LIFE IS BEAUTIFUL!!! 山田英幸のもの・ものがたり2018/4/10

好きなものだけに囲まれて暮らしたい。

毎日の暮らしを、わがままに、自分好みに美しく整えたい。

そのために必要なのはたっぷりのお金!!

ではありません。

ちょっとしたアイディアや工夫、少しの手間、そして何より一番大切なのはどれだけそのものを愛せるか、ということ。

身のまわりのものを愛する、ということは、暮らしを愛する、ということ。

それはつまり、人生を、自分を愛する、ということだと思います。

ちょっとしたことで、暮らしはもっと美しくなる。

人生も、もっと美しくなるのではないでしょうか。

 

今回のカバー写真はめずらしく「イメージ写真」。美術館のCMのテスト撮影です。 失礼しました。

 

うちのマンション、買ってからそろそろ25年にもなるのですが、当初新築で買った時に、収納を充実させようと壁面収納をたくさん作りつけてもらいました。

閉じればすっきり見える壁一面の収納は、僕のようにモノをたくさん持っている人間にはぴったりだと思います。

そして実際、かなり重宝しているのも確かです。

 

しかし、壁面収納をあちこちの壁に作ったおかげで、残念なことにうちには「壁」がほとんどないのです。

壁があれば、そこに絵を飾ったり、写真を飾ったりいろいろできるのに・・・。

そう思いながらも、それでもわが家の少ない壁にはいろいろな額を飾っています。

昔から自分でも絵を描いていたので、実家の壁にはそんな絵がいっぱい飾ってありました。しかし、今は自分の下手な絵を飾る気はしません。そして、「絵は自分でも描ける」という変なプライドからか、ほかの人が描いた絵にもあまり興味がなく、買う気がしません。

 

玄関に飾ってある、一番好きな映画「FUNNY FACE(パリの恋人)」のオリジナルポスター。

 

それでは何を飾っているかというと、やはりグラフィックなものが多いです。

上の写真は、ご存じオードリー・ヘプバーンの映画「パリの恋人」のオリジナルポスター。昔出張で行ったロス、ハリウッドのポスター専門店で買いました。まだオードリーが生きている時代。けっこう安かったように記憶しています。

その店にはすごくオタクっぽい学生みたいな若い店員がいて、図書館のような店のほぼすべてのポスターの在庫に関し熟知していて、僕が書いた映画のリストに対し「この映画のはない、これはある、これはロビーカードならある。これはこないだ売れた。これはあるけどすごく高いよ。」などなど即座に答えてくれるのには驚きました。

そこで買ってきた1957年のポスターを、日本で額装しました。新宿の世界堂でフレームを選んで作ってもらったものです。

とってもグラフィカルでオシャレなポスターだと思うのですが、なにせピンクはうちのテーマカラーじゃない。そこでしかたなく、玄関に飾っています。

将来バーを開くのが夢なのですが、その時はこの額を正面に飾り、店の名前は「FUNNY FACE」にしようかと思っています。

 

フロリダのディズニーワールドの売店で買った、オードリーヘプバーンのほんとのサイン入り生写真。これは結構高かったです。

 

台所の横の小さな壁に飾っているのは、やはりオードリーのサイン入り写真。はい、オードリーが大好きなんです。これは買った時の額のまま飾っています。なんか見守られている気がするんですよね。

 

 

廊下に飾っているのは上のような額。

ちょっとクラシックな額縁を買ってきて、中には雑誌の切り抜きを入れています。

一枚目のほうは、かのスーパーモデル リンダ・エヴァンジェリスタのサイン。持っていた雑誌を渡して好きなページにサインしてくれと頼んだら、このページを選んでサインしてくれました。

アメリカのよくあるファッション雑誌のサイズにマットを切ってあるので、時々中身を入れ替えることができます。

 

 

1980年代は、「フィジカル」な男たちが注目され始めた時代でもあります。ブルース・ウェーバーやハーブ・リッツなどの「ゲイテイスト」なカメラマンが人気でした。

これは、ブルース・ウェーバー撮影のカルヴァン・クラインの下着のパッケージを並べて額装したもの。

このように、なんだって額装できます。商業デザインを額装するとちょっとアンディ・ウォーホールぽくないですか?

 

アールヌーボーっぽい金属製の鏡は、昔新宿二丁目のバーが引っ越しする時にもらったもの。

 

 

そしてトイレ。トイレの小さな壁こそ、小さな額をいろいろ飾るのにぴったりだと思います。

そこで、写真のような小さな額縁に、古い印度更紗を入れて飾っています。

この額縁、ハワイでバナナリパブリックのセールで買ったものですが、楕円の額は珍しく、結構安かったのでもっと買っておけばよかったな、と思っています。

そう、いい額縁はいざとなってもなかなか見つかりません。普段からインテリアショップのセールなどで買っておくといいと思います。

何を入れるかはそのあとで考えても。

 

このように、額縁は絵や写真だけではなく、なんでも入れて飾ることができるのです。

うちではしていませんが、絵皿なんかも額装できますし、知り合いのフレンチレストランでは、壊れたワインオープナーが思い出の品として額装して飾ってありました。

IKKOさんはエルメスのスカーフを飾っていますし、ハードロックカフェに行けばTシャツなんかも額装してあります。

 

ちょっとした思い出のものや、大好きなもの、いつも見ていたいものなどを額に入れてよく見えるところに飾る。

その前を通るたびにほんの一瞬、ちょっとだけにっこりする、そんな額縁使いが好きです。

 

オアフのアンティークショップで買った、昔のハレクラニのバゲージタグ。 これは今は亡きKタンが買ったものです。

 

 

 

山田英幸

幼い時から美しいものが好きで、長年にわたり骨董・アンティーク・古裂・ヴィンテージテキスタイルなどを収集。

また手仕事も得意で、洋服、帽子、人形、テディベアなどを制作するが、1990年頃「究極の手仕事・仕覆」に出会い、現在も制作を続けている。

西麻布「ルベイン」「銀座松屋」などで仕覆展示会開催。

自称「手芸の国の王子様」。

 

とにかく、「もの」が好き。それにちょっとした工夫や手仕事をプラスすることで、身の回りを美しく、毎日を楽しくしたいと思っている。

愛知県名古屋市生まれ。現広告代理店クリエイティブディレクター。

 

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