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世界の住居スタイル2017/10/24

5年ほど前、夫からシンセン駐在の辞令が出たと聞いたのが、シンセンという中国の1都市の名前を初めて聞いた時でした。

 

 

 

少し調べるとシンセンは広東省にあり、南側を香港と接していることが分かりました。ということは普通ならば広東省は、香港も含め広東語が使用言語となりますが、小さな漁村時代から、1979年にシンセン市へ昇格し、そのままあっという間に近代的なビルやマンションが乱立する大都市へと発展したことによって、中国各地から人々が集まるようになり、そういった理由で使用言語は普通語です。

 

今や押しも押されもせぬ大都市ですが、未だあらゆるところで大工事が行われています。その一つの大工事が地下鉄です。シンセンでは2004年に初めての地下鉄が開通して以来、現在もなお路線が増え続けています。この地下鉄、照明も明るく、構内車内どちらも綺麗に保たれ、また表示も分かりやすいので、旅行者や外国人には利用しやすい乗り物です。

 

 

私たち家族が住んでいるのは、シンセン市の西に位置する漁港の隣に立つ、マンション群の一つのマンションです。一度は海の側に住んでみたいと思っていたので、海風が吹き、空が広いこの場所は満足しています。

 

 

 

どの棟も30階以上あるのっぽマンションが多く立つこの辺りは、外国人も多く住み、それほど広くない道路脇に植えられたヤシの木、日本では聞いたことのないような美しい鳥の鳴き声、外にテーブル席が設けられたカフェや輸入食材店などを初めて訪れた時に見て、リゾートみたいだなどと思った記憶があります。

 

 

 

 

マンションの賃貸は、大家が家具・家電付きで貸す場合も多く、我が家もほぼ全ての家具・家電を大家から借りて暮らしています。3ベッドルーム、広いリビングダイニングルーム、1書斎に広いバルコニーのこの家は、4人家族の我が家には大きすぎるほどです。広くて涼しい、これが第一印象でした。シンセンは亜熱帯地方なので、5月〜9月まで平均最高気温が30度ちょっと。冬も10度くらいまで寒くはなるのですが、その期間は短いからか、床はタイルで、少しでも夏が涼しくなるようになっています。

 

私の1番のお気に入りは、台所仕事をしながら窓から見える広い空と眼下の公園が見える景色。またバルコニーから見える中庭の緑も、手の届くほどの近さで癒されます。しかし、ここは亜熱帯地方、蚊やサンドフライといった虫が多い。対策としてバルコニーの外側に網を貼っているため、少々景観を損ねているのは否めませんが。

 

 

 

 

 

中国と聞くと、空気土壌水汚染、食物の不安、コピー商品、などマイナスイメージもありますが、ここシンセンに暮らしてみて思ったのは、そのイメージも間違ってはいないけれど、人情味溢れる人々、素直な人々、地下鉄を始めとした便利な生活、日本を大きくリードしている印象のオンラインショッピングやフードデリバリーといったシステムなど、他にもたくさんの顔を見せてくれているな、ということです。

 

 

 

あとどれくらいこの地に住むのかまだ分かっていないのですが、未だ見ぬ新たな顔探しの続きが楽しみです。

 

Reported by じゅんち

夫がシンセン駐在に家族で付いてきた、いわゆる「駐妻」。駐在歴4年半。中国語「簡単な買い物レベル」。現在は2歳児の育児に追われる毎日。

 

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