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住めば都も、遷都する2017/11/1

 

子どもの頃に習ったピアノをやり直す。海辺に引っ越して、憧れていたサーフィンを始める。生活にもゆとりができ、本腰を入れて「趣味仕様の生活」を始める人が増えている。

 

若い頃にしたかったけれど、あきらめていたことに50歳を過ぎて挑戦する。健康寿命は延びているのだから、いまからスタートしても十分に間に合う。若い頃に欠けていた資金力も、それなりにある。となれば、用具や専門レッスンの助けを借りて、遅れはすぐに取り戻せる。

 

もちろん、本格的というよりも、のんびりと気の向いたときに行うことがホビーの醍醐味という人も多いだろう。その場合も、居間の片隅で遠慮しながらするのは、もうよそう。そろそろ、ホビールームを持とうではないか。それは、部屋の改装でも可能だが、いっそ、転居するのもいい。

 

自分のしたいこと、配偶者の取り組みたいことを話し合いながら、新しい生活を始めてみたい。

 

 

 

 

すでに「趣味仕様の生活」を取り入れている海外の住まいからヒントを探ってみよう。

 

1.ホームジム 基礎体力をつけるための器具を備えたトレーニングの場。少しの空き時間にも取り組める。ハリウッドのスターたちも、ホームジムで、ひそかに努力している。

2.鏡の間 ダンススタジオのような全面鏡張りの部屋も欲しい。ダンスが趣味の人、あるいは、ヨガに取り組んでいる人にお薦め。動く全身像をチェックすると若さが保てる。

3.ボルダリングウォール 壁の突起を使って、よじ登るスポーツが盛んになった。家庭でも、天井が高い部屋なら、ボルダリング用の壁を作ることができる。

4.ゲームルーム 囲碁将棋、チェス、トランプ、そして麻雀と、親しい仲間とゲームを楽しめたら、余暇時間も楽しい。もちろん、ビリヤード台やダーツボードも備えたい。

5.ホームシアター 大画面で映画鑑賞、大音量で音楽鑑賞ができる空間も嬉しい。自分で演奏するためのホームスタジオを兼ねることもできる。カラオケも心行くまで。

6.読書室 まわりに本棚をぐるりと設置して、ホームライブラリーはどうだろう。窓からの光を効果的に使うと、昼間も落ち着いた考えるための空間になる。

7.アトリエ 大きな絵を描く、緻密な工芸をする。あるいは機織り機を入れて、織物に取り組むのもいい。マンションでも、電気窯でよければ、陶芸に打ち込むこともできる。

8.コレクションルーム あなたが何かを集めているのならば、それを収蔵し、飾る部屋が欲しいはず。何枚もの絵を壁面に飾れるホームミュージアムも贅沢な楽しみである。

9.プロ風キッチン 狭い台所から抜け出して、プロの料理研究家のように新作に挑戦できる広々としたアイランドキッチンを作ろう。SNSに作品を載せていくだけでも嬉しい。

10.ジオラマルーム 子どもの頃から鉄道などのジオラマ模型に憧れていた。でも、場所を取るのでやれなかった・・・という人のために。引っ越せば、それも可能になる。

 

さて、これ以外にも、いろいろな「趣味仕様」の部屋が考えられる。大切なことは、生き方を空間に表すこと。不思議なことにそうした特別な空間を作ると、こんどは、その空間自体があなたのライフスタイルを守り、育ててくれる。

 

リタイアした後のことを考えると、そうした「居場所」をいまのうちから確保しておくことは好ましい。イキイキと日々を過ごすための空間作りである。どんな「趣味仕様」にするか、考えるだけで楽しくなるはずだ。

 

 

 

関沢英彦

発想コンサルタント。東京経済大学名誉教授。コピーライターをへて、生活系シンクタンクの立ち上げから所長へ。著書多数。現在、ヤフーニュースなどの個人ブログも執筆中。https://news.yahoo.co.jp/byline/sekizawahidehiko/

http://ameblo.jp/ideationconsultant/entry-12291077468.html

 

 

 

 

 

 

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