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Weekly ナンバー2017/8/15

毎朝配達される新聞。バブル期ほどではないにしろ、週末にかけては本紙よりも分厚い上質な紙の新築分譲マンションの広告が入ることも多く、新築分譲マンションが増え続けているという印象をもっていた。

しかしデータを見て、それが大きな間違いであることに気づいてしまった。首都圏の新築分譲マンション戸数の推移を見てみると、10年前の2006年には7万9623戸であったのに、2016年には4万9443戸と、-38%に減っていたのである(データ:東京カンテイ)。

 

マンション専門家によれば、「もはや東京都心は開発しつくされて、あとは古家を取り壊するなどしないと、新しいマンションを建てるのは難しくなっている」のだとか。古家を取り壊すといっても、1戸ではマンションには足らず、周囲の再開発ともなると、10年以上かけて土地確保をしなければならないから、確かにこれからは難しいのかもしれない。

人口減少だから大丈夫、という人がいるかもしれない。しかし総務省の住民基本台帳に基づく2016年度の人口移動報告によると、東京圏の人口流出が5年ぶりに減少したとはいえ、それは前年比1489人減であり、11万7868人の流入はあるのだ。当然、家は必要になる。

 

一戸建てなどの選択肢はあるものの、マンションというくくりで考えるなら、これからの頼みとなるのは、中古マンションということになるのではないだろうか。

今は中古マンションでも、リフォームのみならず、リノベーションという新たな発想で、家を再構築・リデザインすることも可能である。

-38%という数字、これからの中古マンション活性化のチャンスとなる、ラッキーナンバーかもしれない(いや、そうせねばなるまい)。

 

R50 編集部 A

R50 編集部の中での理論派。日ごろ、メディアで報道される数字に興味をもち、その数字から、未来の生活がどうなるのかに興味をもっている。R50にとって、気になる数字をとりあげていく。