今週のチラ見物件2021/3/31

皆さん、こんにちは。

マンションマイスターこと、不動産鑑定士の石川です。

 

お待たせしました「今週のチラ見物件」、110回目です。

週1回、マンションマイスターの私がいろいろなエリアに降り立ち、気になるマンションを紹介していきます。

駅で待ち合わせて、周辺環境を紹介しながらマンションまで案内するという、バーチャルな体験を一緒に楽しんでくださいね。

 

今回は、東京で桜の開花宣言が出ましたので、都内屈指のお花見スポット「目黒川」のある「目黒」駅からお届けします。

JR山手線、そして東急目黒線が連絡する「目黒」駅です。そうそう、写真の左に写る青い屋上看板のビル「東京カンテイ」が見えますね。

古くからある駅ビルの「アトレ目黒」には、地下1階・地上5階の「アトレ1」と地上2階の「アトレ2」の2館からなる約70店舗が入っています。「アトレ1」には屋上庭園もあり、憩いのスペースです。

こちらは2017年に誕生した「目黒線トラススクエア」。目黒駅から徒歩1分、レジデンス・オフィス・商業ゾーンを擁する複合施設です。地上43階建てのオフィス・商業棟の先にはツインのタワーマンションが並びます。

目黒川へ行くにはいくつかルートはありますが、目黒駅西口から交差点を渡り、行人坂方面へ降りていくのが一番近道です。この日は天気もいいこともあり、多くの人が向かっていました。

この先、南側に景色が抜けているのが見えて、ここが高台に位置するのがよく分かります。

『江戸時代、この辺には「富士見茶屋」があり、大勢のサ参詣客や旅人がここで一服、秀麗な富士の眺めを楽しんだ。また、坂の周辺は夕日と紅葉が見事で、夕日の岡と呼ばれていた』とのことです。

急な勾配(平均勾配が15.6%)でも有名な「行人坂」です。坂の途中にある紹介プレートには「寛永の頃、出羽(山形県)の湯殿山の行人が、この辺りに大日如来堂を建立し修行を始めました。次第に多くの行人が集まり住むようになったので、行人坂と呼ばれるようになったといわれています。」と書かれています。

行人坂があまりに急峻だったため、坂で止まりきれない馬車が目黒川に突っ込む事故などが多発、そのためにこの西側に位置する緩やかな「権之助坂」が開かれたというのは有名な話。

坂の途中にあるお寺が「大円寺」です。出羽三山のひとつ、湯殿山の行者である大海法印が江戸時代初期に開いた道場がその始まりと言われます。

大円寺というと、江戸三大火事の一つ「行人坂の火事」で有名です。

明和9年に江戸市中を焼く大火があり、火元とみられたのが大円寺でした。 境内斜面に並んだ無数の石仏群は、この火事で亡くなった人々を供養する為に建立されたと伝えられています。

坂を下りたところには「目黒雅叙園」。昭和3年に日本で初めての結婚式場としてオープンして以来、現在も残る「百段階段」など芸術家たちに描かせた壁画や天井画、彫刻などで館内の装飾を施し、豪華絢爛な東洋一の美術の殿堂として名をはせました。結婚式場・ホテル・レストランの複合施設、隣接するアルコタワーはオフィスビルとなっています。ホテルは2017年4月に「ホテル雅叙園東京」に施設名称を変更しました。

入口にある「お七の井戸」。『八百やの娘お七は、恋こがれた寺小姓の吉三に会いたさに自宅に放火し、鈴ヶ森で火刑にされた。吉三は僧侶となり、名を西運と改め明王院に入り、目黒不動と浅草観音の間、往復十里の道を念仏を唱えつつ隔夜一万日の行をなし遂げた。』明王院という寺院は、現在のホテル雅叙園東京のエントランス付近から庭園に架け明治13年頃まであったそうです。

雅叙園から目黒川までは平坦な道が続きます。

目黒川にかかる「太鼓橋」が見えてきました。現在の橋は平成3年に建て替えられたものですが、江戸時代の橋は太鼓の胴の形をしていたため「太鼓橋」と呼ばれました。

上流の池尻大橋から、下流の五反田まで、約7kmも続く目黒川の桜並木は、ソメイヨシノ約1270本、サトサクラ約40本、シダレザクラ約40本、合計約1350本もの桜が両岸から川面に伸び華やかに咲き乱れる様子は圧巻です。

特に目黒を含む下流部分は、遊歩道が整備されているので、のんびり散策しながら風情を感じることができます。この日のような満開時は下流エリアがお勧めですよ。

一方、もうすこし後、花びらが散り始める頃は、水面を流れる「花筏(はないかだ)」が絶景で、上流エリアがお勧め。中目黒や池尻大橋エリアの上流に行くほど川幅が狭くなっているので、密度の高い桜色のじゅうたんの絶景を眼下に見ることができます。

さて、こんな環境を満喫できるマンションは無いかな・・と見まわしてみると、今日紹介するマンションが見えてきました。

2016年築の「パークナード目黒」です。目黒川沿いに立地し、川沿いに間口の長い地形を活かした、8階建て全121戸の中層マンションです。

建物はコの字で、北向きの住戸と、南向きの住戸で構成されています。北側住戸はもちろん、目黒川の桜を目の前に享受できるのが大きな特徴。

一方、南側住戸は閑静な住宅街に向き合う静かな環境で、周辺は中低層の建物が多いため、日照にも恵まれています。

分譲会社はパナソニック系列のパナホーム。パナソニック製のリチウムイオン蓄電池や屋上にある太陽光発電システムにより、非常用のライフラインを支える電力を確保、また、通常時は売電によって、管理費が低減され経済的です。

エントランスホールにはインフォメーションのほか、共用部の電力使用状況を一覧できるデジタルサイネージを設置しています。

自然の風や陽光を建物内部へ導くために、2階から建物の頭頂部にかけて3か所の吹き抜け空間を作り、風の流れを建物内に呼び込むパッシブ設計を採用しています。

1階部分にはシャッターゲート付きの自走式駐車場を備え、セキュリティにも優れています。

 

いかがでしょうか。恵まれた立地による眺望のすばらしさはもちろん、省エネ・エコ対策にも力を入れた次世代マンションですね。

 

もっと詳しく知りたい方はマンションの詳細情報も是非ご覧ください!

もっと詳しく(マンションライブラリのマンション紹介ページへリンクします)

 

『パークナード目黒』

 

所在:東京都目黒区下目黒2

交通:JR山手線「目黒」徒歩6分

築年:2016年3月

総戸数:121戸/8階

分譲会社:パナホーム

施工会社:安藤・間

 

では、また来週、お会いしましょう!

 

 

石川勝
不動産鑑定士

東京カンテイにてマンションの評価・調査に携わる。中古マンションに特化した評価手法で複数の特許を取得する理論派の一方、「マンションマイスター」として、自ら街歩きとともにお勧めマンションを巡る企画を展開するなどユニークな取り組みも。著書「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 基礎編」「選ぶまえに知っておきたいマンションの常識 実践編」(エイ出版刊・「マンションマエストロ検定」公式テキスト)

 

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