ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/5/17

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

さて29回目のお話は「代々木公園・代々木八幡」エリアの話。

 

今日は奥様と一緒にお散歩。

「代々木公園!」と言うことは、今日はたっぷり散歩出来そうだワン。この公園でのルールは散歩はリードを付けて、フンは持ち帰りが基本。

それにしてもこの代々木公園ですら東京23区で広さは5番目だそう。ちなみにどこが「ベスト5」かわかるかワン?

 

はーい、ではお答えだワン…、

①水元公園(葛飾区)936,999平米

②葛西臨海公園(江戸川区)805,861平米

③舎人公園(足立区)628,603平米

④光が丘公園(練馬区/板橋区)607,824平米

⑤代々木公園(渋谷区)540,529平米

なんだワン。

ちなみに6位は数回前、この連載でご紹介した「上野恩賜公園(台東区)(538,507平米)」、だワン。

少なくとも東京23区面積ベスト10の公園は攻めてみたいワン。

 

さて、この日はまだ桜も残っていたシーズンで、ドッグランを走ったり、ゆっくりポタポタ歩いたり、ゴロゴロしたり2時間たっぷり運動。

 

 

その後、ワタシは奥様に付き添い代々木公園そば「ヨヨナム」へランチのお付き合い。

 

 

よくもこんな分かりにくい所に店を作るもんだなと思う店。路地というか、すれ違うこともできない横幅1m程度の道の奥に店はある。

 

 

ワタシは玄関前でお座りして待つ。さっき公園で走り過ぎたので、休憩にちょうど良い。

 

休日のランチ時だが、全部で20席程度か1階、2階ともほぼ満席。ラッキーにも2階の1テーブル2席分が空いていて奥様は入ることが出来た。

 

「アルルの食堂ウルラ」などを仕掛けたヤマモトタロヲ氏が作った5店舗目の店。

ベトナム料理と言うよりベトナム風オシャレ料理といった方が適していると思うが、なんとも優しい自然派な料理。

メニューを見て「鶏おこわ(ベトナム風カオマンガイ)税抜1300円」を注文。

 

待つこと5分程度、ベトナム風カオマンガイ到着。

 

 

鶏の出汁を使った炊き込みご飯がとても美味しい。横に添えられたニョクマムとは違う「醤油」を、野菜、パクチー、蒸し鶏と一緒に少し付けて混ぜ合わせて食べるとかなり美味しい。

自分で最後は味を完成させると言うのもこの店の狙いらしい。

セットで付いてくるスープはご飯の合間と言うよりもおかずの一つとして飲んでも良い。具には豚肉、揚げ豆腐が入る。

 

〆にはあのコンデンスミルクの入った「ベトナムコーヒー(400円)」。これは器具も含めてベトナム現地そのまま。

 

 

 

さて奥様はランチを終えて満足そうだが、ワタシのランチはどうなるのか。

おおお、そこへ奥様の友人のトンさんがドギーバッグを持ってこちらに向かって駆けてきた。

どうやらこの匂いからすると、ワタシに「グラタン」を持ってきてくださったよう。

きっと、代々木公園駅の八幡出口から徒歩1分の「ドリア&グラタンなつめ」のヤツだワン。

 

 

グラタンとドリア専門店自体が珍しい。

冬は「牡蠣グラタン」があったり、普段時は「シーフード」、「たっぷりベジタブル」、「キムチ納豆」などメニューはバラエティに富む。

 

昼時はサラリーマンやら女性同士の客も多い。トンさん「ズワイガニグラタン」狙いで食べに来たら、あーら、「紅」の字のついた「紅ズワイガニグラタン」だったらしい。「税込1350円」。この値段ではそもそもズワイガニは無理だワン。

 

 

ぐつぐつ状態のお皿にギッチリ入った紅ズワイガニとトビコ。マカロニ以外に蝶々型パスタのファルファッレ、ネジネジ型のフジッリも使われていて楽しいし、その他食材でマッシュルーム、なども入っている。

 

 

ワタシはもちろん犬舌なので冷めてからいただいた。それなりのお味で満足。

 

さあて、再び代々木公園西口から公園に入り、トンさんも一緒にポタポタ散歩。

夕方になって、ダンナ様と坊ちゃんも合流。

そろそろ晩ごはんだと、奥様が立ち上がる。なんと、予想通り全員バラバラの店へ向かう。

ダンナ様はNHKの方向にある台湾料理「麗郷」へビジネス接待。道玄坂にもあるが、この代々木公園駅店は意外に空いていて穴場。

 

 

まずはダンナ様のお食事からご紹介。

ダンナ様と奥様がこの道玄坂店によく来ていたのは30年以上前。バブルよりも前の時代。一緒に来ていた人たちの顔が浮かぶ。

と言っても今回はその頃行っていた道玄坂本店ではなく、富ヶ谷店。ここは2008年オープンだから、それでもかれこれ10年経つ。

覗いてみると道玄坂はこの日もいつものように満席だったがこちらは余裕あり。

ただし、何故か夜10時近くになってほぼ満席になった。富ヶ谷の方が静かで落ち着く。

メニューはホントたくさんあるお店。

 

 

ここに来たら「煙腸(いわゆる腸詰)」が定番だが、ダンナ様ご自身がいまいち昔から得意ではなかったため、この日はパス。

代わりと言ってはなんだが豚料理の長時間煮込まれたコラーゲンたっぷりの「耳」、美味しく煮込まれ味付けされた「カシラ(=豚肉の頭)」を食べた。

 

 

台湾豆苗(トウミョウ)…酒が進むツマミになる塩っぱい味。シャキシャキ感がいい感じ。

 

 

腸詰に並んでマストメニューの「しじみの炒めもの」。シジミの実は小さいものの、味は濃厚ながらも美味しいので、最後の汁の一滴まで飲みたくなる。

 

 

「豚蒸し肉」…シジミに夢中になって話しているうちに食べそびれた。なので味分からず…。

 

 

「鶏唐辛子炒め」…唐辛子感はやや物足りないものの、味は良し。

 

 

「大根もち」…大変美味しゅうございます。これは次回もオーダーしたいところ。

 

 

続いて、あまり過去にもこの店で食べた記憶のない「麻婆豆腐」…辛さは全く感じない。特に食べなくてもいいかな。

 

 

メニューに出てない「木須肉(ムースーロー)」。この店、これ当たり!味付け旨し。

 

 

〆に「鶏肉と野菜の煮込みそば」を注文。麺は太麺。干し海老や白菜、マッシュルームなどの具がふんだん。スープも鶏をじっくり煮込んでコラーゲンをたっぷり含んだ絶品白湯。

 

 

店内も落ち着いた雰囲気で、ゆったり出来たとダンナ様は喜んでおられた。

 

 

 

 

さて、続いて坊ちゃんが向かったのは「そうざいと煎餅もんじゃさとう」と言うもんじゃ焼き屋さん。最近何かと評判の店。

 

 

前菜は店主のオススメ通り「惣菜五種盛り」=「海老と卵」、「ブロッコリー」、「鶏団子」、「味噌大根」、「カブ」の5皿がテーブルに。海老と卵は普通に美味しい。味噌大根は坊ちゃんの先輩達は「給食に出た味」だと盛り上がる。

 

 

続いての前菜は「鳥叩き」は素朴な味、「鳥の醗酵唐揚げ」…味はかなり濃いい。

 

 

ここからもんじゃスタート。メニューはちょくちょく変わるらしい。

店の方(基本店主)が焼いてくださる方式。

普通のもんじゃよりテクニックがいる感じ。土手を作らない方式。

唐辛子が入り、いい感じの辛いもんじゃ「臭魚と筍缶詰タイランドもんじゃ」でスタート。これ、味は辛くて強いけど美味い。でも、喉乾く…。焼けた部分の「せんべい」はサクサクパリパリしていて美味しい。(店内にたくさん置いてある駄菓子同様の味わいだけど)

 

 

 

 

「ロシアもんじゃ」…ビーツを細かく店主がリズミカルに砕いて焼く一品。色が赤いもんじゃでユニーク…途中でちょいと坊ちゃんは飽きた様子。あとで少しだけ持ってきてくださって食べたが味は強く個性的。

 

 

「れもんじゃ」…酸っぱさは鉄板の熱で飛んでレモンの風味が残る一品。京都のツバメソースを掛けて。人気メニューだそう。

 

 

なるほど、店主は魅力的なキャラ。実は今奥様が入店している「クリスチアノ」と同じ経営者であり、この店も含めてファンが多い。

 

しかし、味も見た目も本来のもんじゃ焼という概念とは別物。

いわば、もんじゃの変化球?いやビンボール?いや新しい魔球?

 

「あんぱんまんもんじゃ」も人気。だが、たいそう辛いのだそうで、僕らは注文せずにパス。隣のテーブルグループが注文したのでノリで写真だけ撮らせてもらった。

確かにあんぱんマンにそっくりな外見。

 

 

なによりも楽しさ優先の店。

 

 

さて、奥様がお友達のトンさんと食べているのがポルトガル料理の店「クリスチアノ」

ビブグルマン獲得店。

 

 

んー、ポルトガル料理と言うものがどんなものかよく分かっていないが、玉ねぎ、ジャガイモ、トマト、キャベツ、コリアンダー(パクチー)が多用されるそう。ヨーロッパなのにコリアンダーはちょっと意外。

そこに豚肉やら魚介が絡まり、その組合せで、数々の料理が繰り出される。

 

奥様とトンさんはサービスの女性に尋ねながらメニューを選択。

ワインはブルーワイン「ガゼラ」と言われる度数9度の飲みやすいものを選択。柑橘系の香りのする白ワインの一種。

 

 

食事は「3種のコロッケ」から。

 

 

3種の一つ、プレーンは普通に美味しい。緑はこの日ルッコラが主材料、その日によって素材は変わるそう。

黒はイカスミ、外はカリカリ、中はほくほく、塩気は強いが美味しい。お気に入り。

 

 

続いて「キャベツとジャガイモのスープ」。中にはパクチーとソーセージとトマトが入っている。粘りけのあるスープで塩加減もちょうどいい。

 

 

「きのことキノコと木の子のグリル」と言う名のキノコ連打の料理。

キノコにはマッシュルーム、椎茸、エリンギ。そこにコリアンダー、トマト、が加わる。

 

 

「自家製ソーセージのアデイラ(揚げたタイプ)」は冷めても美味しいが出たばかりの熱々は特に美味しい。言い方悪いがコンビーフのコロッケ版のよう。

 

 

 

「蛸のラゴレイロ(オリーブ煮込み)」これまた熱々。ニンニクもたっぷり入り、赤タマネギ、じゃがいも、も入る。周りの人には迷惑かけそうなニンニクの量ではある。

 

 

〆は「ポルトガル風リゾット」。ここにも

タマネギ、人参、ニンニク、パクチーがはいる。白身魚(鱈)、海老、あさりが加わる。

 

ワイガヤな陽気な雰囲気と美味しい食事。

 

 

これだけ食べても、2人で1万円程度。代々木公園駅代々木八幡駅周辺は少しオシャレでリーズナブルに食事が出来る充実エリア。

都心から近いし、住みやすい。

なんでも、お店も一度出店すると、閉店する事なくずっと続く街だとか。なので、なかなか空きは出ないんだとか。

 

この日買ったパンはB365日」のパン。

 

 

 

365日と言う店名は、毎日食べて欲しいから出たネーミング。閏年の2月29日だけ休みだとか…。面白い。

でも、正月元旦からも開いているのでとても便利だし、毎日食べる健康的な食の意味もあってのことらしい。日本食材にこだわり、ジャムも手作り、全ての商品にオリジナリティへにのこだわりが見える。

 

 

この日買ったパンは、クロワッサン、黒糖くるみ、マロンパイ、ハーフ角食の4つ。

クロワッサンは形までユニークでカワイイ。マロンパイはオヤツに美味しい。ワタシもパクパク食べてしまった。

 

 

後日、また奥様はワタシに黙って買いに行っていたみたい。んー、匂いでわかるんだけどなぁ。

その日はどうやらブリオッシュ生地の「クロッカンショコラ」を買ってきていたみたい。オープン以来の人気商品でパンに挟まるチョコボールがなんとも可愛い。さりげなく金箔まで添えられて、なんとフォトジェニックなこと。中にはチョコレートクリームがぎっしりと入っている。

カレーパンは辛いと言うよりほんのり優しいスパイス感のあるキーマカレーが入る。

あんバターは美味。好きな味だと奥様が言っていた。

その日はなぜか奥様くださらなかった。一人で食べたみたい。くーん。

 

ところでこのパン屋さんの経営者は近くの人気の朝昼夜食事がとれる「15℃」を経営する方と同じ方。

来週はこの15℃の朝食からお話の続けると奥様。

 

と言うことは、来週もこの辺りのお散歩らしい。やったー!これで、代々木公園にまた散歩に来れるワン。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、⚫️は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

 

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