ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/3/11

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

22回目のお散歩は「吉祥寺」。

 

 

色んな調査で、東京の中で一番住みたいエリアに選ばれる街。

2017年のリクルートSUUMO調査でも恵比寿を抜いて1位に返り咲いている。

 

さて、そんな吉祥寺の美味しい店をいくつかポタポタ散歩しながらご紹介。

昔から人気の中華「竹爐山房」。昨年2017年で既に開業30周年を迎えた老舗。

 

 

オーナーシェフの山本豊さんは熱心な料理研究家として名高い。ずっと昔に奥様は山本さんの考えた「鮮」と言う料理をいただいたことがある。

ある時代中国で料理対決があったその時の勝利したメニューだとか。

「鮮」の部首の「魚」は山で料理人が育ったから「鯉」、作りの「羊」はもちろん「羊」そのもの。当時少し臭いそうな組み合わせだなぁと奥様は思ったそうだが、これが料理として木ノ実もふんだんに入る「スープ」で出て来た時はビックリしたという。とても澄んだ味で臭みもなく、美味しかった印象だったと記憶に残っている。

 

改めてこの日はランチでお邪魔させていただいた。奥様は前日の食べ過ぎ飲み過ぎもあってこの店を選んだみたい。

体に優しい料理を出すからなぁ~~。

ランチメニューの「和菜金橘粥(税抜1000円)」と「海老春巻き(税抜2本600円)をオーダー。

 

 

春巻きは醤油と辛子で食べるのではなく、特製ウスターソースで。とても食べやすく美味しい。

 

 

 

粥にはセットでついてくる薬味の「ジャコ、はりはり漬け、パクチー、豆腐の塩漬け」を好みで楽しむ。お粥の塩味をはりはり漬けで調整する。

粥の中にある金柑は優しく甘露煮で煮詰められ、淡く甘く、途中お粥の味が単調になった時に食べると良いアクセントになる。

 

 

お粥にお任せで付いてくる一品、この日は「沖縄豚肉の角煮」。ハッカクやクミンなどのスパイスが複雑に絡まって味に深みがある。

さすがに、ホントに体に優しい料理を相変わらず出してくれる、中国文献をよく読んで研究し、技術も鍛錬してきた山本さんの料理と思うと、普通に食べられない有り難さを感じる。

 

 

さて、食べた後も体に負担を感じない。ランチの後は吉祥寺恩賜公園(通称井の頭公園)を散歩。

 

 

 

あらま、向こうから坊ちゃんが彼女と来た。平日だと言うのに、会社サボって。

坊ちゃんは良いところもあるけど、ちょっとチャラいところもあるから奥様はいつも心配している。

 

 

ナニをしてるのかを聞いたら、その池の先にあるタイなのかベトナムなのか分からないエスニック料理店「ペパカフェ・フォレスト」にデートついで食べて来たと言っている。

ああ、公園内にこんな美味しいエスニック料理店があるんだと奥様もビックリしていた店だ。

 

 

店内は女性同士の若者、家族づれ、カップル、様々でこの日もほぼ満席。

 

 

ランチなので、普通にセットの1をオーダー。1は鶏ひき肉バジル炒め。いわゆるガパオライス。

もちろん目玉焼きも乗って、サラダ、スープ、海老の生春巻き、さらにはコーヒーやらお茶をセットにして税抜1200円(税込1296円)。坊ちゃんも彼女も同じメニューでジャスミン茶を選択したそう。

その他にはチキンライス(いわゆるシンガポールチキンライス)、グリーンカレー、オムライスがメニューにある。

 

待つこと8分。

アルミプレートっぽいのに乗って来る。

 

 

まずは春巻から。春巻きのソースは意外に甘くなくて、スッキリ少し酸味でグッド。スープはオペレーション上テーブルの上に作り置かれていたため、ややぬるいが味は良い。

 

メインのガパオライスは素晴らしい。1/5をそのまま食べて、1/5をライスと一緒にかき混ぜて食べて、そのあとニョクマムをライスと混ぜて2/5、さらにテーブルにあった少しの醤油を入れて1/5。元々の味も美味しいが、2回味変をして美味しく食べられて、なんともいい感じ。

具材にはベビーコーン、パプリカ、インゲン、ひき肉など。辛くて美味しかったそう。

辛いのダメだけど、食べてみたいワン。

※平日と休日は若干ランチメニューが違うので要注意。

 

池の水を全部抜くで最近話題になっている井の頭公園の周りをゆっくりポタポタ散歩。

久しぶりに公園に来れて良い感じだなぁ。

 

 

今夜は珍しくダンナ様が家で食事をする事になったそうで、急いでパンを買いに大正通りの路地裏地下1階にある人気パン屋B「ダンディゾン」へ。

ところが、なんと、水曜(火曜も)定休!がーん!

 

吉祥寺は火曜定休が多いのかしらん。

 

 

そこから今晩用のお惣菜を購入のためSH「サトウ」に立ち寄る。

 

コロッケ1ケ150円、メンチ1ケ240円、メンチは5個以上買うとひとつ200円になるので一瞬コスパ誘惑に迷ったが、家では奥様とダンナ様2人で食べるだけなのであまり買いすぎても残すのでメンチもコロッケも3つづつ購入。そして肉団子も1パック購入。

 

 

それにしてもいつも行列の店。今日はたまたま2人しか並んでいないかった。

「今、ちょうど行列が途切れました」…神のような店員さんの声。

珍しく今夜はご飯食べずに自宅にこれで戻る事になった。

まあ、結構公園を長時間ポタポタ歩いたから、今日は満足。

 

という事で、今日はこれにて一旦帰宅し、また後日吉祥寺に来ようと言う話に。

 

 

で、6日後にまた来てしまった。ワタシ的には公園を歩けるので嬉しい。

土日は犬の散歩も混雑するけど、今日も平日火曜なのでそれほどでもない。

 

今回は坊ちゃんじゃなくてダンナ様が帯同。

でも、結局いつものようにバラバラのランチへ。ダンナ様はハモニカ横丁にある中華の「みんみん」へ。

 

 

奥様は「くぐつ草」で欧風カレーを食べるため別行動。

 

ワタシは辛いものが食べられないのでダンナ様に付き合う事に。ただし、ハモニカ横丁の中にはワタシは入れないので、外でお座りして待つ。

 

ダンナ様にとっても相当久しぶりの訪問の「みんみん」

 

 

 

20年ぶりくらいか。ダンナ様は「アサリ炒飯」と「餃子」をオーダー。

ここにはアサリ炒飯しかないから「炒飯」と言えば「アサリ炒飯」に自動的になる。

 

 

10分弱で炒飯、餃子がテーブルに揃い踏み。炒飯の中にはアサリがゴロゴロ。ザーサイが添えられている。あとで食べさせてもらったが味はあっさり系(シャレじゃないワン)。スープと効果的に一緒に食べるとより美味しくなる。

 

 

餃子は大きめなモノが5個。たっぷりのラー油を入れた酢醤油タレでいただく。皮がパリパリで美味しい。中のあんも肉というより野菜の砕いた系が主でジューシー。餃子は相当イケている。

味の追求というより吉祥寺に来たら、ここに来るのは通過儀礼。

 

 

一方奥様は地下にある洞窟のような店内の「くぐつ草」と言うカフェ&軽食の店へ。昭和54年に開業した喫茶店。

 

 

店の奥の方に座ると、久々に奥様電話圏外。無人島に漂着した感じ。

 

 

オムカレーも人気メニューだが、ここは迷わず店の定番人気の「くぐつ草カレー」をサラダ付き、コーヒー付きセットでオーダーした模様(税込1630円)。

 

ライスが美味しく、まずそれだけでポイント獲得。

 

 

カレー、ひと口食べて一瞬それほど辛くないと思っているが、最終的には汗だく。複雑なスパイスが美味さを醸し出す。10種程度のスパイス、じっくり炒めた玉ねぎが辛さの秘密らしい。ルーの中に潜っている3片の牛ブロック肉は噛むとほぐれるほど柔らかい。そして美味しい。

 

カレーに添えられた薬味は生姜とスグキと残念ながららっきょうは1つ(半分に切ってある)。らっきょうは食べ放題にして欲しいなぁ、と奥様独り言。

 

このカレーは欧風を唄いつつ、マイルドよりはワイルド。なかなか東京でも味の上位のカレーに入るのではないか。

 

 

食後のコーヒーはソフトといえどもかなりしっかりしたローストと味。

 

 

吉祥寺に来たら食べてみたい店のひとつ。

 

 

このあと、ダンナ様と待ち合わせしたC「武蔵野珈琲店」。ここは又吉の「火花」にも出てくる老舗喫茶店。

 

 

外は井の頭恩賜公園客の行き来でざわつくエリア。分かりにくい入口から2階に上がると喧騒の中に静寂の空間。BGMは心地よいクラシック。一杯一杯丁寧にドリップするご主人。静かに対話する常連。

 

ブレンドはやや濃いめ。ボディが効いている。580円。

 

 

ケーキも何種類もあるがこの日はブレンドのみ。

この近くに美味しいパンも買っておこう。

 

 

今日火曜なので北口側の「ダンディゾン」は休み。南口側のB「ブーランジェリービストロエペー」へ。

 

 

ここのパンも人気。一番人気はクリームの入った円形のブリオッシュ。かわいらしい形。その他、北海道産はるゆたか小麦を使ったトーストにするとかなり美味しい食パンも購入、これも人気商品。ふんわり焼けて美味しい。ついでにダンナ様がまた大好きな「あんバターパン」も購入。ケシの実の食感よろしく甘味抑えめのアンコも美味。オレンジブリオッシュも中身しっとり、まるでケーキのよう。ミニ食パンもかわいい。

 

 

いよいよ、公園の散歩に向かう。

公園に向かう途中「SYUNA & BANI (シュナ & バニ)」と言うドッググッズショップに立ち寄り、ワタシもカフェタイムにしようと…ここにはワタシ用にソーセージ、ささみもあって嬉しい。…と思いきや…、ここも火曜日定休日。がーん。

 

 

ならば諦めて早く公園をポタポタ歩きたいので、超早足で公園に向かう。だって、どうせ晩御飯を食べに6時頃には公園を出るはずだから、今から歩き続けても1時間ちょっとしか歩けない。

 

 

という事で、6日前とは歩くルートを変えて、公園をポタポタポタポタ早歩き。

 

で、夜は目的地の人気タイ料理のクルンサイアムへ。

 

 

クルンサイアムは日本の運営会社「(株)SUU・SUU・CHAIYOO」がタイバンコクに昨年逆輸出したタイ料理店のブランド。

日本でも中目黒、自由が丘、六本木などに展開している。

 

この会社はその他、飯田橋、新橋に「オールドタイランド」、渋谷や駒場に「タイ料理研究所」などタイ料理店を10店舗以上展開する。

 

本場タイに逆輸出したタイ料理レストランブランド「クルン・サイアム」の吉祥寺店に今回はお邪魔した。

入口のショッキングピンクに光る入口、看板、そして店内もピンク。まず、ここからやられる。

 

 

飲み物は「メコンハイボール」なる米とサトウキビが原料のタイの人気ウイスキーをベースにしたモノ。辛い食事に合うらしい。相方は「ジンジャーハーバルティ(生姜茶)」で外の冷気から体をポカポカさせるためにオーダー。

 

 

 

 

 

「ソムタム」…唐辛子マーク3本に相手方がビビったので少し味を優しくしてもらった。

ワガママは聞いてもらえる。それでもまずまず辛かったけど。マストアイテム。

 

 

「ラープガイ」…これは唐辛子マーク3本のままでオーダーしたが、ヤバい、口の中が痛い。汗もかなりかいた。辛くても大丈夫であれば美味しいのでおススメ。

 

 

「クンガティアム(ぷりぷり海老のにんにく炒め」…量もたっぷり5尾、味もそこそこ美味しい。これは来たらマストアイテム。

 

 

「プーニム・パットポンカレー」…これもひと皿の量が多い。でも玉子感がたっぷりで美味しい。3~4人で来た時はおススメ。2人ではややヘビー。

 

 

「海老とアボカド入りカレー」…ココナッツミルクがかなり強いグリーンカレー。

女性向きかな。

 

都内に展開するだけあって、味は安定的。店も満員状態。

タイの東北地方モノは辛いことで有名だが辛くても優しくなっている。

タイ料理を吉祥寺で食べるならここは大いにアリ。

メニューも沢山あって選択も楽しい。

ただ2人ではひと皿の量も多く、お腹に溜まって満腹。

〆をもう一品増やせば多分4人で食べるとちょうど良いくらいだった。

 

食べ終わってもう少しのアルコールと小腹程度に入れるためにPEP  スパニッシュバー」に移動。

 

 

吉祥寺のスペイン料理屋さん。若い料理人4、5人体制。

お気に入りメニューだけ数点オツマミに、お酒を飲んでバル風に使う。

 

奥様のお気に入りメニューは

「(チャームとして出てくる)バケット」…熱々で美味しい。

 

 

 

 

 

「赤海老のアヒージョ」、「魚介類のパエリア」、「イカスミのフィデワ(パスタパエリア)」…これは塩がキツいけど美味しい。ガーリックマヨネーズが付いてきて、イカスミパエリアの味変に役立つ。

 

 

 

○サルスエラ(=カターニャ地方のブイヤベース)。量は少ないがワインのオツマミと考えれば良し。味はオッケー。

 

そしてアルコールではないが

○自家製ジンジャーハイボール。

 

 

店の雰囲気もオサレだし、客層も女性同士、カップル、大人数の客と全体的に良い感じ。ワイガヤ感もうるさ過ぎず楽しい空気感は良い。

 

店を出る時に、外は寒いからと「ホカロン」をくれたサービスは、気持ちが温まった。ありがとう。

 

 

 

人気の吉祥寺。若者の街イメージがあり、レストランも若者で賑わう。それも元気になる要素。散歩するのも楽しい街。

さて来週はまたどこに行くのやら。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、Cはカフェ、SHは土産や品物を買った店、数字を囲む◯は昼間の利用、⚫️は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

 

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