ボンが見聞きしたあの街の美味しいお店2021/8/9

ワタシのご主人はこの家の奥様。毎日のようにワタシを散歩に連れて行ってくださる。

そしてご自身は美味しいレストランで毎日のように食べ歩き、カフェでコーヒーを飲み時々ケーキも食べ、その街の美味しいパンを買って帰る。たまに奥様のダンナ様もご一緒する事もあるが回数は限られている。そしてその日の食事報告をワタシに逐一してくださる。たまに私の食事分もドギーバッグに入れて持って来てくださる。。

 

あっ、私の名前はボン。オスのコッカースパニエル、4歳。

 

 

 

今回は神谷町をポタポタ散歩。

東京タワーに行くのに近いのはここ神谷町か赤羽橋かになる。

 

東京タワーを照らす色は季節で違い10月~6月はオレンジ色、7月~9月は白色と2つのパターンがあるんだワン。そして、基本の消灯時間午前0時を恋人と一緒に見ると幸せになれると言うジンクスもあって、奥様も良く見ていたそうだワン。旦那様と一緒に見ていたのかどうかは知らないけれど。

 

さ、では神谷町散歩と行きますか。

 

まずはランチで

横濱屋 へ。

 

 

 

奥様はこの店のハヤシライスのファン。

 

元々タルトタタンとコーヒーが美味しいことで有名。池波正太郎や高倉健も好んで飲んだと言われている。

ランチタイムは税込1000円で、そのコーヒーもついて、ハヤシライスにデザートがセットになって充実している。

 

 

ランチメニューにはハヤシライスしかないので黙って座れば2分で運ばれる。玉ねぎ、肉片がいくつか物体としてあるが、基本は炒めて煮ているうちにほぼ溶けて消えてしまったよう。

とろーりとした感じは全くなくシャバシャバのスープ系のハヤシライス。

 

この牛肉の味にインパクトあるとか、あの玉ねぎの味の旨味がたまらないとか言う話でなく、訳が分からないが不思議に美味い。存在感すら感じない、が、気になる人ってな感じ。

 

 

食後に出た、洋梨のシロップ漬けにクリーム掛けも甘さ控えめで、主張はして来ないが、このハヤシライスの食後に絶妙にマッチする。

 

そして例の文句なく美味しいコーヒー。

 

あぁ、そう言えばこの店、「平成版 東京五大(2016発刊、垣内出版)」でも五大ハヤシライスとして取り上げられていた店でもある。

 

ホント不思議にたまに食べたくなる。

 

さて、お腹いっぱいになったところで、東京タワーまでポタポタ散歩。戻る途中で神谷町の駅そばのカフェに寄ることにした。

 

 

C最強のバターコーヒー神谷町店

痩せるコーヒーで有名なバターコーヒー。

代々木で奥様が一度立って飲んで一緒に待っていた事があるが、神谷町はテーブルと席もあってゆっくり出来る。

 

店内でも対応してもらえるが、LINEで登録すると少し割引になったりオマケが貰えたり、1回分のスタンプが与えられたりするのでスマホじゃないと店とのコミュニケーションが難しい。

 

 

 

食べ物の置かれているショーウインドーの中を見て、さっき食べたばかりなのにちょっと小腹が減って奥様は注文してしまっている。

「ごろごろ卵サンド(税抜570円)」…ベーグルサンドで結構の量の玉子とレタスが入ったタイプ。

飲み物は普通に「最強のバターコーヒー HOT (税抜450円)」そこに+「MCTオイル10CC(0円)」を加えていただく。

 

コーヒーにバターそしてMCTオイル。これが基本の3点セット。このバターは普通のバターではダメでグラスフェッドバターを使う。それは牧草飼育をされた牛から搾ったミルクで作られたバター。

その不飽和脂肪酸が『コレステロールや中性脂肪の蓄積抑制、代謝アップ』に効果があると言われている。

 

実は味は結構マイルドで飲みやすい。腹もちが良いと言われているが、そう言われればそうかも。

 

海外セレブで流行ってると聞いたのが4年前の2017年。

面白いのが朝飲むとその一日元気に活動出来ると言う。ホントかよ?と思って飲んでみるとその気になるから不思議だワン。

 

バターコーヒーはアメリカの起業家「デイヴィッド・アスプリー」が生み出したと言われている。彼は150㎏あった体重がこれで100㎏以下になってさらに頭脳IQまで上がったという話がある。

 

奥様の場合は面白いのが、このコーヒー飲むと代々木の時もそうだったが、その日にちょっと良いことが起きる。この日もとっても良いオファーを受けた。

痩せる期待もあるけど、縁起物としても良い飲み物なのかも。

 

 

パンを食べたついでに今晩のおやつのパンも買って帰ることにした。

 

 

B 3206本店

この店、コーヒー等も店内で飲めるが、店に入るとまず目に入るのが、分厚いサンドイッチ。

キレイに盛り付けされフォトジェニックなサンドイッチの数々。

お茶を飲む前に、やはりここに手が伸びる。

 

この店の名物は卵のみ入った「玉子サンド」なのだが、売り切れ。

玉子サンドはさっき食べたばかりだけど、家に帰れば既にそれもリセットされるから買いたかったのだけれど。

 

 

それならば、と、レタスとハムの入った「ハムエッグ(税込 440円)」を購入。

 

 

さらにはどうしても気になった名古屋の「コンパル」のサンドを思い起こさせる「海老カツサンド(税込 480円)」も購入。

 

「ハムエッグサンド」にしても「海老カツサンド」にしても見た目だけでなく、ちゃんと美味しい。

前者はゆで卵のほか重なったロースハムが5、6枚、その他にグリーンレタス(別名カールレタス)も入り、バランスが取れていて美味しい。

 

海老フライサンドにはグリーンレタスの他にもトマトも入る。味はタルタルソースがベースだが、さほど辛くないちょっとケチャップ風なチリソースも入っていてその味の方が効いている。

 

小腹が減った時には使い勝手が良さそう。

 

コロナでストレスが溜まっているのか、今日の奥様、食欲満点だワン。

 

 

 

さて、夜は坊ちゃんと待ち合わせして肉の会

バーベキューハウスみどりや

元々は地元の精肉店だった店だが、だんだんオフィス街になるにつれ食事どころになっていったと言う。

 

 

コロナの影響から店主渡辺さんからの肉を抱えてのプレゼンテーションは以前より小ぶりの肉の塊。

いつも芝浦から仕入れたお肉を重いのに抱えながらちゃんと見せて説明してくれる。

 

この日は緊急事態宣言中でアルコール提供もなく、烏龍茶で乾杯。

 

 

肉は「美味しいところをお任せね」のひと言でちゃんとセレクトしてくれるのが嬉しい。

今回は『イチボ、芯々(シンシン)、亀の子、タン先、タン元、ハラミ』を用意してくれた。

 

 

まずは白菜キムチとナムル(もやし、人参、ほうれん草、なめことエノキ)をいただく。

 

 

ここで早くもメインの焼きに入る。コリっとしたタン先をレモンで。柔らかなタン元もレモンでいただく。

 

 

ここで『ハラミ』に行かずに一気に希少部位の『イチボ』に行く。

赤身の肉な感じもありつつ脂身も適度に入って美味。

 

 

 

あとは順にハラミ 、シンシン、亀の子と行き、この店のスペシャリテと言うか僕がかつていっつも頼んでいた「シュウマイ(一個200円)」と「黒毛和牛メンチカツ(1個500円)」を何も注文せずとも出してくれた。シュウマイは作りたて、蒸し立て。これを辛子を少しつけて醤油でいただくと熱々ホクホクで豊かな味がして美味しい。ちゃんとお肉は岩中豚を使ったもの。

 

 

 

「黒毛和牛メンチカツ」は相変わらずデカく、直径12〜13cmくらいのサイズ。

3人で一個で十分かな。昔通ってた頃は多分これが300円台の値段だったのでちょっとびっくりした覚えがある。しかもじっくり揚げるため20分程度時間が必要なシロモノ。

でも、しっかり美味しいのでオーダーマスト。

お土産にあったらシュウマイもメンチカツも買って帰りたいくらい。

 

 

 

さてさらに渡辺店長が新作と言って出して来てくれた「タレ漬けホルスタインばら肉」…タレに漬けられたホルスタインが来た〜。やや複雑な味ながら甘めのタレとバラ肉が絡んで美味い。さらに玉子とご飯が用意される。玉子をタレの入った皿に割って肉を玉子タレにくぐらせさらにタレをもうちょっと付けてご飯の上にバウンドさせつつご飯と一緒にいただく。これがもう、絶品。

 

この新作、ありあり!

 

久しぶりの「みどりや」。肉も美味しいけど、やっぱり店長の人柄が良い。

これだけ食べて7000円行かないから、普段使いもできる。

 

もう一軒ご紹介。これは少し前に奥様が友人の一十三さんと川端さんと行ったお店。

和食「空花」

 

 

「空花」は鎌倉長谷で以前は営業していたが、そちらは閉店し、昨年の2020年10月から東京神谷町駅そばで営業開始。

店名の「空花」は自然を思い起こす、ところから付けた店の名。

 

ここの女性オーナー料理長の『脇元かな子』さんは三つ星の「かんだ」で6年修行した方。

 

日本の四季の素材を楽しんで欲しいから、これと言うスペシャリテではなく、その時々の旬のものをトータルに味わって欲しいと言うのが店主の考え方。

 

カウンター6席、半個室2部屋4席と2席の計12人の入れるお店。半個室はひとつにして6人対応も出来る。奥様と親友のトンさんとはカウンターに座った。

 

店主からプレゼンテーション。その時はちょうど松葉蟹のシーズンで堪能させていただいた記憶がある。

 

 

料理は「スッポンの茶碗蒸し」でスタート。

 

 

スッポンの刻んだ身をたっぷりの茶碗蒸し。ベースの出汁も美味しくこれから出てくる料理たちにワクワクするスタート。

 

 

「赤貝」…柔らかでありながらコリコリ。味も深く絶品赤貝。

 

《26ヒラメ》

「鎌倉で獲れたヒラメ」…ポン酢、塩とカボス、かんずり(唐辛子発酵食品)でいただく。このヒラメも寝かしているのかまったり美味しい。

 

 

「お椀」…出汁の中に揚げた蓮根餅、その上に鎌倉で獲れたアワビ。蓮根餅が相当美味しい。出汁が弱いとこの蓮根餅が負けるからか、やや出汁の味にクセがある。

 

 

「羽立のウニ、釧路昆布森産ウニのWウニ寿司」…干し海苔との組み合わせは相当美味しい。

 

 

「八寸」…1:イカのカラスミ和え…優しい味のカラスミ、パクパク行ける。

2:子持ち鮎の甘露煮、金時草添え…甘露煮とは言え薄めの味付けで上品。この方が食べやすく世の中に今まである甘露煮の考え方を変える一品。

3:「柿と春菊の胡麻和え」…柿の甘さがアクセント。

4:「イチジクと白あえ衣」

5:「揚げ物」…揚げた栗と銀杏。ひと手間が普段食べない美味しさの発見になる一品。

6:「食用ほおずき」…ほおずきの中に鶏肉が入る。…面白い。

 

 

ここでこの後出てくる「キノコたちの説明」…見たことあるやつ、見たことのないやつ様々6種…鴇色(トキイロ)平茸、山伏茸、シメジ、黒茸、舞茸、花びら茸。

 

 

「のど黒、茄子」…焼いたのど黒の脂はガッツリまで感じない程度。茄子の甘みが特に深く印象的。

 

 

 

ここで最初に見せてもらった『松葉蟹』の登場。…出汁ジュレと一緒にいただく。美味しくて至福の一品。蟹の素材を活かし切っている感じ。

 

 

 

「先程見た6種のキノコと壱岐牛の鍋」…料理長がかつて訪問、今回も訪問してどうしても壱岐のモノを使いたかったのだそう。その壱岐牛よキノコの鍋。味は醤油も使うがキノコのエキスがじっくり出たモノ。体に良さそう。壱岐牛ももちろん美味しいが主役はキノコに奪われている。

 

 

 

「イクラご飯」…金目鯛等3種のご飯の中からグループでひとつセレクト。奥様は誰にも聞かずに勝手ながら「イクラご飯」にさせてもらった。炊きたて熱々ご飯にプチプチのイクラがたんまり乗る。こりゃ、めっちゃめちゃ美味しくてたまらん。

 

 

最後に甘味…モナカアイス(中に甘酒アイスかほうじ茶アイスの2種)、甘酒チーズケーキにイチジクのコンフィが乗る、白玉とお芋と餡子、シャインマスカットと長野パープルの中から2種選ぶ。

 

 

最後にカウンターでお茶を立ててくださるサービスがある。この京都宇治利招園茶舗の抹茶を甘味と一緒にいただく。僕が選んだ2種の甘味はモナカ(ほうじ茶アイス)と甘酒チーズケーキ。甘さ控えめで食べやすく上品。最初から最後まで美味しくて嬉しい。

 

ひとつひとつは確かにちゃんと美味しいし、世の中の和食、懐石料理が強烈に高値設定になる中、コース料金が税抜15000円であることもまあまあ使いやすい。

 

と言いつつ、まだまだ良くなっていきそうな予感がした奥様。そろそろもう一度行こうと思っているお店のひとつ。

 

 

*文中に出てくるBはパン屋さん、数字を囲む◯は昼間の利用、●は夜利用を表すワン!

*この情報は作者とボンの散歩時点のものであり、変更が起きている場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。

 

 

 

川井潤  食関係含めた幅広いプロデューサー

食に限らず多くのプロジェクトを手掛ける。テレビ番組「料理の鉄人」企画ブレーン(1992年~97年)。地域や食のため世界中に出向く。ほぼ外食生活。食べログフォロワー数日本一。食雑誌dancyu等、執筆多数。

https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/ 

https://magazine.tabelog.com/articles/author/kawai_jun

https://goetheweb.jp/restaurant/slug-nee725999900f

#グルメ

 

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