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ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2017/10/26

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

さて8回目のお話は、先週に引き続き「神楽坂」エリアの話。

 

 

今回はダンナ様も同行。何か企んでいるに違いない。

 

 

 

まず、今日は朝午前8時から「白銀公園」をポタポタ散歩。この公園はルールとして午前5時から9時までと夕方午後6時から午後10時までがワタシ達、犬も入っていい時間。

もちろん、自分の体から出した固形物は飼い主が持ち帰るのがルール。

最近、奥様がそれ用のポーチを新調して下さった。いい感じのモノ。

 

 

 

 

 

 

 

そして散歩し過ぎて売り切れてしまう前にB「亀井堂」へ。先日は午後イチに伺ったらお目当のクリームパンは午前中に売り切れたとか。亀井堂は歴史も古いお店。神楽坂には50年前くらいに来たが元々は江戸時代から続く瓦せんべいなどを売る和菓子屋さん。神戸にある老舗「亀井堂総本店」の神楽坂店。上野店が直系で人形町は親戚筋だとか。

 

 

特にクリームパンと亀印食パンが人気。1日400個売れる日もあるクリームパンには普通タイプの他、マーマレードとクリームの入ったダブルタイプもある。

この日は10時過ぎに訪れたこともあるし、キッチリ奥様はクリームパンの事前予約もしてあったようで、しっかり10個も受け取っていた。

 

 

この買い物後、奥様とダンナ様としばらく神楽坂の小径をポタポタと散歩。風情があって好きなエリア。いつも来るとするように毘沙門様を参拝の後、神楽坂下の方向へ向かう。

 

 

 

ん?やはりダンナ様は途中でソワソワし始め、散歩を切り上げ、坂の途中のとんかつ「あげづき」に並んでしまった。きっとこの店に来たいがために神楽坂散歩に付き合ったんだな。

あげづきはミシュランの星を持つ店。結構ランチは早めに行かないと売り切れるし、遅めに行くと低温で揚げるので時間がかかるため、どんどん待ち時間が長くなるから早めに行くのも無理はない。時間は11時過ぎ。

 

 

店は11時半にオープンだが、15分前からダンナ様は待機。地下にある店の階段を下から3段は空けて待つのがルール。オープン時には30人近くが並ぶ。相席にはならないシステムなので開店時の11時半に来店したのでは遅くて一回転目に入れないケースも多い。

 

出来かけている行列を横目で見ながら、ワタシたちは周辺の散歩を続ける。

 

 

 

ワタシは鼻もいいが耳もいいので聞こえて来たが、ダンナ様は「ロース並」を注文。どうやらこの日はこのメニュー以外元々なかった様子。後で聞いたが、ほぼ一番に入りながらも待つこと20分、まずはごはん、味噌汁が運ばれ、その後店内の貼り紙にもあるように特殊な揚げ方(低温でじっくり揚げる)のカツが運ばれて来る。カツの中身は桜色のロース肉、そして綺麗な脂。少しのポテサラ、大盛りキャベツが添えられている。キャベツとごはんはお代わり自由だそう。

 

キャベツにはとんかつソースをかけ、カツを囓りつつ合間に食べる。ポテサラも同様。

カツは塩で主に食べながら、たまにとんかつソースをかけて変化した味を楽しむ。

 

会計はテーブルごとにするのがこの店のルール。

 

 

食事して会計終了後、12時20分、既に外には品切れ宣言のお知らせが置いてあり、夕方18時に再オープンすることが書かれている。ランチ時、食べたいなら早めに来たほうが良さそうだ。

 

一切れだけドギーバッグに入れてダンナ様がワタシに持って来てくれたカツを食べた。衣は軽くサクッとしていて、中の肉部分を噛むと脂もジンワリ滲み出てくる、柔かい食感。

塩で食べると肉の香りも味もダイレクトに伝わって来る。店のオススメもこの食べ方だそう。ダンナ様は食後のコーヒーを飲みに行くと近くの喫茶店にまた入っていった。

 

 

 

奥様はと言えば、ようやくお腹が空き出したようで、お目当の店にワタシを連れて歩く。

Lugdunum Bouchon Lyonnais=ルグドゥノム ブション リヨネ」。

ワタシがなかなか覚えられない店名。7年連続でミシュランの星を取っていたレストランで、奥様お気に入り。

 

リヨンの郷土料理専門店。ワタシは外でお座りして待つ。

奥様がオーダーしたのは、前菜、メインディッシュ、デザート、コーヒーで2850円のコース。

 

 

で、ここからメニューをそれぞれセレクト。前菜はこの店の特別前菜を+500円で。

鰊の燻製、天草産の夏筍の「緑竹」を使った前菜にされた。分けて食べさせてもらったがなんとも美味しい。

 

 

メイン料理にはリヨン伝統料理「リヨン風クネル」。カワカマスと言う魚のすり身をオマール海老と海老味噌ソースでいただく。結構濃厚。バターライスが下に少し敷かれ、その食感、味も美味しく面白い。ソースの使い方がとても上手で美味しい。口に入れた瞬間、尻尾が思わず嬉しさで左右に揺れている。

 

 

デザートは「ババ」を。ラム酒をたっぷりかけていただく。これも美味しい。コーヒーを最後にいただいてフィニッシュ。大満足のランチ。お酒モノなのでワタシはほんの舐める程度にセーブしていただいた。

 

 

 

さて、お腹も一杯になって、ゆっくりと赤城神社辺りをポタポタ散歩。ばったり市ヶ谷に住んでいる奥様の食べ友達の吉峰さんと出くわす。吉峰さんはチャイニーズ・クレステッド・ドッグの「ニーチェ」を散歩に連れて来ていた。ワタシもニーチェとは久々の対面。小一時間じゃれ合って遊んでしまった。同性だけど…。

それにしても、吉峰さんはたいそうの食通で、ニーチェもだいぶ美味しいモノを食べている様子。

 

 

今日のランチはどこでしたのかを聞くと、中華の「エンジン」と答えが返ってきた。

 

 

 

その店の松下シェフは昔赤坂の「うずまき」のシェフだった方。奥様は赤坂時代からご贔屓にしていた、ちょくちょく神楽坂でもお邪魔している。

吉峰さんは、今日は単品でなくランチコースを注文したんだそう。

奥様も少し遅めに行ってコースにすることが多い。12時頃に来るお客さんは急ぎの勤め人さんが多く、単品でサッと食べていく人も多い。その人たちの波がひと段落する13時頃には店にも余裕ができるのでコースを注文する人たちが多くなる。

 

 

 

この日のランチコースはまず、「ピータン湯葉、柿と赤クラゲの和えものの『前菜2品』」だったそう。聞くだけでヨダレが出て来た。その後メインの「青茄子と黒酢酢豚」。これをお焦げご飯と一緒に食べる。以前奥様に少し分けて食べさせてもらったが、黒酢豚は赤坂時代からのスペシャリテだけに黒酢とあんの濃厚さがたまらない。〆はこれまた赤坂でもよく食べた2品から。吉峰さんと ニーチェは炒飯ではなく担々麺をセレクトしたんだそう。んー、辛くない担々麺だしニーチェが食べても大丈夫だ。胡麻ダレ、ひき肉、松の実がたっぷり入って滋養に良い感じだったと吉峰さんは語る。

 

 

最後に出たデザートは「杏仁豆腐と桃のコンポート」。これも奥様に以前分けていただき食べさせてもらったが、ホント、甘過ぎず丁度良い美味しさだった。これで1800円はお値打ち。

 

吉峰さんと奥様は近々の食事のお約束をして、この日は別れた。

バイバイ、ニーチェ。またね。

 

 

ここで先週一緒だった花村さんが合流。そう言えば先週奥様が会う約束してたな…。

ここでダンナ様も合流して甘味処のS「紀の善」に入る。

 

 

 

冬には出ない「冷やししるこ」をオーダー。このしるこ、薄焼きの塩煎餅が着いて甘味とうまいバランスをとる。目玉商品のあんみつよりも値段が高く、ボリュームも少ないが、美味しいのでついつい頼んでしまうのだそう。

ところで3人は何やら真剣に話し込んでいる。 なんだろ?

 

 

夜はダンナ様と奥様の食事の場所はまた別々に。

 

 

 

 

ダンナ様は和食の「おの寺」でビジネス会食。愛媛に住むみかん農家さんと2人で。この店へは久しぶりの訪問。肩肘張らない和食屋さんでお値段もリーズナブルで使いやすいらしい。この日は ちょっと贅沢に「鮑、ズワイ蟹、黄菊、酢の物」の前菜から。お造りは「鰹、アオリイカ」、お出汁の美味いお椀、焼き物は「萩サワラ塩焼き」、サワラが柔らかくて優しいイタリアの塩で調味され活かされている。

 

 

 

煮物の「大海老、活き穴子、丸茄子煮合わせ」は中に入っているあられのカリカリプチプチ感が出汁のとろみと相まって食感も楽しく美味い。

お口直しの「鳥貝のおろし和え」の後で、〆に「鯵の炊き込みご飯」と赤だし。そうそうここは最後のご飯が鯵ご飯か季節によって秋刀魚ご飯になる。これが定番で美味い。釜で炊いた炊きたてご飯の硬さもちょうど良い。ダンナ様はドギーバッグに結構の種類を入れて持ってきてくださった。

 

 

 

 

 

一方、奥様は花村さんと一緒に月に3日間しか店を開けない「メゾン・ド・ツユキ」へ。

昔の置屋さんをリフォームした雰囲気のあるステキなお店。今でも芸者さんを呼ぶことが出来る。

女将の村上さんが年中海外を視察しつつ習得してきた料理の知識と技を披露する。いわば世界の料理を一度に味わえる世界料理レストラン。ある時はタイ料理、ある時はペルーやらメキシコ料理が出され、定番としてはフレンチ、和食が織り込まれる。美味しく楽しく飲んで食べるお店。この場で仲良しができるようなサロン的な役割も持つ不思議なレストラン。

実は花村さんと女将は大の仲良し。その紹介で奥様もこの店に来るようになった。

揚げ物はお気に入りのアランチーニ(コロッケ)。中にはグリーンカレーが入っている。

タイ系のメニューは女将がタイの国から認められているアンバサダーと言うこともあって、絶品モノが多く大人気。

 

 

 

店のスペシャリテはワタシは辛くて食べられないが麻婆豆腐とグリーンカレー。

友人の紹介がないと入れない店だが、是非、奥様のようにツテを使って行ってほしい。

 

さて今日もたっぷり歩いて、たらふく食べた。ダンナ様も合流して奥様と一緒に帰ることになった。満月がキレイな夜が更けて行く。明日も晴れそうだ ワン。

 

 

* 文中に出てくるBはパン屋さん、Sはスイーツ、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

**この情報は作者と犬のボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/

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