住めば都も、遷都する2018/5/21

東京あたりだと、1年のうち晴れているのは、220日程度。約6割の日々は、太陽を仰げる。一方、日本海側は晴天日数が5割を切り、秋田県だと4割強しか、晴天の日がない。

 

晴天とは、空をぐるりと見渡したとき、雲の量が1割以下の「快晴」と、雲の量が2以上8割以下の「フツーの晴れ」の双方を含んでいる。東京でも、「快晴」ともなると、年間40日前後。雲一つない青空は、貴重なのである。

 

晴れている日は、散歩に出かけたくなる。子供たちやワンちゃんは、公園で走り回りたいと願うだろう。窓からの眺めの良い部屋であれば、燃え立つ緑や青い空に心が躍る。

 

東京の晴天日数が220日だとすれば、雨の日は何日あるのだろう。気象庁では、降水量1mm以上の日を降水日数としている。東京地区では、110日ほど。傘を差さなくても、近くのコンビニ程度には出かけられるかなという小雨の日も含んでいる。

 

ちなみに曇りの日とは、雲の量が9割以上あって、雨の降っていない状態をいう。先ほど見たように雲が8割程度も晴れの日に入るが、日常会話だと、そんな日は薄曇りと言った方がいいような気もする。こうしたグレーゾーンについては、気象用語と私たちの感覚は少しズレがあるようだ。

 

 

さて、不動産を見に行くときは、雨の日がいいと言われていた。いまでは、どこも舗装されているから、雨で足下が悪くなることは少ない。だが、昔だと、近くの川は大丈夫か、近所の水はけはどうかなども含めて、チェックポイントは多かったのである。

 

だが、いまでも、雨の日、どの位の距離、傘を差すことになるのかといったことは知りたい。駅上マンションであるとか、地下街に近ければ、傘が不要ということもあるだろう。

 

でかけてみて、雨の日の「風情」を感じるのも悪くない。雨に濡れた並木道、霧雨に煙る夜景など、実際に歩かないと感じ取れないこともある。もちろん、晴れの日も雨の日も、あるいは雪の日も、居心地の良い街であれば、住むにはもってこいだが。

 

 

上のグラフは、東京の日別天気出現率である。東京管区気象台が過去30年のデータから、その日が雨、曇り、雨、雪のいずれになるかの確率を出している。ご覧のようにここでは、毎月初日のお天気確率を図示している。晴れの日が多いけれど、3月1日、7月1日、10月1日は、雨になる可能性が高いことが分かる。2月1日は,晴れでなければ、雪の確率も高そうだ。ちなみに全日のデータは、下を参照されたい。行事の予定日を決めるときなど、何かと役立ちそうだ。

http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/kansoku_data/tenki/662.html

 

住めば都も、遷都する。「ある街に住む」ということは、どんな天気の日も「そこにいる」ことを意味する。太陽の輝く日、どんよりとした日、大雨に打たれる日、雪景色の日、いつも楽しく住める住まいでありたいものだ。

 

 

関沢英彦

発想コンサルタント。東京経済大学名誉教授。コピーライターをへて、生活系シンクタンクの立ち上げから所長へ。著書多数。現在、ヤフーニュースなどの個人ブログも執筆中。https://news.yahoo.co.jp/byline/sekizawahidehiko/

http://ameblo.jp/ideationconsultant/entry-12291077468.html

 

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