ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/7/2

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

今回のお話は品川区の「不動駅前」(東急目黒線)エリアの話。

 

目黒線「不動前駅」と言うのは「目黒不動」の不動と言うことをワタシはつい最近知ったワン。そうだったのかぁ…。目黒不動は水かけ不動、かけたところの部位が良くなると言われる。本堂は戦災で焼け戦後立て直したもの。

 

 

不動の森というものもあって、うずらとかキジ、そして鷹狩りに江戸時代の将軍家光がよく来たと言う話もある。そして将軍も目黒不動尊にお詣りに来たらしい。

このお詣りが、落語の「目黒のさんま」が出来てくる発端だったりする。

 

この日は夕方から坊ちゃんも一緒に不動前をポタポタ散歩。

気になっていたパン屋さんの「53(ゴーサン)バラッドベーカリー」に行ってみるももう閉店していた。坊ちゃんは会社同僚と焼肉に行くと言って奥様とワタシとはバイバイ。

 

 

奥様は人気の寿司店❶「鮨岩澤」で平塚マダムと待ち合わせ。ワタシは入口近くでお座りして待つことに。

 

 

大将の岩澤さんは要望すればすし飯のサイズも自由に変えてくれる。奥様は小ぶりのすし飯で、平塚マダムは少し大きめに握ってもらっていた。

 

大将は寿司匠グループからの独立した方。なので、寿司とツマミネタが基本交互に出てくる方式。

付き出しに「海ぶどう」が出て来るところから普通のお寿司屋さんと違って少しビックリ。嫌が応にも期待が高まる。

 

 

握りのカスゴ鯛(=本鯛の稚魚)の握りからスタート。

 

 

「のれそれのお吸い物」「真鯛」には塩と少しのわさび漬けでいただく。

「生牡蠣」、「みる貝」、テンポよく出てくる。

 

 

「カニを酢飯とあえて、海苔で巻いたもの」…むむ、これは絶品。奥様、お気に入り。

 

 

「しじみの出汁の茶碗蒸し」

 

「鯵巻き」=「中には鯵、たくあん、きゅうり、ひも」、「アオリイカ」、本鮪の子供の「メジマグロ」、「エボダイの昆布締め」、とひと工夫、ふた工夫仕込んだネタを次々と出してくれる。大将も気持ちの良い人。

こんなものまで出た。

 

 

「ほたて、メロン」…おつまみとして、メロンの漬物。バリエーション豊富だワン。

 

 

「コハダ」は膨よかで色っぽい。

 

 

「ホタテの卵巣、ごま油、塩で」…まるで生レバーのような味。

 

「コハダ」の握りに続いて「金目鯛のしゃぶしゃぶ」はユニークで楽しいひと皿。

「ホッケの握り」…ホッケとは漢字で「魚へんに花」と書く。北海道に桜が咲く頃に捕れる魚。寿司ネタになるのは珍しいが脂も乗り美味。

 

 

「子持ちヤリイカ」…甘ダレと山葵でいただく一品。コントラストが良く美味。

 

 

「ザーサイ浅漬け」

 

 

「マグロの漬け」握り。

 

 

「ハマグリ」…膨よかなハマグリ。

「桜鱒」は握りで。

「タチウオ」…脂も乗って美味。

「鹿児島出水の鯵」握り…最近色んなお鮨屋さんで出て来る出水の鯵がここでも。

 

 

「白えび昆布締め、マグロの酒盗と」…酒のあてにピッタリ。

 

 

「北海道塩水馬糞ウニ」…海苔との相性良し。

「あん肝、大根の炊き合わせ」…あん肝がなんとも言えず美味すぎ。

 

 

〆の「大トロ」…見た目からしてヨダレが垂れそう。

ここからは追加オーダー。

 

 

「海老」…ぷりぷりの食感で美味。

 

 

巻物の「トロたく」…こう来ないと終われない。

 

 

同じく巻物「鉄砲」…山葵が目に来る、くぅ〜、奥様涙流してる。

 

デザートに「ヨモギのアイス」をいただく。

 

全体に酢飯を小ぶりにしてもらったこともあってか、大将が寿司を出してくるタイミングが良くてかリズミカルにサクサクと食べられたと奥様は言う。

 

なんだか、胃にもたれることもなく、軽やかなお寿司だったと奥様もマダム平塚も言っていた。

 

この店、一斉スタートではなく、17時半、18時、18時半のタイミングから1回転目スタート。この日の奥様は19時半からの2回転目で入った。席数は8。小さいこじんまりしたスペースはアットホームな感じで、いい感じ。

 

 

さて、この日坊ちゃんが行っていたお店は不動前駅そばの❷「焼肉しみず」

 

 

帰り際に歩いていると肉の匂いに紛れて坊ちゃんの匂いがしてきて、行っているお店がわかった。

 

帰宅してから聞いたが「厚切りタン塩」も「上ハラミ」も既に売り切れてなくなっていた。

そう、この店は予約時に食べたい肉は押さえておかないと売り切れている。あ〜〜、やってもうた、と坊ちゃん。教訓…「予約時に食べたい肉予約を忘れずに」

 

でも、肉レベルがそれ以外でも高いから十分満足できる。

 

 

 

まずはお通しからスタートし、タン塩、レバー塩、ハラミ、キムチ盛り合わせ、ナムル盛り合わせ、「じゃがいもチヂミ」もオーダー。

 

食感が面白く、肉の合間に食べると良い感じでリセット出来る。

 

 

 

その他オーダーした「部長4種盛り」と言うメニューは「内モモ」は塩ベース、山わさびを乗せて、「うわミスジ」、「みすじ」、「ざぶとん」はタレで。

 

 

サンチュなどを時々巻き、いくつかの肉の中でも味のチェンジを楽しむ。

 

肉自体が美味しいのが嬉しい。タレも甘すぎず肉の味を消さない。

脂たっぷりのホルモン系はほぼ頼まずレバーだけ。

 

 

最後はユッケジャンクッパ。これがまた適度に辛くて美味しい。

 

これでひとり1万円弱。次は部長コースじゃなくて最高の肉コース「会長コース」を坊ちゃんは奥様におねだりしていた。

でもその場合は自分で肉を焼かないといけないので、肉温度計の持参がおススメだと言われている。

 

この日は坊ちゃんを待たずに、奥様と帰宅したが近いうちにまた不動前に行こう、という話になった。

 

 

数日後、再び奥様と坊ちゃんとワタシは不動前に散歩。

奥様は先日振られたパン屋さん、B「53(ゴーサン)バラッドベーカリー」へ。

 

 

目黒区の「不動前駅」に降りるたび、奥様はここのパン屋さんを訪ねてみるも定休日やら売り切れやらで3回振られた。15時でもダメだった…。

 

この日午後の早め(13時頃)に訪問すると、開いていた。

 

 

外見はパン屋さんには見えないが、店内はオシャレ。ワタシも外のベンチは使っても良いらしい。

そんな席もあったり、パンの温め直しも自由。しかも、トースターはバルミューダも自由に使える。パンは北海道産の小麦を使い、コーヒーは有機栽培ものにこだわる。

 

 

この日購入したパンは、「ブルーベリージャム&マーガリン」、「海老カツパン」、「カレーパン」…カレーパンには店内に好みで辛さを増すペーストが3種用意され、「激辛は本当に辛いです」と店主に言われて、奥様はビビってしまって真ん中の辛さのペーストを選択注入。それでも、食べてみたら相当辛かったようだ。舌をワタシのように出していたワン。

 

でも、カレーパンは気に入った様子で次に来た時も買うとおっしゃっていた。

 

ワタシと奥様は目黒不動尊にポタポタ散歩しつつ参詣する事に。

 

 

坊ちゃんはお腹が空いたので、この辺りで評判の中華へ行きたいと一旦別れた。

 

 

目黒不動尊は毎月28日は縁日が行われ、人がたくさん賑わう。

 

 

この日は28日で奥様は屋台の「ベビーカステラ」を買って立ち食いでパクパク。えええ、奥様が立ち食い?と思っていたら、2つ3つ食べたらワタシに全部後はくださったワン。

 

目黒不動尊は徳川家康へ風水などのアドバイスをしていた天海僧正が江戸城を守るために鬼門の方位に不動尊を設けた施設のひとつ。パワースポットでもある。奥様も冒頭にあるように不動明王の全身にお水をかけて何やら祈っていたワン。

 

さて、食事の終わった坊ちゃんも合流してきた。一緒に階段を上ってお詣りした。

 

坊ちゃんの行った中華は③「味一」というタンメンと炒飯が人気の町中華へ。

 

 

セット料金に色々あるので冷静沈着に判断する必要がある。

 

坊ちゃんはまずは炒飯は食べたいと思っていたそう。この店は2016年発行の覆面調査「東京五大」の炒飯部門で選ばれている事を店内で強調している(米は店主が見つけた、まだ国内では出回っていない国産モノ)。

 

 

店の一番人気メニューはタンメンなのでこれは外せない。

両方普通盛りでいけるが、あと4時間後には奥様とダンナ様と一緒の晩御飯なので少しセーブして「タンメン+半炒飯」に。

ただ、ここに海老3尾のトッピングをオプションでチョイスはした(+170円)。

 

 

タンメンの具には少しのきくらげ、ニラ、人参、そして沢山のキャベツ、もやし。スープはごま油風味で香ばしく、塩味はやや強いものの美味。秀逸なタンメン。

 

 

対して炒飯は薄味で、タンメンから食べ始めるとやや物足りなかったそう。塩分の効いたタンメンのスープと一緒に食べると、なんとかうまくバランスが取れる。

具には玉ねぎ、チャーシュー、玉子、刻みナルトが入るシンプルなもの。少ししっとりタイプ。そこに海老のトッピング。

 

1270円の支払い。ただ、タンメン+半炒飯+餃子が12周年記念で1200円だったから、これに海老トッピング+170円で1370円にして餃子も食べた方が良かったような…。さらには炒飯680円に対して半炒飯は500円だったらしく…セレクトにちょっと失敗した感、満載…。モヤモヤ…。店の人が教えてくれてもイイのに…ぶつぶつ…。

 

でも、晩御飯が近いから餃子食べたらヤバかった…。と、ちょっと負け惜しみ。。

店内は所狭しとたくさんのメニューが表示されているので、じっくり冷静にメニューを選ぶ方が良い。10周年記念メニューもあれば、12周年記念メニューもあって、このあたり最早カオスだそう…。

 

 

タンメンの野菜大盛りは昼も夜も無料。そうしておけば良かったとちょっとこれは後悔。

 

この店は昼も夜も何回も訪問して経験値を積まないと一人前にはなれない。

隣の人は昼間からボトルキープしてあった紹興酒を飲んでるし、色んな技を駆使すると楽しそうな店。

坊ちゃんも夜に来たいと奥様を誘っていた。

 

 

目黒不動尊の縁日を小一時間楽しんでいると、夕方になって店じまいを始める屋台も出てきた。商店街も5時過ぎには段々と寂しくなってくる。

じゃあ、ゆっくりぶらぶら移動してダンナ様と不動前駅で待ち合わせして早めに食事に行こうという事に。

 

駅から武蔵小山方向へ10分弱坂を登り、西霧ヶ谷公園を左手に見ながら交差点を右に曲がるとピザの店、❹「ベントエマーレ」が見えてくる。

 

 

奥様も店頭を見てビックリ。2016年から3年連続ミシュラン掲載店(ビブグルマン)…、と言うことも知らずに来た店。

 

 

不動前駅から歩いて10分。坂道登ってワタシにはいい運動だった。

 

店は交通量がそれなりに多い道路に面した立地。

 

この日、かなり気温が高かったので、冷え冷えのスプマンテ(ピノシャルドネ)を1本ボトルでオーダー。

 

料理は、

①ミックスサラダ(トマト、レタス、人参、など)…すんごいボリューム。でも食べると軽やか。(970円)

 

 

②アサリの白ワイン蒸し…アサリから出ている出汁も美味しい。(1000円)

 

 

③青海苔の揚げ物=ゼッポリーニ(ピザパイの生地を青海苔と絡め、風味がいい形で感じられる。2人で食べるには量が多い。(なんと650円とお安い!)

 

その他にも、「グリーンアスパラのオーブン焼き、目玉焼き添え(1380円)」、

さらには「魚介の揚げ物盛り合わせ(920円)」、が魅力的に見えて、オーダーしようとすると、店の方から「多すぎます」と言われて、上記の3品だけにした。

 

確かに、意外にひと皿の分量が多いので、オーダーしていたら、多過ぎたかも。頼みすぎ要注意。

 

 

最後にもっちもちの生地のピザ、モッツアレラ、パルミジャーノ生ハム、ルッコラの乗った「ビアンカネーベ(2050円)」

もちもち生地の上に乗る生ハムは高級ものではないが、全体にレベルが高く、かなり美味しい。

 

 

デザートはアフォガード。これも美味しい。

それにしても、何故こんな端数値段なんだろ?

全体に安めの設定と思うから、980円商法を狙う必要はないのに…。

 

それにしても、味はさすがにレベル高いし、値段は安いし、これはみんなで来れば、もっとたくさん頼めるしワイガヤ出来るし、集まることもありありだと思う。

 

今回の不動前の散歩はここまで。縁日あり、パワースポットあり、美味しいお店あり、楽しい散歩エリアだったワン。武蔵小山方向にもう少し行けば「都立 林試の森公園」もあるので散歩してみたいなぁ。さて奥様は次はどこに連れて行ってくれるかな。

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

 

 

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