ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/5/13

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

さて28回目のお話は「両国」エリアの話。

 

今日は奥様と一緒にお散歩。

ミシュラン星付きのお蕎麦を食べに「江戸蕎麦 ほそ川」へ。

 

 

13時頃の入店だったからか、事前予約出来ないからなのか、場所の影響からか(両国の路地裏)、ミシュラン星持ちの蕎麦屋の割にそれほど混んでいないワン。

 

入口にある待合室も店内も凛としてオシャレな空間。

 

 

席もゆったりしていて居心地良い。その横でワタシは奥様が食べ終わるまで待つことになる。

 

 

メニューの種類はそれほどない。

奥様は「あなご天せいろ(2650円)」を注文。

 

 

後でワタシも食べさせてもらったが、あなご天は衣サクッと、中身はふわっと天ぷらとしてレベルが高いワン。

 

 

ブロッコリーと牛蒡の天ぷらも付いて来たが、これは味に飽きがこないためのバリエーションとしては素晴らしい。食べ応えもある。

 

 

蕎麦はレベルは高く、蕎麦つゆは辛め濃厚で奥様の好みのタイプ。

せいろのお代わりをするつもりで店に来たが、意外にあなごがお腹にドーンと来たので、今回はやめたようで、次回来た時にとっておきたいと奥様は言う。

せいろ1枚目と追加の2枚目は、蕎麦産地の違う蕎麦を食べさせてくれるそうなのでその時は変化も楽しめそう。

 

 

さて、ワタシはここに来たからには「横網町公園」に行けるな、と密かな期待を抱く。

公園には日本庭園もあってキレイだし、池もあって憩える公園。

おっ、公園に入った!散歩出来る。

 

 

 

ポタポタ散歩しながらも元々は、このあたりで関東大震災の折に竜巻が発生し大火事で3万8千人以上もの方がお亡くなりになったエリアということを思う。

 

 

翌年、東京府市合同の大追悼式が行われたのもこの公園と言う厳かなる所であることを忘れてはダメだワン。

 

 

あれ?あちらから、奥様の友人のマダム平塚が歩いて来た。んー、甘い醤油の匂いがする。おっ、かつ丼の匂いだ。

 

この匂いは「はせ川」だワン。マダム平塚は死ぬ前にかつ丼を食べて死にたいと言うほどのかつ丼好き。

 

 

この両国では奥様も「はせ川」のかつ重がお好み。店のオススメは違うけど。

 

 

この店は平牧パーク三元豚の肉、パン粉も油もオリジナルを使うこだわりがある。

 

はせ川の「かつ重(税抜1400円)」は蓋つきのお重で運ばれる。

蓋をあけると甘くて優しい匂いが鼻に漂う。

 

 

ひと口食すと、甘いタレ、玉ねぎ、半熟玉子でとじられていて絶妙で美味しい。。ひょっとしてカツ丼で今まで食べた中で一番美味しいかも、と奥様。マダム平塚もうなづいている。なにせこれだけ肉厚のロースかつに平牧の三元豚を贅沢に使うシロモノ。

 

肉の旨味、甘み、くどくなく美味しい脂。タレの染みるゴハン。全てが美味しい。合間に胡瓜と大根のたまり漬けをアクセントにしつつ、甘いゴハンがその塩加減と良いバランスになる。そして時々、味噌汁。具材にはなめ茸とアサツキ。

 

 

実は奥様は先日伺った際、両端のロースカツにはほぼタレが付いていない事に気づき、塩をつけてとんかつとして食べてしまった。これもたいそう美味かったそう。キャベツは食べ放題。ドレッシングが付いてきたが、そのロースカツを塩で食べた後に辛口ソースでいただいた。

 

邪道だけど、一度で二回美味しくいただいた。奥様的には大正解だったと、言ってたワン。

 

今晩の食事をマダム平塚は奥様とご一緒する約束をしていたのだそうで、その前に江戸東京博物館に見学に来たのだそう。奥様もご一緒に見学される事にしたみたいでワタシは外でお座りして待つ事になった。後でまた、たっぷり散歩させてもらうワン。

 

 

小1時間して、見学し終わった奥様とマダム平塚は少し興奮気味。

 

少し気持ちを落ち着かせようと、「たい焼き」を食べにS「浪花家」へ。

 

 

もちろん、この店、麻布十番の浪花家の暖簾分け。あちらに比べれば空いていて、2個以上買えば中でイートイン出来る。

麻布十番が元祖なのに両国も浪花家総本店とは此れ如何に?これは初代が大阪=浪花出身だったから。。

 

ここの暖簾にも書いてあるが、麻布十番も両国の店も創業は明治四十二年(1909年)なのは此れ如何に?

というのも、この店も初代の弟弟子の関係で暖簾分けされた店でこの年を名乗っている。

 

 

確かに焼き方も一丁焼きで同じ。味、食感も麻布十番の店と同じに思える。パリッとした食感の薄い皮、焦げ目も美味しい。

 

 

小倉あんは優しく上品な甘さ。この日は4つ購入してその場で2つを奥様とマダム平塚とで食べた。ワタシは奥様の尻尾の部分だけいただいたが、それもアンコたっぷり。犬はホントは甘いもの食べちゃダメなんだけどね。

今日は特別。美味しいワン。

 

残り2つは奥様が帰宅してオーブントースターで焼き温め食べた。これも十分に美味しい。両国の店は並んでないし誰かにお土産として買っていくのもアリだワン。

 

この両国の店は麻布十番同様、焼きそば、かき氷もあるので、次はゆっくり店内で食事してみようと奥様とマダム平塚。

 

 

ここで、ほっとひと息ついた後、また少し散歩。そして、明日訪問するおウチのお子ちゃまにパンを購入するために駅の東口側のB「ベーカリー&カフェポルニック」へ。

 

 

ここはさすが国技館のある両国、お相撲さんの体型をした「お相撲パン」中はカスタードクリーム、人気のお相撲さんの顔を刻印した「プレミアムあんぱん」…中は生クリームとあんこで案外美味しい、それと坊ちゃんのおやつ用にドーナツを一つ購入。

 

 

ここはその他「くまパン」と言う食パンやら可愛らしいキャラクターパンがあるし、それだけでなくメンチカツパンなどもそれなりに美味しい。

 

ポタポタ歩いていたら、両国には似合わない小洒落た(失礼)コーヒーショップ発見。

コーヒー専門店C「松崎珈琲」

 

 

世界各国の豆を扱う。散歩のひと休みには落ち着く空間。

 

 

 

ニカラグア、コスタリカ、ボリビアなどの中から「グァテマラ」をセレクトして飲ませてもらうが、酸味も程よく、まろやか。チョコを思わせる濃厚な甘みで美味い。

今まで散歩した時に店の存在は気づかなかったが、ご主人に聞くと2015年8月に構えた店だとのこと。

 

450円でこれだけのコーヒーを飲めるなら、有難い、と奥様。

偶然の店に入る面白さ、これも散歩の醍醐味。

 

そのついでに、墨田区の下町の工場が集まって作ったブランドSHIKIJIのアンテナショップへ。衣服のみならず革製品の財布、名刺入れ等も展開する。

 

 

ここのポロシャツは元々ラルフローレンから頼まれて作っていたような技術を持つが、独自のブランドを立ち上げて今やイタリアなどに出すようにまでなっている。このブランド、着心地よく、ボタンひとつにも細かなこだわりを持ち、ブランド名通りに「粋(イキ)」な部分を持っている。ダンナ様のお気に入りで、結構たくさんのシャツを持っている。今年の新作はピンク。

 

銀座東急プラザにも店を持つが、雰囲気はこちらの店が味わえる。

 

 

夜ごはんは江戸時代の終わりの文久2年(1862年)開業で、かれこれ155年の歴史を持つ「かど家」へ。

 

 

ただし建物は関東大震災や空襲で消失、建て直してはいるものの、場所は当時と変わらない場所にある。

道の角にあるので「かど家」。

 

池波正太郎が通い、あの鬼平犯科帳で「五鉄」と言う店で「軍鶏鍋」を食べるシーンがたびたび出てくるが、それがこの店がモデルだと言う。

 

マダム平塚の他、奥様の親友のトンさんも駆けつけて来た。

 

 

料理はまず駆けつけ一杯「鳥のスープ」から…出汁が出ていいお味。

続いて「鳥の酒蒸し梅肉ソース和え」のお通しが出る。

 

 

この後「肉巻きそぼろあんかけ」、「つくね・シシトウ/ネギ/エリンギ」の二本の串が出る。これは極めて普通。

 

いよいよ、メインの鳥鍋の八丁味噌仕立て。それが創業以来続くメニュー。味噌は岡崎市のまるやのモノを使う。それを店で2時間ほど煮込んだり加工する。

 

 

 

「大山鶏(だいせんどり)の胸肉、はつ、レバー、皮、豆腐、糸こんにゃく、ネギ、八丁みそ、春菊」が具材。初代は尾張出身だから八丁味噌を使ったんだそう。その後三代目が鳥スープの鳥鍋を開発し、現在その二つがメニューの軸になっている。

 

 

〆はご飯に八丁味噌、ひもかわに八丁味噌のW炭水化物。ちょっと、いっぱいいっぱい。

デザートは「ラ・フランス」のシャーベット。さっぱりして美味しかったとみんな口々に言っていた。

 

八丁味噌に若干くどさもあるので、飽きが途中できやすいが、ここでしか食べれない鍋だけに人気もある。大人数で来れば味噌とスープのふたつの種類の鍋を頼めるので味に変化があって良さそう。

 

 

そう言えば坊ちゃんも今晩は両国国技館そばの「炭焼きステーキくに」でステーキを食べているのだそう。今日帰ったら多分ワタシが食べる分を持って帰って来てくれるはずなので、楽しみだワン。

 

 

家に帰ってから聞いた話だが、この店は「いきなりステーキ」などを運営する「(株)ペッパーフードサービス」社の本格ステーキ専門店。

この日は毎月第2木曜に赤坂店と両国店でテレコに開催され社長も出席して行われる食事会イベントに参加。音楽ライブあり、社長との談話あり、最後に賞品付きのジャンケン大会まである催し。

 

メインの肉は2種の肉を食べれる量だけカットして焼いてもらう方式。

コースメニューは以下。飲み放題付きで12000円(税込)。

 

 

 

 

①洋風肉寿司2ケ

②サーモンのポワレ、キャビア乗せ

③小海老と菜の花のサラダ

④ビーフコンソメスープ

 

そしていよいよメインイベント。

 

 

⑤米沢牛のサーロイン、鳴尾ロインのステーキを食べたいだけ…。

 

 

焼き加減はレアと言いつつ外はしっかりと焼け、中はジューシー。

流石にサシのたっぷり入った米沢牛は少なめにしてもらったが、鳴尾ロイン(オーストラリアにある鳴尾牧場の特選牛肉)と合計で350gは超えているであろう量。後者の肉が殊の外旨みがあって美味しく、ペロリといってしまった。満腹満足。

この店、紀州備長炭への思い入れがあり、こだわりを持っているのも特徴。

 

 

⑥〆のガーリックライスは満腹で途中でギブアップ。

⑦デザートの「イチゴと抹茶グラスのパルフェ」は別腹に納めたよう。

 

坊ちゃんのような、若者にはピッタリのお店。

 

さて帰宅して早くこの坊ちゃんの持って帰って来るステーキを食べたいので、今回の散歩は早めに切り上げこのくらいでお終い。

 

来週はそろそろ公園で散歩たっぷりしたいワン。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

 

 

 

 

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