ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/4/26

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

25回目のお散歩は「荻窪」。JRも丸ノ内線も乗降が8万人強ある街。

元々荻窪は、文化人の住む街としても、東京都心の別荘地として「西の鎌倉、東の荻窪」と言われるくらいだった。

 

そうそう、かつてラーメンの美味しい街として80年代一斉を風靡したが、今はカレー店の方がむしろ人気。今回はそのカレー屋さん中心に散歩するワン。

 

今日はご家族3人とワタシ一匹で荻窪駅近くから気持ち良い川沿いをポタポタ散歩。目的地は人気のパン屋さんB「ツェルマット」

 

 

ユニークな「国産釜あげシラスのクロワッサン」があったので購入。後で食べさせてもらったがトロけたチーズもかかっていて美味しかったワン。その他「シナモンドーナツ」も懐かしい味、「クロワッサン」は外パリパリ、中モチモチで高レベルだワン。

 

 

 

同じ道を公園を横目にポタポタ戻りつつ、駅方向へ。

杉並区って犬は公園内に入って行けないらしい…ちょっと吠えたくなってしまうワン

 

 

さあ、ここから3人はそれぞれの好み別にカレー屋さんへ。奥様とダンナ様は駅の南口側へ。坊ちゃんは駅の北口側へ。

まず、ダンナ様は1時間並んでも食べるという強い意志で「トマト」へ。この店は食べログで東京のカレーNo1の点数の付いている店。相席もないので、食べるまでに時間がかかる。

ダンナ様は既に10人以上並ぶ列の最後に。まあ、この様子はまた後で聞くとしてワタシは奥様に連れられ骨つきチキンカレーの「すぱいす」へ。

 

 

まず、オプションで注文した「完熟トマトとほうれん草のサラダ」…美味しくいただき、胃袋のカレーを受け入れ態勢も整う。

 

 

その後、運ばれてきた一番人気の「骨付きチキンカレー」は小麦粉も化学調味料も一切使わないサラサラのルー。大辛までは行けず奥様は中辛を注文してみたいだけど辛さはちょうどいい感じだそう。隠し味の発酵調味料の味噌や魚醤もカレーに効いている。

鶏肉はヨーグルトとスパイスをマリネしたもので、ホロっと崩れる柔らかさ。そして美味い。

 

 

味は別物なんだろうけど、このご家族よくでSBのこの店の「レトルトカレー」も買って来る。

 

 

ダンナ様はまだ並んでいるみたい。。ダンナ様を放っておいて、坊ちゃんのところまで奥様と行ってみることに。北口側にある「吉田カレー」へ。

 

 

坊ちゃんは開店15分前の11時15分に着いた…。が、目の前に30人近い行列。

うひゃー、そんな並んでいるなら後で奥様と喫茶店で待ち合わせして話を聞くことにした。

 

 

その坊ちゃん、の話。

オープンと同時に半開きのシャッターの中に人々が次々と入って行くが、満席となりその順番に入れず残った人たちは階段にずらっと並んだ。結局坊ちゃんの入店は1時間後の12時15分でさらに店の中で並んだそう。

着席は1時間10分後の12時25分。着丼はその5分後。

 

ただ、並んで待つ事も、面白くて飽きなかったみたい。

それと言うのもまるでディズニーランドの行列みたいだったらしい。

何故って、階段を上りきると

「当店はお客さんを選びます  気に入らない方には売りません」の張り紙。ドキドキする対応だワン。

 

 

続いて「写真撮影禁止」の赤文字!

 

で、向かい側の扉の張り紙を見ると

「無断での写真撮影禁止です。

突然怒り狂う時があるので注意してください」…って事は、無断でなく申告して許諾されば良いのか…。

 

 

さらに「言うこときかない人はこちらのいずれかのルーになります」「ルーは選べません」の張り紙。とご丁寧に、ハウス「バーモントカレー」、S&B「ゴールデンカレー」、S&B「おいしさギューっととけ込むカレー」のパッケージが壁に貼られ、その他市販のルーもプリントされている。

 

 

店内に入ってみると、カウンター3席、テーブル席2人分、計5人分しか稼働していない。こりゃ、並ぶわけだ。(テーブルは最大4人は使えるが一人客が多いので2人だけの使用ケースが多い)

もっとも店側は店主のワンオペなので、多人数を入れたらかえって非効率になるのだろう。

 

オーダーしたのは「並盛り(ごはん300g)」、辛口、トッピングにキーマ、中華アチャール、豚肉、を選択。

さらに飲み物に「バナナミルク」を頼んだ。

 

約5分で着皿。豚肉がコラーゲンでとろっとしている。小麦粉を使わず、野菜、果物、各種スパイス、コラーゲン、動物系の旨味のあるスープが使われ、味は辛口ではあるが辛いというより色んな成分要素が次から次へ旨さとともに押し寄せてくる。辛さと汗は後から来る。味を伝えることが相当難しい。

 

 

 

トッピングし過ぎたからか、支払いは2000円を超えたようだワン。

荻窪のディズニーランドは帰り際にも楽しませてくれたよう。

帰る時に見る壁には「歩道に出る際はゆっくり左右を確認…中略…店主は何度かチャリにはねられました」の張り紙。

 

荻窪のディズニーランドはカレーも美味しいし、面白い。年間パス欲しいなぁと坊ちゃん。

*ちなみに写真は、その時ちゃんと店主の許諾をもらって撮影。ご安心を。

 

 

奥様は坊ちゃんとダンナ様を待っている間に荻窪駅の横にあるビルのC&S「ブルック マークス」でホットケーキを食べて待つことに。

 

 

地元の方で賑わっている店。

 

ホントはイタリアンのお店。でも、「ぽってりホットケーキ」が人気でそれを目指して来る人も多い。

シングルは450円、2枚重ねのダブルは600円。青山のウェストに比べると1/3程度のお値段とコストパフォーマンス良し。見た目2枚重ねが圧倒的にカワイイ^ ^。

コーヒーをセットで頼むと+150円。ワタシがカレーを辛くて食べれないのでここで挽回と、奥様はダブルをオーダー。

待つ事5分程度。焼き上げるのに意外に時間がかからずちょっと嬉しビックリ。

 

 

バニラの優しい甘い香りが食欲を誘う。ホットケーキと言うより、焼きたての甘い蒸しケーキ的な感じもするが…バターとシロップ、そして生クリームとの相乗効果でこのホットケーキは美味さを増す。味はもちろん、この焼きたての香りがなんだか幸せな気分にさせてくれる。

1日に限定枚数があるそうだが、ありつけたことも幸せ気分に通じているのかも。。

 

タウンセブンビル2階と地図住所には出て来るが、ビル内部にあるわけではなくビルの外壁に入口があるので要注意。荻窪駅西口からアプローチした方がわかりやすい。

朝7時半から空いているのも便利だワン。

 

あああ、ダンナ様が合流して来た。

 

「トマト」の話を聞く。

 

 

36種のスパイス、100時間を大きく超えるほど煮込んだルーだと言う。

 

今までも昼時に荻窪に来たら何回か覗いたそうだが、毎回長蛇の列で諦めるか、12時半には閉店の表示があって断念していたそう。

 

 

なにせ、食べログ点数4.07のカレー部門No. 1の店である(2018年3月1日現在)。一度は食べてみたいと思う店。

 

11時半の店オープンに対して今回はダンナ様は11時20分には店に到着。すでに13人が並んでいたが「やったー❗️」と思って並んでみた。なぜなら店には15人分の席があり、一発で入れると…。

 

 

と思っているとオープンすべき11時半になっても人の動きがない。???…並んで30分経った11時50分くらいになって逆にひとり店から出て来た。

 

え??、すでに1回転目のお客は入っていたのか…。ひゃー。諦めるに諦められない。後ろにも既に12人が並んでいる。今日食べなければもう2度と来ない気もする…(^^;;

 

で、ネットで見ると今日の荻窪駅あたりの外気温は8度、日蔭なので体感温度的には5度くらいな気がする。寒い、寒すぎる…。

 

そして、その後も待って待って結局約2時間待ち!

ようやく店内に案内されたのは13時15分頃。手はもちろんかじかんでいた。

 

店の中に入って、あぁ、分かった。この店、新川デリーと同様相席させないのだ。ひとりで行っても順番通りに着席。なんと、4人席にひとりぼっちで座る人まで出てくるから、回転率が悪い。これ、その立場になると居心地も良くないと思うけどなぁ。

 

そして、カレー注文。「和牛ビーフジャワカレー、(オプションで)チーズ乗せ」をオーダー。薬味には玉ねぎの漬け、福神漬けが自分専用に提供される。これはちょっと嬉しい。カレーは美味い、が、ジャワカレーは辛口なのだがそれほど辛くはない。ややスパイスが薬っぽく感じるのも旨みのひとつか。店内に置いてあった箱に書いてあったスパイスはコリアンダー、スターアニス、チャツネ等、30種以上のモノを使っている。チーズは味に変化をさせたいときに便利な具材だった。

 

 

 

平日の昼は無料でデザートもついてくる。なのでさらに回転率は悪くなる。でも、カシスシャーベットの味は本格的で美味しかった。

 

 

ワタシもチラッと見たがダンナ様曰く作っているご主人もサーブする奥様もなんだか優しそうな方達だそう。

ホント大して並ばないで食べれるならまた来るけど、2時間待つのはもう無理だなぁとダンナ様。思い出のカレーにはなったみたい。

 

 

奥様がついでに気になっているお店で夜を食べようとダンナ様を誘ってる。いつもだと結局決裂するが、ダンナ様も一緒に行くことになったようだ。

夜までダンナ様と「なごみの湯」でゆっくりお風呂や岩盤浴することにしたみたい。

ワタシは外でお座りして待つことに。

 

 

この施設、女性には超音波、細かな気泡で毛穴までキレイにする「シルキーバス」が新しくできたようで奥様も喜んでいた。んん〜、ワタシも毛穴までキレイにしたいワン。

 

 

さて、その後、評判高いそこそこ高級な中華の「北京遊膳」

 

 

突然電話でよく予約できたほど人気店。店内に入ると地元の人たちに愛されているのが分かる。店を仕切るお母さんはお客さんほぼ全員顔見知り状態。

 

ただ、奥様達は今回直前の予約だったのでこの店の名物「北京ダック」は食べることができなかった。

一週間前に予約を、と店内には書かれているが3日前から言ってくれれば対応できるとお母さんが教えてくれた。

 

 

この店の基本形のコースメニューをオーダー。出てきたモノはまず前菜3品。「大根とくらげの和え物、湯葉巻き、自家製チャーシューはお好みで辛子をつけて」。

大根は塩で揉んだ事で甘味が増すそうで食感も楽しめる。自家製焼豚は絶品。

 

 

「フカヒレスープ」…北京は寒いから生姜たっぷりのスープで。

 

 

「白身魚と卵白のフワフワ炒め」…甲殻類には生姜、低温の油に溶いた玉子の白身、白身魚を入れ、浮いたところをすくったモノ。残りの黄身と蟹をそれにかけて食べる。上に生姜を添える。甲殻類には生姜が合う。白と黄色と蟹の赤のコントラスト、色合いもキレイ。

 

 

「芝海老の北京チリソース」…よく他の店で食べるような片栗粉を使ったアンの強いタレではなく、カタクリも豆板醤も使わず、鷹の爪を辛味に使った一品。お見事な仕上がり。

タレをたっぷりつけて食べるとより一層美味しい。

 

 

「しいたけと牛肉の細切り炒め」…採れたばかりの土から掘った筍を使っているそう。椎茸からも出汁がしっかり出ていて無駄な塩分、余計な調味料を使わず素材のチカラを十二分に活かしたひと皿。この店のご主人、只者ではないな。

 

 

〆は「光麺」。アサツキ以外具は入れず、鶏がらスープと細麺のみを楽しむ。

スープも全体の味もキレイ。

 

 

最後のデザートは杏仁豆腐以外の選択肢はないが、季節を彩るフルーツを季節ごとに入れてくれていんだそう。今回はイチゴ、キウイ、オレンジ、りんご。

レベル高い、大満足の中華。

さて、来週も2週連続で荻窪を散歩予定。毛穴も洗いたいワン。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、Eは施設、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

 

 

ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店 についての記事

もっと見る