ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2018/2/12

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

今回は白金高輪ゾーンへ。いつもと違って、何日かにわたっての夜の食事中心にお話を進める。

でもまずは先々週奥様とワタシが散歩途中で行ったお話。「無添加焼きそば Bar チェローナ」にて。

 

 

この店はミート矢澤系列。だからなのか、焼きそばについてくる豚汁の評判が高い。

 

 

2016年5月にオープン。オープン当初から話題にもなって賑わっていた。奥様とワタシは1年ぶりの訪問。

 

あれ?だいぶその頃より値上がりしてる…。

普通盛り950円が1200円、大盛り1050円が1300円に。

 

 

無添加食材にこだわるのがこの店のウリ。

目玉焼きは付いてくるので余分なトッピングはせず、普通盛りで。量的には普通盛りで(ワタシの分を入れても)奥様には十分。

セットのサラダ、豚汁を食べながら焼きそばを焼くシーンを見て待つ。

 

 

イメージかもしれないが、さすがミート矢澤の扱う肉で作った豚汁は美味いワン。

 

焼きそばは麺を茹でた後、冷水で締める。その麺を熱い鉄板に。長い一本の豚肉と目玉焼きをその脇で焼く。焼いているところも僕らに見せる演出がディズニーランド風でイベントたどり着くまでワクワク楽しく待たせる。

麺の上にキャベツ、焼けた豚肉を乗せる。

麺は表面がパリパリになるまで焼き、柔らかい部分の麺と和えて炒める。

 

 

さらに焼きそばの上に魚粉、青海苔、天かす、目玉焼きを乗せてセット。ここでも無添加を強調してか、あくまでも着色された紅生姜ではなく白い刻み生姜が添えられる。鉄板上に楕円形の大きめのクッキングシートを敷き、ずっと置いたままでも焦げずに食べることができる。

 

 

麺は中細麺。パリパリ部分と柔らかい部分が混ぜ合わさってなんとも言えない美味しい食感。ここからがこちらの対応力。実は食べ続けると少し味に飽きる。

そこで、奥様はソースでしばらく食べた後、テーブルに置かれた「辛味ソース」を適度に皿に取って混ぜ合わせて食べる。

 

 

すると最初はそれ程感じないが良い感じの辛さがジワっと来る。実は汗まで出てくる。

今度はそれを和らげるために普通のソース焼きそばに戻り、目玉焼きを一緒に食べると味はマイルドに。ソースに甘さまで感じるくらい。

ここで再び辛味ソースを使い、さらに残った目玉焼きを味をソフトにするために使う。

 

ああ。美味しく面白い。

 

 

このあと、このエリアで人気のベーグル系パン屋さんのB「マルイチベーグル」へ。

 

 

サンドイッチも人気で外人さんも含めて数人並んでいる。

奥様はブルーベリーとシナモンのベーグル2個を購入。ギッシリ質量が詰まっていてドッシリ重さを感じる。ブルーベリーシナモンの味は主張し過ぎないほんのり甘酸っぱい。玉ねぎベーグルは逆に強い味と匂いで個性的。どちらも魅力。

 

 

 

さて、その日は夕方までポタポタ散歩。夜は坊ちゃんとあの新橋にある四川中華の名店「趙陽」の火鍋版「火鍋 趙陽」へ。寒い季節には行きたくなる店。

 

 

今回は1週間以上前に頼むとやってくれる3色火鍋コースをオーダー。

 

 

まずは白のミルクベースの白湯スープをいただく。その中にはたっぷりの朝鮮人参やクコの実が入り薬膳感が漂う。

そして、赤のオイルベースの麻辣スープはビリビリと舌が痺れるほどの山椒の実がタップリ。マジに辛い、痛い。ワタシには赤いスープはもちろん無理。

そして普通の二色鍋はこの白赤だが、今回は黒のキノコスープが加わって白赤黒の三色火鍋コースになっている。

「ザーサイ、チャーシュー、ピータン」のお通しの後、早速、鍋開始。

 

 

最初の皿に乗る食材は「豚レバ、ガツ、蜂の巣、海老、帆立、イカ、真鱈」。

 

 

野菜は「ほうれん草、春雨、さつまいも、お豆腐、レンコンなど」。

 

 

これらの具材を楽しんで食が進んでいると、さらに「大山どり、アグー豚、牛モモ、ラム」の肉が準備された。

 

 

具材は結局30種類、もちろん食材追加も有料で自由だが、最初のセットで十分奥様も坊っちゃんもお腹がいっぱいになったみたいだワン。

 

 

その翌週、すなわち先週はご家族で別の人気鍋を食べに白金高輪へ。

この日は珍しくご家族で寒~い日に「鯨はりはり鍋」の有名な「うずら」へ。

 

 

この店は元々麻布十番にあったが、奥様はその当時からの客だったそう。

常連でいつも賑わう。有名な作詞家さんや食通たちの集まる場所としても有名。

 

有れば注文する「礼文島の一夜漬けウニ」の前菜や「白子」、「河豚の唐揚げ」を注文。

ウニとキュウリをパリパリの海苔で巻いて食べる一品。美味しいんだなぁ、これが。

ぷにゅぷにゅ白子も美味しい。

 

 

 

これ以上注文したら「鍋食べるなら、そのくらいにしておいたら」と店のお母さんに注意されてしまった。こう言うところもイイ感じで奥様は大好きなんだそう。

 

そして定石通り「鯨刺身の盛合せ」(尾肉、さらし鯨、さえずり、ベーコン)、特に刺身で「鯨のベーコン」をネギを少し乗せてカラシ醤油で食べる一品はたまらなく美味しい^ ^。さえずり(鯨の舌)ももちろん美味しい。これはニンニク醤油でいただく。

 

 

 

そして、メインの「鯨のハリハリ鍋」と、いつも通りのコース。

 

 

片栗粉を薄くまとわせ、さっと油通しした鯨と水菜とお揚げを鰹と昆布ベースで生姜が効いた出汁で食べる。4人だから人数分頼もう思うが、そう言えばいつもお母さんに少なめの量で薦められる。『2人前で充分じゃない?』と今回も言われ、確かに少し足りないくらいで、また来たいと思わせる微妙な量かも(^^;;。

〆は『米』の雑炊にするか、『ラーメン』にするか迷いがちだが、4年前から半生麺のラーメンを2分20秒茹でて火を止めるとめちゃくちゃ美味しい事を教えられ、今回もそうしてみた。やっぱり、たまらなく美味しい。

 

 

ちなみに雑炊はこちら。ラーメン、雑炊のダブルももちろん出来る。

 

 

大人数で行った方が、前菜もたくさんの種類を食べれるので良い。今回は3人とワタシ一匹でまずまずの数なので、だいぶ食べることが出来た。

ワタシは熱いものが犬舌なので食べられないので、ふーふーしてもらったヤツを分けてもらった。奥様たちは帰り道、体ポカポカ状態。生姜も相当このポカポカ効果の要因だワン。

 

 

前月はダンナ様は中華、坊ちゃんは焼肉に。みんな白金高輪ゾーンでニアミスしてるワン。

ダンナ様の行った中華は食通が喜ぶ発酵を多用し本場感ある只者ではない中華「蓮香(れんしゃん)

 

 

ダンナ様は友人と3人でカウンター席に着席。調理姿の見えるオープンキッチンではないものの、テーブル席とも違って厨房内の活気も感じられて結構楽しかったそう。

中華料理なのだが、地方の料理なので、今まで見たこともないモノが出て、そしてどれもが特徴あって美味しい。

料理はコース仕立てのみ。

 

 

その時のスターターは次の前菜5種から。「湖北式春菊のサラダ(胡麻だれ)、太モヤシとセロリを台湾エシャロットソースで、筍スパイス揚げ、鯖のプーアール茶燻製、白子の生辛子醤油」どれもこれも特徴ある料理。少しづつ色んな世界を味わえて美味しく楽しい…

 

 

「発芽大豆とささげ漬物、挽き肉炒め」…

物凄く気張った料理でなく、さらっとこういうモノが出るのが嬉しい。

 

 

「ポルチーニ茸入り春巻」…パンチの効いた味でかなり美味しい。ポルチーニは雲南省シャングリラエリアで採れたものだそう。

 

 

「新わかさぎ、山盛り唐辛子炒め」…プリッとしたわかさぎが唐辛子と合う。その唐辛子も少しくらいはかじって食べても大丈夫な辛さ。金針菜=ユリの花の蕾も一本添えられてアクセントになっている。これも食感違いで美味しく感じさせる技。

 

 

「豆腐と塩漬けイシモチ塩味煮」、…イシモチの旨味が効いている。

 

 

「雲南省黒トリュフとブロッコリー炒め」…ウンチクもあり、健康に良さそうな一品。

 

 

「青バナナと海老のハーブオムレツ」…お芋のような味の青バナナとプリップリッの海老とふわふわ玉子が渾然一体となった一品。これまた美味しい。

最後に写真はないが「鶏の香り蒸し、発酵トウモロコシ風味」…湖南省、土族の料理だそう。これまた初めて味わう料理。

 

 

そして〆に麺が来た。「トラフグ、白湯煮込みそば」…コクのある美味しさ。麺は太麺。スープが絡んでこれまた絶品。

 

発酵料理好き、普段から色んなモノをよく食べている食好きには、とても貴重な存在の店。ワタシもドギーバッグに入れてダンナ様が持ち帰ってくださった「ポルチーニ春巻」「ハーブオムレツ」をいただいたがシェフの技の素晴らしさが伝わって来た。

ダンナ様に、もう少し頻度多く通ってもらいたいと思った夜だった。

 

 

そして、同じ先月、坊ちゃんにワタシは連れられて焼肉「金竜山」へ。とにかく予約が取れないことで有名。

 

 

 

実は今予約を持っていて、店のお母さんが携帯に電話番号が入っている客が予約を受け付けてもらえるのが基本。行きたい人はそういう知り合いを見つけるのが近道。

タン絶品。レバー美味し。ロース、カルビ、イケてる。ホルモン鮮度良し。冷麺まずまず。価格は相変わらずリーズナブルで坊ちゃんも大喜び。

 

 

 

 

今回は座敷で食べることに。席の占有面積の関係上、坊ちゃんは足が痺れたみたい。でも、ぎゅーぎゅー詰めはお互いの距離を縮められて仲良くなれる環境なので、坊ちゃんのような若い人には良い。

 

 

さて、今週奥様は3週連続で白金高輪へ来ることに。今回は創作フレンチの「キャーヴ ドゥ ギャマン  ハナレ」へ友達のトンさんと。

夜遅めでも深夜まで居られるので今時とても便利。

ここの料理はとにかく美味しいアイデアが満載。

 

この日のひと皿目は「晩白柚(ばんぺいゆ)とホタテの昆布締め」。少し酸っぱくあっさり食欲をそそる一品。晩白柚はサボンの一種で大きなサイズの柑橘類。

 

 

「カワハギの肝和え、下に凍らせたトマトをシャーベット」

 

 

「セリとトリッパ」…取り合わせもトリッパの焼き方味付けも秀逸。

 

 

「のどぐろ山芋焼き」…これも組み合わせの妙。面白いし美味しい。

 

 

「牛肉の担々サラダ、うるいを添えて青唐辛子と胡麻ドレッシングで味付けして」…これも、胡麻風味とシャキシャキの食感と優しい辛さで五感で楽しむひと皿。

 

 

「白子とマッシュルーム、カプチーノ仕立て、上にはポルチーニパウダーをかけて」…ポルチーニ茸の香りが素晴らしく、泡状のカプチーノとさらに奥に潜む白子とのバランスにやられた。これは絶品。

 

 

ワインのエチケットも可愛く、中身も美味しい。

 

 

「鰹節のパン、トマトのパン」…鰹節のパンはここのウリ。鰹節の風味がホントに効いて面白。アイデアだなぁ。

 

 

「生ハムのガレット」…チーズと生ハムをスライスして。上に乗るのはウズラの玉子。そば粉はイタリア産。最後に生ハムのジャーキー状態のモノを削ってかける。これも美味しいし、見せ方も上手。

 

 

「鹿のブーダンノワールのお寿司」…下のご飯部分には塩とシャキシャキの青リンゴ。

この青リンゴのシャキシャキ感と甘さが効く。

 

 

美味しさもいい感じにスゴイけど料理の見せ方が上手。オープンキッチンで目の前で調理が見れる事を計算して作られている。作っている姿を見ているとどんどん食べたくなるし。。

 

 

 

トンさんは明日が早いらしく時間の都合上、久々に食べたかったスペシャリテの「トリュフオムレツ」を見るだけで食べそびれた。それはワタシ的にも残念だったなぁ。ワンっ!

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、⚫️は夜利用を表すワン!

この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/

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