変わらないメニュー、変えるメニュー、その組合せが絶妙。期待通りと裏切り。店名由来の「花」も今ではどこのお店でもエディブルフラワーを出して来るが、この店は開店当初から使っていたし、見せ方も繊細であるのも奥様お気に入りの理由のひとつ。

 

奥様、るんるん満足の夜だった様子。来週は奥様の誕生日。どこにダンナ様は招待するのやら。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

 

ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店 についての記事

もっと見る